JP2000167708A - 面取り装置 - Google Patents

面取り装置

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JP2000167708A
JP2000167708A JP10347202A JP34720298A JP2000167708A JP 2000167708 A JP2000167708 A JP 2000167708A JP 10347202 A JP10347202 A JP 10347202A JP 34720298 A JP34720298 A JP 34720298A JP 2000167708 A JP2000167708 A JP 2000167708A
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movable
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chamfering
guide
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Kazuyoshi Inagaki
一芳 稲垣
Hatsunobu Oda
初伸 小田
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Omi Kogyo Co Ltd
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Omi Kogyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【解決手段】装置本体1は、回転駆動軸4を回転させる
電動モータ3と、可動支持体13を回転駆動軸4の回転
中心線4aを中心に回動可能に支持する固定支持体7と
を有し、固定支持体7が電動モータ3に取り付けられて
いる。回転駆動軸4に面取り刃体5が着脱可能に取り付
けられ、面取り刃体5に支持ガイド体6が支持されてい
る。可動支持体13に内外両可動ガイド体14,15が
支持されている。固定支持体7に対する可動支持体13
の基準回動位置Pを設定し得る位置決め部16,16
a,16bが設けられている。面取り作業時、内外両可
動ガイド体14,15が固定支持体7に対し回転駆動軸
4の回転中心線4aを中心に可動支持体13とともに回
動するため、位置決め部16,16a,16bを常時ほ
ぼ上向きにした状態で装置本体1を保持し得る。 【効果】装置本体1を回動させて傾ける必要がなく、面
取り作業を行い易く、電線コード8の捩じれや巻付きを
防止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば各種用途
の合成樹脂パイプにあってその端縁部の内面側または外
面側の面取りを行う面取り装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の手動操作面取り工具においては、
面取り刃体を取り付けた回転駆動軸が工具本体に設けら
れ、この回転駆動軸の回転中心線を中心とする所定円軌
跡上で工具本体にガイドローラが取着されている。この
面取り刃体を合成樹脂パイプの端縁部に当てがった状態
で移動させると、このガイドローラが合成樹脂パイプの
端縁部を転動しながら、合成樹脂パイプの端縁部に面取
り部が切削される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の面取り工具
においては、面取り刃体の移動と同時にガイドローラを
合成樹脂パイプの端縁部で転動させる必要があるため、
面取り刃体の移動に伴い工具本体を合成樹脂パイプの端
縁部に沿って傾ける必要があり、面取り作業が行いにく
くなっていた。
【0004】本発明は、面取り作業を行い易くすること
を目的にしている。
【0005】
【課題を解決するための手段】後記実施形態の図面(図
1〜3に示す第一実施形態、図4〜6に示す第二実施形
態)の符号を援用して本発明を説明する。
【0006】請求項1の発明にかかる面取り装置におい
ては、面取り刃体(5)を取り付け得る回転駆動軸
(4)と、支持ガイド体(6)とを装置本体(1)に備
え、前記回転駆動軸(4)の回転中心線(4a)に対し
半径方向へ離間した位置で、一または二以上の可動ガイ
ド体(14,15,25)を前記装置本体(1)に対し
この回転駆動軸(4)回りで回動し得るように支持して
いる。
【0007】請求項2の発明にかかる面取り装置におい
