JP3973349B2 - ピストンリングの外周研磨装置 - Google Patents

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【0001】
【産業上の利用分野】
本発明はピストンリングの外周研磨装置に関し、特にピストンリングの外周面をバレル状に研磨するピストンリングの外周研磨装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、ピストンリングの外周面の最終加工処理を行うための外周研磨装置としては、砥石を用いてピストンリングの外周面を研磨するタイプや、ラッピングスリーブを用いて研磨するタイプが知られている。
【0003】
特開昭53−24183号公報には、砥石により構成される複数のバイトを用いて、マンドレルに保持されたピストンリングの外周面を、バレル状に加工する外周研磨装置が記載されている。図3に示されるように、複数のピストンリング102は、合口が閉じられ各ピストンリング102間にデスタントカラー150を挟んだ状態で、一定間隔をおいてマンドレル160に同軸的に取付けられている。マンドレル160とピストンリング102とは、マンドレル160の軸を中心として一体に回転可能に構成されている。
【0004】
砥石により構成された複数のバイト142は、マンドレル160に複数のピストンリング102が取付けられている間隔と同一の一定間隔をおいて、刃物台140に固定されている。各バイト142の先端部は、外周研磨装置が停止している状態では、各ピストンリング102間に位置するように配置されている。
【0005】
刃物台140は、図3の左右方向に揺動するが、左右方向へ揺動しながらピストンリング102に対して離接する。即ち、図3において、刃物台140が最も左又は右に位置したときに、刃物台140はマンドレル160に対して最も接近し、図3において、刃物台140が中央に位置したときには、刃物台140はマンドレル160に対して最も離れた位置となる。バイト142は刃物台140と一体に揺動するため、ピストンリング102の外周を切削するバイト142の先端部も、刃物台140の揺動に伴い、ピストンリング102に対して揺動しながら離接する。このため、ピストンリング102の外周をバレル状に加工することができる。
【0006】
特公平2−2653号公報には、酸化アルミニウムを含浸させた不織布によって構成されたバフを用いてピストンリングの外周を切削処理する外周研磨装置が記載されている。図4に示されるように、複数のピストンリング202は合口が閉じられ、各ピストンリング202間にワッシャー250を挟んだ状態で、一定間隔をおいて同軸的に固定されている。ピストンリング202の外周面には、略円盤形状をしたバフ260の外周面が当接し、バフ260を保持する軸を中心にバフ260が回転することで、ピストンリング202の外周面に切削処理を施すことができるように構成されている。
【0007】
特開平3−104560号公報には、ラッピングスリーブ、ラッピングオイル、砥粒を用いてピストンリングをラッピングする外周研磨装置が記載されている。図5に示されるように、ピストンリング302はバックアップリング350にセットされ保持される。バックアップリング350は、キー360によって回転軸361と一体回転するように構成されている。バックアップリング350にセットされたピストンリング302の軸方向は、回転軸361の軸方向に対して所定の角度をなしており、回転軸361の回転に伴いケレー駆動するように構成されている。
【0008】
ピストンリング302がセットされたバックアップリング350は、回転軸361とともに一体回転している状態で、回転軸361とは逆方向に回転しているラッピングスリーブ370内に挿入される。ラッピングスリーブ370内にはラッピングオイルと、研磨紛たる大粒径の砥粒とが挿入され、実際のエンジン内でピストンリングがシリンダライナに摺動しているような状態下で、ラッピングが行われる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、特開平3−104560号公報に記載されているような、砥粒等の研磨粉を用いるタイプの場合では、ピストンリングを研磨するスリーブの径や研磨粉の管理に高い精度が要求され、生産コストが高くなっていた。又、ピストンリングの外周のコーナー部を研磨することは不可能であった。
