JPH0212328Y2 - - Google Patents

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JPH0212328Y2
JPH0212328Y2 JP1984129137U JP12913784U JPH0212328Y2 JP H0212328 Y2 JPH0212328 Y2 JP H0212328Y2 JP 1984129137 U JP1984129137 U JP 1984129137U JP 12913784 U JP12913784 U JP 12913784U JP H0212328 Y2 JPH0212328 Y2 JP H0212328Y2
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JP
Japan
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rotor
driven
rotors
coupling member
side rotor
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JP1984129137U
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、回転力の伝達経路途中に装備され、
モータ等駆動側からの回転力は該伝達経路にのせ
て従動側に伝達するが、逆方向、つまり従動側か
ら入力される回転力に対しては自動的に駆動側を
切り離して、従動側のみの自由回転を可能とす
る、所謂クラツチ機能を有する回転伝達装置に関
する。
(従来技術) 第7図のように、モータAに直結したウオーム
Bによつてウオーム歯車Cを駆動し、さらに平歯
車D→E→F→Gを経てモータの回転力を減速
し、かつ出力軸Hに伝達する如き回転力伝達機構
は周知である。この場合のウオームBとウオーム
歯車Cとの組合せは、これらの噛合状態からウオ
ームBの回転を所謂テコの原理を用いてウオーム
歯車Cに伝えるものであるために、直交する軸間
の回転力伝達機構としては極めてすぐれたもので
ある。しかるに、上記テコの応用に依つているが
故に、一転して回転力の伝達方向が逆転し、ウオ
ーム歯車C側からウオームBを回転させようとす
る力が加わると、作用点と力点との転換によつて
両者B,Cの噛合部に強大な抵抗が発生する。
たとえば、出力軸Hに、水洗ノズルのようなレ
バー体が止着されており、このレバー体をモータ
Aの正逆回転によつてその向きを変更させるよう
な機構を一例として考えた場合、上記向き変更を
モータAの力に頼るのではなく、該レバー体を把
持し、人力で向きを捻じ曲げようとするような行
為が行われると、この力は正規の回転伝達経路と
は逆の経路を通つてモータA側に伝達されようと
するが、前述のようにウオーム歯車Cとウオーム
Bとの噛合部に強大な抵抗が発生し、モータAの
自由回転が生起されないため、レバー体の破損
か、いずれかの歯車噛合部分における欠損破壊を
生じてしまう。
そのため、ウオームBから出力軸Hに至る回転
伝達途中に、安全装置として第8図および第9図
のような一種のクラツチ機構を介在させることが
なされている。
第8図は、歯車Eと歯車Fとを支軸Iに遊嵌
し、コイルばねJの付勢力を利用し、両歯車E,
Fをフエルト等の材質から選んだクラツチ板Kを
挾んで連結するようにしており、第9図では歯車
E,FをコイルばねJの付勢力を利用し凹凸係合
Lで連結したもので、前者では出力軸Hから逆方
向経路を通つて回転力が加わる時、ウオームBと
ウオーム歯車Cとの間の抵抗を利用し、クラツチ
板K部分で歯車Fのスリツプが生じ、後者ではコ
イルばねJに抗して歯車Eが図中矢印方向にスラ
イドし、かつ凹凸係合Lが外れて同様にスリツプ
が生じる。
(考案が解決しようとする問題点) しかるに、これらの方式によれば、モータAか
ら出力軸Hに至る正規の回転力伝達力を大きくし
て信頼性を高めるには、コイルばねJの押しつけ
力を強くせねばならず、前述のスリツプ時、つま
り駆動側切離し時のクラツチ板K、凹凸係合部L
の摩擦が大きくなつて、長期の使用に耐えない難
点がある。また、第8図および第9図のフレーム
M,M間に各構成要素を組込む際には、コイルば
ねJの圧縮操作が必要で、組立てが煩雑になると
共に、コイルばねJの占めるスペース分、機構が
大型化される。
さらに前者の方式では、湿度等の変化によりク
ラツチ板Kの摩擦力が増減し、伝達力が変化する
問題があつた。
本考案は、これらの不都合を一挙に払拭するも
のである。
(問題点を解決するための手段) 本考案は、個別的に回転可能である駆動側回転
