JPH0312195Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0312195Y2
JPH0312195Y2 JP17999885U JP17999885U JPH0312195Y2 JP H0312195 Y2 JPH0312195 Y2 JP H0312195Y2 JP 17999885 U JP17999885 U JP 17999885U JP 17999885 U JP17999885 U JP 17999885U JP H0312195 Y2 JPH0312195 Y2 JP H0312195Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pinion
gear
diameter gear
main shaft
speed position
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP17999885U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6288333U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP17999885U priority Critical patent/JPH0312195Y2/ja
Publication of JPS6288333U publication Critical patent/JPS6288333U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0312195Y2 publication Critical patent/JPH0312195Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Measurement Of Predetermined Time Intervals (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本願考案は次に述べる問題点の解決を目的とす
る。
(産業上の利用分野) この考案は主軸をタイマモータによつて時限回
動させせることにより、所定時間経過後に接点そ
の他の作動を行わせるようにしたタイマに関し、
更に詳しくは主軸を低速及び高速の二様の速度で
時限回動させ得るようにしたタイマに関するもの
である。
(従来の技術) この種のタイマにあつてタイマモータと主軸と
の間に低速用の歯輪列と高速用の歯輪列の二系統
の歯輪列を介在させ、それら二系統の歯輪列の干
渉を防ぐ為に、一方に接離形クラツチを、他方に
滑りクラツチを介在させたものは、構造が複雑で
価格が高くなる問題点があり、又上記接離形クラ
ツチが係脱を繰返す為、その騒音が大きいという
問題点があつた。
(考案が解決しようとする問題点) この考案は上記従来の問題点を除き、構造簡易
で安価な提供を可能にでき、しかも極めて静かな
作動を行わせ得るようにしたタイマを提供しよう
とするものである。
本願考案の構成は次の通りである。
(問題点を解決する為の手段) 本願考案は前記請求の範囲記載の通りの手段を
講じたものであつてその作用は次の通りである。
(作用) ピニオンが低速位置にあるときには、モータの
回動は大径歯車から一対のクラツチ要素を介して
ピニオンに伝えられ、更にそのピニオンから主軸
に向けて伝えられる。その結果、主軸は低速回動
を行う。一方、ピニオンが高速位置にあるときに
は、モータの回動は大径歯車を介することなくピ
ニオンに伝えられ、そのピニオンから主軸に向け
て伝えられる。その結果、主軸は高速回動する。
(実施例) 以下本願の実施例を示す図面について説明す
る。1は主軸で、ケースCに対して回動自在に装
着されている。2は主軸1に一体回動可能に連結
したカム、3はカム2に従動レバー3aを介して
従動させたスイツチで、接点板4,4およびその
間に形成された接点5とによつて周知のように構
成されている。6はケースCに取付けたタイマー
モータを示す。次に、モータ6の回転を主軸1に
伝達する為の歯輪列Aにおいて、7は主軸1に固
定した主軸ギヤ、8はモータ6の回転軸に固着し
たピニオン、9は減速用の歯輪列、10は高速低
速切替部、11は摩擦伝達部を夫々示す。摩擦伝
達部11は、切替部10から与えられる回動力は
該天達部11を介して主軸ギヤ7に伝え、主軸1
を手動で回すときの主軸ギヤ7の回動力が切替部
10に伝わることを該伝達部11によつて遮るよ
う、ピニオン12、ピニオン12に対し相対回動
可能な平歯車13、ピニオン12に固定されかつ
平歯車13との間で摩擦力によつて回動力の伝達
ができるよう平歯車13に弾力的に圧接させたば
ね板14等により周知の如く構成してある。切替
部10は相互に別体に形成されたピニオン16と
大径歯車17とを有し、それらはケースCに固定
した軸18に軸方向への進退移動を自在に装着し
てある。又ピニオン16は主軸側の歯車19に、
大径歯車17はモータ側の歯車20に夫々連繋さ
せてある。21は大径歯車よりもモータ側の歯輪
列における一つの歯車で、前記歯車20と一体に
形成してあり、又この歯車21の外周部は上記ピ
ニオン16が第1図に示される高速位置に位置し
たときにそのピニオンと噛合い、ピニオン16が
第2図に示される低速位置に位置したときにはそ
の噛合いが外れる位置に設けられている。22は
ピニオン16と大径歯車17との間に介設したク
ラツチを示し、各々の対向面に備えられた一対の
クラツチ要素22a,22bから成る。これらの
クラツチ要素には第3図に明示される如き、噛合
い歯23a,23bが備えられ、大径歯車17が
第3図に示される矢印方向に回動するときにはそ
の回動力が上記噛合い歯23b,23aを介して
ピニオン16に伝えられるように構成されてい
る。24はばねで、大径歯車17をピニオン16
の側に付勢する為のものである。25はばねで、
ピニオン16を高速位置に向けて付勢する為のも
のである。36は受片で、大径歯車のピニオンの
側へ向けての寄りを受止める為のものであり、ピ
ニオン16が低速位置にあるときには、一対のク
ラツチ要素22a,22bが係合する位置までの
大径歯車17の寄りを妨げず、ピニオン16が高
速位置にあるときには、大径歯車17の寄りを一
対のクラツチ要素22a,22bが離反状態のと
ころで受け止める位置において設けてある。この
受片36は図示される如く環状に形成され、又一
体形成の脚部37,38を夫々隣接する歯車のボ
ス部39や歯車軸40に遊合させることにより上
記のような位置に定置させてあるが、その定置は
脚部37,38をケースCに取付けることにより
行つても良い。尚各部の寸法関係は、第7図にお
ける各寸法イ〜ルが次のようになつている。即
ち、ロ>イ、ハ>ロ、ヌ≒ニ、イ≒リ、ハ>リ+
ヌ+ル、ロ>ヌ、ホ<ル、ト=ハ−チとなつてい
る。次に26は主軸1に固定されたレバー作動用
カム、27はケースに対し揺動自在に装着された
切替レバーを示す。この切替レバー27におい
て、28はカム26に当接させた従動片、29は
レバーの自由端に形成された操作部で、ピニオン
16を高速位置に位置させる為に低段部30と、
低速位置に位置させる為の高段部31と、ピニオ
