JPH0121700Y2 - - Google Patents

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JPH0121700Y2
JPH0121700Y2 JP1985082496U JP8249685U JPH0121700Y2 JP H0121700 Y2 JPH0121700 Y2 JP H0121700Y2 JP 1985082496 U JP1985082496 U JP 1985082496U JP 8249685 U JP8249685 U JP 8249685U JP H0121700 Y2 JPH0121700 Y2 JP H0121700Y2
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JP
Japan
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burr
deburring
cutter
dividing groove
deburring cutter
Prior art date
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JP1985082496U
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Description

【考案の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本考案は、鋼板を圧延した後、側面をフライス
切削する場合、該側面の縁に発生するばりを分断
して除去するためのばり取り用カツタに関するも
のである。
<従来の技術> 従来、鋼板材の圧延後、側面に施されるフライ
ス加工後に板材の縁に発生するばりを除去する場
合、第8図および第9図に示す如き手段にて行つ
ている。すなわち、位置調整棒8が調整ナツト
9、ロツクナツト10で取付けられたブラケツト
2、その先端部が支点となつて軸5を支持するブ
ラケツト3等よりなる角度調整機構1があり、ば
り取り用カツタ4は、軸5に取り付けられ、前記
位置調整棒8の先端部およびブラケツト3の先端
部を支点として斜傾し、角度調整ができるように
なつている。
ばりの除去は、通板している被削材6のエツジ
に、ばり取り用カツタ4を所定の角度に押し当て
ると、該ばり取り用カツタ4は連動し、被削材6
の通板速度と、ばり取り用カツタ4のばり取り面
が同様に回転し、第9図に示すばり7が切除され
る。矢印は通板方向を示している。
<考案が解決しようとする問題点> 除去されたばりはコンベヤ等で搬出されるが、
その状態によつては、その処理上非常に始末が悪
く、下記のように機械操作性上において問題があ
る。
すなわち、長尺の連続した長いばりが機械にか
らみついて排除できない。また、ばりがカールし
て装置を覆い、充分にばり取りの機能が発揮でき
ない。また、被削材6と連動するばり取り用カツ
タ4にからんで軸5を締めつけるなどして、ひい
ては機械が回転不能となり、また、被削材6の表
面に傷発生等がおこり、成形品に悪影響を与え
る。また、圧延システムにおいてばりが充分に除
去されずに通板すると、通板途中にピンチロール
がある場合、ばり取り用カツタの下流に位置する
ピンチロール(図示せず)の表面に傷をつけた
り、また、ピンチロールでばりを押えて成形品に
傷をつけ、後工程の作業に障害を与える等であ
る。
なお、ばり7を除去するため被削材6の両サイ
ド上・下面、およびエツジを研削具により除去す
るエツジ加工装置の公知例があるが、機構的に大
きく、また、コスト高となるという問題がある。
本考案は上記従来技術に存する問題点に鑑みて
なされたもので、安価な手段でばりを正確に除去
できるばり取り用カツタを提供することを目的と
するものである。
<問題点を解決するための手段> 上記問題点を解決するため、本考案のばり取り
用カツタの構成は、円盤状をなすと共に走行する
板材の縁に対して所定角度傾斜した状態て押し当
てられるばり取り面を盤面に有し、前記板材の走
行による連れ回りによつて前記ばり取り面の外周
縁で前記板材のばりを取り除くようにしたばり取
り用カツタにおいて、前記ばり取り面にばり分断
溝を設け、該ばり分断溝は、前記ばり取り面の半
径方向途中部から外縁部まで延びる第一切込線
と、該第一切込線と前記半径方向途中部で連続し
該第一切込線に対しばり取り用カツタの回転方向
前側に傾斜して前記外縁部まで延びる第二切込線
とからなることを特徴としている。
<作用> 上記構成とすることにより、ばりの付いたエツ
ジに、ばり取り用カツタのばり取り面を所定の角
度に押し当てると、被削材の送りによりばり取り
用カツタは連動し、前記ばり取り面によつてばり
は切削されると共に、ばり分断溝により、当該ば
りは分断される。
<実施例> 以下、本考案の一実施例を、ばり取り用カツタ
の断面図である第1図およびばり取り用カツタの
斜視図である第2図および溝形状の斜視図である
第3図およびばり除去状態を表す第4図および溝
形状の悪い場合のばり形状を表す第5図、第6図
およびばり分断の理論図である第7図に基づいて
説明する。
第1図〜第7図おいて、ばり取り用カツタ11
には取付け穴13があり、従来の第8図に示す如
き角度調整機構1の軸5に取付け可能となつてお
り、外周近傍のばり取り面17となる表・裏面に
は、それぞれ複数のばり分断溝14(本実施例で
は8個)が切り欠かれている。点線図示14は、
使用面のばり分断溝14が摩耗した場合、取り付
け面を変え、反転使用を可能とするものである
が、該ばり分断溝14は片側だけに設けてもよい
ものである。
このばり取り用カツタ11を上記角度調整機構
1に取付け、ばり取り面17を被削材6のエツジ
に角度調整して押し当てると、被削材6の通板の
速度により、ばり取り用カツタ11は連動され、
ばり取り面17が同速で回転し、第3図に示すよ
うに傾斜部18よりばり取り面17にかけて、切
削部16を有したばり分断溝14を設けることに
より除去後のばり7を短く分断し、処理し易くし
