JPH0435110Y2 - - Google Patents

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JPH0435110Y2
JPH0435110Y2 JP1987071715U JP7171587U JPH0435110Y2 JP H0435110 Y2 JPH0435110 Y2 JP H0435110Y2 JP 1987071715 U JP1987071715 U JP 1987071715U JP 7171587 U JP7171587 U JP 7171587U JP H0435110 Y2 JPH0435110 Y2 JP H0435110Y2
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cutter
cutting
cutters
sheet
cut
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【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、連続的に製造され走行されるシート
状物の耳部をカツタにより切断除去する装置に関
し、とくに耳部を複数条に切断するシート状物の
耳部切断装置に関する。
〔従来の技術〕
連続的に処理、成形されるシート状物において
は、通常その両側耳部は中央部より厚く成形さ
れ、中央部が製品化されるとともに耳部は連続的
に切断除去され、切断された耳部はクラツシヤ等
により粉砕されて再び原料工程へと回収される。
この耳部の幅は、成形されるシート状物によつて
種々異なるが、たとえば成形幅3〜10m程度のプ
ラスチツクフイルムの場合、50〜300mm程度とさ
れることが多く、耳部であつても比較的広い幅を
有している。
成形されるシート状物が比較的厚物のである場
合、たとえば50〜500μm程度の厚さである場合、
耳部の厚さはさらに厚くなり、上記のような比較
的幅の広い耳部では、そのままクラツシヤで粉砕
処理することが困難である。そこで従来から、厚
物に対しては、複数のカツタを用いて耳部を複数
条に切断し、それをクラツシヤに導いて円滑に粉
砕処理するようにした方法が採られている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
ところが、上記のような厚物の耳部切断におい
ては、カツタに大きな負荷がかかるため、カツタ
の切れ味が比較的短期間のうちに低下し、切れ味
が低下するとカツタが折れ易くなる。また、切れ
味がそれ程低下していないときであつても、工程
変動等によりたとえばカツタに衝撃的な横力がか
かり、急にカツタが折れることもある。
カツタの切れ味が低下したりカツタが折れたり
したときには、そのカツタを新しいカツタに交換
する必要があるが、従来の切断装置では、カツタ
本数が切断される複数の耳部系数と同数しか設け
られていなかつたため、交換には旧カツタを取り
外し新カツタを取り付ける作業が必要となり、カ
ツタ交換に長時間を要して生産性を大幅に低下さ
せるとともに、カツタ交換中は所定の耳部切断が
行われないわけであるからその部分からトラブル
が発生し、生産を中断せざるを得ない事態を招く
おそれがあるといつた問題があつた。
本考案は、上記のような問題点に着目し、カツ
タの切れ味が低下したりカツタが折れた場合に迅
速に対処でき、とくに厚物のシート状物製造にお
いてその生産性を向上することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
この目的に沿う本考案のシート状物の耳部切断
装置は、連続的に走行されるシート状物の耳部を
切断するカツタを複数備え、該複数のカツタによ
り前記耳部を複数条に切断するシート状物の耳部
切断装置において、前記複数のカツタをシート状
物の幅方向に位置調整可能な本体ベース上に配置
し、前記複数のカツタ本数を、切断されるべき耳
部の最小条数よりも多くするとともに、該複数の
カツタのうち少なくとも2本のカツタを、前記本
体ベース上にシート状物の幅方向に位置調整可能
に設けられた移動ベース上に配置したものから成
る。
上記切断されるべき耳部の最小条数とは、複数
に切断された耳部をクラツシヤ等に導いた場合ト
ラブルなく円滑に粉砕処理を行うことのできる最
小切断条数のことである。
〔作用〕
このような耳部切断装置は、次のような各種の
使い方が可能である。