【0010】
特開昭53−24183号公報や特公平2−2653号公報に記載されているような、砥石や不織布を用いてピストンリングの外周面を研磨するタイプでは、ピストンリングをセットする時のピストンリングの真円度、ピストンリングを切削する時の切削抵抗などを精密に管理する必要があり、ピストンリングのセット、切削研磨に用いられる冶具、砥石に高い精度が要求され、又、切削研磨する際に回転するピストンリングや砥石の回転数の管理に高い精度が要求され、やはり生産コストが高くなっていた。
【0011】
又、上述した従来のピストンリングの外周研磨装置では、いずれも研磨する際の研磨抵抗が高いため、これらの外周研磨装置を用いて、表面処理を施したピストンリングを加工する場合に、剥離やカケなどの不良が発生し易かった。
【0012】
そこで本発明は、研磨抵抗が低く、生産性の高いピストンリングの外周研磨装置を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明は、自由状態のピストンリングの外形を真円に変形させるために、ピストンリングの外周面の複数部位を半径方向内方に押圧するリング真円保持手段と、該リング真円保持手段の内側に位置して、形状が真円に保持されたピストンリングを、ピストンリングの軸方向の両端面から挟持固定すると共に、該ピストンリングの軸心を中心に該ピストンリングを直接回転駆動するリング固定・回転手段と、該リング固定・回転手段の外側に位置し、該ピストンリングの半径方向に移動可能に設けられ、該リング固定・回転手段により回転するリングの外周面を押圧研磨する研磨スタンドとを備え、該研磨スタンドは、研磨材として帯状のラッピングフィルムを用い、該帯状のラッピングフィルムを該ピストンリングの外周面の周方向に移動させると共に、該ラッピングフィルムを該ピストンリングの軸方向に振動させる駆動手段を備えたピストンリングの外周研磨装置を提供している。
【0014】
ここで、該駆動手段は、該ピストンリングの外周面を押圧可能であって該ラッピングフィルムを走行させるローラを備え、該ローラは、該ラッピングフィルムが介在した状態でリング外周を押圧したときに弾性変形が可能な材料によって構成され、該ローラのピストンリング軸方向の振動によって該ピストンリング外周面に続くコーナー部が円弧状に研磨可能であることが好ましい。
【0015】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態によるピストンリングの外周研磨装置について図1乃至図2に基づき説明する。ピストンリングの外周研磨装置1には、ピストンリング2を水平に支持するリング台10が設けられている。リング台10は、鉛直方向の最上部をなす上面10A(図2)が水平な円形をしており、図示せぬモータと接続されている。図示せぬモータが駆動することによって、リング台10は、円形をした上面10Aの軸心を中心に回転可能に構成されている。ピストンリング2は、外周研磨装置1に設けられた図示せぬリフターによって搬送されてきて、リング台10の上面10Aの外周部に、リング台10の上面10Aに対して同軸的に配置されるように構成されている。
【0016】
リング台10の上面10Aにピストンリング2が載置されたときには、ピストンリング2の合口は開いた状態になっているが、外周研磨装置1には、ピストンリング2の合口を閉じ、ピストンリング2を真円に変形させるための3つのプッシャー20、20、20が設けられている。各プッシャー20は、リング台10に置かれたピストンリング2の半径方向外方の位置に、ピストンリング2の周方向に等間隔で配置されており、各プッシャー20の先端部には、それぞれ2つのローラ21、21が回転可能に設けられている。各ローラ21の回転軸は、いずれもリング台10の軸心に平行である。このローラ21がプッシャー20と共に一体に水平移動し、ピストンリング2の半径方向内方へピストンリング2を押圧することによって、ピストンリング2の合口が閉じた状態となるように構成されている。プッシャー20はリング真円保持手段に相当する。