ている。
本実施例におけるばり分断溝14の形状は、特
徴としてばり取り用カツタ11の半径方向途中部
としてのR部25と、ばり取り用カツタ11の凹
部19の外輪との間のばり取り面17に、同芯の
所定幅を有したA面があり、上記のA面15は、
ばり取り面17と同一の平面部においてばり分断
溝14として切り欠きされずに残されている。そ
して、このばり分断溝14の形状は第7図に示す
ように、R部25からばり取り面17の外周縁2
8まで延びる第一切込線としての切削部16と、
切削部16に対しばり取り用カツタ11の回転方
向前側に傾斜して外周縁28まで延びる第二切込
線30とを備えている。また、分断溝14の第二
切込線30の回転方向に対しての角度αは0〜90
度の範囲で決定され、切削部16と第二切込線3
0とのなす角βは90度以内に決定され、分断溝1
4はR部25で閉じられた状態になつている。
ばり7分断の原理は、第4図に示すばり除去状
態図のように、急激な外周形状の変化を与えるこ
とによるものである。この形状が悪いと第5図に
示すように、ばり分断溝14部の形状にそつてB
部21のように分断されず長いばり7となり、ま
た、A面15寸法がなく、ばり取り面17の深さ
より深いばり分断溝14にすると第6図に示すよ
うに被削材6に突起したC部22をつくる。
なお、本考案は上記実施例にのみ限定されるも
のでなく、本考案の要旨を逸脱しない範囲内にお
いて種々変更を加え得るものである。
次に作用を説明する。
フライス切削された被削材6はピンチロール等
により下流方向にばり7を切削面に付け送り出さ
れてくる。そのばり7の付いたエツジ、ばり取り
用カツタ11のばり取り面17を所定の角度に押
し当てると、該ばり取り面17は被削材6の送り
に連動し、ばり取り面17の外周縁28によつて
切削されたばり7を、ばり分断溝14の外周から
滑らかにB面26にばり7を沿わせ、その直後に
C点27が到達することにより、ばり7の発生形
態に急激な方向変化を与え、該ばり7を分断す
る。
ばり取りカツタ11においては、ばり分断溝1
4が複数、たとえば対称位置に2個ある場合は、
ばり分断長さは1/2L(Lはカツタ11の周長)に
なる。また、上記したように平坦なA面15がば
り分断溝14により切断されていないので、母材
に切削部16がおよばず母材表面に傷の発生もな
くばり7の除去ができる。なお、ばり分断溝14
は1個だけしか設けてなくてもよいものである。
<考案の効果> 以上述べた如く本考案によれば、次の如き効果
が得られる。
長尺の連続した長いばりにならず機械への絡
み付きがない。
ばりがカールして装置を覆い、やがては材料
迄達して表面傷を発生させることがなくなる。
ばりが連動するカツタに絡んで首を締めるこ
ともなく機械の回転不能もない。
短く分断されたばりになつて除去されるの
で、下方に設置されているスクラツプコンベヤ
へうまく落下し、バケツトに落し込まれるので
処理が簡単になり、操作性がよい。
機構が簡単であり、低コストで設置すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案によるばり取り用カツタの一実
施例の断面図、第2図はその斜視図、第3図はば
り分断溝形状を示す斜視図、第4図はばり除去状
態を示す図、第5図および第6図はばり分断溝形
状の悪い場合のばり形状図、第7図はばり取り分
断の原理図、第8図はばり取り用カツタの使用状
態を示す側面図、第9図は第8図の要部の平面図
である。 また、図中の符号で11はばり取り用カツタ、
14はばり分断溝、15はA面、17はばり取り
面、25はR部、26はB面、27はC点、28
は外周縁である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 円盤状をなすと共に走行する板材の縁に対して
    所定角度傾斜した状態て押し当てられるばり取り
    面を盤面に有し、前記板材の走行による連れ回り
    によつて前記ばり取り面の外周縁で前記板材のば
    りを取り除くようにしたばり取り用カツタにおい
    て、前記ばり取り面にばり分断溝を設け、該ばり
    分断溝は、前記ばり取り面の半径方向途中部から
    外縁部まで延びる第一切込線と、該第一切込線と
    前記半径方向途中部で連続し該第一切込線に対し
    ばり取り用カツタの回転方向前側に傾斜して前記
    外縁部まで延びる第二切込線とからなることを特
    徴とするばり取り用カツタ。
JP1985082496U 1985-06-03 1985-06-03 Expired JPH0121700Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985082496U JPH0121700Y2 (ja) 1985-06-03 1985-06-03

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985082496U JPH0121700Y2 (ja) 1985-06-03 1985-06-03

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS61199313U JPS61199313U (ja) 1986-12-13
JPH0121700Y2 true JPH0121700Y2 (ja) 1989-06-28

Family

ID=30630263

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1985082496U Expired JPH0121700Y2 (ja) 1985-06-03 1985-06-03

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CN107570803A (zh) * 2017-09-04 2018-01-12 厦门众翰精密工业有限公司 同步法向刮削加工工艺

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