JPH0642537Y2 - 電動カーテンの駆動装置 - Google Patents

電動カーテンの駆動装置

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JPH0642537Y2 JP6406989U JP6406989U JPH0642537Y2 JP H0642537 Y2 JPH0642537 Y2 JP H0642537Y2 JP 6406989 U JP6406989 U JP 6406989U JP 6406989 U JP6406989 U JP 6406989U JP H0642537 Y2 JPH0642537 Y2 JP H0642537Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、電動カーテンを開閉駆動するために用いられ
る電動カーテンの駆動装置に関し、特に駆動モータの停
止時において手動操作による開閉を可能にした電動カー
テンの駆動装置に関する。
[従来の技術] 従来、この種の電動カーテンの駆動装置としては、たと
えば特開昭61-185215号に示されるように、カーテンを
開閉駆動する駆動プーリと駆動源との間に遊星歯車機構
を介装するとともに、駆動源のオン・オフと連動して前
記遊星歯車機構における中間歯車のロックまたはロック
解除を行う電磁クラッチを設け、駆動源の停止時におい
てロックを解除し、カーテンを手動で開閉操作できるよ
うにしたものがある。
[考案が解決しようとする課題] しかしながら、上述の従来の電動カーテンの開閉駆動装
置においては、駆動源の駆動に伴う遊星歯車機構のロッ
ク解除時には電磁クラッチを常にオン状態にしなければ
ならず、消費電流が多くなるとともに、構造が複雑であ
った。
また、このような電動カーテンであっても、たとえば左
右のカーテンの一方を開成または閉成状態に固定したま
ま他方のカーテンのみを手動により開閉したい場合があ
るが、従来の駆動装置にあっては、ロック解除時におい
てもカーテンに連結した駆動プーリは遊星歯車機構と連
結されていた。このため、手動操作時の負荷が大きく、
カーテンの開閉を円滑に行うことができないという問題
があった。
本考案はかかる問題点に鑑みてなされたものであって、
簡単な構造のクラッチ機構により出力歯車と駆動歯車と
の噛合および噛合解除を容易に行えるとともに消費電力
が少なく、しかも手動の開閉操作を小さな負荷で円滑に
行うことができる電動カーテンの駆動装置を提供するこ
とを目的とする。
[課題を解決するための手段] 上記課題を解決するために、本考案の電動カーテンの駆
動装置においては、電動カーテン開閉用の駆動プーリを
有する出力歯車を備え、当該出力歯車の回転により電動
カーテンの開閉駆動を行う電動カーテンの駆動装置であ
って、前記出力歯車の回転力を発生する駆動モータと、
該駆動モータに連結された駆動歯車と、該駆動歯車の支
軸に回動可能に軸支された第1のレバー、およびそれぞ
れ前記駆動歯車と噛合状態で前記第1のレバーの支軸に
対して対称位置に設けられた一対のクラッチ歯車を有
し、当該クラッチ歯車のいずれかが第1の位置において
前記出力歯車に噛合することにより前記駆動モータの回
転力を前記出力歯車に伝達するとともに、第2の位置に
おいて前記出力歯車から離脱して前記回転力の伝達を解
除するクラッチ機構と、前記クラッチ歯車に対してそれ
ぞ前記支軸を中心とした回動運動を付与するトルク付与
機構と、前記駆動モータの停止後、所定時間を駆動して
前記クラッチ歯車を第2の位置に復帰させる復帰機構と
を備え、前記駆動モータの回転方向に応じて前記出力歯
車に噛合するクラッチ歯車をいずれか一方に切替えるよ
う構成したことを特徴とするものである。
ここで、前記復帰機構を、前記駆動モータの停止後に所
定時間駆動される電磁ソレノイドと、該電磁ソレノイド
の駆動時に駆動される第2のレバーとにより構成し、さ
らに前記第1のレバーおよび第2のレバーにカム手段を
設け、前記第2のレバーの駆動時に前記第1のレバーが
カム作用により回動して前記クラッチ歯車を第2の位置
に復帰させるよう構成することが好ましい。
