JP2541193Y2 - バリ取り装置 - Google Patents

バリ取り装置

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JP2541193Y2
JP2541193Y2 JP1991079837U JP7983791U JP2541193Y2 JP 2541193 Y2 JP2541193 Y2 JP 2541193Y2 JP 1991079837 U JP1991079837 U JP 1991079837U JP 7983791 U JP7983791 U JP 7983791U JP 2541193 Y2 JP2541193 Y2 JP 2541193Y2
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JP
Japan
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arm
blade
workpiece
guide
rotation axis
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP1991079837U
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English (en)
Other versions
JPH0524222U (ja
Inventor
正彦 大倉
宏 猪口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yaskawa Electric Corp
Original Assignee
Yaskawa Electric Corp
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Publication date
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Publication of JPH0524222U publication Critical patent/JPH0524222U/ja
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、例えば産業用ロボット
の手首部先端に装着し、樹脂成形品等の被加工物に付着
している比較的柔らかなバリを取るバリ取り装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、産業用ロボットの手首先端に回転
し得る円筒状の刃物を装着し、刃物の回転軸に平行に伸
びるアームを設け、アームの先端に被加工物のエッジを
案内するガイドを刃物の回転軸に対して直交する軸の回
りに回転するように設け、被加工物が変形していても被
加工物の形状に倣って一定圧力で刃物を被加工物に押し
当ててバリ取りするものが開示されている(例えば、特
開昭62−259709号、実開昭64−16209号
公報)。また、アームを刃物の回転軸と同軸に回転する
ように支持したものが開示されている(例えば、実開昭
51−56687号公報)。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】ところが、上記前者の
構成では、刃物の進行方向に平行な直線状の被加工物の
場合には、被加工物の形状に倣ってガイドあるいはアー
ムが傾動して刃物と被加工物との間の距離が一定にする
ことができるが、被加工物が刃物の進行方向に対して傾
いていると、ガイドが被加工物に倣うことができず、ガ
イドと被加工物との間にギャップが生じ、バリの削り残
しが生じるという欠点があった。また、後者の構成で
は、刃物が被加工物の角部に近づいて、一方のガイドロ
ーラが被加工物から外れる場合、カバーが回転軸と同軸
で回転するため、ガイドローラが角部を回ってしまい、
刃物が被加工物の角部につき当たり、刃物と被加工物と
が一定の距離を維持することができず、角部を削り込ん
だり、刃物を破損するという問題があった。本考案は、
被加工物が刃物の進行方向に対して平行でないエッジを
持っていても削り残しのない、安定した仕上がりの加工
ができるバリ取り装置を提供することを目的とするもの
である。
【0004】
【課題を解決するための手段】本考案は、産業用ロボッ
トの手首部の先端に回転し得る刃物の回転工具を装着
し、かつ前記刃物の回転軸に平行に伸びるアームを設
け、前記アームの先端に被加工物の表面を案内するガイ
ドを設けたバリ取り装置において、前記アームの一方端
に設けたアーム軸を前記刃物の回転軸と同軸で回転し得
るように前記手首部に支持し、前記アームの他方端に前
記刃物の両側近傍で前記刃物の回転軸と平行なローラ軸
の回りに回転するガイドローラを支持したものであり、
とくに、前記アーム軸にブレーキを作動させる電磁ブレ
ーキを設けたものである。
【0005】
【作用】アーム軸を刃物の回転軸と同軸で回転し得るよ
うにして、アームの端部に設けたガイドローラを刃物の
回転軸の回りに回転するようにしてあるので、被加工物
のエッジまたは側面が刃物の進行方向に対して傾いてい
る場合、ガイドローラは押圧力により刃物の回転軸と同
軸の回転軸の回りに回転して、常に被加工物の表面に倣
って移動し、刃物は被加工物と一定の距離を維持して一
定の押圧力で被加工物を加工することができる。また、
アーム軸に電磁ブレーキを設けてあるので、刃物が被加
工物の角部に近づいて、一方のガイドローラが被加工物
から外れるような場合は、電磁ブレーキによりアーム軸
を固定し、ガイドローラがアーム軸の回りに回転しない
ようにして、他方のガイドローラにより刃物と被加工物
との間の間隔を維持することができる。
【0006】
【実施例】本考案を図に示す実施例について説明する。
図1は本考案の実施例を示す側断面図で、ロッボットア
ーム1の先端に取りつけた手首部11にエアシリンダ1
2を介してL字形のブラケット2を固定し、軸受21を
介してアーム軸3を支持し、ブラケット2に設けた電磁
ブレーキ4によりアーム軸3にブレーキをかけるように
してある。アーム軸3にはアーム軸3の軸方向に平行に
伸びるアーム5の一方端を固定してある。アーム5の中
央部には刃物6を回転させる回転工具7をアーム軸3と
同軸になるように固定してある。アーム5の他方端に
は、回転工具7の回転軸71に対して直交する支持軸8
を軸受51を介して支持し、支持軸8には図2に示すよ
うにガイドホルダ91を固定し、刃物6の両側近傍に回
転軸71と平行なローラ軸92の回りに回転し、外周に
誘い溝93を有するガイドローラ9を支持している。被
加工物WのエッジEに付着したバリを取る場合、図2
(a)に示すように、ロボットアーム1を移動し、エア
シリンダ12によりブラケット2、アーム5を介して、
二つのガイドローラ9を被加工物Wに所定の押圧で押し
当てる。そして、二つのガイドローラ9の回転方向を被
加工物WのエッジEの伸びる方向に合わせ、電磁ブレー
キ4によりアーム軸3を固定して、エッジEに沿って刃
物6を移動させる。ところで、図2(b)に示すよう
に、被加工物WのエッジEが矢印Aで示す刃物6の進行
方向に対して傾いている場合は、電磁ブレーキ4を開放
し、アーム軸3を自由に回転できる状態にすると、二つ
のガイドローラ9がエッジEの傾きに倣うように、押圧
力によりガイドホルダ91、支持軸8、およびアーム5
を介してアーム軸3を回転させる。したがって、被加工
物WのエッジEが刃物6の進行方向に対して傾いている
場合でも、二つのガイドローラ9は刃物6の回転軸71
と同軸のアーム軸3の回りに回転して、常にエッジに倣
って移動するので、刃物6は被加工物Wと一定の距離を
維持して一定の押圧力で被加工物を加工することができ
る。なお、図2(c)に示すように、刃物6が被加工物
Wの角部Kに近づいて、一方のガイドローラ9が被加工
物Wから外れるような場合は、一方のガイドローラ9が
被加工物Wから外れて刃物6が被加工物Wの角部Kを削
らないように、一方のガイドローラ9が被加工物Wの角
部Kに近づいた時、電磁ブレーキ4によりアーム軸3を
固定し、ガイドローラ9がアーム軸3の回りに回転しな
いようにして、他方のガイドローラにより刃物6と被加
工物Wとの間の間隔を維持する。また、ガイドローラは
被加工物のエッジを案内するものに限るものではなく、
被加工物の側面など、バリが出ている表面をガイドする
ものであれば良い。
【0007】
【考案の効果】以上述べたように、本考案によれば、ガ
イドローラを刃物の回転軸の回りに回転するようにして
あるので、刃物は常に被加工物の表面に倣って移動し、
被加工物と一定の距離を維持して一定の押圧力で被加工
物を加工して、削り残しのない、安定した仕上がりの加
工ができるバリ取り装置を提供できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例を示す側断面図である。
【図2】本考案の動作中の要部平断面図である。
【符号の説明】
1 ロボットアーム 11 手首部 2 ブラケット 21、51 軸受 3 アーム軸 4 電磁ブレーキ 5 アーム 6 刃物 7 回転工具 8 支持軸 9 ガイドローラ 91 ガイドホルダ 92 ローラ軸 93 誘い溝

