JP4550952B2 - 面取り装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、例えば各種用途の合成樹脂パイプにあってその端縁部の内面側または外面側の面取りを行う面取り装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の手動操作面取り工具においては、面取り刃体を取り付けた回転駆動軸が工具本体に設けられ、この回転駆動軸の回転中心線を中心とする所定円軌跡上で工具本体にガイドローラが取着されている。この面取り刃体を合成樹脂パイプの端縁部に当てがった状態で移動させると、このガイドローラが合成樹脂パイプの端縁部を転動しながら、合成樹脂パイプの端縁部に面取り部が切削される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来の面取り工具においては、面取り刃体の移動と同時にガイドローラを合成樹脂パイプの端縁部で転動させる必要があるため、面取り刃体の移動に伴い工具本体を合成樹脂パイプの端縁部に沿って傾ける必要があり、面取り作業が行いにくくなっていた。
【0004】
本発明は、面取り作業を行い易くすることを目的にしている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
後記実施形態の図面(図1〜3に示す第一実施形態、図4〜6に示す第二実施形態)の符号を援用して本発明を説明する。
【0006】
請求項1の発明にかかる面取り装置は、第一実施形態及び第二実施形態に対応し、固定支持体(7)に対し回転中心線(4a)を中心にして回転可能に支持した回転駆動軸(4)と一体的に回転する面取り刃体(5)と、この面取り刃体(5)によりワーク(31)の端縁を切削する際にこの回転駆動軸(4)の回転中心線(4a)の位置でワーク(31)の端縁に支えられる支持ガイド体(6)とを備えている。さらに、この固定支持体(7)に対し可動支持体(13)をこの回転駆動軸(4)の回転中心線(4a)を中心に回動し得るように支持するとともに、この可動支持体(13)にはこの回転駆動軸(4)の回転中心線(4a)に対し半径方向へ離間した位置で一または二以上の可動ガイド体(14,15,25)を支持している。例えば図3(a)(b)や図6に示すようにこの可動ガイド体(14,15,25)と前記支持ガイド体(6)とをワーク(31)に当てがって支えながら、この面取り刃体(5)をワーク(31)の端縁に沿って移動させると、例えば図3(c)に示すように固定支持体(7)に対し可動支持体(13)が可動ガイド体(14,15,25)とともに回転駆動軸(4)の回転中心線(4a)を中心に回動して、この面取り刃体(5)によりワーク(31)の端縁を切削し得る。
【0009】
請求項1の発明を前提とする請求項2の発明(第一実施形態及び第二実施形態に対応)においては、前記回転駆動軸(4)を回転させる駆動部(3)に前記固定支持体(7)を取り付けている。
【0010】
請求項1または請求項2の発明を前提とする請求項3の発明(第一実施形態及び第二実施形態に対応)においては、前記固定支持体(7)に対する可動支持体(13)の基準回動位置(P)を設定し得る位置決め部(16,16a,16b)を設けている。
請求項1または請求項2または請求項3の発明を前提とする請求項4の発明(第二実施形態に対応)においては、前記回転駆動軸(4)の回転中心線(4a)に対する可動ガイド体(25)の半径方向距離を変更し得る移動調節部(26)を設けている。
【0011】
【発明の実施形態】
〔第一実施形態〕
まず、本発明の第一実施形態にかかるハンディタイプ内面取り装置を図1〜3を参照して説明する。
【0012】
この内面取り装置は、大別して、後で詳述する装置本体1とガイド機構部2とを備えている。
<前記装置本体1>
この装置本体1は、下記*で述べる電動モータ3(駆動部)と回転駆動軸4と面取り刃体5と支持ガイド体6と固定支持体7とを備えている。
【0013】
* 前記電動モータ3
この電動モータ3としては、市販されたトリーマーの一部を使用している。この電動モータ3の尻部には電線コード8が接続されている。
【0014】
* 前記回転駆動軸4
この回転駆動軸4は、前記電動モータ3の頭部で、コレットチャックによる組付けユニットとして設けられ、回転中心線4aを中心に回転する。
【0015】
* 前記面取り刃体5