【0017】
外周研磨装置1には、ピストンリング2がプッシャー20によってその合口が閉じられた状態を維持するためのリング押さえ30が設けられている。リング押さえ30は、鉛直方向の下面30A(図2)が水平な円形をしており、リング台10に載置されたピストンリングに対して同軸的に移動可能に構成されている。リング押さえ30の下面30Aは、合口の閉じられたピストンリング2を、ピストンリング2の軸方向であってリング台10へ接近する方向へ押圧し、リング台10との間でピストンリング2を挟持することによって、ピストンリング2の合口が開いていない真円の状態を維持する。リング押さえ30は、ピストンリング2をリング台10との間で挟持した状態で、リング台10と一体に回転可能に構成されている。リング台10及びリング押さえ30は、リング固定・回転手段に相当する。
【0018】
外周研磨装置1には、リング台10に載置され合口の閉じられた状態のピストンリング2の外周面2Aを研磨するためのラップ40が設けられている。ラップ40は、リング台10に置かれたピストンリング2の半径方向外方の位置に、水平移動可能に2台設けられており、2台のラップ40、40は、ピストンリング2の軸を中心として約120°の角度をなす位置関係となっている。
【0019】
各ラップ40の先端部にはそれぞれ1つのローラ41が設けられている。ローラ41はラップ40のヘッド部43(図2)を構成しており、各ローラ41の回転軸は、いずれもリング台10の軸心に平行である。又、ローラ41を有するヘッド部43は、図示せぬモータと接続されており、ローラ41と共にローラ41の回転軸方向に振動可能に構成されている。振動の幅は約7mmである。各ラップ40内部には、図示せぬモータに接続された図示せぬローラが設けられており、この図示せぬローラとローラ41との間には、帯状のラッピングフィルム42が環装されている。リング台10と一体にピストンリング2が回転しているときに、ラップ40がピストンリング2の半径方向内方へと水平移動し、ラッピングフィルム42がピストンリングの外周面2Aに当接した後に、ローラ41が軸心方向に振動することによって、ピストンリング2の外周面2Aの研磨を行うことができるように構成されている。また、外周面2Aの研磨を行っている最中に、図示せぬモータの駆動により図示せぬローラが回転しラッピングフィルム42が搬送されることによって、ラッピングフィルム42はピストンリング2に対する当接位置を変えながら外周面2Aの研磨を行うことができる。ローラ41を有するヘッド部43は研磨スタンドに相当する。
【0020】
ローラ41は、ウレタンやMCナイロン等の弾性変形が可能な材料によって構成されており、硬さはJIS HS70度程度である。ローラ41が弾性変形可能な材料によって構成されているため、ローラ41に環装されているラッピングフィルム42がピストンリング2の外周面2Aに当接しているときに、外周面2Aがラッピングフィルム42及びローラ41を押圧し、ローラ41を図2に示すように変形させることができる。このため、外周面2Aの上端2B及び下端2Cに近づくに従って、より強くラッピングフィルム42が当接し摺動するようにできるため、外周面2Aの中央部2Dを所定の曲率をもつバレル状に研磨することができるのみならず、上下端2B、2C、即ちピストンリング外周面に続くコーナー部を、バレル状の外周面2Aの中央部2Dの曲率よりも小さい曲率の曲面とすることができる。ローラ41のピストンリング2に対する押圧力を調整することにより、任意の曲率を得ることができる。本出願と同一の出願人による、特願2000−229310号明細書中に記載した、バレル形状のピストンリングを製造するのに最適である。
【0021】