子と、従動側回転子とを並列にかつ同軸に対接さ
せるとともに、これら回転子の外周部にわたり板
ばね製略C字状カツプリング部材を跨嵌して両回
転子を連設し、少なくとも駆動側回転子は外周面
に凹凸カム面を有した星形回転子に構成すると共
に、上記カツプリング部材の両端部を二股に左右
分割して、一方の分割部片の両端を従動側回転子
とともに回転されるように従動側回転子の外周面
に係合し、他方の分割部片の両端を駆動側回転子
の凹凸カム面に係脱可能に係合させたものであ
る。
(実施例) 以下、本考案の実施例を第1図乃至第6図によ
つて説明する。
第1図は、第8図および第9図に対応する本考
案の平面図で、歯車Eの回転子1(これを駆動側
回転子という)が一体、かつ同軸に成形され、歯
車Fに回転子2(これを従動側回転子という)が
一体、かつ同軸に成形され、両回転子1,2がこ
れらの側面をもつて並列にかつ同軸に対接させ
る。
これら回転子1,2は第2図に示すように外周
面に連結する凹凸カム面3,4が形成された同形
の星形回転子であつて、両回転子1,2にわたり
板ばね製の略C字状カツプリング部材5が跨嵌さ
れ、しかして回転子1と2、歯車EとFがラジア
ル方向に連結される。また、カツプリング部材3
はその両端部中央に第3図に示すようなスリツト
6が刻入させることで左右に二分割されると共
に、この分割された部片5a,5bの両端が略U
曲状にカール7a,7bされる。そして、カツプ
リング部材5を上記のように回転子1,2に跨嵌
した状態において、それぞれの分割部片5a,5
bのカール部7a,7bがそれぞれが跨嵌した回
転子1,2の凹凸カム面3,4に第2図の如く係
合される。
従つて、第7図のモータAから、その回転力が
正規の経路を経て駆動側歯車Eに伝達されると、
この歯車Eと回転子1とが一体回転し、これがカ
ツプリング部材5を介し他方の回転子2に伝達さ
れる結果、歯車Fへの回転力伝達がなされ、歯車
Gを経て出力軸Hが回転される。しかるに、冒頭
で述べたように、モータAの休止状態から出力軸
Hに不測に回転力が入力されると、この回転力は
前述とは逆に従動側歯車Fの回転子2から駆動側
歯車Eの回転子1に伝達され、両回転体1,2が
共に回転しようとする。しかし、ウオームBとウ
オーム歯車Cとの噛合部分に強大な抵抗が発生
し、これが駆動側回転子1の制動力として作用す
るがために、第4図のように従動回転子2の進み
により駆動側回転子1との間にずれが発生する。
このずれが、たとえばP/2{Pはカム面3,4
の1ピツチ間隔を示す}の時、駆動側回転子1の
カール部7bは、従動側回転子1の回転にカツプ
リング部材5が引きずられるため、カム面の隣接
する山部3aに乗り上がり始め{従つてカツプリ
ング部材5による回転子1への拘束は解かれたこ
とになる}、さらに従動側回転子2がさらにP/
2回転することで、この山部3aを乗り越え、隣
接する谷部3bに第5図の如く突入する。つま
り、カツプリング部材5は駆動側回転子1に対し
てはスリツプして従動側回転子2と共に回転する
のであり、以後同様な動きによつて従動側回転子
2のみが回転し、駆動側回転子1は停止状態を保
ち、しかして駆動側と従動側との回転伝達が絶た
れるに至る。
なお、上記の実施例では、従動側の回転子2を
駆動側回転子1と同形の星形回転子としている
が、これは第6図のような円形回転子とし、これ
に設けた係止孔8,8にカツプリング部材5の分
割部片5a,5aの両端を嵌め込んで係合させる
ようにしても良く、この場合は分割部片5a,5
aのカール部7a,7aは不要となる。
また、第2図ではカツプリング部材5のカール
部7a,7bの形状を回転子1,2の谷部3bに
係合する形状としているが、山部3aに係合する
カール形状にすることも支障ない。
(効果) 以上の如く本考案によれば、従動側回転子と駆
動側回転子とをこれらの接合面間に働く摩擦力で
回転力伝達可能に連結したものではなく、両回転
子の外周部に跨嵌した板ばね製カツプリング部材
で連結したから、両回転子接合面の摩擦が少な
く、長期の使用に耐えると共に、湿度等の外部雰
囲気条件で伝達力が左右されない。しかも、コイ
ルばねの使用がないから、スペース的に小型化で
き、組立てが容易となる。
さらには、本考案の場合、駆動側回転子の方か
ら回転されると、両回転子へのカツプリング部材
の係合によつて、回転伝達の遅れを生じることな
く従動側回転子に回転力を適正に伝達させること
ができるのは勿論、カツプリング部材の他方の分
割部片の両端を、駆動側回転子の凹凸カム面に係
脱可能に係合させるようにしているため、駆動側
回転子がどちらの方向に回転しても駆動側回転子
から従動側回転子へ伝えるトルクのリミツトは同
一に設定することができ、駆動側回転子の回転方