ては、面取り刃体(5)を取り付け得る回転駆動軸
(4)と、支持ガイド体(6)とを装置本体(1)に備
え、この装置本体(1)に対し可動支持体(13)をこ
の回転駆動軸(4)回りで回動し得るように支持し、こ
の可動支持体(13)に一または二以上の可動ガイド体
(14,15,25)を支持している。
【0008】請求項3の発明においては、請求項2の発
明にかかる装置本体(1)が、可動支持体(13)を回
転駆動軸(4)回りで回動し得るように支持する固定支
持体(7)を有している。
【0009】請求項4の発明においては、請求項2の発
明にかかる装置本体(1)が、回転駆動軸(4)を回転
させる駆動部(3)と、可動支持体(13)を回転駆動
軸(4)回りで回動し得るように支持する固定支持体
(7)とを有し、この固定支持体(7)を駆動部(3)
に取り付けている。
【0010】請求項5の発明においては、請求項3また
は請求項4の発明にあって、固定支持体(7)に対する
可動支持体(13)の基準回動位置(P)を設定し得る
位置決め部(16,16a,16b)を設けている。
【0011】
【発明の実施形態】〔第一実施形態〕まず、本発明の第
一実施形態にかかるハンディタイプ内面取り装置を図1
〜3を参照して説明する。
【0012】この内面取り装置は、大別して、後で詳述
する装置本体1とガイド機構部2とを備えている。<前
記装置本体1>この装置本体1は、下記*で述べる電動
モータ3(駆動部)と回転駆動軸4と面取り刃体5と支
持ガイド体6と固定支持体7とを備えている。
【0013】* 前記電動モータ3 この電動モータ3としては、市販されたトリーマーの一
部を使用している。この電動モータ3の尻部には電線コ
ード8が接続されている。
【0014】* 前記回転駆動軸4 この回転駆動軸4は、前記電動モータ3の頭部で、コレ
ットチャックによる組付けユニットとして設けられ、回
転中心線4aを中心に回転する。
【0015】* 前記面取り刃体5 この面取り刃体5は、外周に複数の刃先5aを有し、前
記回転駆動軸4(コレットチャックによる組付けユニッ
ト)に対し軸部5bで着脱可能に挿着されてこの回転駆
動軸4と一体的に回転する。この面取り刃体5の各刃先
5aは、この回転駆動軸4の先端側へ向かうに従い回転
中心線4aに接近するように回転中心線4aに対し傾斜
している。
【0016】* 前記支持ガイド体6 前記面取り刃体5の先端側端面に支軸9が挿着されてこ
の面取り刃体5と一体的に回転し得る。この支持ガイド
体6は、ローラであって、前記支軸9に対し前記回転駆
動軸4の回転中心線4a回りで回動可能に支持されてこ
の面取り刃体5に隣接している。この支持ガイド体6の
外周にはこの回転中心線4aを中心とする円周面6aを
有している。なお、回転中心線4aに対する面取り刃体
5の各刃先5aの半径のうち、支持ガイド体6の円周面
6aに隣接する部分のみは、回転中心線4aに対する円
周面6aの半径よりも若干小さく設定されている。
【0017】* 前記固定支持体7 この固定支持体7は、前記電動モータ3の頭部側外周に
挿嵌された筒部10と、前記回転駆動軸4が挿入された
内板部11及び外板部12とからなる。この内板部11
は前記筒部10の端部に取着されている。この外板部1
2は内板部11の端面に対し各ボルト11aにより取着
されている。なお、前記筒部10がこの回転駆動軸4の
回転中心線4aの方向へ移動調節し得るようになってい
るため、その移動調節に伴い、前記内外両板部11,1
2もこの回転中心線4aの方向へ移動して前記面取り刃
体5及び支持ガイド体6に対する位置を変更し得るよう
になっている。
【0018】<前記ガイド機構部2>このガイド機構部
2は、下記*で述べる可動支持体13と内側可動ガイド
体14及び外側可動ガイド体15と可動支持体13の位
置決め部16とを備えている。
【0019】* 前記可動支持体13 この可動支持体13は、前記外板部12の内周に対し軸
受12aにより回動可能に支持された支持筒部17と、
この支持筒部17の外周に螺着されてこの外板部12の
端面に重合された回動板部18とからなり、前記回転駆
動軸4の回転中心線4aを中心に回動し得る。
【0020】* 前記内外両可動ガイド体14,15 前記回動板部18の端面には前記回転駆動軸4の回転中
心線4aに対し半径方向へ離間した両位置で支軸19,
20が挿着され、一方の支軸19に対しこの内側可動ガ
イド体14が軸心19aを中心にして回動可能に支持さ
れてこの回動板部18の端面から突出しているととも