[作用] 上記のように構成された本考案による電動カーテンの駆
動装置においては、カーテンを電動により開閉するとき
には、復帰機構を構成する電磁ソレノイドはオフ状態
で、クラッチ歯車は第2の位置にある。すなわちクラッ
チ歯車は出力歯車から離脱した状態にある。ここで、駆
動モータが正転または逆転方向に回転することによりク
ラッチ歯車は駆動歯車の回転に応じて駆動歯車の支軸を
中心として回動して出力歯車と噛合し、これにより駆動
モータの回転力が出力歯車に伝達され、それに伴い駆動
プーリが回転するとともにカーテンの開閉が行われる。
しかして、電動によるカーテンの開閉が終了し、駆動モ
ータが停止すると、これに伴い復帰信号が電磁ソレノイ
ドに送られ、当該ソレノイドが所定時間駆動される。こ
れにより第2のレバーが駆動され、この第2のレバーの
駆動に伴うカム作用によりクラッチ歯車が第1の位置か
ら第2の位置に変位して出力歯車から離脱する。その
後、手動によるカーテンの開閉操作が可能になるが、こ
のときカーテンに連結された出力歯車は、クラッチ歯車
を含めた駆動機構側と完全に切り離されて回動自在とな
っているため、出力歯車の回転すなわちカーテンの開閉
に伴う負荷が小さく、手動操作を円滑に行うことができ
る。また、トルク付与機構がクラッチ機構に設けられて
いるため、出力歯車の正転または逆転の切替えを簡単な
構造で、容易に行うことができる。
[実施例] 以下、本考案の実施例を図面を参照して具体的に説明す
る。
第5図は本考案の一実施例に係る電動カーテンの駆動装
置Aを用いた全体系統、第1図は同装置Aの平面構造、
第2図は第1図のII-II線に沿う断面構造、第3図は第
1図のIII-III線に沿う断面構造、第4図は上記装置A
のカム機構部の構造をそれぞれ示すものである。
図中、1はハウジング2に支持された駆動モータであ
り、この駆動モータ1は第5図に示す操作スイッチ1aに
より正転、逆転および停止の切替えが行われるようにな
っている。駆動モータ1の上方には出力歯車4が配設さ
れ、この出力歯車4の支軸4aには駆動プーリ3が取付け
られている。また、駆動プーリ3と、この駆動プーリ3
に対向して配設された従動プーリ5との間にはエンドレ
スワイヤ6が張設されており、このエンドレスワイヤ6
の奥側部には右側のカーテン8の先頭ランナ8a、また手
前側部には右側のカーテン7の先頭ランナ7aがそれぞれ
固定されている。
すなわち、本実施例の駆動装置においては、出力歯車4
の正転方向の回転により先頭ランナ7a,8aが第5図に矢
印で示すように右廻りに移動してカーテン7,8が開き、
また出力歯車4の逆転方向の回転により先頭ランナ7a,8
aが左廻りに移動するもので、これによりカーテン7,8が
閉じられる。
上記駆動モータ1と出力歯車4との間には、それぞれハ
ウジング2に対して回動可能に支持された変速歯車9,1
0,11からなる変速歯車機構12が配設され、この変速歯車
機構12により駆動モータ1の回転出力を減速して出力歯
車4に伝達するようになっている。
また、この変速歯車機構12と出力歯車4との間にはクラ
ッチ機構13が設けられ、カーテン7,8の電動開閉時には
駆動モータ1の回転力を出力歯車4に伝達し、カーテン
7,8の開閉が終了した時には上記回転力の伝達を解除す
るようになっている。このクラッチ機構13は、変速歯車
11の支軸11aと同軸に設けられた支軸11bを中心に回動可
能に支持された略T字状の第1のレバー14を備え、この
レバー14の短辺部14aの両端部にはそれぞれクラッチ歯
車15a,15bが軸支されている。これらのクラッチ歯車15
a,15bは共に変速歯車11に対して常時噛合した状態とな
っている。第1のレバー14の長辺部14bの基端部はハウ
ジング2の内部方向に向けて折曲されて案内部14cが形
成されている。ハウジング2にはこの案内片14cに対応
して円弧状の案内溝16が形成されており、この案内溝16
内で案内片14cが移動するようになっている。すなわち
第1のレバー14は第1図に示す角度α,αの範囲で
左右に回動可能であり、これによりクラッチ歯車15a,15
bとの出力歯車4との噛合点が規制されている。
また、上記クラッチ歯車15bと第1のレバー14との間に
