JPH0735750Y2 - 回転せん断式ウエブ切断装置 - Google Patents

回転せん断式ウエブ切断装置

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JPH0735750Y2
JPH0735750Y2 JP2153790U JP2153790U JPH0735750Y2 JP H0735750 Y2 JPH0735750 Y2 JP H0735750Y2 JP 2153790 U JP2153790 U JP 2153790U JP 2153790 U JP2153790 U JP 2153790U JP H0735750 Y2 JPH0735750 Y2 JP H0735750Y2
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裕樹 一色
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株式会社石津製作所
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、フイッシャルティッシュペーパー、トイレッ
トペーパー、タオルペーパー等の一般に家庭用薄葉紙と
称されている紙ウエブのようなウエブ類を、2つのナイ
フのせん断作用によって切断するようにした回転せん断
式ウエブ切断装置に関し、さらに詳しくは、そのような
回転せん断式ウエブ切断装置におけるウエブせん断用ナ
イフの取付構造に関するものである。
(従来の技術) この種の回転せん断式ウエブ切断装置として、例えば特
開昭54−52379号公報、実開昭57−131294号公報で示さ
れるものがある。これら公知の回転せん断式ウエブ切断
装置は、第6図及び第7図に示すように、連続して繰り
出される2系統の連続ウエブW,Wから折り畳みウエブX
を連続して製造するためのウエブ折り機中に採用されて
いる。即ち、第6図及び第7図に示す回転せん断式ウエ
ブ切断装置は、左右一対の下刃ロール101,101のそれぞ
れ上部近接位置にそれぞれ上刃ロール105,105を配置さ
せている。下刃ロール101には、その外周部101aに等間
隔をもって合計3つのアンビルナイフ102,102,102が取
り付けられ、他方、上刃ロール105には1つのブレード
ナイフ106が取り付けられている。この下刃ロール101と
上刃ロール105とは、相互に速度差をもってそれぞれ回
転せしめられ、アンビルナイフ102とブレードナイフ106
とが接触したときに両ロール101,105間に供給されてい
る連続ウエブWをその幅方向に切断し得るようになって
いる。各アンビルナイフ102,102,102は、第7図に示す
ように、断面正方形の棒状に成形されたものが使用され
ており、各エッジ部4箇所がそれぞれ刃先として利用さ
れる。この各アンビルナイフ102,102,102は、それぞれ
左右2つの分割ホルダー131,131で挟持固定した状態
で、その各アンビルナイフつきホルダー103,103,103を
それぞれ下刃ロール101の外周部101aに設けたナイフ取
り付け用の凹溝111,111,111内に収納し且つボルト132で
下刃ロール101に締め付け固定して装着されている。
ところで、ウエブWを両ナイフ102,106でせん断するに
は、該両ナイフ102,106が相互に対応したときの接触度
合が重要となる。例えば両ナイフ102,106の接触度合が
大きくなると刃先同士が過度に衝突して該刃先の摩耗が
早くなり、逆に接触度合が小さいとミスカットが生じ
る。また、第7図に示す従来の回転せん断式ウエブ切断
装置においては、アンビルナイフ102,102,102は1つの
下刃ロール101に対して3本使用されていて、各アンビ
ルナイフ102,102,102の刃先の出幅Tを相互に同一に設
定する必要がある。これらのアンビルナイフの刃先出幅
Tの調整は、アンビルナイフ102の太さ、ナイフホルダ
ー131,131の厚さ、ナイフ取り付け用凹溝111の深さなど
を高精度に加工することによって行われている。尚、第
6図及び第7図に示す従来例では、アンビルナイフ組み
付け後には該アンビルナイフ102の刃先の出幅調整を行
うことができず、各アンビルナイフの組み付け後に、刃
先出幅にバラ突きがある場合には、一度分解して各部材