に、他方の支軸20に対しこの外側可動ガイド体15が
軸心20aを中心にして回動可能に支持されてこの回動
板部18の端面から突出している。これらの可動ガイド
体14,15は、ローラであって、支軸19,20の軸
心19a,20aを中心とする円周面14a,15aを
有している。なお、回転駆動軸4の回転中心線4aと内
側可動ガイド体14の回転中心線(軸心19a)との距
離、この回転中心線4aと外側可動ガイド体15の回転
中心線(軸心20a)との距離、この回転中心線(軸心
19a)とこの回転中心線(軸心20a)との距離は、
互いにほぼ等しくなっている。
【0021】* 前記可動支持体13の位置決め部16 この位置決め部16は、前記外側可動ガイド体15を支
持する支軸20の付近で、前記回転駆動軸4の回転中心
線4aに対し半径方向へ離間した位置に設けられてい
る。この位置決め部16(圧接部)においては、軸筒2
1が前記回動板部18に挿着されてその頭部21aがこ
の回動板部18の端面に露出し、この軸筒21内に鋼球
22と圧縮コイルばね23とが嵌め込まれ、前記固定支
持体7の外板部12に形成された凹部24に対しこの鋼
球22が圧縮コイルばね23により付勢されて可動支持
体13の基準回動位置Pで係入されるようになってい
る。
【0022】また、この基準回動位置Pでは、固定支持
体7の上面中央部に付された溝状の位置決め線16a
(位置決め部)に対し、可動支持体13の回動板部18
の上面中央部に付された溝状の位置決め線16a(位置
決め部)が合致する。
【0023】<合成樹脂パイプ31に対する内面取り作
業> * 作業初期状態 前記可動支持体13は、前記位置決め部16及び位置決
め線16a,16bにより基準回動位置Pに設定されて
いる。
【0024】合成樹脂パイプ31を支えるとともに、こ
の位置決め部16及び位置決め線16a,16bを上に
して内面取り装置を把持した状態で、前記回転駆動軸4
により回転させた面取り刃体5と、支持ガイド体6と、
内側可動ガイド体14とを合成樹脂パイプ31の内側に
挿入するとともに、合成樹脂パイプ31の外側にある外
側可動ガイド体15とこの内側可動ガイド体14との間
に合成樹脂パイプ31を介在させる。この支持ガイド体
6を合成樹脂パイプ31の端縁内周面に当てがうととも
に、この内外両可動ガイド体14,15のうち少なくと
も一方のものを合成樹脂パイプ31の端縁に当てがいな
がら、この面取り刃体5の各刃先5aを合成樹脂パイプ
31の端縁内周面に当てがう。この場合、前記支持ガイ
ド体6は、合成樹脂パイプ31の端縁内周面に圧接され
るため、面取り刃体5とともに回転する支軸9に対し相
対的に空回りする。
【0025】* 作業途中状態 前記作業初期状態から、前記面取り刃体5を合成樹脂パ
イプ31の端縁内周面に沿って移動させると、前記支持
ガイド体6や内外両可動ガイド体14,15が合成樹脂
パイプ31の端縁を転動しながら、合成樹脂パイプ31
の端縁内周面に平面状面取り部31aが切削される。
【0026】<第一実施形態の特徴>第一実施形態は下
記*の特徴(後記する他の技術的思想以外)を有する。 * 前述した合成樹脂パイプ31に対する内面取り作業
時、面取り刃体5を合成樹脂パイプ31の端縁内周面に
沿って移動させる場合、支持ガイド体6や内外両可動ガ
イド体14,15を合成樹脂パイプ31の端縁で転動さ
せる必要がある。回転駆動軸4の回転中心線4aに対す
る内外両可動ガイド体14,15の回転中心線(軸心1
9a,20a)の距離が一定であるため、例えば、位置
決め部16を常時ほぼ上向きにした状態で装置本体1を
保持しようとすると、内外両可動ガイド体14,15を
合成樹脂パイプ31の端縁で転動させる場合に内外両可
動ガイド体14,15に与えられる回動モーメントによ
り、位置決め部16の鋼球22と凹部24とが互いに離
れて、可動支持体13が固定支持体7に対し回転駆動軸
4の回転中心線4aを中心に回転する。そのため、内外
両可動ガイド体14,15も固定支持体7に対し回転駆
動軸4の回転中心線4aを中心に回転し、装置本体1は
位置決め部16を常時ほぼ上向きにした状態で保持され
る。従って、装置本体1を回動させて傾ける必要がなく
なり、面取り作業が行い易くなるとともに、電線コード
8が捩じれたり巻き付いたりするおそれがなくなる。
【0027】* 装置本体1の固定支持体7に対し回転
駆動軸4回りで回動し得る可動支持体13に内外両可動
ガイド体14,15を支持した。従って、固定支持体7
に対する内外両可動ガイド体14,15の回動をこの可
