JPH033948Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH033948Y2
JPH033948Y2 JP1984118504U JP11850484U JPH033948Y2 JP H033948 Y2 JPH033948 Y2 JP H033948Y2 JP 1984118504 U JP1984118504 U JP 1984118504U JP 11850484 U JP11850484 U JP 11850484U JP H033948 Y2 JPH033948 Y2 JP H033948Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
switch
torque
pusher
presser
limit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1984118504U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6133340U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP11850484U priority Critical patent/JPS6133340U/ja
Publication of JPS6133340U publication Critical patent/JPS6133340U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH033948Y2 publication Critical patent/JPH033948Y2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Electrically Driven Valve-Operating Means (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、バルブ開閉用アクチユエータに付設
して使用されるスイツチング装置に関するもので
ある。
[従来技術] 各種のプラントや消防設備等においては、バル
ブをモータ等の動力により開閉させるようにした バルブアクチユエータが広く使用されている。し
かして、一般のバルブアクチユエータは、出力軸
にウオームホイールを軸装するとともに、このウ
オームホイールにウオームを噛合させておき、こ
のウオームをモータにより駆動することによつて
前記出力軸を回転させるようになつている。そし
て、この出力軸を利用して作動対象たるバルブの
弁体を開閉動作させるようになつている。
ところで、この種のバルブアクチユエータを遠
隔操作や自動制御により作動させる場合には、該
バルブアクチユエータの設定限界位置に関する情
報、つまり、出力軸(弁体)が予め設定した限界
位置まで達したか否かの情報、あるいは、設定限
界トルクに関する情報、すなわわち、弁体の着座
等により前記出力軸に予め設定した限界トルク値
以上のトルクが作用しているか否かの情報を遂次
収集してフイードバツクすることが不可欠とな
る。そのため、かかるバルブアクチユエータに
は、前記設定限界位置に達した場合にリミツトス
イツチを切換えてその旨の信号を出力し得るよう
に構成した位置リミツトスイツチ機構や、前記設
定限界トルク値を上まわつた場合にリミツトスイ
ツチを切換えてその旨の信号を出力し得るように
構成したトルクリミツトスイツチ機構とを備えた
スイツチング装置が付設してあるのが一般的であ
る。
[考案が解決しようとする問題点] ところが、前記ようなトルクリミツトスイツチ
機構と、前記のような位置リミツトスイツチ機構
とを、相互に独立させて設けたのでは、バルブ形
式によつて結線をそのつど変える必要が生じるの
で、汎用機として使用する場合には、配線作業が
繁雑になるという問題がある。
本考案は、このような問題を構造の複雑化を招
くこと無しに簡単且つ確実に解消することを目的
としている。
[問題点を解決するための手段] 本考案は、以上のような目的を達成するため
に、バルブアクチユエータ本体の出力軸に作用す
るトルクがいずれかの設定限界値に達した場合に
いずれかの対応するトルク用スイツチ押圧子を相
離れる方向に作動させて対応するメインリミツト
スイツチを切換動作させるトルクリミツトスイツ
チ機構と、前記出力軸の作動位置がいずれかの設
定限界位置に達した場合にいずれかの対応する位