を再加工するなどした後に再度組み付け直す必要があ
る。
(考案が解決しようとする課題) ところが、上記した従来のアンビルナイフ取付構造によ
れば、アンビルナイフ組み付け後は、該アンビルナイフ
102の刃先出幅Tの調整ができないので、アンビルナイ
フ102、ナイフホルダー131,131、凹溝111などを予め高
精度に加工する必要があり、それらの部材の加工が面倒
となるとともに、各アンビルナイフ102,102,102の組み
付け後にそれらの刃先の出幅Tにバラ突きが生じた場合
には、分解して再加工、再組み付け等の作業が必要とな
るという問題があった。
本考案は、上記した従来の回転せん断式ウエブ切断装置
の問題点に鑑み、アンビルナイフ及びその取り付け部分
の加工精度を緩和でき且つアンビルナイフの組み付け後
にそのままで刃先の出幅を調整し得るようにした回転せ
ん断式ウエブ切断装置を提案することを目的としてい
る。
(課題を解決するための手段) 本考案は、相互に近接配置された2つのナイフ取付基台
のうちの一方のナイフ取付基台にアンビルナイフを、他
方のナイフ取付基台にブレードナイフをそれぞれ取り付
け、且つ両ナイフ取付基台のうちの少なくとも一方のナ
イフ取付基台を、前記アンビルナイフと前記ブレードナ
イフとが相互に速度差をもつ如くして回転走行せしめ
て、該両ナイフ間に供給されるウエブを両ナイフでせん
断するようにした回転せん断式ウエブ切断装置におい
て、前記アンビルナイフは、ナイフ取付基台に設けたナ
イフ収納用の凹溝内においてナイフ押え部材による側方
からの押圧力のみにより保持させているとともに、前記
アンビルナイフと前記凹溝の底面との間に、アンビルナ
イフを前記ナイフ押え部材によるナイフ保持力に抗して
押し上げることができるジャッキ手段を設置し、さらに
前記アンビルナイフに前記ジャッキ手段操作用の工具を
挿入するための工具挿入穴を設けて、該工具挿入穴から
工具を挿入して前記ジャッキ手段を操作し得る如く構成
したことを特徴としている。
(作用) 本考案の回転せん断式ウエブ切断装置によれば、アンビ
ルナイフは、ナイフ収納用の凹溝内においてナイフ押え
部材により内外方向(ナイフ取付基台の表面から出没す
る方向)に移動可能なる状態で押圧保持されており、他
方、アンビルナイフと凹溝の底面との間にはジャッキ手
段が設けられており、さらにアンビルナイフに形成した
工具挿入穴から工具を挿入してジャッキ手段を操作し得
るようになっているので、アンビルナイフをナイフ取付
基台に組付けた状態で外部から工具でジャッキ手段を操
作でき、それによってアンビルナイフを組付けたままで
その刃先の出幅が調整できるようになる。
(考案の効果) したがって、本考案の回転せん断式ウエブ切断装置によ
れば、アンビルナイフをナイフ取付基台に組み付けた状
態でナイフ刃先の出幅調整が行えるので、アンビルナイ
フ又はその取り付け部などの寸法精度が緩和され、それ
らの部材の製作が容易となると共に、アンビルナイフの
刃先の出幅調整が簡単に行えるという効果がある。
(実施例) 以下、第1図ないし第5図を参照して本考案の実施例に
かかる回転せん断式ウエブ切断装置を説明する。
第1図は、本考案の実施例の回転せん断式ウエブ切断装
置を備えたウエブ折り機を側面から見た場合のロール類
の配置状態を示している。この第1図のウエブ折り機
は、箱入りタイプの折り畳みティッシュペーパーあるい
は折り畳みタオルペーパーなどを製造するためのもので
あり、それぞれ原紙ロール(図示省略)から繰り出され
た2系統のウエブW,Wを、ピンチロールユニット7,7でウ
エブ張力を一定に保持させた状態で折り畳み装置を兼用
するウエブ切断装置Z,Zまで導き、該各エウブ切断装置
で各側の連続ウエブW,Wを順次所定寸法づつ切断した
後、その切断した各側のウエブを交差にジグザグ状に折
り畳んで折り畳みウエブXを製造し得るようになってい
る。
ウエブ切断装置Zは、左右一対備えられている。この各
ウエブ切断装置Zは、下刃ロール1の外周部に周方向に
等間隔をもって合計3つのアンビルナイフ2,2,2を取り
付けてなる下刃ロールユニット10と、上刃ロール5の外
周に1つのブレードナイフ6を取り付けてなる上刃ロー
ルユニット50とで構成されている。尚、下刃ロール1及