動支持体13により簡単な構造のもとで行うことができ
る。
【0028】* 装置本体1は可動支持体13を支持す
る固定支持体7を備えている。従って、装置本体1の電
動モータ3に対する可動支持体13の回動をこの固定支
持体7により簡単な構造のもとで行うことができる。
【0029】* 装置本体1においては固定支持体7に
電動モータ3を取り付けている。従って、駆動源を別に
用意する必要がなくなり、面取り作業を円滑に行うこと
ができる。
【0030】* 固定支持体7に対する可動支持体13
の基準回動位置Pを設定し得る位置決め部16及び位置
決め線16a,16bを設けている。従って、この基準
回動位置Pで装置本体1を把持して面取り作業を開始す
ると、可動支持体13を合成樹脂パイプ31の端縁で何
回転させたかを把握し易くなり、面取り作業を円滑に行
うことができる。
【0031】* 上記位置決め部16において、可動支
持体13側で圧縮コイルばね23(弾性体)により付勢
された鋼球22(圧接体)は、可動支持体13の回動時
に固定支持体7に対し圧接される。従って、可動支持体
13は適度な回動抵抗で固定支持体7に対し回動し、面
取り作業を円滑に行うことができる。
【0032】〔第二実施形態〕次に、本発明の第二実施
形態にかかるハンディタイプ外面取り装置を図4〜6を
参照して説明する。
【0033】この外面取り装置も、大別して、装置本体
1とガイド機構部2とを備えている。この装置本体1も
電動モータ3(駆動部)と回転駆動軸4と面取り刃体5
と支持ガイド体6と固定支持体7とを備え、これらの基
本的構成は前述した第一実施形態のものと同様である。
このガイド機構部2も、可動支持体13及びその位置決
め部16を備え、これらの基本的構成は前述した第一実
施形態のものと同様である。ただし、第一実施形態の内
側可動ガイド体14及び外側可動ガイド体15に代え
て、下記*の可動ガイド体25及び移動調節部26を備
えている。
【0034】* 前記移動調節部26 この移動調節部26は、前記可動支持体13の回動板部
18の外周部端面側に取着された長溝部27と、この長
溝部27に支持されてこの回動板部18の端面から突出
する締結軸部28と、この締結軸部28に支持された支
持台29とを備えている。この締結軸部28が前記回転
駆動軸4の回転中心線4aに対する半径方向へ長溝部2
7に沿って移動可能になっており、この締結軸部28に
よる締め付けにより支持台29が長溝部27に対し位置
決めされる。
【0035】* 前記可動ガイド体25 前記支持台29には前記回転駆動軸4の回転中心線4a
に対し半径方向へ離間した位置で支軸30が挿着され、
この支軸30に対し一つの可動ガイド体25が軸心30
aを中心にして回動可能に支持されている。この可動ガ
イド体25は、ローラであって、支軸30の軸心30a
を中心とする円周面25aを有している。なお、回転駆
動軸4の回転中心線4aと可動ガイド体25の回転中心
線(軸心30a)との距離は、第一実施形態の場合より
も小さく設定されている。前記移動調節部26において
支持台29を移動調節すると、回転駆動軸4の回転中心
線4aに対する可動ガイド体25の半径方向距離が変更
される。
【0036】<合成樹脂パイプ31に対する外面取り作
業> * 作業初期状態 前記可動支持体13は、前記位置決め部16及び位置決
め線16a,16bにより基準回動位置Pに設定されて
いる。また、可動ガイド体25の位置は、前記移動調節
部26により、合成樹脂パイプ31の厚みに合わせて設
定されている。
【0037】合成樹脂パイプ31を支えるとともに、こ
の位置決め部16及び位置決め線16a,16bを上に
して外面取り装置を把持した状態で、前記可動ガイド体
25を合成樹脂パイプ31の内側に挿入するとともに、
前記回転駆動軸4により回転させた面取り刃体5と、支
持ガイド体6とを合成樹脂パイプ31の外側に位置さ
せ、この可動ガイド体25と支持ガイド体6との間に合
成樹脂パイプ31を介在させる。この支持ガイド体6を
合成樹脂パイプ31の端縁外周面に当てがうとともに、
この可動ガイド体25を合成樹脂パイプ31の端縁内周
面に当てがいながら、この面取り刃体5の各刃先5aを
合成樹脂パイプ31の端縁外周面に当てがう。この場
合、前記支持ガイド体6は、合成樹脂パイプ31の端縁
外周面に圧接されるため、面取り刃体5とともに回転す
る支軸9に対し相対的に空回りする。
【0038】* 作業途中状態 前記作業初期状態から、前記面取り刃体5を合成樹脂パ
イプ31の端縁外周面に沿って移動させると、前記支持