置用スイツチ押圧子を相離れる方向に作動させて
サブリミツトスイツチを切換動作させる位置リミ
ツトスイツチ機構と、この位置リミツトスイツチ
機構の各スイツチ押圧子と前記トルクリミツトス
イツチ機構の対応する各スイツチ押圧子との間に
それぞれ設けられ前記位置用スイツチ押圧子がス
イツチ切換位置まで作動する場合に前記トルク用
スイツチ押圧子に係合して該トルク用スイツチ押
圧子を前記位置用スイツチ押圧子に追従させ得る
係合状態と前記トルク用スイツチ押圧子に係合し
得ない非係合状態との間で切換可能な押圧子係脱
機構とを具備してなるものにしている。そして、
押圧子係脱機構を、前記各位置用スイツチ押圧子
から前記各トルク用スイツチ押圧子の近傍に延出
させたひさし部と、これら各ひさし部に回転可能
に保持され半円柱状の押圧部を両トルク用スイツ
チ押圧子間に位置させた係脱子とを具備してなる
ものにし、各係脱子の押圧部を、位置用スイツチ
押圧子を作動させた場合に対応するトルク用スイ
ツチ押圧子に当接して該トルク用スイツチ押圧子
を追従動作させる半円周面部と、位置用スイツチ
押圧子を作動させてもトルク用スイツチ押圧子に
当接し得ない平面部とから構成していることを特
徴としている。
[作用] このような構成のものであれば、押圧子係脱機
構を、係合状態にセツトしておけば、前記メイン
リミツトスイツチが、トルクスイツチと位置スイ
ツチとを兼用することになり、また、前記押圧子
係脱機構を、非係合状態にセツトしておけば、前
記メインリミツトスイツチがトルクスイツチとし
てのみ動作することになる。しかも、押圧子係脱
機構を前記のような構成のものにしておけば、そ
の係脱子を略半回転操作するだけで、係合状態と
非係合状態とを切換えることが可能である。ま
た、係脱子はいずれの切換状態においても、所定
の位置に装着したままでよく、小物部品を紛失す
る虞もない。
[実施例] 以下、本考案の一実施例を第1図〜第15図を
参照して説明する。
第1図に示すようにアクチユエータ本体1に本
考案に係るスイツチング装置2を付設している。
アクチユエータ本体1は、第1図に概略的に示
すように、出力軸3にウオームホイール4を軸装
するとともに、このウオームホイール4にウオー
ム5を噛合させておき、このウオーム5を図示し
ないモータにより駆動することによつて前記出力
軸3を回転させ得るようになつている。そして、
この出力軸3の回転を利用して作動対象物たるバ
ルブの弁体(図示せず)を開閉動作させ得るよう
に構成されている。なお、前記ウオーム5の支軸
6は、軸心方向にスライド可能に保持されてお
り、図示しない皿ばね等により一定の位置に収束
偏倚されている。そして、この支軸6の軸心方向
の弾性偏位量をトルク信号として軸6aを介して
取り出すようになつている。また、前記出力軸3
の回転位置を位置信号としてウオーム7とこのウ
オーム7に噛合させたウオームホイール8とを介
して取り出して前記スイツチング装置2の入力軸
9に入力するようにしている。
スイツチング装置2は、第1図に示すように、
共通のフレーム10に前記トルク信号に付勢され
て作動するトルクリミツトスイツチ機構11と、
前記位置信号に付勢されて作動する位置リミツト
スイツチ機構12とを組込んだものである。
トルクリミツトスイツチ機構11は、第1図、
第3図および第10図に示すように、フレーム1
0の前面板13と、背面板14とを貫通させて設
けられ軸心回りに正逆回転可能な回転軸15と、
この回転軸15の前半部に回動可能に装着した対
をなすトルク用スイツチ押圧子16と、これらの
スイツチ押圧子16の両側に配設したメインリミ
ツトスイツチ17と、前記スイツチ押圧子16の
前方に位置させて前記回転軸15に枢着され後端
に突設した押圧ピン20aを前記両スイツチ押圧
子16間に介挿させた回動子20と、前記回転軸
15の前記バルブアクチユエータ本体1の進退軸
6aの進退動作を前記回転軸15の正逆回転動作
に変換する第1の動作変換機構18と、前記回転
軸15の正逆回転動作を前記押圧子16のスイツ
チ押圧動作に変換する第2の動作変換機構19と
を具備してなる。第1の動作変換機構18は、前
記回転軸15の後端に一体回転可能に固着した筒
体21を主体に構成されている。筒体21は、第
1図および第10図に示すように、前端部をピン
22を介して前記回転軸15に固定した円筒体状
のもので、その外周に対をなす螺旋状のカム溝2
3が穿設してあり、このカム溝23にスライドピ
ン24を貫通させている。そして、このスライド