は、第3図に示すようにハウジング2に設けられた切欠
き部2aにおいてフェルト17aおよびブッシュ17bが介在す
るとともに、当該クラッチ歯車15bが圧縮スプリング18
によりハウジング2方向に所定の圧力で押圧され、その
結果クラッチ歯車15bの回転に対し摩擦力が付与されて
いる。すなわち、クラッチ機構13の第1レバー14に対し
ていわゆるトルク(回転力)付与機構19が設けられてい
る。なお、クラッチ歯車15a側も同様の構造であるの
で、その説明は省略する。
すなわち、このクラッチ機構13においては、変速歯車11
がたとえば第1図に矢印で示すように反時計廻りに回転
すると、クラッチ歯車15a,15bは共に時計廻りに回転す
るが、これに伴い上記トルク付与機構19の作用により第
1のレバー14に回転力が付与される。したがってこの第
1のレバー14とともにクラッチ歯車15a,15bが支軸11bを
中心に反時計廻りに回動し、このためクラッチ歯車15a
側が第2の位置から第1の位置へ移動して出力歯車4と
噛合状態となる。また、変速歯車11が上記と逆に時計廻
りに回動した場合には、クラッチ歯車15a,15bが支軸11b
を中心に時計廻りに回動し、その結果クラッチ歯車15b
側が出力歯車4と噛合状態となる。すなわち、駆動モー
タ1の正転または逆転の切替えにより変速歯車機構12を
介してクラッチ歯車15aまたはクラッチ歯車15bのいずれ
か一方が出力歯車4と噛合して回転力が伝達されるもの
である。なお、第1図において、第1のレバー14が実線
の位置、すなわち案内部14cが案内溝16の中央位置にあ
るときにはクラッチ歯車15a,15bは共に出力歯車4から
離脱して第2の位置にある。
一方、出力歯車4側には復帰機構30を構成する第2のレ
バー20および電磁ソレノイド22が設けられている。第2
のレバー20は、その先端部が上記第1のレバー14の先端
部に重なるように配設されている。この第2のレバー20
には第1のレバー14の長手方向と同一方向に沿って長孔
21が設けられており、この長孔21にハウジング2に突設
した案内部2aが貫挿されている。また、電磁ソレノイド
22はハウジング2の側部に配設されており、さらにこの
電磁ソレノイド22に対向して駆動片22aが軸部を中心に
回動可能に支持されている。この駆動片22aは、その上
端部が上記第2のレバー20の駆動端20aに連結されると
ともに下端部が圧縮スプリング24により支持されてお
り、常時は電磁ソレノイド22から離脱する方向に付勢さ
れている。すなわち、第2のレバー20は、常時は圧縮ス
プリング24の弾性力により駆動片22aを介して第1のレ
バー14方向に付勢されている。また、上記電磁ソレノイ
ド22には、カーテン7,8の電動による開閉が終了して駆
動モータ1に停止信号が入力したとき、同時または微少
時間(約0.5秒)遅れで所定時間復帰信号(ワンショッ
トパルス)が入力されるようになっている。これにより
電磁ソレノイド22が所定の微小時間だけ駆動され、駆動
片22aが圧縮スプリング24の弾性力に抗して電磁ソレノ
イド22に吸着されて、第2のレバー20が第1図のS1の位
置からS2の位置まで移動し、さらに駆動片22aの復帰に
よりS2の位置からS1の位置へと移動することにより1ス
トローク(St)の動作が行われる。
また、第2のレバー20の先端部にはカム機構31を構成す
るレバーピン20bが第1のレバー14方向に向けて突設さ
れるとともに、このレバーピン20bに対応して第1のレ
バー14の先端部にはカム溝25が形成されている。上記カ
ム溝25は第4図に取り出して示すように略凸の字状に形
成されており、駆動モータ1の回転方向に応じてその先
頭部25aの向きが切替わるようになっている。ここで、
破線はクラッチ歯車15a,15bの第1の位置に対応する電
動駆動位置、実線はクラッチ歯車15a,15bの第2の位置
に対応する中間位置にある状態をそれぞれ示すものであ
る。また、レバーピン20bは、電磁ソレノイド22がオフ
のときに破線で示す位置、電磁ソレノイド22がオンのと
きに実線で示す位置にある。
すなわち、上記カム機構31においては、駆動モータ1が
