JP2755832B2 - バリ除去装置 - Google Patents

バリ除去装置

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JP2755832B2
JP2755832B2 JP3023301A JP2330191A JP2755832B2 JP 2755832 B2 JP2755832 B2 JP 2755832B2 JP 3023301 A JP3023301 A JP 3023301A JP 2330191 A JP2330191 A JP 2330191A JP 2755832 B2 JP2755832 B2 JP 2755832B2
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JP
Japan
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burr
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knife
plate
burrs
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譲 門野
稔 森園
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、板端面に形成されたバ
リの除去に供されるバリ除去装置に関する。
【0002】
【従来の技術】板材(プレート)や帯板材(ストリッ
プ)の端面にミーリング加工やサイドトリミング加工等
を行う場合、端面には往々にしてバリが発生する。この
バリは製品として好ましいものでないため、種々のバリ
除去装置が提案されている。図5および図6には、従来
のバリ除去装置の一例を側面視と平面視とにより示して
ある。図中、1は円盤形状のバリ除去ナイフ(以降、ナ
イフと略称する)であり、軸受7により回転自在に保持
されている。軸受7はピン8を介して装置本体9に揺動
自在に支持され、シリンダ3による一定の加圧力で上方
に付勢されている。ナイフ1は板材4に押し当てられ、
板材4の走行(図中に、矢印で進行方向を示す)に伴っ
て連動回転し、切刃2で板材4の端部コーナに付着して
いるバリ5を切削点6で切削除去するようになってい
る。尚、切刃2の形状は直角刃のシャープエッジであ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】板材特に鋼板材には、
通常そのエッジ部に板厚方向における微小なウェーブが
残留している。このウェーブは圧延による板幅方向の伸
延比が不均一であることに起因しており、避けがたいも
のである。このような板材を一定の幅にするべく、ミー
リング加工やサイドトリミング加工を施すと、前述した
ようにバリが発生する。ところが、従来のバリ除去装置
によってこのバリを除去しようとした場合、次のような
不具合が生じることがあった。すなわち、図7および図
8に示すように、板材4のウェーブによって切削点6が
バリ5に当たらずに取り残しが生じたりあるいは切削深
さが大きくなりすぎ、良好なバリの除去が行えないので
ある。本発明は上記状況に鑑みなされたもので、ウェー
ブが残留した板材に対しても、安定したバリの除去を行
えるバリ除去装置を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明ではこの
課題を解決するために、走行する板材に円盤形状のバリ
除去ナイフを板材の走行方向に傾斜させて押し当てるこ
とによって板材の端面のバリを除去するバリ除去装置に
おいて、前記バリ除去ナイフは、その回転軸に直角な面
に対し外周側に傾斜して円錐形状をしたランド部を有
し、当該ランド部の外周端に切刃を形成すると共に、当
該ランド部の内周端に前記板材の板面に当接してバリ除
去時のガイドをする支点を形成してなることを特徴とす
る。
【0005】
【作用】板方向にウェーブのある板材を処理する場合
でも、バリ除去ナイフの支点が常に板材に接して切削時
のガイドとなる一方、支点の近傍にある切刃の板材に対
する距離が微小且つ略一定に保たれる。その結果、切り
込み代が略一定となり、安定したバリの除去が行われ
る。
【0006】
【実施例】本発明の一実施例を図面に基づき具体的に説
明する。実施例の説明にあたっては前述した従来の例に
おける部材と同一の部材には同一の符号を付し、重複す
る説明を省略する。図1〜図4は本発明の一実施例に係
り、図1にはバリ除去ナイフの断面視を示し、図2には
バリ除去ナイフの板材への配置を示し、図3には板材凹
部のバリ除去状態を示し、図4には板材凸部のバリ除去
状態を示してある。
【0007】図1に示すように、ナイフ1は従来品と同
様に円盤形状であるが、切刃2の上面すなわちランド部
11は基準面13に対して面取角αで面取りされること
により形成されている。そして、ランド部11の内端部
より内側は基準面13に対して逃げ角βを有する凹部1
4となっており、支点15が形成されている。また、ナ
イフ1の外周面すなわち切刃2の側面は傾斜しており、
ランド部11との間で刃先角γを形成している。尚、ナ
イフ1は両面が使用できるように、裏面と表面とが対称
に形成されている。
【0008】本実施例では、図2に示す如く、パスライ
ン17に対して傾斜角θを以て傾斜させた状態で、ナイ
フ1を走行している板材4のコーナに押し当てる。する
と、ナイフ1は板材4の走行に伴って連動回転し、切刃
2によってバリ5が除去されるのである。尚、図示はし
ないが、押圧機構は従来のものと同様である。