ピン24の両端を前記フレーム10の基体25に
設けた軸方向の溝26にスライド可能に係合させ
るとともに、前記筒体21の後端側に前記進退軸
6aを前記スライドピン24に当接させるように
して嵌入させている。なお、30は、前記筒体2
1を矢印X方向に回動付勢するスプリングであ
る。また、第2の動作変換機構19は、第1図お
よび第3図に示すように、前記回転軸15の前端
に同期回動可能に装着した回動盤28と、この回
動盤28に軸着した対をなすカム体29と、前記
回動子20の前端面から前記両カム体29間に突
出させた突起31とを具備してなるもので、前記
回転軸15が設定角度以上回動した場合にいずれ
かのカム体29が前記突起31を押圧していずれ
かの前記スイツチ押圧子16を対応するメインリ
ミツトスイツチ17が切換わる位置まで回動させ
得るようになつている。なお、前記各カム体29
は、回転方向に漸次その径が変化する形状をなし
ており、第2図に示すように、このカム体29の
固定位置を前記回動盤28の前面に配した調整つ
まみ32の回動操作により変えることができるよ
うになつている。しかして、このカム体29の固
定位置を変化させると、該カム体29と前記突起
31とが当接する位置を変えることができ、設定
限界トルク値を調整することができるようになつ
ている。そして、この実施例のものでは、前記カ
ム体29が前記突起31に全く当接し得ない位置
に該カム体29を設定することもできるようにな
つている。
一方、位置リミツトスイツチ機構12は、第1
図および第4図に示すように、前記入力軸9と、
この入力軸9の回転を間欠的なカウント動作に変
換し最終段に設けた間欠回動軸44のカム体34
をそれぞれ間欠回動させる対をなすカウンタギア
列35と、これらのカム体34が第4図に実線で
示す待機位置aから想像線で示す作動位置bまで
間欠回転した際に該カム体34に付勢されて回動
する対をなす位置用スイツチ押圧子36と、これ
ら各スイツチ押圧子36が回動した際に該押圧子
36に付勢されて切換わる2対のサブリミツトス
イツチ37とを具備してなる。詳述すれば、入力
軸9は、前記フレーム10の基体25のボス部2
5aに回転可能に保持されており、その後端に前
記ウオームホイール8の支軸41が接続されてい
る。また、カウンタギヤ列35は、第6図〜第9
図に示すように、調整軸42上に軸装された2組
のメインギヤユニツト431,432と、間欠回動
軸44上に軸装され前記メインギヤユニツト43
,432に係合する2組のサブギヤユニツト45
,452とから構成されている。各メインギヤユ
ニツト431,432は、第7図〜第9図に示すよ
うに、例えば、全周に20の歯46aを有する第1
ギヤ(スパーギヤ)46と、この第1ギヤ46と
同一の外径をなし単一の谷部47aを有した第2
ギヤ47と、この第2ギヤ47の谷径と同一の谷
怪をなし2つの歯48aのみを有した第3ギヤ4
8と軸心を一致させて一体化させたものである。
なお、前段のメインギヤユニツト431第1ギヤ
46と第2ギヤ47との間にボールクラツチ49
介設している。ボールクラツチ49は、前記第2
ギヤ47の第1ギヤ46に対向する側の端面に円
盤上のリテーナ55を固着するとともに、このリ
テーナ55の前記第1ギヤ47の歯側面に対向す
る部位に円形のボール保持孔56を穿設し、この
保持孔56内に硬質のボール57を軸心方向に移
動可能に収容している。そして、このボール57
を前記ボール保持孔56に収容したスプリング5
8によつて第1ギヤ46方向に付勢することによ
つて、該ボール57先端部分を前記第1ギヤ46
の隣設する歯46a間にそれぞれ形成される係合
凹部46bのいずれかに弾性係合させている。し
かして、このボールクラツチ49は、前記第1ギ
ヤ46と前記第2ギヤ47との間に作用するトル
クが設定値以上の場合には、前記ボール57が特
定の係合凹部46bに嵌合した状態を維持し、前
記第1ギヤ46と第2ギヤ47との間に滑りは生
じないが、そのトルクが設定値を上まわつた場合
には、前記ボール57が前記歯形46aに押圧さ
れて保持孔56内に没入し、前記第1ギヤ46と
前記第2ギヤ47との間に節度的な滑りが生じ得
るようになつている。そして、この前段のメイン
ギヤ431の第2、第3ギヤ47,48と前記リ
テーナ55だけは、前記調整軸42に固定されて
おり、前記メインギヤユニツト431の第1ギヤ
46および後段のメインギヤユニツト432は前
記調整軸42に対して回転自在に支承させてあ
