JPH0516441Y2 - - Google Patents

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JPH0516441Y2
JPH0516441Y2 JP9251687U JP9251687U JPH0516441Y2 JP H0516441 Y2 JPH0516441 Y2 JP H0516441Y2 JP 9251687 U JP9251687 U JP 9251687U JP 9251687 U JP9251687 U JP 9251687U JP H0516441 Y2 JPH0516441 Y2 JP H0516441Y2
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electric motor
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reducer
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、伝動軸上に一対の従動回転体をシフ
ト自在に、且つ、一体回動可能に外嵌し、これら
従動回転体の間に、それらの軸芯と直交する軸芯
周りで回転する駆動回転体を配置し、前記従動回
転体の軸芯方向へのシフトに伴う駆動回転体との
圧接により動力伝達が行われるようにするととも
に、電動モータとこの電動モータから得られる動
力を減速する減速機を設け、この減速機に連係さ
れた一対の操作部材で前記従動回転体を同一方向
にシフトさせるように構成してある前後進切換え
装置に関するものである。
〔従来の技術〕
かかる摩擦式伝動装置は、電動モータで得られ
た動力を減速機によつて減速し、この減速機から
出力された動力で従動回転体をその軸芯方向へシ
フトし、従動回転体の摩擦面を駆動回転体の摩擦
面を圧接して駆動回転体から従動回転体への伝動
を行つている。従つて伝動中には、電動モータが
停止した状態にありながら、駆動回転体が従動回
転体を圧接している状態を維持しなければならな
い。そのため、従来の摩擦式伝動装置では、減速
機を出力側から逆駆動されないウオーム減速構造
に構成して、従動回転体が圧接位置にくると電動
モータを停止することで、従動回転体が伝動の際
の反力で押し返されないようにしてあつた。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかし、減速機に組込まれたギヤ伝動機構のバ
ツクラツシユを皆無にはできないため、電動機を
停止しても減速機の出力軸には僅かな遊びがあ
る。そのため、伝動中に従動回転体の位置が微妙
に変化して圧接力が変動し、伝動不具合を生じた
り、或いはギヤの摩滅によつてバツクラツシユが
大きくなるとスリツプを発生して伝動面が早期に
摩耗したり、動力を十分に送れなくなる虞れがあ
つた。
本考案は、このような実情に着目し、減速機内
でのバツクラツシユに起因した摩擦伝動装置の伝
動不具合を解消することを目的としている。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案の特徴構成は、一対の操作部材に一つの
弾性機構を連係し、一対の操作部材のうちの一方
を前記弾性機構によつて駆動回転体側へ付勢する
状態と、他方を前記弾性機構によつて駆動回転体
側へ付勢する状態とに切換えられるように、減速
機と弾性機構とを連係してある点にあり、その作
用・効果は次の通りである。
〔作用〕
電動モータから得られた動力は、減速機によつ
て減速され、そして、減速された動力は、減速機
に連係された弾性機構を介して両方の操作部材を
同一方向へ付勢する。操作部材が付勢されるに伴
つて、伝動軸に外嵌された一対の従動回転体が同
一方向にシフトし、シフト方向上手側の従動回転
体と駆動回転体とが圧接状態となる。そして、そ
の際に発生する摩擦力によつて駆動回転体から従
動回転体へ、更に伝動軸へと伝動が行われる。
次に、電動モータの作動状態において、減速さ
れた動力が弾性機構を介して両方の操作部材を上
記の場合と反対方向へ付勢すると、操作部材が付
勢されるに伴つて一対の従動回転体も反対方向へ