この面取り刃体5は、外周に複数の刃先5aを有し、前記回転駆動軸4(コレットチャックによる組付けユニット)に対し軸部5bで着脱可能に挿着されてこの回転駆動軸4と一体的に回転する。この面取り刃体5の各刃先5aは、この回転駆動軸4の先端側へ向かうに従い回転中心線4aに接近するように回転中心線4aに対し傾斜している。
【0016】
* 前記支持ガイド体6
前記面取り刃体5の先端側端面に支軸9が挿着されてこの面取り刃体5と一体的に回転し得る。この支持ガイド体6は、ローラであって、前記支軸9に対し前記回転駆動軸4の回転中心線4a回りで回動可能に支持されてこの面取り刃体5に隣接している。この支持ガイド体6の外周にはこの回転中心線4aを中心とする円周面6aを有している。なお、回転中心線4aに対する面取り刃体5の各刃先5aの半径のうち、支持ガイド体6の円周面6aに隣接する部分のみは、回転中心線4aに対する円周面6aの半径よりも若干小さく設定されている。
【0017】
* 前記固定支持体7
この固定支持体7は、前記電動モータ3の頭部側外周に挿嵌された筒部10と、前記回転駆動軸4が挿入された内板部11及び外板部12とからなる。この内板部11は前記筒部10の端部に取着されている。この外板部12は内板部11の端面に対し各ボルト11aにより取着されている。なお、前記筒部10がこの回転駆動軸4の回転中心線4aの方向へ移動調節し得るようになっているため、その移動調節に伴い、前記内外両板部11,12もこの回転中心線4aの方向へ移動して前記面取り刃体5及び支持ガイド体6に対する位置を変更し得るようになっている。
【0018】
<前記ガイド機構部2>
このガイド機構部2は、下記*で述べる可動支持体13と内側可動ガイド体14及び外側可動ガイド体15と可動支持体13の位置決め部16とを備えている。
【0019】
* 前記可動支持体13
この可動支持体13は、前記外板部12の内周に対し軸受12aにより回動可能に支持された支持筒部17と、この支持筒部17の外周に螺着されてこの外板部12の端面に重合された回動板部18とからなり、前記回転駆動軸4の回転中心線4aを中心に回動し得る。
【0020】
* 前記内外両可動ガイド体14,15
前記回動板部18の端面には前記回転駆動軸4の回転中心線4aに対し半径方向へ離間した両位置で支軸19,20が挿着され、一方の支軸19に対しこの内側可動ガイド体14が軸心19aを中心にして回動可能に支持されてこの回動板部18の端面から突出しているとともに、他方の支軸20に対しこの外側可動ガイド体15が軸心20aを中心にして回動可能に支持されてこの回動板部18の端面から突出している。これらの可動ガイド体14,15は、ローラであって、支軸19,20の軸心19a,20aを中心とする円周面14a,15aを有している。なお、回転駆動軸4の回転中心線4aと内側可動ガイド体14の回転中心線(軸心19a)との距離、この回転中心線4aと外側可動ガイド体15の回転中心線(軸心20a)との距離、この回転中心線(軸心19a)とこの回転中心線(軸心20a)との距離は、互いにほぼ等しくなっている。
【0021】
* 前記可動支持体13の位置決め部16
この位置決め部16は、前記外側可動ガイド体15を支持する支軸20の付近で、前記回転駆動軸4の回転中心線4aに対し半径方向へ離間した位置に設けられている。この位置決め部16(圧接部)においては、軸筒21が前記回動板部18に挿着されてその頭部21aがこの回動板部18の端面に露出し、この軸筒21内に鋼球22と圧縮コイルばね23とが嵌め込まれ、前記固定支持体7の外板部12に形成された凹部24に対しこの鋼球22が圧縮コイルばね23により付勢されて可動支持体13の基準回動位置Pで係入されるようになっている。
【0022】
また、この基準回動位置Pでは、固定支持体7の上面中央部に付された溝状の位置決め線16a(位置決め部)に対し、可動支持体13の回動板部18の上面中央部に付された溝状の位置決め線16a(位置決め部)が合致する。
【0023】
<合成樹脂パイプ31に対する内面取り作業>
図3(a)(b)に示す作業初期状態
前記可動支持体13は、前記位置決め部16及び位置決め線16a,16bにより基準回動位置Pに設定されている。
【0024】