次に、ピストンリングの外周研磨装置1の動作について説明する。先ず、図示せぬリフターによって搬送されてきたピストンリング2が、リング台10の上面10Aに載置される。次に、3つのプッシャー20に設けられたローラ21が、ピストンリング2の外周面2Aを、半径方向外方から内方へと均等に押圧して、ピストンリング2の合口を閉じる。前述のように、3つのプッシャーはピストンリング2の周方向に等間隔で配置されているため、ピストンリング2を真円の状態に変形させて合口を閉じさせることができる。ピストンリング2が真円に変形された状態を維持しつつ、リング押さえ30が鉛直方向上方からピストンリング2に対して同軸的にピストンリング2へ接近し、当接押圧し、リング押さえ30とリング台10とによってピストンリング2を挟持し、ピストンリング2の合口の閉じた状態が維持される。
【0022】
次に、図示せぬモータが駆動し、リング台10が、円形をしたリング台10の上面10Aの軸を中心に回転する。ピストンリング2及びリング押さえ30も、リング台10と一体に回転する。一方、ローラ41を有するラップ40のヘッド部43は、図示せぬモータが駆動することによって、ローラ41と共にローラ41の軸方向に振動する。又、ラップ内部の図示せぬモータが駆動することによって、ラップ内部の図示せぬローラが回転し、これに伴いローラ41が回転し、ラッピングフィルム42が周回搬送される。ラッピングフィルム42の搬送方向は、ピストンリング2の回転方向と同一である。
【0023】
そして、ラップ40が、ピストンリング2の半径方向外方から内方へと移動してゆき、ラッピングフィルム42がピストンリング2の外周面2Aに当接する。さらにラップ40がピストンリング2の半径方向内方へと移動し、ピストンリング2に対してローラ41がラッピングフィルム42を押圧する。ローラ41は弾性変形可能であるため、図2に示すように、ローラ41にラッピングフィルム42とピストンリング2とがくい込むことになる。この状態で、ピストンリング2はその軸を中心に回転し、ローラ41を有するヘッド部43はラッピングフィルム42と共に振動し、又、ラッピングフィルム42も周回搬送されて、ピストンリング2の外周面2Aの研磨が行われる。
【0024】
所望の時間、研磨が行われた後に、ラップ40がピストンリング2の半径方向外方へと後退し、ラッピングフィルム42がピストンリング2の外周面2Aから離間した後に、ラッピングフィルム42の搬送と、ピストンリング2の回転と、ローラ41の振動とが停止する。そして、リング押さえ30がピストンリング2から離間した後に、プッシャー20がピストンリング2の半径方向外方へと後退し、ローラ21がピストンリング2の外周面2Aから離間し、ピストンリング2の合口が開かれる。そして、図示せぬリフターによってピストンリング2が外周研磨装置1から取除かれ、ピストンリング2の外周面2Aの研磨が終了する。
【0025】
ピストンリング2の外周面2Aの研磨を行うために、研磨粉や砥石を用いずに、ラッピングフィルム42を用いたため、従来必要であった研磨紛や砥石の精度の管理を行う必要がなくなり、生産コストを低減することができる。又、研磨抵抗を低くすることができ、剥離やカケなどの不良の発生を低減することができ、生産性を高めることができる。
【0026】
ピストンリング2がピストンリング2の軸を中心に回転しているときに、ローラ41を有するヘッド部43が、ラッピングフィルム42と共にピストンリング2の軸方向に振動するため、ピストンリング2の外周面2Aにアヤ目状のクロスハッチを形成することができる。リング台10の回転数を調整することによって、アヤ目の間隔を調整することができ、粗さの異なるラッピングフィルム42を用いることによって、アヤ目状のクロスハッチの粗さを任意の値とすることができる。
【0027】
本発明によるピストンリングの外周研磨装置は上述した実施の形態に限定されず、特許請求の範囲に記載した範囲で種々の変形や改良が可能である。例えば、本実施の形態によるピストンリングの外周研磨装置では、ラップ40のローラ41の硬さをJIS HS70度程度としたが、50乃至100度の範囲内であればよい。このように硬さの異なるローラ41を用いることで、外周面2Aの中央部2D及び上下端2B、2Cの曲率を所望の値とすることができる。
【0028】
又、プッシャー20、ローラ20、ラップ40、ローラ41の数は、上述の本実施の形態によるピストンリングの外周研磨装置が有している数に限定されない。
【0029】