耳部切断装置が有する全てのカツタを用いて耳
部を切断する場合には、耳部は上記切断されるべ
き耳部の最小条数よりも多い条件に切断されるの
で、クラツシヤ等における粉砕処理は一層円滑に
なる。そしていずれかのカツタが切れ味が低下し
たり折れたりした場合には、そのカツタをシート
状物切断部から外し移動ベースの位置調整により
その位置に移動ベース上のカツタをもつてくるこ
とができる。切断条数は予め最小条数よりも多く
設定されているので、切断条数が一つ減つても粉
砕処理のトラブル発生は防止される。また、カツ
タは移動ベースとともに本体ベース上にて位置調
整されるだけであるから、本体ベースの位置はそ
のまま確保され、本体ベース上の他のカツタ位置
はそのまま維持される。したがつて、実質的カツ
タ交換が迅速に行われ、生産への悪影響は最小限
に抑えられる。
また、上記使用態様において、最内側、つまり
最製品部側のカツタ以外のカツタが折れたりした
場合には、そのままの状態に放置することも可能
である。カツタ本数は切断最小条数よりも多く設
定されているので、耳部切断条数が単に一本減る
だけであり、シート状物の生産、耳部の粉砕処理
ともに全くトラブルの発生しないようにすること
も可能である。
さらに、耳部切断装置中に配置されている全カ
ツタを生産中同時には使用せず、移動ベース上に
配置されているいずれかのカツタを待機させてお
けば、使用中のいずれかのカツタが折れた場合
に、待機させていたカツタを迅速にその切断位置
にセツトすることも可能である。
このように、カツタの切れ味の低下や折損に、
ごく短時間でかつ容易に対処でき、生産への影響
を最小限に抑えることができる。
〔実施例〕
以下に、本考案の望ましい実施例を図面を参照
して説明する。
第1図および第2図は、本考案の一実施例に係
るシート状物の耳部切断装置を示しており、厚物
プラスチツクフイルム(たとえば製品厚み50〜
500μm)の両側耳部切断に本考案装置を適用し
たものである。図において、1は連続的に製膜、
走行されるプラスチツクフイルムを示しており、
2,3はフイルム搬送用ガイドロールを示してい
る。ガイドロール2,3間に、フイルム1の耳部
1aを切断する耳部切断装置4が、両側耳部1a
に対してそれぞれ設けられている。
耳部切断装置4には、複数のカツタ5a,5
b,5cが配置されており、本実施例では、片側
耳部1aの切断されるべき最小条数が2本であ
り、カツタはそれよりも1本多く設けられてい
る。耳部切断装置4には、フイルム1の幅方向X
−Xにねじ軸6によつて位置調整される本体ベー
ス7が設けられており、本体ベース7上には、本
体ベース7に対しさらにフイルムの幅方向X−X
にねじ軸8により位置調整可能な移動ベース9が
設けられている。本実施例では、本体ベース7上
のカツタ5aが配置され、移動ベース9上に所定
の間隔をもつてカツタ5bとカツタ5cが配置さ
れている。
このように構成された装置においては、通常生
産中は第1図に示すように3本のカツタ5a,5
b,5c全てを使用して耳部1aが3条に切断さ
れる。耳部の最小切断条数は2条であるから、3
条に切断することにより一層円滑な粉砕処理が行
われる。
まず、カツタ5cが折損した場合についてであ
るが、ねじ軸8を操作して移動ベース9を移動
し、カツタ5bをカツタ5cがあつた位置にもつ
てくる。この場合、耳部切断条数は2条となる
が、最小切断条数を満足しているのでとくにトラ
ブルは生じない。また、単に移動ベース9の位置
を調整するだけでよいので、ごく短時間で容易に
行われ、生産続行中に大きなトラブルを発生させ
ることなく処置することが十分に可能である。
また、カツタ5bが折損した場合、そのまま放
置し、適当な機会に新たなカツタ5bに交換する
ことができる。つまり、カツタ5bが折損しても
カツタ5cがある限り全体としての耳部1aの幅
は変わらず、しかも耳部の最小切断条数も満足し
ているので、そのまま放置して生産続行が可能で
ある。
さらに、カツタ5aが折損した場合にも、その
ままの放置が可能である。ただし、カツタ5b,
5cのみによる切断であつても、粉砕処理におい
てトラブルの生じないような切断位置にカツタ5
b,5cを予めセツトしておく必要がある。ま
た、耳部1aの取幅を多少変更してもよい場合に
は、カツタ5aが切損した場合、移動ベース9を
耳部端部側に移動調整し、カツタ5b,5cを所
定の間隔を維持したままセツトで動かすことも可
能である。
次に第3図に本考案の別の実施例を示す。
