JP2750920B2 - スリッター - Google Patents

スリッター

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JP2750920B2
JP2750920B2 JP1291033A JP29103389A JP2750920B2 JP 2750920 B2 JP2750920 B2 JP 2750920B2 JP 1291033 A JP1291033 A JP 1291033A JP 29103389 A JP29103389 A JP 29103389A JP 2750920 B2 JP2750920 B2 JP 2750920B2
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JP
Japan
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lower blade
roll
blade
slitter
receiving sleeve
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JP1291033A
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次郎 金子
政基 網倉
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Dai Nippon Printing Co Ltd
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Dai Nippon Printing Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、広幅の材料(通常、原反という)をカッタ
ーで細幅に切断するスリッターに関するものである。
[従来の技術] 従来、巻取り紙輪転機や紙加工機などにおいて、紙を
流れの方向に切る装置として、いわゆるスリッターが広
く使用されている。このスリッターは、第5図に示すよ
うに、原反Wを巻き出す作用を行う巻出部A、原反Wの
送り作用と通過する原反Wを細幅に切断する作用を行う
カッターローラ部B、切断された原反Wを巻き取る作用
を行う巻取部Cとから構成されている。そして、カッタ
ーローラ部Bにおける切断刃の形態により種々の切断方
式があるが、上刃ロールfと下刃ロールeを駆動するこ
とにより下刃と上刃との間を通過する原反Wを切断する
シェアーカット方式のものが最も多く使用されている。
第6図はこのシェアーカット方式で使用される下刃ロー
ルeの一部の断面図を示しており、この図から分かるよ
うに、下刃ロールeにおいては、リング状の下刃21が種
々の幅からなる複数のリング状スペーサ22を介して下刃
用ロール23の所定位置にセットされ、両端の押さえナッ
ト24によって固定されるようになっている。ここで、各
スペーサ22は、その外周面が下刃21の外周面と同じ面上
に並ぶように大きさが統一されている。このような下刃
ロールeに対し、所定の噛合い深さをもって下刃に接触
する円板状でリング状の上刃25が上刃用ロールの周囲に
固定されてなる上刃ロールfが隣接して配置され、さら
に、原反Wが或る角度で下刃ロールeに巻き付くよう
に、これらの下刃ロールe及び上刃ロールfの前後にガ
イドロールg,hが配置されてカッターローラ部Bが構成
されている。
[発明が解決しようとする課題] 前記したカッターローラ部Bにおける下刃21の位置調
整を行うには、下刃用ロール23端部の押さえナット24を
取り外して下刃用ロール23から多くのスペーサ22と下刃
21を外した後、次の切断作業で必要な寸法になるように
下刃21と種々のスペーサ22とを組み合わせて下刃用ロー
ル23に嵌挿し、再び押さえナット24で固定する必要があ
る。また、下刃21を交換する場合にも、押さえナット24
を取り外して下刃用ロール23から多くのスペーサ22と下
刃21を外した後、下刃21取り替えてこれらをまた下刃用
ロール23に嵌挿する必要がある。そして、これらの作業
を行う際には、重量のある下刃ロールeをその駆動部か
ら一旦取り外さなければならず、作業全体としてはかな
りの時間を要するという問題点があった。
本発明は、上記の問題点を解決するものであって、下
刃の位置調整や交換を簡単に行なえるカッターローラ部
を備えたスリッターを提供することを目的とするもので
ある。
[課題を解決するための手段] 上記の目的を達成するために、本発明のスリッター
は、一つ又は複数のリング状の下刃がその周囲に固定さ
れてなる下刃用ロールと、所定の噛合い深さをもって前
記下刃に接する円板状でリング状の上刃が前記下刃の数
と同数だけその周囲に固定されてなる上刃用ロールと、
それらの前後に配置されるガイドロールとからなるシェ
アーカット方式のカッターローラ部を備えるスリッター
において、前記下刃用ロール上に嵌挿されて任意の位置
に固定可能な下刃受けスリーブを設け、前記下刃をこの
下刃受けスリーブに固定することにより下刃用ロール上
の任意の位置に固定可能とするとともに、前記上刃と下
刃の噛合い開始点における下刃の接線にほぼ沿って原反
が通るように前記前後のガイドロールを配置したことを
特徴とするものである。
[作用] 本発明のスリッターにおいては、そのカッターローラ
部における下刃は、下刃受けスリーブとともに下刃用ロ
ール上を軸方向に移動される。また、必要に応じ、所望
の位置において固定される。そして、上記のように構成
されたスリッターにおいて原反の切断を行うと、原反は
上刃と下刃の噛合い開始点における下刃の接線にほぼ沿
って切断部を通るため、下刃ロールに段部があるにも拘
わらず平面状態を保って切断部に送り込まれ、かつ、原
反は下刃の上に載った状態で切断が行われる。
[実施例] 以下、本発明の実施例を図面を用いて詳細に説明す
る。
第1図は本発明の一実施例であるスリッターにおける