ン16を両位置間において位置替させる為の傾斜
部32とを有する。33はレバー27を矢印B方
向に付勢する付勢ばねを示す。
上記構成のものにあつては、主軸1を手動によ
りその休止位置から設定方向へ、例えば90度以上
の角度回すと、切替レバー27における従動片2
8は、カム26において第4図に示される休止位
置34から高段部26aを通り過ぎて、低段部2
6bに当接する状態となる。この状態において
は、操作部29における高段部31によりピニオ
ン16は第2図及び第6図に示す如く低速位置に
位置させられる。この状態において、図示外の接
点を介してタイマモータ6に通電されそれが作動
すると、その回動力はピニオン8から減速用の歯
輪列9を介して大径歯車17に伝わる。更にその
回動力はクラツチ22を介してピニオン16に伝
わり、その回動力が歯車19、摩擦伝達部11、
歯車7を介して主軸1に伝わり、主軸は反設定方
向にゆつくりと回動する。この回動によりカム2
6が回動し、やがて切替レバー27の従動片28
が高段部26aに当接する状態となると、操作部
29における低段部30がピニオン16に対向す
る状態となる為、ピニオン16は第1図及び第5
図に示される如く高速位置に移動し、歯車21と
噛合う。すると上記歯輪列9を介して伝えられて
きた回動力は歯車21から直接にピニオン16に
伝わり、更にピニオン16から歯車19、摩擦伝
達部11、歯車7を介して主軸1に伝わり、主軸
1は高速で回動する。この場合、大径歯車17は
ばね24によりピニオン16の側に付勢されてい
るが、大径歯車17のピニオン16側への寄りは
受片36によつて受け止められて、一対のクラツ
チ要素22a,22bは離反状態に保たれる。そ
の結果、クラツチ要素22a,22bは何ら係脱
を行わず、それに伴う騒音の発生は無い。上記の
ように主軸1が低速回動或いは高速回動される過
程において、カム2によりスイツチ3が周知の如
く開閉作動させられる。やがて設定時間が経過し
主軸1が休止位置まで戻ると、図示外の接点が開
いてタイマモータ6への通電が停止され、タイマ
は停止状態となる。
(考案の効果) 以上のように本考案にあつては、主軸1を時限
回動させる場合、ピニオン16が低速位置にある
ときには、モータ6からの回動力を大径歯車17
及び一対のクラツチ要素22b,22aを介して
ピニオン16に伝え、その回動力を主軸1に向け
て伝えて主軸1を低速で回動させることができる
一方、ピニオン16が高速位置にあるときにはモ
ータ6からの回動力を上記大径歯車17を介する
ことなく直接にピニオン16に受取つてそのピニ
オン16を速い速度で回動させ、その回動力を主
軸1に向けて伝えて主軸1を高速で回動させるこ
とができ、夫々長時間タイマ及び短時間タイマの
二様のタイマとして動作させられる特長がある。
しかも上記の如く主軸1を二様の速度で回動さ
せ得るようにしたものであつても、その構造は回
動力伝達の為の一系列の歯輪列Aの中に元々存在
する一組のピニオン16と大径歯車17とを別体
に構成して、それらの間に一対のクラツチ要素2
2a,22bを介在させるのみの極めて簡易な構
成であるため、安価な提供を可能にできる特長が
ある。
しかも上記の如くクラツチ要素の係脱で低速、
高速の切替を行うものであつても、上記主軸を低
速回動させる場合には、上記の如く一組のピニオ
ン16と大径歯車17との間に介在させた一対の
クラツチ要素22a,22bが係合して、元々一
組のピニオン16と大径歯車17とが一体回動す
るのみだから(何ら係脱を行う箇所がない)、非
常に静かな動作をさせることのできる特長があ
り、 しかもその場合、大径歯車17をピニオン16
に向けて付勢して大径歯車側のクラツチ要素22
bをピニオン側のクラツチ要素22aに押し付け
るから、両者の連繋は極めて確実で、主軸の低速
作動を確実に行わせ得る特長がある。
しかもそのように大径歯車17をピニオン16
の側に付勢したものであつても、主軸1を高速で
回動させる場合には、大径歯車17のピニオン1
6の側への寄りを受片36で受止めて、一対のク
ラツチ要素22a,22bを離反状態にするか
ら、クラツチ要素22a,22bに関連しての騒
音の発生は無く、非常に静かな動作をさせられる
特長があり、 しかもその高速作動時にはモータへの負担が低
速時に比べて大きくなるが、上記の如くクラツチ
要素が離反状態に保持される為、クラツチでの力
の消耗を無にすることのできる特長があり、小型
なモータであつても主軸1の高速回動を確実に行
わせ得る特長がある。
【図面の簡単な説明】
図面は本願の実施例を示すもので、第1図は歯
輪列に沿つて切断したタイマの縦断面図(高速作
動の状態を示す)、第2図は抵速作動の状態を示
す部分図、第3図は分解斜視図、第4図はレバー
作動用カムの平面図、第5図は高速作動の状態を
示す部分斜視図、第6図は低速作動の状態を示す
部分斜視図、第7図は各部の寸法関係を説明する
為の図。 1……主軸、6……モータ、16……ピニオ
ン、17……大径歯車、22a,22b……一対
のクラツチ要素、36……受片。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ケースに対し回動自在に装着した主軸には接点
    作動用のカムを付設すると共に、該主軸には歯輪
    列を介してモータを連結し、しかも上記歯輪列中
    には、相互に同一軸線上において回動可能に設け
    られた一組のピニオン及び大径歯車を介在させる
    と共に、上記ピニオンは主軸側の他の歯車に、大
    径歯車はモータ側の他の歯車に夫々連繋させてあ
    るタイマにおいて、上記ピニオンと大径歯車とは
    別体に構成し、しかも上記ピニオンは上記軸線に
    沿つて大径歯車から離れた側の高速位置と大径歯
    車に近い側の低速位置との間の位置替を可能に構
    成する一方、上記大径歯車は、上記軸線に沿つて
    進退自在に構成すると共に上記ピニオンの側に向
    けて付勢し、更に上記ピニオンと大径歯車との対
    向面には、相互に当接した状態では係合し離反し
    た状態では係合が解かれるようにした一対のクラ
    ツチ要素を備えさせ、更に、上記大径歯車よりも
    モータ側の歯輪列における一つの歯車は、上記ピ
    ニオンが高速位置に位置したときにそのピニオン
    と噛合状態となり低速位置に位置したときに非噛
    合状態となる位置に位置させ、更に上記大径歯車
    のピニオン側に位置には、大径歯車のピニオンの
    側へ向けての寄りを受止める為の受片を、ピニオ
    ンが低速位置にあるときには、一対のクラツチ要
    素が係合する位置までの大径歯車の寄りを妨げ
    ず、ピニオンが高速位置にあるときには、大径歯
    車の寄りを一対のクラツチ要素が離反状態のとこ
    ろで受け止める位置において設けたことを特徴と
    するタイマ。
JP17999885U 1985-11-22 1985-11-22 Expired JPH0312195Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17999885U JPH0312195Y2 (ja) 1985-11-22 1985-11-22