び上刃ロール5は、実用新案登録請求の範囲中の各ナイ
フ取付基台となるものである。
上刃ロールユニット50は、第7図に示す従来例のものと
同構造のものが採用されている。
下刃ロールユニット10の下刃ロール1は、その直径が22
0mm程度で長さが原紙ロールのウエブ幅よりやや長い程
度(例えば1300〜1400mm)とされている。この下刃ロー
ル1には、その外周部1aに周方向に等間隔をもって合計
3つの凹溝11,11,11が形成されている。この凹溝11は、
アンビルナイフ取付用となるもので、アンビルナイフ2
を収納するL形溝状のナイフ収納部12とそれに隣接して
ナイフ押え部材3を収納する凹形溝状の押え部材収納部
13とを有している。
アンビルナイフ2は、断面正方形の棒状に成形されてお
り、合計4つのエッジ線をそれぞれ刃先2aとして利用で
きるようになっている。また、この実施例では、該アン
ビルナイフ2は、その長さ方向を複数本(例えば5〜6
本)に分割しており、その各分割アンビルナイフ2A,2A
・・を一列に連続並置して1本のアンビルナイフ2とし
ている。また、このアンビルナイフ2(各分割アンビル
ナイフ2A)には、長さ方向に適宜間隔(例えば20mm間
隔)をもって各面からそれぞれ対抗する面に貫通するよ
うにして十字状の穴21,21・・を形成している。この各
穴21,21・・は、後述するように空気吸引穴となるとと
もに、後述するジャッキ手段操作用の工具挿入穴21とし
て利用し得るようになっている。
前記ナイフ収納部12は、第3図に示すようにその側面12
aが下刃ロール1の半径方向指向線L1に対して若干角度
α(α=約15°)だけ外側に開く方向(側面延長指向線
L2)に傾斜するようにし、且つ底面12bの幅M1がアンビ
ルナイフ2の幅M2よりごく僅かに小さくなるように設計
されている。また、該ナイフ収納部12の底面12bには、
後述するジャッキ手段4を収納するための凹溝状のジャ
ッキ収納部14が形成されている。
前記押え部材収納部13の底部には、ナイフ押え部材3を
締付固定するためのボルト螺合用のネジ穴15がロール長
さ方向に適宜間隔をもって多数形成されている。この各
ネジ穴15,15・・は、前記ナイフ収納部側面12a部分にお
ける下刃ロール1と半径方向指向線L1と平行方向に向け
て形成されている。
ナイフ押え部材3は、断面略四角形の棒状に成形されて
いる。また、この実施例では、該ナイフ押え部材3は、
その長さ方向を2分割して合計2本の分割ナイフ押え部
材3A,3Aで構成している。この各分割ナイフ押え部材3A,
3Aには、前記押え部材収納部13の各ネジ穴15,15・・に
対応した位置にそれぞれボルト挿通穴31,31・・が形成
されている。そして、このナイフ押え部材3(分割ナイ
フ押え部材3A)を押え部材収納部13内に嵌め入れた状態
で、ボルト挿通穴31を通して押え部材収納部底部のネジ
穴15にボルト16をネジ込んだときに、該ナイフ押え部材
3がネジ穴形成方向に押え込まれるようになっている。
各分割ナイフ押え部材3A,3Aにおけるアンビルナイフ2
に対抗する側面は、ボルト挿通穴31の形成方向に対して
外向拡開方向に傾斜した傾斜面32となっている。この傾
斜面32は、ナイフ押え部材3を押え部材収納部13内に取
り付けた際に、ナイフ収納部12の側面12aと平行になる
ような傾斜角となっている。
ナイフ収納部12の底部に設けたジャッキ収納部14には、
ジャッキ手段4が設置されている。このジャッキ手段4
は、この実施例では、複数本に分割された四角形の棒状
体41,41・・と、該各棒状体41を押し上げる作用をする
複数個のネジ部材44,44・・とで構成されている。各棒
状体41,41・・は、アンビルナイフ2の一単位の長さ
(分割アンビルナイフ2A1本の長さ)と同長さに形成さ
れている。また、この各棒状体41,41・・には、アンビ
ルナイフ2に形成した各空気吸引穴(工具挿通穴)21,2
1・・と等間隔をもってそれぞれネジ穴42,42・・が形成
されている。各ネジ部材44には、回動操作用の工具(六
角レンチ)Kを嵌合させるための嵌合穴45が形成されて
いる。
このジャッキ手段4は、ジャッキ収納部14内に収納した
状態において、棒状体41に対してネジ部材44,44・・を
螺入方向に回転させると、該ネジ部材44がジャッキ収納