ガイド体6や可動ガイド体25が合成樹脂パイプ31の
端縁を転動しながら、合成樹脂パイプ31の端縁外周面
に平面状面取り部31bが切削される。
【0039】<第二実施形態の特徴>第二実施形態にお
いても、前述した合成樹脂パイプ31に対する外面取り
作業時、前述した第一実施形態の特徴と同様な特徴(後
記する他の技術的思想以外)を有する。
【0040】〔他の実施形態〕前記各実施形態以外にも
下記*のように構成してもよい。 * 請求項で言う「面取り刃体」には、平面以外の丸み
を付ける面取り刃体や、各種形状の面を切削し得る形状
の刃先を有する装飾刃体や、そのほか砥石類も含むもの
とする。
【0041】* 請求項に記載の「可動ガイド体または
可動支持体を回転駆動軸回りで回動し得るように支持し
た」とは、回転駆動軸の回転中心線を中心に真円軌跡ま
たは真円弧軌跡を描くように回動可能に支持すること以
外に、ガイド機能を果たす範囲で近似円運動または近似
円弧運動を行うことも含む。
【0042】* 各実施形態において、回転駆動軸4を
回転させる駆動部としては、電動モータ3以外に、エア
モータや手動操作によるものであってもよい。 * 各実施形態において、電動モータ3を省略し、固定
支持体7の外板部12と、この外板部12に支持した回
転駆動軸4とのみにより装置本体1を構成した面取り装
置を採用する。この場合、この面取り装置は、別途に用
意した駆動部に対し着脱可能に取り付けられる。
【0043】* 第一実施形態にかかる内外両可動ガイ
ド体14,15や、第二実施形態にかかる可動ガイド体
25や、それらの実施形態にかかる支持ガイド体6につ
いては、円周面14a,15a,25a,6aを有する
ローラでなくてもよく、少なくとも切削時に面取り刃体
5を支え得る形状のガイド体であればよい。また、内外
両可動ガイド体14,15及び可動ガイド体25につい
ては、必ずしも可動支持体13に対し回動可能に支持す
る必要もない。さらに、支持ガイド体6を面取り刃体5
に対し支持せずに固定支持体7に支持した場合には、必
ずしも回動可能にする必要もない。
【0044】* 図示しないが、第一実施形態にかかる
内外両可動ガイド体14,15も、第二実施形態にかか
る可動ガイド体25と同様に移動調節部26により移動
可能に支持する。
【0045】* 第一実施形態において、内外両可動ガ
イド体14,15のうち、内側可動ガイド体14を省略
し、一つの外側可動ガイド体15のみを残す。* 各実
施形態において、固定支持体7を電動モータ3に対し一
体的に取着して回転中心線4aの方向へ移動できないよ
うにする。
【0046】* 第一実施形態において、可動支持体1
3を省略し、内外両可動ガイド体14,15を固定支持
体7に対し回転駆動軸4回りで回動し得るように直接的
に支持する。
【0047】* 合成樹脂パイプ31以外のパイプや、
パイプ以外の各種ワークにおいて、その端縁の内周面ま
たは外周面に面取り部を形成する場合にも、本発明の面
取り装置を応用することができる。
【0048】〔他の技術的思想〕前記各実施形態から把
握できる技術的思想(請求項以外)を記載する。 (イ) 請求項4において、駆動部はモータ(電動モー
タ3)である。従って、駆動源を自動化して、面取り作
業を円滑に行うことができる。
【0049】(ロ) 請求項2から請求項5のうちいず
れかの請求項または上記(イ)において、支持ガイド体
6は面取り刃体5に隣接して取り付けられている。従っ
て、面取り刃体5を支持ガイド体6により円滑に案内す
ることができる。
【0050】(ハ) 上記(ロ)において、支持ガイド
体6は、回転駆動軸4に対しその回転中心線4a回りで
回動可能に支持され、この回転中心線4aを中心とする
円周面6aを有している。従って、回転駆動軸4の回転
により支障を来すことなく、面取り刃体5を支持ガイド
体6により円滑に案内することができる。
【0051】(ニ) 第二実施形態にのみ対応する構成 請求項2から請求項5のうちいずれかの請求項または上
記(イ)または上記(ロ)または上記(ハ)において、
回転駆動軸4の回転中心線4aに対する可動ガイド体2
5の距離を変更する移動調節部26を備えた。従って、
移動調節部26で最適な位置に設定した可動ガイド体2
5により、面取り刃体5を円滑に案内することができ
る。
【0052】(ホ) 請求項2から請求項5のうちいず
れかの請求項または上記(イ)または上記(ロ)または
上記(ハ)または上記(ニ)において、固定支持体7に
対する可動支持体13の回動抵抗を付与する圧接部(位