る。そして、前段のメインギヤユニツト431
第1ギヤ46に前記入力軸9に固定したピニオン
ギヤ59が噛合させてある。また、前記各サブギ
ヤユニツト451,452は、同じく、第7図〜第
9図に示すように、例えば、8つの歯を有した標
準ギヤから歯を1つおきに切除してなり前記第2
ギヤ47に対応する位置に配された第1小ギヤ5
1と、8つの歯を有し前記第3ギヤ48に対応す
る位置に配された第2小ギヤ52と、この第2小
ギヤ52と同一の形状をなし次段のメインギヤユ
ニツトの第1ギヤ46に噛合する第3小ギヤ53
とを軸心を一致させて一体化したものである。な
お、後段のサブギヤユニツト452は、前記間欠
回動軸46に対して固定されており、前段のサブ
ギヤユニツト451は、前記間欠回動軸46に対
して回転自在に支承されている。また、前記各調
整軸42の前端部を中板61を貫通させて前方に
延出させ、それら各延出端部分に手動操作機構6
2をそれぞれ設けている。手動操作機構62は、
前記調整軸42の前方に軸心を直交させて配設さ
れ軸心方向に進退動作可能な操作軸63と、この
操作軸63の回転を前記調整軸42に伝達するた
めのベベルギヤ64,65と、前記操作軸63を
前記両ベベルギヤ64,65が外れる方向に偏倚
するスプリング66とを具備してなるもので、前
記操作軸63の一端にドライバ等の調整工具を係
合させるための操作部63aが設けてある。
なお、67は、前記両スイツチ押圧子36を対
応するリミツトスイツチ37から離れる方向に付
勢するスプリングである。
また、前記トルクリミツトスイツチ機構11の
各スイツチ押圧子16と、前記位置リミツトスイ
ツチ機構12の各スイツチ押圧子36との間に、
スイツチ押圧子36がスイツチ切換位置まで作動
する場合に前記トルク用スイツチ押圧子16に係
合して該トルク用スイツチ押圧子16を前記位置
用スイツチ押圧子36に追従させ得る状態と前記
位置用スイツチ押圧子36に係合し得ない状態と
の間で切換可能な押圧子係脱機構68を設けてい
る。詳述すれば、押圧子係脱機構68は、第1
図、第4図および第11図から第15図に示すよ
うに、前記各位置用スイツチ押圧子36に前記ト
ルク用スイツチ押圧子16上に延出するひさし部
69を設け、このひさし部69に係脱子70を貫
設している。係脱子70は、鍔71を有した軸状
のもので、その鍔71を前記ひさし部69の下面
に係止させて該ひさし部69に回転可能に貫通さ
せてある。そして、その上端にドライバ等の操作
工具を係合させるための操作部72が設けてある
とともに、上端近傍部の外周に係止ピン73突設
しており、この係止ピン73と前記ひさし部69
の上面との間にウエーブワツシヤ74(第1図以
外の図面では省略)を介設している。また、前記
鍔71よりも下側に平面部75aと半円周面部7
5bとからなる半円柱形の押圧部75を一体に設
けており、この押圧部75を前記トルク用スイツ
チ押圧子16の内側面16aに臨ませている。そ
して、前記ひさし部69の上面に対をなすストツ
パ76,77を立設しており、第11図、第13
図および第14図に示すように、前記係止ピン7
3を一方のストツパ76に係止させた場合に前記
押圧部の半円周面部75bが対応するスイツチ押
圧子16の内周面16aに対向する一方、第12
図および第15図に示すように、他方のストツパ
77に係止させた場合に前記押圧部75の平面部
75aが前記内周面16aに対向するように設定
してある。
次いで、この実施例の作動を説明する。まず、
バルブアクチユエータ1が全閉または全開となつ
て出力軸3に作用するトルクが増大してくると、
ウオーム5の支軸6が図示しない皿ばね等の弾性
支持力に抗して軸心方向に前進または後退するこ
とになり、その進退動作が進退軸6aを介してス
イツチング装置2のトルクリミツトスイツチ機構
11に入力される。すなわち、進退軸6aが軸心
方向に進退すると、その進退動作が軸心方向の溝
26に案内されたピン24と螺旋溝23との協働
により筒体21および回転軸15の正逆回転に変
換される。そして、回転軸15が正逆回転する
と、回動盤28がそれに応じてカム体29ととも
に回動する。そのため、前記出力軸3に作用する
トルクが大きくなると、前記回動盤28の回動角
度が大きくなり、いずれかのカム体29が突起3
1押圧して回動子20傾動させ、いずれかのメイ
ンリミツトスイツチ17を切換える。したがつ
て、前記操作つまみ32を回動操作してカム体2
9が突起31に当接する位置を調整しておけば、
出力軸3のトルクが所望の設定限界トルク値に達