シフトする。そして、シフト方向上手側、即ち、
上記の場合と異なる方の従動回転体と駆動回転体
とが圧接状態となり、駆動回転体から従動回転体
へ、更に伝動軸へと伝動が行われる。要するに、
減速機によつて減速された電動モータの動力で両
方の操作部材を付勢させ、どちらか一方の従動回
転体を駆動回転体へ圧接するに、一つの弾性機構
を介して行つている。そのため、減速機のバツク
ラツシユは全て弾性機構に吸収されてしまうこと
になり、圧接力の変動が小さくなるのである。
〔考案の効果〕
その結果、従動回転体の駆動回転体への圧接を
適正に行えるようになるとともに、スリツプ等の
伝動不具合を無くし、摩擦伝動面の摩耗を抑制す
ることが可能になつた。しかも、本考案の前後進
切換え装置では、各々の従動回転体へ作用する弾
性機構の弾性力を常に均等にするとともに、一つ
の弾性機構の調節で各々の弾性力を調節すること
ができるのである。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明す
る。
第1図及び第2図に、走行型芝刈機等に用いら
れる前後進切換え装置が示されている。この前後
進切換え装置は、縦軸芯P1周りで回転駆動され
る駆動回転体1と、この駆動回転体1の左右に平
行配備され、且つ、横軸芯P2周りで回転する一
対の従動デイスク2A,2Bとを備え、これらの
従動デイスク2A,2Bを軸芯方向にシフトさ
せ、一方の摩擦面2aを駆動回転体1の摩擦面1
aに圧接することで伝動を行えるように、そし
て、圧接する従動デイスク2A,2Bを選択する
ことで前進用と後進用の動力を切換えて出力する
ことができる。
次に、前記前後進切換え装置の具体的な構造に
ついて説明する。
伝動軸として機体横幅方向に架設されるスプラ
イン軸3に左右一対のボス部材4A,4Bをシフ
ト自在にスプライン嵌合し、これらのボス部材4
A,4Bに前記従動デイスク2A,2Bをそれぞ
れ外嵌固定してある。また、第3図に示すよう
に、機体側に固定された左右一対の縦軸5A,5
Bに操作部材としてスイングアーム6A,6Bを
それぞれ揺動自在に設けるとともに、その先端を
ボス部材4A,4Bの外端にそれぞれ装着された
ベアリング部材7A,7Bの上部と下部に係合
し、スイングアーム6A,6Bの揺動に伴つてボ
ス部材4A,4Bがシフトするようにしてある。
これらスイングアーム6A,6Bの反対側の先端
には、ロツド8A,8Bがそれぞれ枢支連結して
あり、ロツド8A,8Bの端部に設けられたそれ
ぞれの当たり8a,8bをスプリング9で連結す
るとともに、それらの当たり8a,8bとスプリ
ング9とを円筒形のケース10に収納し、以て、
2つのスイングアーム6A,6Bを連係する弾性
機構Aを構成してある。
前記縦軸5A,5Bに操作リンク11A,11
Bをそれぞれ揺動自在に設け、これら操作リンク
11A,11Bの内側に形成された接当部11
a,11bをそれぞれのスイングアーム6A,6
Bの内側部分に片当り状態で接当可能にしてあ
る。また、それら操作リンク11a,11bを連
結ロツド12で架設連結し、同時且つ同方向に揺
動可能にするとともに、図中右側の操作リンク1
1Bに長孔11cを形成し、この長孔11cに揺
動アーム13の先端を係入してある。
更に、右側の操作リンク11Bの近傍に電動モ
ータMと減速機14を設けるとともに、この減速
機14の出力部に前記揺動アーム13の基端部を
設けてある。そして、電動モータMから得られた
動力を減速機14によつて減速するとともに、そ
の出力で揺動アーム13を揺動させるようにして
ある。
以上の構成から、その作用について説明する。
前記電動モータMが作動して揺動アーム13が
図上反時計廻りに揺動すると、左右の操作リンク
11A,11Bが同時に反時計廻りに揺動し、右
の操作リンク11Bの接当部11bが右のスイン
グアーム6Bから離れるとともに、左の操作リン
ク11Aの接当部11aが左のスイングアーム6
Aを付勢する。それによつて左のスイングアーム
6Aが図上反時計廻りに揺動し、ロツド8Aを右
へ押し付勢する。そして弾性機構内のスプリング
9を弾性圧縮させながら他方のロツド8Bを右へ
押し付勢し、右のスイングアーム6Bを図上反時