下刃ロールの一部断面図、第2図は第1図におけるII−
II断面矢視図である。
第1図及び第2図に示されるように、この下刃ロール
aでは、円筒状の下刃用ロール1の外周に段形状をした
リング状の下刃受けスリーブ2が嵌挿されており、この
下刃受けスリーブ2の下段部に下刃3が嵌挿され、さら
に、下刃3は下刃押さえナット4により下刃受けスリー
ブ2に固定されるようになっている。この押さえナット
4には、ロッドにより巻き締めるための穴5が設けられ
ている。また、下刃受けスリーブ2の内面には軸方向の
キー挿入溝6が設けられており、この溝6にはキー7が
挿入されるようになっている。そして、下刃受けスリー
ブ3の上段部には、溝6に対応する位置に雌ネジをもつ
孔8が貫通して設けられており、この孔8にはキー押さ
えネジ9が螺合するようになっている。このように、キ
ー7を介して下刃受けスリーブ2を下刃用ロール1に固
定する構成とすることにより、固定用押さえネジが直接
下刃用ロール1に当たってその表面を傷つけることを防
いでいる。さらに、キー7の底部2ケ所にはキー押さえ
リング用溝10が設けられるとともに、下刃受けスリーブ
2の内面には、キー7が挿入された時にキー7のキー押
さえリング用溝10につながる2本の環状溝11が設けられ
ており、これらの溝には一部を切り欠いた「C」状のキ
ー押さえリング12が挿入されて、キー7を下刃受けスリ
ーブ2に保持して脱落しないようにされている。したが
って、キー押さえネジ9を締め付けることにより、下刃
受けスリーブ2を下刃用ロール1上の所定位置に固定す
ることができ、また、キー押さえネジ9を緩めてキー7
と下刃用ロール1との押圧状態を解くことによって、下
刃受けスリーブ2はキー7とともに下刃用ロール1の上
を左右に移動可能となる。このような構成により、下刃
受けスリーブ2に一体的に固定される下刃3は、下刃用
ロール1上の任意の所定位置に固定可能となっている。
そして、切断作業の種類により、下刃受けスリーブ2と
一体となった下刃3は、上刃13と対応して下刃用ロール
1の外周に一つだけ設けられる場合もあるし、また、複
数設けられる場合もある。
シェアーカット方式では、円板状の上刃が下刃に接触
しながら回転して原反を剪断力で切断することから、原
反が綺麗に切断されるためには、切断時において原反が
下刃の上に載っていることが必要である。しかしなが
ら、下刃受けスリーブ2を介して下刃3が固定された上
記のような下刃ロールaを使用するスリッターにおいて
は、従来の下刃ロールeのようにリング状のスペーサ22
によって下刃ロールeの周囲が平坦となっておらず、表
面が凸凹状態となっているので、原反Wを下刃ロールa
に或る角度で巻き付けるようにして切断部に送り込む
と、原反Wは波打って一様の張力がかからず、上刃13と
下刃3とにより切断が綺麗に行われないことになる。し
たがって、下刃3を固定した下刃受けスリーブ2を備え
る上記構成の下刃ロールaを使用するスリッターにあっ
ては、原反Wを下刃ロールaに巻き付けるようにして送
ることはできない。
そこで、上記の下刃ロールaを使用する本発明のスリ
ッターでは、第3図に示されるように、そのカッターロ
ーラ部Bにおいて、原反Wが下刃ロールa周囲の下刃3
に接しながら真っ直ぐ送られるように、かつ、切断時に
おいて原反Wが下刃3の上に載るようにされている。す
なわち、上刃13と下刃3の噛合い開始点における下刃3
に接線にほぼ沿って原反Wが通るように、下刃ロールa
と上刃ロールbの前後にガイドロールc,dが配置されて
いる。
第4図の模式図によりこれらの位置関係を詳しく説明
する。同図において上下の円弧はそれぞれ上刃ロール
b、下刃ロールaにおける上刃13、下刃3の外周輪郭線
を示している。そして、上刃13は所定の噛合い深さをも
って下刃3に接しており、Sはその噛合い開始点であ
る。この噛合い開始点Sにおける下刃3の接線、すなわ
ち、下刃ロールaの中心点Oと噛合い開始点Sとを結ぶ
直線OSに直角で、かつ、噛合い開始点Sを通る直線Tに
ほぼ沿うようにして原反Wが走行するように前後のガイ
ドロールc,dが配置されている。
このような条件で切断部前後にガイドロールc,dが配
置されていることにより、切断部に送り込まれる原反W
は波打つことがなく、また、切断時において、原反Wは
下刃3の上に載った状態となっているので、剪断力で切
断される場合の支えを得ることができるものである。特
に、上刃13と下刃3の噛合い開始点における下刃3の接
線に合致して原反Wが通るようにした場合には、原反W
の切断が最も良好に行なわれる。
[発明の効果] 本発明のスリッターは以上説明したように構成されて
いるので、下刃受けスリーブを下刃用ロール上で移動さ
せて固定することによって、下刃の位置調整を容易に行
うことができる。また、下刃の交換においても、従来の
ように多くのスペーサの取り外しと組み合わせ作業を行
う必要がないことから、作業時間を短縮することができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例であるスリッターにおける下
刃ロールの一部断面図、第2図は第1図におけるII−II
断面矢視図、第3図は本発明の一実施例であるスリッタ
ーにおけるカッターローラ部の概略図、第4図は第3図
における各ロールの位置関係を示す模式図、第5図は従
来のスリッターの概略図、第6図は従来のスリッターに
おける下刃ロールの一部断面図である。 1……下刃用ロール、2……下刃受けスリーブ、3……
下刃、4……下刃押さえナット、5……穴、6……キー
挿入溝、7……キー、8……孔、9……キー押さえネ
ジ、10……キー押さえリング用溝、11……環状溝、12…
…キー押さえリング、13……上刃、21……下刃、22……
スペーサ、23……下刃用ロール、24……押さえナット、
25……上刃、A……巻出部、B……カッターローラ部、
C……巻取部、W……原反、a……下刃ロール、b……
上刃ロール、c,d……ガイドロール、e……下刃ロー
ル、f……上刃ロール、g,h……ガイドロール