停止した後、電磁ソレノイド22aがオンすることにより
第2のレバー20とともにレバーピン20bがカム溝25に沿
って摺動しながら破線位置から実線位置まで移動し、こ
れによりカーテン7,8の開閉時(駆動モータ1の正転ま
たは逆転時)に破線位置にあったカム溝25、すなわち第
1のレバー14が実線位置に移動する。その結果クラッチ
歯車15a,15bが出力歯車4から離脱するようになってい
る。
次に、上記のように構成した電動カーテンの駆動装置の
動作について説明する。先ず、当該駆動装置Aを使用し
ていない状態では、クラッチ機構13の第1のレバー14は
第2の位置にあり、左右のクラッチ歯車15a,15bは共に
出力歯車4から離脱した第2の位置にある。また、電磁
クラッチ22もオフの状態である。
この状態から、カーテン7,8を電動により開成操作する
際には、操作スイッチ1aにより駆動モータ1を正転方向
に駆動させると、この駆動力が変速歯車機構12を介して
クラッチ歯車15a,15bに伝達される。このとき、前述の
トルク付与機構19の作用により第1のレバー14とともに
クラッチ歯車15a,15bが支軸11bを中心に時計廻りに回動
し、その結果クラッチ歯車15b側が第2の位置から第1
の位置へ移動して出力歯車4に噛合する状態となる。し
たがって、駆動モータ1の回転力はクラッチ歯車15bを
介して出力歯車4に伝達され、その結果その出力歯車4
に取付けられた駆動プーリ3が正転方向に回転する。こ
れによりエンドレスワイヤ6に取付けられた先頭ランナ
7a,8aが第5図に示す矢印方向に移動し、カーテン7,8が
閉成操作されることになる。また、逆にカーテン7,8を
開成操作させるときには、上記駆動モータ1を逆転方向
に駆動するもので、これにより上述の動作とは逆に第1
のレバー14とともにクラッチ歯車15a,15bが反時計廻り
に回動し、その結果クラッチ歯車15bと出力歯車4が噛
合状態となり、先頭ランナ7a,8aが第5図の矢印と反対
方向に移動してカーテン7,8の閉成操作がなされる。
次に、このような電動によるカーテン7,8の開閉操作の
終了時、すなわちモータ駆動信号がオフした時、電磁ソ
レノイド22に所定時間復帰信号(ワンショットパルス)
が送られる。これにより電磁ソレノイド22が所定時間オ
ンし、駆動片22aが圧縮スプリング24の弾性力に抗して
吸引された後、復帰する。したがって第2のレバー20が
第2図に示すように矢印方向に移動し、これに伴いレバ
ーピン20bが第4図に示したようにカム溝25に沿って摺
動しながら破線位置から実線位置に移動し、その結果第
1のレバー14とともにクラッチ歯車15a,15bが出力歯車
4から離脱して第2の位置に復帰する。これにより、カ
ーテン7,8の手動操作が可能となるものである。ここ
で、カーテン7,8に連結された出力歯車4は、クラッチ
歯車15a,15bを含めた駆動機構側と完全に切り離されて
いるため、出力歯車4の回転すなわちカーテン7,8の開
閉に伴う負荷が小さくなり、このため手動操作を滑らか
に行うことができる。
このように本実施例の電動カーテンの駆動装置において
は、手動操作を滑らかに行うことができる。また、変速
歯車11からクラッチ歯車15a,15bに伝達された駆動回転
力をトルク付与機構19により第1のレバー14に伝達し、
これによって生ずる第1のレバー14の回動動作によりク
ラッチ歯車15a,15bのいずれかと出力歯車4との連結を
行い、これにより出力歯車4の正転または逆転の切替え
を行うようにしたので、従来の機構のようにモータ駆動
時に電磁クラッチ等を駆動する必要はない。また、第1
のレバー14を第2の位置に戻し、クラッチ歯車15a,15b
を出力歯車4から切り離すための機構として、レバーピ
ン12bおよびカム溝25によるカム機構31を構成するとと
もに、そのカム作用により第1のレバー14が支軸11bを
中心に滑らかに回動する構造としたので、電磁ソレノイ
ド22の負荷が小さくて済む。またソレノイド22への通電
は、駆動モータ1の停止後、所定時間のみ止まり、常時
はソレノイド22がオフ状態である。したがってモータ駆
動電流とソレノイド駆動電流の通電時間が重なることが
なく、消費電力も少なくなる。