【0009】このバリ除去装置において、板厚方向にウ
ェーブのある板材4が送られてきた場合、図3および図
4に示す如く、板材4の凹の部分と凸の部分において
も、面取角αと逃げ角βの存在によって支点15のみが
板材4の下面端部に押し付けられる。その結果、支点1
5が切削時のガイドとなり、切刃2は板材4からの距離
を微小且つ一定量に保った状態でバリ5を切削除去する
のである。
【0010】これを式で表すと、バリ5の切削深さをh
1 ,バリ5の高さをh0 ,ランド部11の寸法をl,切
刃2の板材4からの距離をl1 ,板材4のウェーブによ
る変化量をl2 ,ウェーブの曲率半径をρとして、 h1 =h0 −l1 −l2 1 =lsin(α−θ)/cos α となり、ここで l<<ρ であるから、 l2 ≒0 となる。すなわち、ランド部11の寸法lが板材4のウ
ェーブの曲率半径ρに比べて非常に小さいため、変化量
2 は略0となる一方、切刃2のパスライン17からの
距離l1 はナイフ1の形状(l,α)および傾斜角θに
より定まる一定値となる。したがって、バリ5の切削深
さh1 も略一定量となり、安定した切削が行われるので
ある。尚、発明者等が種々の試験を行ったところ、ナイ
フ1の各部の数値を、α=1°〜15°,β=1°〜3
0°,γ=45°〜135°,1=1mm〜10mmの範囲
に設定した場合にバリ除去の効率が良好になることが確
認された。
【0011】本実施例では、逃げ角βで凹部14を形成
したため、ナイフ1の中央部はウェーブのある板材4で
も干渉せず、常に支点15を板材4の下面端部に接触さ
せることができるようになった。また、ナイフ1の傾斜
角θを適宜設定することにより、切刃2のパスライン1
7からの距離l1 すなわちバリ5の切削深さh1 を調整
することが可能となった。更に、ナイフ1は裏表が対称
形状となっているため、片面が磨耗した場合には反転し
て使用することが可能となった。
【0012】以上で具体的実施例の説明を終えるが、本
発明の態様はこの実施例に限るものではなく、要旨を逸
脱しない範囲で種々の変更を加えることが可能である。
【0013】
【発明の効果】本発明に係るバリ除去装置によれば、
リ除去ナイフは、その回転軸に直角な面に対し外周側に
傾斜して円錐形状をしたランド部を有し、当該ランド部
の外周端に切刃を形成すると共に、当該ランド部の内周
端に前記板材の板面に当接してバリ除去時のガイドをす
る支点を形成してなるので、切刃と板材間の距離を微小
且つ一定量に保った状態でバリを切削除去することが可
能となり、バリの取り残しや切削深さの変動等の防止が
図れるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係るバリ除去ナイフの断面
図である。
【図2】実施例におけるバリ除去ナイフの板材への配置
を示す説明図である。
【図3】実施例における板材凹部のバリ除去状態を示す
説明図である。
【図4】実施例における板材凸部のバリ除去状態を示す
説明図である。
【図5】従来のバリ除去装置の一例を示す側面図であ
る。
【図6】従来のバリ除去装置の一例を示す平面図であ
る。
【図7】従来装置における板材凹部のバリ除去状態を示
す説明図である。
【図8】従来装置における板材凸部のバリ除去状態を示
す説明図である。
【符号の説明】
1 バリ除去ナイフ 2 切刃 4 板材 5 バリ 11 ランド部 13 基準面 14 凹部 15 支点 17 パスライン α 面取角 β 逃げ角 γ 刃先角 θ 傾斜角 l ランド部の寸法
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B23D 79/00 B23C 3/12

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 走行する板材に円盤形状のバリ除去ナイ
    フを板材の走行方向に傾斜させて押し当てることによっ
    板材の端面のバリを除去するバリ除去装置において、
    前記バリ除去ナイフは、その回転軸に直角な面に対し外
    周側に傾斜して円錐形状をしたランド部を有し、当該ラ
    ンド部の外周端に切刃を形成すると共に、当該ランド部
    の内周端に前記板材の板面に当接してバリ除去時のガイ
    ドをする支点を形成してなることを特徴とするバリ除去
    装置。
JP3023301A 1991-02-18 1991-02-18 バリ除去装置 Expired - Lifetime JP2755832B2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP3023301A JP2755832B2 (ja) 1991-02-18 1991-02-18 バリ除去装置

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JP3023301A JP2755832B2 (ja) 1991-02-18 1991-02-18 バリ除去装置

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JPH04261711A JPH04261711A (ja) 1992-09-17
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JPS6421700U (ja) * 1987-07-29 1989-02-03

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