部14の底面に当接した後に該棒状体41を外方に押し上げ
るようになる。尚、この実施例では、棒状体41の各ネジ
穴42,42・・にそれぞれネジ部材44を螺合させている
が、このネジ部材44は適宜間隔をおいて適数個(例えば
3〜7個)だけ使用することができる。
各アンビルナイフ2,2,2は、下刃ロール1に対して次の
ようにして組み付けられる。まず、ジャッキ手段4の棒
状体41,41・・にそれぞれネジ部材44,44・・を螺合させ
た状態で、該各棒状体41,41・・をジャッキ収納部14内
に一列に並べて収納し、次にナイフ収納部12内に各分割
アンビルナイフ2A,2A・・を一列に連続させた状態で収
納する。このとき、各分割アンビルナイフ2A,2A・・に
おける工具挿入穴21,21・・をジャッキ手段4−のネジ
部材44,44・・と同位置に対応させる。続いて、押え部
材収納部13内に各分割ナイフ押え部材3A,3Aを収納し
て、該各分割ナイフ押え部材3A,3Aをそれぞれボルト16,
16・・で下刃ロール1に締付固定する。このとき、各分
割ナイフ押え部材3A,3Aの傾斜面32が各分割アンビルナ
イフ2A,2A・・の側面を押圧して、該分割アンビルナイ
フ2Aが、ナイフ収納部12の側面12aとナイフ押え部材3
の傾斜面32との間で挟着固定される。この状態では、各
分割アンビルナイフ2A,2A・・の上面は、下刃ロール1
外面に接線方向とは若干角度(角度15°程度)だけ傾斜
した姿勢となり、アンビルナイフ2の1つのエッジ線
(刃先)2aが最外端に位置するようになる。
また、このアンビルナイフ取り付け状態では、各分割ア
ンビルナイフ2Aは、ナイフ押え部材3により側面から押
圧されているが、ジャッキ手段4を操作することによ
り、ナイフ押え部材3の押圧力に抗して外方に押し上げ
ることができるようになっている。そして、各分割アン
ビルナイフ2A,2A・・の刃先2aの出幅を調整するには、
工具Kを分割アンビルナイフ2Aに設けた工具挿入穴21か
ら差し込んで、ジャッキ手段4のネジ部材44を螺入方向
に回動させることにより、該分割アンビルナイフ2Aを個
別に外方に押し上げて、刃先の出幅調整を行うことがで
きる。尚、ナイフ押え部材3によるアンビルナイフ締付
力が強すぎて、工具Kの回動操作ができない場合には、
ナイフ押え部材締付用のボルト16,16・・を少し弛めれ
ば該工具Kの回動操作が可能となり、ボルト16を少し弛
めてアンビルナイフ刃先の出幅を調整した後に、該ボル
ト16,16・・を再度締付け直せばよい。
このように、図示のアンビルナイフ取付構造によれば、
アンビルナイフ2を下刃ロール1に組付けた後でも、ジ
ャッキ手段4を外部から操作することができ、該ジャッ
キ手段4を操作することによってアンビルナイフ2の刃
先2aの出幅調整を行うことができる。したがって、下刃
ロール1側のアンビルナイフ取付用凹溝11、アンビルナ
イフ2、ナイフ押え部材3等に少しぐらいの製作寸法誤
差があっても、アンビルナイフ2の刃先2aの出幅を正し
く設定でき、しかもその調整作業が簡単に行える。特
に、1本の下刃ロール1に複数個のアンビルナイフ2,2,
2を取り付けた場合には、各アンビルナイフ2,2,2の刃先
2aの出幅を相互に揃える必要があるが、その場合にも、
各アンビルナイフ2の刃先出幅を個別に調整できるの
で、その各刃先揃え作業が容易となる。
下刃ロール1内には、アンビルナイフ2とブレードナイ
フ6とによって切断されたウエブ片を該下刃ロール1の
外周面に吸着させた状態で折り部まで移動させるための
空気吸引通路60が形成されている。この空気吸引通路60
は、下刃ロール1の外周面より中心方向に適宜深さだけ
入った位置にロール長さ方向に向けて複数個(図示例で
は12個)の穴61,61・・を設けると共に、該各穴61,61・
・とロール外周面1aとをそれぞれ多数の吸気穴62,62・
・で連通させて形成している。この吸気穴62,62・・
は、ナイフ押え部材3部分及びアンビルナイフ2内にも
形成されている。すなわち、ナイフ押え部材3の傾斜面
32部分には、下刃ロール1内の穴61と連通する多数の凹
溝63,63・・を形成しており、また、該各凹溝63,63・・
には、アンビルナイフ2中に形成した十字状の穴21,21
・・の側面部開口を連通させている。この空気吸引通路