以上に実施例を挙げて本考案を説明したが、本考案は上
記実施例に限定されるものではなく、その要旨を逸脱し
ない範囲で種々変形可能である。たとえば上記実施例に
おいては、クラッチ機構13のクラッチ歯車15a,15bを第
2の位置へ復帰させるために電磁ソレノイド22およびカ
ム機構31を用いるようにしたが、これはたとえばカーテ
ン7,8の開閉が終了し駆動モータ1の停止後、当該モー
タ1を所定微小時間だけ逆回転させて、クラッチ歯車を
出力歯車から離脱させるような構成としてもよい。
[考案の効果] 以上説明したように本考案に係る電動カーテンの駆動装
置によれば、出力歯車に対して接離可能なクラッチ歯車
を有するクラッチ機構を設けるとともに、駆動モータの
停止に伴い前記クラッチ歯車を第2の位置に復帰させる
ことによりカーテンが連結された出力歯車とクラッチ歯
車とを完全に切り離す構成としたので、簡単な構造で出
力歯車と駆動歯車との噛合状態の解除を実現できるとと
もに、手動による開閉操作を小さな負荷で滑らかに行う
ことができる。また、クラッチ機構にトルク付与機構が
設けられているため、出力歯車の正転または逆転の切替
えを簡単な構造で、容易に行うことができる。さらに復
帰機構を電磁ソレノイドおよびカム機構により構成する
ようにすれば消費電力が少なくなるという効果を奏す
る。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示すもので、第1図は電動カ
ーテンの駆動装置の構造を示す平面図、第2図は第1図
のII-II線に沿う断面図、第3図は第1図のIII-III線に
沿う断面図、第4図はカム機構の動作を説明するために
要部を拡大して示す平面図、第5図は全体系統を示す図
である。 1……駆動モータ、2……ハウジング 3……駆動プーリ、4……出力歯車 7,8……カーテン、12……変速歯車機構 13……クラッチ機構、14……第1のレバー 15a,15b……クラッチ歯車 19……トルク付与機構、20……第2のレバー 20b……レバーピン、22……電磁ソレノイド 25……カム溝、30……復帰機構 31……カム機構

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】電動カーテン開閉用の駆動プーリを有する
    出力歯車を備え、当該出力歯車の回転により電動カーテ
    ンの開閉駆動を行う電動カーテンの駆動装置であって、
    前記出力歯車の回転力を発生する駆動モータと、該駆動
    モータに連結された駆動歯車と、該駆動歯車の支軸に回
    動可能に軸支された第1のレバー、およびそれぞれ前記
    駆動歯車と噛合状態で前記第1のレバーの支軸に対して
    対称位置に設けられた一対のクラッチ歯車を有し、当該
    クラッチ歯車のいずれかが第1の位置において前記出力
    歯車に噛合することにより前記駆動モータの回転力を前
    記出力歯車に伝達するとともに、第2の位置において前
    記出力歯車から離脱して前記回転力の伝達を解除するク
    ラッチ機構と、前記クラッチ歯車に対してそれぞ前記支
    軸を中心とした回動運動を付与するトルク付与機構と、
    前記駆動モータの停止後、所定時間駆動して前記クラッ
    チ歯車を第2の位置に復帰させる復帰機構とを備え、前
    記駆動モータの回転方向に応じて前記出力歯車に噛合す
    るクラッチ歯車をいずれか一方に切替えるように構成し
    たことを特徴とする電動カーテンの駆動装置。
  2. 【請求項2】前記復帰機構を、前記駆動モータの停止後
    に、所定時間駆動される電磁ソレノイドと、該電磁ソレ
    ノイドの駆動時に駆動される第2のレバーとにより構成
    し、さらに前記第1のレバーおよび第2のレバーにカム
    手段を設け、前記第2のレバーの駆動時に前記第1のレ
    バーがカム作用により回動して前記クラッチ歯車を第2
    の位置に復帰させるよう構成してなる請求項1記載の電
    動カーテンの駆動装置。
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