した時にメインリミツトスイツチ17を切換えて
バルブアクチユエータ1のモータを停止させるよ
うにすることができる。
また、出力軸3が回転すると、弁体の作動位置
が変化するが、その作動位置の変化量が軸41を
介して位置リミツトスイツチ機構12の入力軸9
に連続的に伝達される。しかして、入力軸9が回
転すると、その回転動力がピニオンギヤ59を介
して各カウンタギヤ列35の最前段に伝えられ、
これらのカウンタギヤ列35がカウント動作を行
なう。すなわち、前段のメインギヤユニツト43
が1回転する毎に、換言すれば、メインギヤユ
ニツト431の第2ギヤ47の谷部47aおよび
第3ギヤ48の2つの歯48aからなる間欠付勢
部431aが前段のサブギヤユニツト451との対
向位置を通過する毎に、該サブギヤユニツト45
が2歯分(この実施例では、90゜)間欠回転させ
られる。そして、このサブギヤユニツト451
1間欠回転すると、該サブギヤユニツト451
第3小ギヤ53に噛合している後段のメインギヤ
ユニツト432が2歯分回転する。こようにして
後段のメインギヤユニツト432が間欠的に回転
するが、この後段のメインギヤユニツト432
間欠付勢部432aが後段のサブギヤユニツト45
を通過した段階で該サブギヤユニツト452
90゜間欠回転し、それに伴なつて、間欠回動軸4
4およびこれに固着されたカム体34が待機位置
aから作動位置bまで回動する。カム体34が作
動位置bまで回動すると、スイツチ押圧子36の
脚部36aが該カム体34に押圧されることにな
つて該スイツチ押圧子36が第4図に想像線で示
すように回動し、サブリミツトスイツチ37を切
換える。この場合、入力軸9を逆転させると、直
ちに前記カム体34が待機位置aへ復帰して、前
記スイツチ押圧子36によるリミツトスイツチ3
7の押圧が解除される。
こようにして、バルブアクチユエータ本体1の
出力軸2がいずれかの設定限界位置に達した段階
で、いずれかの位置用スイツチ押圧子36が回動
して対応するサブリミツトスイツチ37を切換る
ことになるが、この場合に、押圧子係脱機構68
を係合位置にセツトしておけば、トルク用スイツ
チ押圧子16が前記位置用スイツチ押圧子36に
追従することになり、対応するメインリミツトス
イツチ17も切換ることになる。すなわち、各係
脱子70を、その係止ピン73が一方のストツパ
76に当接する位置にまで回動させて、その半円
周面部75bを対応するスイツチ押圧子16の内
周面16aに対向させておけば、位置用スイツチ
押圧子36が前記係脱子70とともに回動した場
合に、該係脱子70の半円周面部75bが前記ト
ルク用スイツチ押圧子16の内周面16aを押圧
することになり、このスイツチ押圧子16が前記
押圧子36に追従して回動することになる。逆
に、前記各係脱子70を、その係止ピン73が他
方のストツパ77に当接する位置にまで回動させ
て、該係脱子70の平面部75aを対応するスイ
ツチ押圧子16の内側面16aに対向させておけ
ば、位置用スイツチ押圧子36が前記係脱子70
とともに回動しても、該係脱子70の押圧部75
が前記スイツチ押圧子16を押圧することができ
ない。
したがつて、このようなものであれば、メイン
リミツトスイツチ17が、トルク信号と位置信号
の両方によつて切換わる態様と、トルク信号のみ
によつて切換わる態様とを適宜選択することがで
きる。よつて、バルブ形式によつて結線をそのつ
ど変える必要がなく、汎用機として使用する場合
における配線作業の繁雑化を有効に防止すること
ができる。また、トルク用スイツチ押圧子16を
一対設けておき、これらを対応する位置用スイツ
チ押圧子36に追従させて各別に回動させ得るよ
うに構成しているので、位置リミツトスイツチ機
構12の調整時に前記位置用スイツチ押圧子36
が同時に回動するようなことがあつても、トルク
用スイツチ押圧子16が破壊されるというような
不具合は生じない。
ちなみに、前記位置リミツトスイツチ機構12
の調整は、次のようにして行なう。まず、常時
は、第1図および第2図に示すように、操作軸6
3がスプリング66の付勢力によつて下限位置に
保持されており、ベベルギヤ64,65同士が離
れている。この状態から、前記操作軸63を上方
へ押圧し、前記ベベルギヤ64を前記ベベルギヤ
65に噛合させて回転させると、その回転が調整
軸42に伝達される。したがつて、その回転力が
ボールクラツチ49の設定力を上まわつている場
合には、該ボールクラツチ49が前述したように