合成樹脂パイプ31を支えるとともに、この位置決め部16及び位置決め線16a,16bを上にして内面取り装置を把持した状態で、前記回転駆動軸4により回転させた面取り刃体5と、支持ガイド体6と、内側可動ガイド体14とを合成樹脂パイプ31の内側に挿入するとともに、合成樹脂パイプ31の外側にある外側可動ガイド体15とこの内側可動ガイド体14との間に合成樹脂パイプ31を介在させる。この支持ガイド体6を合成樹脂パイプ31の端縁内周面に当てがうとともに、この内外両可動ガイド体14,15のうち少なくとも一方のものを合成樹脂パイプ31の端縁に当てがいながら、この面取り刃体5の各刃先5aを合成樹脂パイプ31の端縁内周面に当てがう。この場合、前記支持ガイド体6は、合成樹脂パイプ31の端縁内周面に圧接されるため、面取り刃体5とともに回転する支軸9に対し相対的に空回りする。
【0025】
* 作業途中状態
前記作業初期状態から、前記面取り刃体5を合成樹脂パイプ31の端縁内周面に沿って移動させると、図3(c)に示すように、前記支持ガイド体6や内外両可動ガイド体14,15が合成樹脂パイプ31の端縁を転動しながら、合成樹脂パイプ31の端縁内周面に平面状面取り部31aが切削される。
【0026】
<第一実施形態の特徴>
第一実施形態は下記*の特徴を有する。
* 前述した合成樹脂パイプ31に対する内面取り作業時、面取り刃体5を合成樹脂パイプ31の端縁内周面に沿って移動させる場合、支持ガイド体6や内外両可動ガイド体14,15を合成樹脂パイプ31の端縁で転動させる必要がある。回転駆動軸4の回転中心線4aに対する内外両可動ガイド体14,15の回転中心線(軸心19a,20a)の距離が一定であるため、例えば、位置決め部16を常時ほぼ上向きにした状態で装置本体1を保持しようとすると、内外両可動ガイド体14,15を合成樹脂パイプ31の端縁で転動させる場合に内外両可動ガイド体14,15に与えられる回動モーメントにより、位置決め部16の鋼球22と凹部24とが互いに離れて、図3(b)に示す作業初期状態から図3(c)に示す作業途中状態まで可動支持体13が固定支持体7に対し回転駆動軸4の回転中心線4aを中心に回転する。そのため、内外両可動ガイド体14,15も固定支持体7に対し回転駆動軸4の回転中心線4aを中心に回転し、装置本体1は位置決め部16を常時ほぼ上向きにした状態で保持される。従って、装置本体1を回動させて傾ける必要がなくなり、面取り作業が行い易くなるとともに、電線コード8が捩じれたり巻き付いたりするおそれがなくなる。
【0027】
* 装置本体1の固定支持体7に対し回転駆動軸4回りで回動し得る可動支持体13に内外両可動ガイド体14,15を支持した。従って、固定支持体7に対する内外両可動ガイド体14,15の回動をこの可動支持体13により簡単な構造のもとで行うことができる。
【0028】
* 装置本体1は可動支持体13を支持する固定支持体7を備えている。従って、装置本体1の電動モータ3に対する可動支持体13の回動をこの固定支持体7により簡単な構造のもとで行うことができる。
【0029】
* 装置本体1においては固定支持体7に電動モータ3を取り付けている。従って、駆動源を別に用意する必要がなくなり、面取り作業を円滑に行うことができる。
【0030】
* 固定支持体7に対する可動支持体13の基準回動位置Pを設定し得る位置決め部16及び位置決め線16a,16bを設けている。従って、この基準回動位置Pで装置本体1を把持して面取り作業を開始すると、可動支持体13を合成樹脂パイプ31の端縁で何回転させたかを把握し易くなり、面取り作業を円滑に行うことができる。
【0031】
* 上記位置決め部16において、可動支持体13側で圧縮コイルばね23(弾性体)により付勢された鋼球22(圧接体)は、可動支持体13の回動時に固定支持体7に対し圧接される。従って、可動支持体13は適度な回動抵抗で固定支持体7に対し回動し、面取り作業を円滑に行うことができる。
【0032】
〔第二実施形態〕
次に、本発明の第二実施形態にかかるハンディタイプ外面取り装置を図4〜6を参照して説明する。
【0033】
この外面取り装置も、大別して、装置本体1とガイド機構部2とを備えている。この装置本体1も電動モータ3(駆動部)と回転駆動軸4と面取り刃体5と支持ガイド体6と固定支持体7とを備え、これらの基本的構成は前述した第一実施形態のものと同様である。このガイド機構部2も、可動支持体13及びその位置決め部16を備え、これらの基本的構成は前述した第一実施形態のものと同様である。ただし、第一実施形態の内側可動ガイド体14及び外側可動ガイド体15に代えて、下記*の可動ガイド体25及び移動調節部26を備えている。
【0034】
* 前記移動調節部26