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 産業用ロボットの手首部の先端に回転し
    得る刃物の回転工具を装着し、かつ前記刃物の回転軸に
    平行に伸びるアームを設け、前記アームの先端に被加工
    物の表面を案内するガイドを設けたバリ取り装置におい
    て、前記アームの一方端に設けたアーム軸を前記刃物の
    回転軸と同軸で回転し得るように前記手首部に支持し、
    前記アームの他方端に前記刃物の両側近傍で前記刃物の
    回転軸と平行なローラ軸の回りに回転するガイドローラ
    を支持し、前記アーム軸にブレーキを作動させる電磁ブ
    レーキを設けたことを特徴とするバリ取り装置。
  2. 【請求項2】 前記アーム軸にブレーキを作動させる電
    磁ブレーキを前記手首部に設けた請求項1記載のバリ取
    り装置。
JP1991079837U 1991-09-05 1991-09-05 バリ取り装置 Expired - Lifetime JP2541193Y2 (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1991079837U JP2541193Y2 (ja) 1991-09-05 1991-09-05 バリ取り装置

Applications Claiming Priority (1)

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JP1991079837U JP2541193Y2 (ja) 1991-09-05 1991-09-05 バリ取り装置

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Publication Number Publication Date
JPH0524222U JPH0524222U (ja) 1993-03-30
JP2541193Y2 true JP2541193Y2 (ja) 1997-07-09

Family

ID=13701328

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101022461B1 (ko) * 2003-10-27 2011-03-15 한국항공우주산업 주식회사 판금용 가이드 지그의 가공장치

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5156687U (ja) * 1974-10-29 1976-05-04
JPS62259709A (ja) * 1986-04-30 1987-11-12 Nitto Seiko Co Ltd 自動バリ取り装置

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JPH0524222U (ja) 1993-03-30

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