滑りを生じ該ボールクラツチ49のリテーナ55
と前段のメインギヤユニツトの第2、第3ギヤ4
7,48とが該調整軸42とともに回転する。よ
つて、前記作動軸63を適宜所要方向に回転させ
ることによつてリミツトスイツチ37の切換位置
を調節することができる。そして、調整が終了し
た段階でそのまま放置すれば、前記ボール57
が、直ちに、あるいは、前記入力軸9が若干回動
した時点で最も近くに存在する係合凹部46bに
係合することになり、前記入力軸9と前記カウン
タギヤ列35との伝動関係が正常状態に復帰す
る。
[考案の効果] 本考案は、以上のような構成であるから、押圧
子係脱機構を係合状態にセツトしておけば、前記
メインリミツトスイツチがトルクスイツチと位置
スイツチとを兼用することになり、また、前記押
圧子係脱機構を非係合状態にセツトしておけば、
前記メインリミツトスイツチがトルクスイツチと
してのみ動作することになる。そのため、構造が
簡単である上に、結線を変えることなしに、種々
の形式のバルブに対応することができる優れたバ
ルブアクチユエータ用のスイツチング装置を堤供
できるものである。特に、本発明では、その押圧
子係脱機構を軸状の係脱子を主体に構成している
ので、部品点数が少なく構成が簡単である上に、
その係脱子を略半回転させるだけで、その押圧子
係脱機構の係合状態を切換えることが可能とな
り、切換操作の簡略化を図ることができる。しか
も、その係脱子は着脱する必要がなく、所定の位
置に装着したままで機能させることができるの
で、小物部品を紛失する虞もなく、常時適切な作
動を保証することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図から第15図は本考案の1実施例を示
し、第1図は全体を示す断面図、第2図は第1図
におけるA矢視図、第3図は第1図におけるB−
B線断面図、第4図は第1図におけるC−C線断
面図、第5図は第1図におけるD−D線断面図、
第6図はカウンタギヤ列を示す拡大図、第7図は
第6図におけるE−E線断面図、第8図は第6図
におけるF−F線断面図、第9図は第6図におけ
るG−G線断面図、第10図は部分斜視図、第1
1図は第1図におけるH−H線断面図、第12図
は作用説明図、第13図は要部を示す斜視図、第
14図、第15図は作用説明図である。 1……アクチユエータ本体、2……スイツチン
グ装置、3……出力軸、9……入力軸、11……
トルクリミツトスイツチ機構、12……位置リミ
ツトスイツチ機構、16……トルク用スイツチ押
圧子、17……メインリミツトスイツチ、35…
…カウンタギヤ列、36……位置用スイツチ押圧
子、37……サブリミツトスイツチ、68……押
圧子係脱機構、69……ひさし部、70……係脱
子、75……押圧部、75a……平面部、75b
……半円周面部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. バルブアクチユエータ本体の出力軸に作用する
    トルクがいずれかの設定限界値に達した場合にい
    ずれかの対応するトルク用スイツチ押圧子を相離
    れる方向に作動させて対応するメインリミツトス
    イツチを切換動作させるトルクリミツトスイツチ
    機構と、前記出力軸の作動位置がいずれかの設定
    限界位置に達した場合にいずれかの対応する位置
    用スイツチ押圧子を相離れる方向に作動させてサ
    ブリミツトスイツチを切換動作させる位置リミツ
    トスイツチ機構と、この位置リミツトスイツチ機
    構の各スイツチ押圧子と前記トルクリミツトスイ
    ツチ機構の対応する各スイツチ押圧子との間にそ
    れぞれ設けられ前記位置用スイツチ押圧子がスイ
    ツチ切換位置まで作動する場合に前記トルク用ス
    イツチ押圧子に係合して該トルク用スイツチ押圧
    子を該位置用スイツチ押圧子に追従させ得る状態
    と前記トルク用スイツチ押圧子に係合し得ない状
    態との間で切換可能な押圧子係脱機構とを具備し
    てなものであつて、押圧子係脱機構が、前記各位
    置用スイツチ押圧子から前記各トルク用スイツチ
    押圧子の近傍に延出させたひさし部と、これら各
    ひさし部に回転可能に保持され半円柱状の押圧部
    を両トルク用スイツチ押圧子間に位置させた係脱
    子とを具備してなるものであり、各係脱子の押圧
    部は、位置用スイツチ押圧子を作動させた場合に
    対応するトルク用スイツチ押圧子に当接して該ト