又、ラッピングフィルム42がピストンリング2の外周面2Aに当接して外周面2Aの研磨が行われている間、プッシャー20はピストンリング2を、ピストンリング2の半径方向内方へと押圧し続けているが、合口が閉じられ真円に変形されたピストンリング2をリング押さえ30とリング台10とによって挟持した後の時点であって、ラッピングフィルム42による外周面2Aの研磨を行う前に、プッシャー20をピストンリング2の半径方向外方へと後退させ、ピストンリング2から離間させてしまってもよい。
【0030】
【発明の効果】
請求項1記載のピストンリングの外周研磨装置によれば、研磨材として帯状のラッピングフィルムを用いたため、従来研磨材として用いていた研磨紛や砥石の精度の管理を行う必要がなくなり、生産コストを低減することができる。又、研磨抵抗を低くすることができるため、剥離やカケなどの不良の発生を低減することができ、生産性を高めることができる。
【0031】
又、ピストンリングをピストンリングの軸心を中心に回転駆動させた状態で、ラッピングフィルムをピストンリングの軸方向に振動させるようにしてピストンリングの外周面の研磨を行うようにしたため、ピストンリングの外周面にアヤ目状のクロスハッチを形成することができる。
【0032】
又、ピストンリングの外周面の複数部位を半径方向内方に押圧するリング真円保持手段を設けたため、自由状態のピストンリングの外形を、容易に真円に変形させることができる。
【0033】
請求項2記載のピストンリングの外周研磨装置によれば、ピストンリングの外周面を押圧可能であってラッピングフィルムを走行させるローラを備え、ローラは、ラッピングフィルムが介在した状態でリング外周を押圧したときに弾性変形が可能な材料によって構成され、ローラがピストンリング軸方向に振動するようしてピストンリングの外周面の研磨を行うようにしたため、ピストンリング外周面に続くコーナー部を円弧状に研磨可能とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態によるピストンリングの外周研磨装置を示す平面図。
【図2】本発明の実施の形態によるピストンリングの外周研磨装置を示す要部側面図。
【図3】従来のピストンリングの外周研磨装置を示す要部断面図。
【図4】 従来のピストンリングの外周研磨装置を示す要部側面図。
【図5】従来のピストンリングの外周研磨装置を示す要部断面図。
【符号の説明】
1 外周研磨装置
2 ピストンリング
2A 外周面
2B 上端
2C 下端
2D 中央部
10 リング台
20 プッシャー
21 ローラ
30 リング押さえ
40 ラップ
41 ローラ
42 ラッピングシート

Claims (2)

  1. 自由状態のピストンリングの外形を真円に変形させるために、ピストンリングの外周面の複数部位を半径方向内方に押圧するリング真円保持手段と、
    該リング真円保持手段の内側に位置して、形状が真円に保持されたピストンリングを、ピストンリングの軸方向の両端面から挟持固定すると共に、該ピストンリングの軸心を中心に該ピストンリングを直接回転駆動するリング固定・回転手段と、
    該リング固定・回転手段の外側に位置し、該ピストンリングの半径方向に移動可能に設けられ、該リング固定・回転手段により回転するリングの外周面を押圧研磨する研磨スタンドとを備え、
    該研磨スタンドは、研磨材として帯状のラッピングフィルムを用い、該帯状のラッピングフィルムを該ピストンリングの外周面の周方向に移動させると共に、該ラッピングフィルムを該ピストンリングの軸方向に振動させる駆動手段を備えたことを特徴とするピストンリングの外周研磨装置。
  2. 該駆動手段は、該ピストンリングの外周面を押圧可能であって該ラッピングフィルムを走行させるローラを備え、該ローラは、該ラッピングフィルムが介在した状態でリング外周を押圧したときに弾性変形が可能な材料によって構成され、該ローラのピストンリング軸方向の振動によって該ピストンリング外周面に続くコーナー部が円弧状に研磨可能であることを特徴とする請求項1記載のピストンリングの外周研磨装置。
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