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一つ又は複数のリング状の下刃がその周囲
    に固定されてなる下刃用ロールと、所定の噛合い深さを
    もって前記下刃に接する円板状でリング状の上刃が前記
    下刃の数と同数だけその周囲に固定されてなる上刃用ロ
    ールと、それらの前後に配置されるガイドロールとから
    なるシェアーカット方式のカッターローラ部を備えるス
    リッターにおいて、前記下刃用ロール上に嵌挿されて任
    意に位置に固定可能な下刃受けスリーブを設け、前記下
    刃をこの下刃受けスリーブに固定することにより下刃用
    ロール上の任意の位置に固定可能とするとともに、前記
    上刃と下刃の噛合い開始点における下刃の接線にほぼ沿
    って原反が通るように前記前後のガイドロールを配置し
    たことを特徴とするスリッター。
JP1291033A 1989-11-10 1989-11-10 スリッター Expired - Lifetime JP2750920B2 (ja)

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JP1291033A JP2750920B2 (ja) 1989-11-10 1989-11-10 スリッター

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JP1291033A JP2750920B2 (ja) 1989-11-10 1989-11-10 スリッター

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JPH03154799A JPH03154799A (ja) 1991-07-02
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JP1291033A Expired - Lifetime JP2750920B2 (ja) 1989-11-10 1989-11-10 スリッター

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Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6040319Y2 (ja) * 1982-05-11 1985-12-04 株式会社不二鉄工所 スリツタ−における下刃機構
JPH01101792U (ja) * 1987-12-28 1989-07-10

Also Published As

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JPH03154799A (ja) 1991-07-02

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