置決め部26)を設けた。従って、可動支持体13は適
度な回動抵抗で固定支持体7に対し回動し、面取り作業
を円滑に行うことができる。
【0053】(ヘ) 請求項1から請求項5のうちいず
れかの請求項または上記(イ)または上記(ロ)または
上記(ハ)または上記(ニ)または上記(ホ)におい
て、面取り刃体5を回転駆動軸4に対し着脱可能に支持
した。従って、最適な面取り刃体5に交換して、面取り
作業を円滑に行うことができる。
【0054】
【発明の効果】請求項1の発明にかかる面取り装置によ
れば、面取り刃体(5)を取り付けた回転駆動軸(4)
回りで可動ガイド体(14,15,25)が装置本体
(1)に対し回動し得るので、装置本体(1)を回動さ
せる必要がなくなり、面取り作業を容易に行うことがで
きる。
【0055】請求項2の発明にかかる面取り装置によれ
ば、請求項1の発明の効果に加え、装置本体(1)に対
する可動ガイド体(14,15,25)の回動を可動支
持体(13)により簡単な構造のもとで行うことができ
る。
【0056】請求項3の発明によれば、請求項2の発明
の効果に加え、装置本体(1)に対する可動支持体(1
3)の回動を固定支持体(7)により簡単な構造のもと
で行うことができる。
【0057】請求項4の発明によれば、請求項2の発明
の効果に加え、装置本体(1)において固定支持体
(7)に駆動部(3)を取り付けているので、駆動源を
別に用意する必要がなくなり、面取り作業を円滑に行う
ことができる。
【0058】請求項5の発明によれば、請求項3または
請求項4の発明の効果に加え、位置決め部(16,16
a,16b)により設定した可動支持体(13)の基準
回動位置(P)で装置本体(1)を把持して面取り作業
を開始することができるので、面取り作業を円滑に行う
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 (a)は第一実施形態にかかる内面取り装置
の一部切欠き正面図であり、(b)は合成樹脂パイプの
内面取り状態を示す(a)の部分拡大図である。
【図2】 第一実施形態にかかる内面取り装置の平面図
である。
【図3】 第一実施形態にかかる内面取り装置の右側面
図である。
【図4】 (a)は第二実施形態にかかる外面取り装置
の一部切欠き正面図であり、(b)は合成樹脂パイプの
外面取り状態を示す(a)の部分拡大図である。
【図5】 第二実施形態にかかる外面取り装置の平面図
である。
【図6】 第二実施形態にかかる外面取り装置の右側面
図である。
【符号の説明】
1…装置本体、4…回転駆動軸、4a…回転中心線、5
…面取り刃体、6…支持ガイド体、7…固定支持体、1
3…可動支持体、14…内側可動ガイド体、15…外側
可動ガイド体、16…位置決め部、16a,16b…位
置決め線(位置決め部)、25…可動ガイド体、31…
合成樹脂パイプ(ワーク)、P…基準回動位置。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 面取り刃体を取り付け得る回転駆動軸
    と、支持ガイド体とを装置本体に備え、 前記回転駆動軸の回転中心線に対し半径方向へ離間した
    位置で、一または二以上の可動ガイド体を前記装置本体
    に対しこの回転駆動軸回りで回動し得るように支持した
    ことを特徴とする面取り装置。
  2. 【請求項2】 面取り刃体を取り付け得る回転駆動軸
    と、支持ガイド体とを装置本体に備え、 この装置本体に対し可動支持体をこの回転駆動軸回りで
    回動し得るように支持し、この可動支持体に一または二
    以上の可動ガイド体を支持したことを特徴とする面取り
    装置。
  3. 【請求項3】 前記装置本体は、可動支持体を回転駆動
    軸回りで回動し得るように支持する固定支持体を有して
    いることを特徴とする請求項2に記載の面取り装置。
  4. 【請求項4】 前記装置本体は、回転駆動軸を回転させ
    る駆動部と、可動支持体を回転駆動軸回りで回動し得る
    ように支持する固定支持体とを有し、この固定支持体を
    駆動部に取り付けたことを特徴とする請求項2に記載の
    面取り装置。
  5. 【請求項5】 前記固定支持体に対する可動支持体の基
    準回動位置を設定し得る位置決め部を設けたことを特徴
    とする請求項3または請求項4に記載の面取り装置。
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