60には、空気吸引装置(図示省略)が接続されていて、
該空気吸引装置を作動させることにより、下刃ロール1
の外周面に開口する多数の吸気穴62,62・・(凹溝63、
穴21)から空気を吸引し得るようになっている。そし
て、両ナイフによって切断されたウエブ片は、各吸気穴
62(凹溝62、穴21)から外部の空気が吸引されることに
より下刃ロール1の外周面に吸着された状態で折り部ま
で供給されるようになる。
第1図ないし第5図に示す回転せん断式ウエブ切断装置
では、下刃ロール1と上刃ロール5とは、それぞれ1:3
の回転比で反対方向に回転せしめられており、各側の連
続ウエブW,Wは、それぞれ下刃ロール1側に巻き取られ
て該下刃ロール1の周速度と同一速度で走行せしめられ
ている。この連続ウエブWは、下刃ロール1側の1つの
アンビルナイフ2と上刃ロール側のブレードナイフ6と
が速度差をもって接触走行することによってアンビルナ
イフ2のエッジ線2aに沿って切断される。そして、切断
された各側のウエブ片は、各下刃ロール1,1の外周面に
吸着したまま折り部まで移動して、順次ジグザグ状に折
り畳まれ、折り畳み製品Xとなってテーブル上に押し出
されるようになる。
尚、この実施例では、アンビルナイフ2を取り付けた下
刃ロール1とブレードナイフ6を取り付けた上刃ロール
とを、速度差をもってともに回転させながら両ナイフに
よるせん断作用を行わせるようにしているが、他の実施
例では、両ナイフ2,6のうちの一方のナイフ(2又は
6)を固定した状態でせん断作用を行わせるようにする
ことも可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例にかかる回転せん断式ウエブ切
断装置を採用したウエブ折り機の主要部分を示す側面
図、第2図は第1図の回転せん断式ウエブ切断装置にお
ける下刃ロールユニットの平面図、第3図は第2図のII
I−III断面図、第4図は第2図のIV−IV断面図、第5図
は第2図の一部分解斜視図、第6図は従来のウエブ折り
機の主要部分を示す側面図、第7図は第6図の主要部断
面図である。 1……下刃ロール 2……アンビルナイフ 3……ナイフ押え部材 4……ジャッキ手段 5……ナイフ取付基台(上刃ロール) 6……ブレードナイフ 11……凹溝 12……ナイフ収納部 13……押え部材収納部 14……ジャッキ収納部 21……工具挿入穴 K……工具 W……ウエブ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】相互に近接配置された2つのナイフ取付基
    台(1,5)のうちの一方のナイフ取付基台(1)にアン
    ビルナイフ(2)を、他方のナイフ取付基台(5)にブ
    レードナイフ(6)をそれぞれ取り付け、且つ両ナイフ
    取付基台(1,5)のうちの少なくとも一方のナイフ取付
    基台を、前記アンビルナイフ(2)と前記ブレードナイ
    フ(6)とが相互に速度差をもつ如くして回転走行せし
    めて、該両ナイフ(2,6)間に供給されるウエブ(W)
    を両ナイフ(2,6)でせん断するようにした回転せん断
    式ウエブ切断装置であって、前記アンビルナイフ(2)
    は、ナイフ取付基台(1)に設けたナイフ収納用の凹溝
    (11)内においてナイフ押え部材(3)による側方から
    の押圧力のみにより保持させているとともに、前記アン
    ビルナイフ(2)と前記凹溝(11)の底面との間に、ア
    ンビルナイフ(2)を前記ナイフ押え部材(3)による
    ナイフ保持力に抗して押し上げることができるジャッキ
    手段(4)を設置し、さらに前記アンビルナイフ(2)
    に前記ジャッキ手段(4)操作用の工具(K)を挿入す
    るための工具挿入穴(21)を設けて、該工具挿入穴(2
    1)から工具(K)を挿入して前記ジャッキ手段(4)
    を操作し得る如く構成したことを特徴とする回転せん断
    式ウエブ切断装置。
JP2153790U 1990-03-02 1990-03-02 回転せん断式ウエブ切断装置 Expired - Lifetime JPH0735750Y2 (ja)

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