    ルク用スイツチ押圧子を追従動作させる半円周面
    部と、位置用スイツチ押圧子を作動させてもトル
    ク用スイツチ押圧子に当接し得ない平面部とから
    なつていることを特徴とするバルブアクチユエー
    タ用スイツチング装置。
JP11850484U 1984-07-31 1984-07-31 バルブアクチユエ−タ用スイツチング装置 Granted JPS6133340U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11850484U JPS6133340U (ja) 1984-07-31 1984-07-31 バルブアクチユエ−タ用スイツチング装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11850484U JPS6133340U (ja) 1984-07-31 1984-07-31 バルブアクチユエ−タ用スイツチング装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6133340U JPS6133340U (ja) 1986-02-28
JPH033948Y2 true JPH033948Y2 (ja) 1991-01-31

Family

ID=30677392

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11850484U Granted JPS6133340U (ja) 1984-07-31 1984-07-31 バルブアクチユエ−タ用スイツチング装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6133340U (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0541474Y2 (ja) * 1986-03-31 1993-10-20

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS50153197A (ja) * 1974-05-31 1975-12-09

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS50153197A (ja) * 1974-05-31 1975-12-09

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6133340U (ja) 1986-02-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH04231766A (ja) 回転運動を直線運動に変換するギア装置
JPH033948Y2 (ja)
US4546671A (en) Valve actuators
JP3708622B2 (ja) 手動・自動切換装置
GB1206932A (en) Improvements in rotary actuators
JPS6256649A (ja) 制御用変速装置
US4576056A (en) Rotary assistance mechanism, particularly for vehicle steering
JP2000233344A (ja) 位置割出し可能なアンギュラヘッド
JPH039570Y2 (ja)
JP2681573B2 (ja) バルブ用アクチュエータの手動操作装置
JPH0311492Y2 (ja)
JPH10213253A (ja) 電動アクチュエータの手動操作機構
US5657664A (en) Transmission for an actuating drive having a spring return feature
JPH0222914Y2 (ja)
JPS6210921Y2 (ja)
JPH0713980Y2 (ja) トルク調整機構付回転電動工具
JPH0680355B2 (ja) バルブアクチユエ−タ用スイツチング装置
JPS6141082A (ja) バルブアクチユエ−タ用スイツチング装置
JPH0340492Y2 (ja)
JPS6141492Y2 (ja)
JPS5811462Y2 (ja) デンドウコウグノ ニダンヘンソクソウチ
JPH0234501Y2 (ja)
JPH0312195Y2 (ja)
JPH044344Y2 (ja)
JPH0351151Y2 (ja)