計廻りに揺動させる。右のスイングアーム6Bが
揺動されたことで、右のボス部材4Bが左へシフ
トし、右の従動デイスク2Bの摩擦面2aが駆動
回転体1の摩擦面1aに圧接され、駆動デイスク
1から従動デイスク2B、そしてスプライン軸3
への伝動が行われる。
次に、電動モータMの極性を変えて作動させる
と、揺動アーム13が図上時計廻り揺動するとと
もに、左右の操作リンク11A,11Bとスイン
グアーム6A,6Bは逆方向に揺動し、今度は左
の従動デイスク2Aの摩擦面2aが駆動回転体1
の摩擦面1aに圧接され、伝動が行われる。この
場合のスプライン軸3の回転方向は先の場合と逆
になる。つまり、前後進の切換えは、電動モータ
Mの極性を替えることによつてなされる。
従動デイスク2A又は2Bの圧接が完了すると
同時に電動モータMは停止し、減速機14の持つ
一方向性の保持機能で圧接状態が維持されること
になる。減速機14には多くのギヤが内蔵されて
いて、バツクラツシユも無視できぬほど大きい
が、これは全てスプリング9によつて吸収される
ため、伝動不具合は生じない。
以上説明してきたように、当該前後進切換え装
置では左右どちらの従動デイスク2A,2Bを圧
接するにしても同一のスプリング9を介して行つ
ているから、圧接力を常に均等にでき、また、弾
性力を調節する場合にも簡単に行えるものとなつ
ている。
〔別実施例〕
本考案を実施するに、第4図に示すように、そ
れぞれのスイングアーム6A,6Bを弾性機構9
を介してロツド8A,8Bで連結し、弾性機構9
のケース10を揺動アーム13で左右に操作する
ようにしてもよい。尚、参考のために先の実施例
と対応する部材には同一の符号を記入してある。
本実施例では、駆動回転体1側へ付勢する操作
部材6A,6Bを電動モータMの正逆転を切換え
ることによつて選択していたが、減速機14内で
揺動アーム13の揺動方向を切換えられるように
したり、専用の切換え装置を減速機14の出力部
に設けてもよい。
尚、実用新案登録請求の範囲の項に図面との対
照を便利にする為に符号を記すが、該記入により
本考案は添付図面の構造に限定されるものではな
い。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案に係る前後進切換え装置の実施例
を示し、第1図は平面図、第2図は縦断後面図、
第3図は一部縦断側面図であり、第4図は別実施
例の平面図である。 1……駆動回転体、2A,2B……従動回転
体、3……伝動軸、6A,6B……操作部材、1
4……減速機、A……弾性機構、M……電動モー
タ、P1,P2……軸芯。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 伝動軸3上に一対の従動回転体2A,2Bをシ
    フト自在に、且つ、一体回動可能に外嵌し、これ
    らの従動回転体2A,2Bの間に、それらの軸芯
    P2と直交する軸芯P1周りで回転する駆動回転体
    1を配置し、前記従動回転体2A,2Bの軸芯
    P2方向へのシフトに伴う駆動回転体1との圧接
    により動力伝達が行われるようにするとともに、
    電動モータMとこの電動モータMから得られる動
    力を減速する減速機14を設け、この減速機14
    に連係された一対の操作部材6A,6Bで前記従
    動回転体2A,2Bを同一方向にシフトさせるよ
    うに構成してある前後進切換え装置であつて、前
    記一対の操作部材6A,6Bに一つの弾性機構A
    を連係し、一対の操作部材6A,6Bのうちの一
    方を前記弾性機構Aによつて駆動回転体1側へ付
    勢する状態と、他方を前記弾性機構Aによつて駆
    動回転体1側へ付勢する状態とに切換えられるよ
    うに、減速機14と弾性機構Aとを連係してある
    前後進切換え装置。
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JPS63201251U JPS63201251U (ja) 1988-12-26
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