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17999885U JPH0312195Y2 (ja) 1985-11-22 1985-11-22

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6288333U JPS6288333U (ja) 1987-06-05
JPH0312195Y2 true JPH0312195Y2 (ja) 1991-03-22

Family

ID=31123551

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP17999885U Expired JPH0312195Y2 (ja) 1985-11-22 1985-11-22

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0312195Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6288333U (ja) 1987-06-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3708622B2 (ja) 手動・自動切換装置
JPH0312195Y2 (ja)
JP2769607B2 (ja) 駆動力伝達機構
JPH0978936A (ja) 回転動力正逆転装置
JPS6132658B2 (ja)
JPS6210921Y2 (ja)
JPH039576Y2 (ja)
JPH0642537Y2 (ja) 電動カーテンの駆動装置
JPS6342197Y2 (ja)
JP2507892Y2 (ja) 間欠回転伝達装置
JP2930630B2 (ja) 電動リール用クラッチ
JPH0643754Y2 (ja) からくり時計
JPS5819500Y2 (ja) 目覚まし時計
JPH0220710Y2 (ja)
JPH033948Y2 (ja)
JPS6126945Y2 (ja)
JPH039147Y2 (ja)
JPS5844386Y2 (ja) 目安機構
JPH0218910Y2 (ja)
JPS60105125A (ja) タイムスイツチ
JPS6021828Y2 (ja) タイマ−類の時刻設定装置
JPS6014028Y2 (ja) トルクリミッタ−装置
JPS6365653U (ja)
JPS6336307Y2 (ja)
JPH0820001B2 (ja) モータ式アクチュエータ