本実施例においては、移動ベース11上に配置
されたカツタ12b,12cがシリンダ装置13
によりそれぞれフイルム切断位置と待機位置とに
ストローク調整できるようになつており、いずれ
かのカツタ12b又は12cを待機させておき、
使用中のカツタ12c又は12bが折損したとき
に、移動ベース11の調整とともに待機していた
カツタを使用できるシリンダ装置13を作動させ
るものである。なお、カツタ12aは、本体ベー
ス14上に配置されている。
このように構成すれば、従来のカツタ交換と同
等の処置を、ごく短時間で迅速に行うことができ
る。
なお、上記各実施例はカツタ本数が3本、耳部
の最小切断条数が2条の場合について説明した
が、さらに多数の本数、条数であつてもよく、か
つカツタ本数は耳部最小切断条数に対し2以上多
く設けてもよい。
〔考案の効果〕
以上説明したように、本考案のシート状物の耳
部切断装置によるときは、本体ベース上に移動ベ
ースを設け、耳部切断装置のカツタ本数を耳部最
小切断条数よりも多くしたので、従来のカツタ交
換に比べ、カツタの切れ味低下や折損に対しはる
かに迅速に処置でき、とくに厚物のシート状物の
生産性を大幅に向上できるという効果が得られ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例に係るシート状物の
耳部切断装置の正面図で、第2図の−線に沿
つてみた図、第2図は第1図の装置の側面図、第
3図は別の実施例に係るシート状物の耳部切断装
置の正面図、である。 1……シート状物としてのプラスチツクフイル
ム、2,3……ガイドロール、4……耳部切断装
置、5a,5b,5c,12a,12b,12c
……カツタ、6……ねじ軸、7,14……本体ベ
ース、8……ねじ軸、9,11……移動ベース、
13……シリンダ装置。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 連続的に走行されるシート状物の耳部を切断す
    るカツタを複数備え、該複数のカツタにより前記
    耳部を複数条に切断するシート状物の耳部切断装
    置において、前記複数のカツタをシート状物の幅
    方向に位置調整可能な本体ベース上に配置し、前
    記複数のカツタの本数を、切断されるべき耳部の
    最小条数よりも多くするとともに、該複数のカツ
    タのうち少なくとも2本のカツタを、前記本体ベ
    ース上にシート状物の幅方向に位置調整可能に設
    けられた移動ベース上に配置したことを特徴とす
    るシート状物の耳部切断装置。
JP1987071715U 1987-05-15 1987-05-15 Expired JPH0435110Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987071715U JPH0435110Y2 (ja) 1987-05-15 1987-05-15

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JPS63182887U JPS63182887U (ja) 1988-11-25
JPH0435110Y2 true JPH0435110Y2 (ja) 1992-08-20

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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JP4982076B2 (ja) * 2005-11-29 2012-07-25 川上産業株式会社 裁断装置のスリッター刃の位置決め装置
SE1750727A1 (sv) * 2017-06-08 2018-10-09 Packsize Llc Tool head positioning mechanism for a converting machine, and method for positioning a plurality of tool heads in a converting machine

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61131899A (ja) * 1984-11-30 1986-06-19 株式会社 片岡機械製作所 スリッター装置の取幅変更方法

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