この移動調節部26は、前記可動支持体13の回動板部18の外周部端面側に取着された長溝部27と、この長溝部27に支持されてこの回動板部18の端面から突出する締結軸部28と、この締結軸部28に支持された支持台29とを備えている。この締結軸部28が前記回転駆動軸4の回転中心線4aに対する半径方向へ長溝部27に沿って移動可能になっており、この締結軸部28による締め付けにより支持台29が長溝部27に対し位置決めされる。
【0035】
* 前記可動ガイド体25
前記支持台29には前記回転駆動軸4の回転中心線4aに対し半径方向へ離間した位置で支軸30が挿着され、この支軸30に対し一つの可動ガイド体25が軸心30aを中心にして回動可能に支持されている。この可動ガイド体25は、ローラであって、支軸30の軸心30aを中心とする円周面25aを有している。なお、回転駆動軸4の回転中心線4aと可動ガイド体25の回転中心線(軸心30a)との距離は、第一実施形態の場合よりも小さく設定されている。前記移動調節部26において支持台29を移動調節すると、回転駆動軸4の回転中心線4aに対する可動ガイド体25の半径方向距離が変更される。
【0036】
<合成樹脂パイプ31に対する外面取り作業>
* 作業初期状態
前記可動支持体13は、前記位置決め部16及び位置決め線16a,16bにより基準回動位置Pに設定されている。また、可動ガイド体25の位置は、前記移動調節部26により、合成樹脂パイプ31の厚みに合わせて設定されている。
【0037】
合成樹脂パイプ31を支えるとともに、この位置決め部16及び位置決め線16a,16bを上にして外面取り装置を把持した状態で、前記可動ガイド体25を合成樹脂パイプ31の内側に挿入するとともに、前記回転駆動軸4により回転させた面取り刃体5と、支持ガイド体6とを合成樹脂パイプ31の外側に位置させ、この可動ガイド体25と支持ガイド体6との間に合成樹脂パイプ31を介在させる。この支持ガイド体6を合成樹脂パイプ31の端縁外周面に当てがうとともに、この可動ガイド体25を合成樹脂パイプ31の端縁内周面に当てがいながら、この面取り刃体5の各刃先5aを合成樹脂パイプ31の端縁外周面に当てがう。この場合、前記支持ガイド体6は、合成樹脂パイプ31の端縁外周面に圧接されるため、面取り刃体5とともに回転する支軸9に対し相対的に空回りする。
【0038】
* 作業途中状態
前記作業初期状態から、前記面取り刃体5を合成樹脂パイプ31の端縁外周面に沿って移動させると、前記支持ガイド体6や可動ガイド体25が合成樹脂パイプ31の端縁を転動しながら、合成樹脂パイプ31の端縁外周面に平面状面取り部31bが切削される。
【0039】
<第二実施形態の特徴>
第二実施形態においても、前述した合成樹脂パイプ31に対する外面取り作業時、前述した第一実施形態の特徴と同様な特徴を有する。
【0040】
〔他の実施形態〕
前記各実施形態以外にも下記*のように構成してもよい。
* 請求項で言う「面取り刃体」には、平面以外の丸みを付ける面取り刃体や、各種形状の面を切削し得る形状の刃先を有する装飾刃体や、そのほか砥石類も含むものとする。
【0041】
* 請求項に記載の「可動ガイド体または可動支持体を回転駆動軸回りで回動し得るように支持した」とは、回転駆動軸の回転中心線を中心に真円軌跡または真円弧軌跡を描くように回動可能に支持すること以外に、ガイド機能を果たす範囲で近似円運動または近似円弧運動を行うことも含む。
【0042】
* 各実施形態において、回転駆動軸4を回転させる駆動部としては、電動モータ3以外に、エアモータや手動操作によるものであってもよい。
* 各実施形態において、電動モータ3を省略し、固定支持体7の外板部12と、この外板部12に支持した回転駆動軸4とのみにより装置本体1を構成した面取り装置を採用する。この場合、この面取り装置は、別途に用意した駆動部に対し着脱可能に取り付けられる。
【0043】
* 第一実施形態にかかる内外両可動ガイド体14,15や、第二実施形態にかかる可動ガイド体25や、それらの実施形態にかかる支持ガイド体6については、円周面14a,15a,25a,6aを有するローラでなくてもよく、少なくとも切削時に面取り刃体5を支え得る形状のガイド体であればよい。また、内外両可動ガイド体14,15及び可動ガイド体25については、必ずしも可動支持体13に対し回動可能に支持する必要もない。さらに、支持ガイド体6を面取り刃体5に対し支持せずに固定支持体7に支持した場合には、必ずしも回動可能にする必要もない。
【0044】
* 図示しないが、第一実施形態にかかる内外両可動ガイド体14,15も、第二実施形態にかかる可動ガイド体25と同様に移動調節部26により移動可能に支持する。
【0045】