向によつてリミツトトルクが変化するという事態
を回避できるものである。
【図面の簡単な説明】
第1乃至第6図は本考案の一実施例を示すもの
で、第1図は回転伝達装置の平面図、第2図は第
1図回転子部分の側面図、第3図はカツプリング
の端部拡大斜視図、第4図および第5図はクラツ
チ機能の動作説明図、第6図は従動側回転子の変
形を示す側面図である。第7図はウオームとウオ
ーム歯車を用いた一般的な回転伝達経路を示す概
念図、第8図および第9図は第7図経路に使用さ
れれる従来のクラツチ構成をそれぞれ示す平面図
である。 1……駆動側回転子、2……従動側回転子、
3,4……凹凸カム面、5……カツプリング部
材、5a,5b……分割部片。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 個別的に回転可能である駆動側回転子と、従動
    側回転子とを並列にかつ同軸に対接させるととも
    に、これら回転子の外周部にわたり板ばね製略C
    字状カツプリング部材を跨嵌して両回転子を連設
    し、少なくとも駆動側回転子は外周面に凹凸カム
    面を有した星形回転子に構成すると共に、上記カ
    ツプリング部材の両端部を二股に左右分割して、
    一方の分割部片の両端を従動側回転子とともに回
    転されるように従動側回転子の外周面に係合し、
    他方の分割部片の両端を駆動側回転子の凹凸カム
    面に係脱可能に係合させたことを特徴とする回転
    伝達装置。
JP12913784U 1984-08-24 1984-08-24 回転伝達装置 Granted JPS6144039U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12913784U JPS6144039U (ja) 1984-08-24 1984-08-24 回転伝達装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12913784U JPS6144039U (ja) 1984-08-24 1984-08-24 回転伝達装置

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Publication Number Publication Date
JPS6144039U JPS6144039U (ja) 1986-03-24
JPH0212328Y2 true JPH0212328Y2 (ja) 1990-04-06

Family

ID=30687756

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP12913784U Granted JPS6144039U (ja) 1984-08-24 1984-08-24 回転伝達装置

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010213634A (ja) * 2009-03-18 2010-09-30 Hitachi Koki Co Ltd 動力工具

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPWO2008105292A1 (ja) * 2007-02-21 2010-06-03 国立大学法人東京工業大学 変速装置及びその変速装置を備えた移動ロボット

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5524428U (ja) * 1978-08-04 1980-02-16
JPH0313588U (ja) * 1989-06-27 1991-02-12

Patent Citations (2)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5524428U (ja) * 1978-08-04 1980-02-16
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JP2010213634A (ja) * 2009-03-18 2010-09-30 Hitachi Koki Co Ltd 動力工具

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Publication number Publication date
JPS6144039U (ja) 1986-03-24

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