* 第一実施形態において、内外両可動ガイド体14,15のうち、内側可動ガイド体14を省略し、一つの外側可動ガイド体15のみを残す。
* 各実施形態において、固定支持体7を電動モータ3に対し一体的に取着して回転中心線4aの方向へ移動できないようにする。
【0047】
* 合成樹脂パイプ31以外のパイプや、パイプ以外の各種ワークにおいて、その端縁の内周面または外周面に面取り部を形成する場合にも、本発明の面取り装置を応用することができる。
【0054】
【発明の効果】
請求項1の発明にかかる面取り装置によれば、面取り刃体(5)を取り付けた回転駆動軸(4)の回転中心線(4a)を中心に可動支持体(13)が可動ガイド体(14,15,25)とともに固定支持体(7)に対し回動し得るので、固定支持体(7)を回動させて傾ける必要がなくなり、面取り作業を容易に行うことができる。
【0055】
また、固定支持体(7)に対する可動ガイド体(14,15,25)の回動を可動支持体(13)により簡単な構造のもとで行うことができる。
【0057】
請求項2の発明によれば、請求項1の発明の効果に加え、固定支持体(7)に駆動部(3)を取り付けているので、駆動源を別に用意する必要がなくなり、面取り作業を円滑に行うことができる。
【0058】
請求項3の発明によれば、請求項1または請求項2の発明の効果に加え、位置決め部(16,16a,16b)により設定した可動支持体(13)の基準回動位置(P)で装置本体(1)を把持して面取り作業を開始することができるので、面取り作業を円滑に行うことができる。
請求項4の発明によれば、請求項1または請求項2または請求項3の発明の効果に加え、移動調節部(26)により回転駆動軸(4)の回転中心線(4a)に対し最適な位置に設定した可動ガイド体(25)により、面取り刃体(5)を円滑に案内することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 (a)は第一実施形態にかかる内面取り装置の一部切欠き正面図であり、(b)は合成樹脂パイプの内面取り状態を示す(a)の部分拡大図である。
【図2】 第一実施形態にかかる内面取り装置の平面図である。
【図3】 (a)は第一実施形態にかかる内面取り装置の右側面図であり、(b)はこの内面取り装置の作業初期状態を示す作用説明図であり、(c)は同じく作業途中状態を示す作用説明図である。
【図4】 (a)は第二実施形態にかかる外面取り装置の一部切欠き正面図であり、(b)は合成樹脂パイプの外面取り状態を示す(a)の部分拡大図である。
【図5】 第二実施形態にかかる外面取り装置の平面図である。
【図6】 第二実施形態にかかる外面取り装置の右側面図である。
【符号の説明】
3…駆動部としての電動モータ、4…回転駆動軸、4a…回転中心線、5…面取り刃体、6…支持ガイド体、7…固定支持体、13…可動支持体、14…内側可動ガイド体、15…外側可動ガイド体、25…可動ガイド体、31…合成樹脂パイプ(ワーク)。

Claims (4)

  1. 固定支持体に対し回転中心線を中心にして回転可能に支持した回転駆動軸と一体的に回転する面取り刃体と、この面取り刃体によりワークの端縁を切削する際にこの回転駆動軸の回転中心線位置でワークの端縁に支えられる支持ガイド体とを備えた面取り装置において、この固定支持体に対し可動支持体をこの回転駆動軸の回転中心線を中心に回動し得るように支持するとともに、この可動支持体にはこの回転駆動軸の回転中心線に対し半径方向へ離間した位置で一または二以上の可動ガイド体を支持し、この可動ガイド体と前記支持ガイド体とをワークに当てがって支えながら、この面取り刃体をワークの端縁に沿って移動させると、固定支持体に対し可動支持体が可動ガイド体とともに回転駆動軸の回転中心線を中心に回動して、この面取り刃体によりワークの端縁を切削し得ることを特徴とする面取り装置。
  2. 前記回転駆動軸を回転させる駆動部に前記固定支持体を取り付けたことを特徴とする請求項1に記載の面取り装置。
  3. 前記固定支持体に対する可動支持体の基準回動位置を設定し得る位置決め部を設けたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の面取り装置。
  4. 前記回転駆動軸の回転中心線に対する可動ガイド体の半径方向距離を変更し得る移動調節部を設けたことを特徴とする請求項1または請求項2または請求項3に記載の面取り装置。
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