JPH0530976Y2 - - Google Patents

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JPH0530976Y2
JPH0530976Y2 JP1988034557U JP3455788U JPH0530976Y2 JP H0530976 Y2 JPH0530976 Y2 JP H0530976Y2 JP 1988034557 U JP1988034557 U JP 1988034557U JP 3455788 U JP3455788 U JP 3455788U JP H0530976 Y2 JPH0530976 Y2 JP H0530976Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は、1つのモータの回転駆動力を2つの
伝達系に切替える駆動力伝達装置に関するもので
ある。
〈従来の技術〉 モータの回転を減速して作動装置等に伝達して
作動する場合、各作動装置毎にモータを設けてい
る。例えば、自動車のパワーシートの場合、第7
図で示すように、座部21においては前後方向調
整機構23、前側上下調整機構24及び後側上下
調整機構25を備え、前後方向用モータ26、前
側上下用モータ27及び後側上下用モータ28を
必要としている。また、背もたれ22には、前後
傾調整機構29と、これを駆動する前後傾用モー
タ30を有している。このように、複数の作動装
置毎にモータを設置することは、コスト高は勿論
のこと、重量増大、モータの設置スペース等に問
題がある。
このような問題を解決したパワーシートが特開
昭61−33333号で提供されている。
〈考案が解決しようとする課題〉 上記特開昭61−33333号のパワーシートに採用
されている駆動力伝達装置は、1つのモータの回
転駆動力を複数の各部所に選択的に切替え可能に
した技術思想であるが、その構造は、複数の各被
駆動軸にクラツチと、このクラツチに当接するL
型レバーと、このL型レバーを回動するカムと、
この複数個のカムの内で駆動力の伝達を必要とす
るカムのみを前記L型レバー回動作動位置に割り
出し位置する複数のギヤ機構、スイツチ及びスイ
ツチを作動するカム等からなる制御装置の複雑な
構成であり、回転駆動用のモータは1つに減少し
ているが、この1つのモータから複数の各部所に
切替えるための複雑な機構によつて重量増大、ス
ペース、コストの問題は依然として解消されてい
ない。
〈課題を解決するための手段〉 本考案は、上記従来の問題点を解決した駆動力
伝達装置を提供するもので、その機構は、ハウジ
ングに軸間距離を有して平行な軸線で回転可能に
軸承され、それぞれギヤを対向して備えた第1出
力軸及び第2出力軸と、この第1出力軸と第2出
力軸とのギヤ間に前記第1出力軸及び第2出力軸
の軸線と直交する軸線方向で前記第1出力軸側と
第2出力軸側とに揺動変位可能に介在され、前記
それぞれのギヤに切替え噛合するウオーム入力軸
と、このウオーム入力軸に結合した回転駆動用の
モータと、前記ハウジングの側面の前記ウオーム
入力軸線を挾んだ上下2位置に対向して突設さ
れ、対向面のそれぞれに凹曲ガイド面と、この凹
曲ガイド面と連続する平らな凸ガイド面とを形成
したロアガイド及びアツパガイドと、前記ウオー
ム入力軸の先端にウオーム入力軸と相対回転可能
に支承され、前記ロアガイド及びアツパガイドの
それぞれの凹曲ガイド面及び凸ガイド面に接触
し、前記ウオーム入力軸を前記第1出力軸側及び
第2出力軸側に切替え変位させるための下部突起
と上部突起とを形成したカム板と、このカム板を
回転するアクチユエータとから構成されたもので
ある。
〈作用〉 上記の構成により、1つのモータの駆動力を変
位可能なウオーム入力軸を介して第1,第2の出
力軸に切替えて伝達するものである。
〈実施例〉 以下本考案の実施例を図面に基づいて説明す
る。第1図及び第2図において、1はハウジング
であり、固定面に固設される。このハウジング1
に第1出力軸2と第2出力軸3とが平行な軸線
で、且つ所定の間隔を置いて回転可能に軸承され
ている。この第1,2出力軸2,3は第2図で示
すように相反する方向に延在されているが、場合
によつては同方向に延在することもあり、何れに
しても、その先端は回転作動装置等に連結(図示
省略)している。
前記第1,2出力軸2,3にはそれぞれギヤ
4,5が設けられ、このギヤ4,5はハウジング
1内に配置されている。
さらに、前記第1出力軸2のギヤ4と第2出力
軸3のギヤ5との間にウオーム入力軸6が介在さ
れている。このウオーム入力軸6は第1,2出力
軸2,3の軸線と直交する軸線で配置され、第
1,2出力軸のギヤ4,5の中間に位置している
ときには前記ギヤ4,5の何れにも噛合しない中
立位置を保持し、ギヤ4,5の何れかの側に変位
したときには、変位した側のギヤ4,5に噛合す
る。
このウオーム入力軸6はモータ7とカツプリン
グ8で連結され、モータ7によつて回転駆動され
る。また、ウオーム入力軸6の変位機構は、前記
カツプリング8を可撓カツプリングとしてもよい
し、第1図で示すように、モータ7を固定ブラケ
ツト9にピボツト10によつて揺動角θで揺動可
能に支持させてもよい。そして、カム機構と、こ
のカム機構を作動するアクチユエータとによつて
構成されている。
前記カム機構と、その作動機構の実施例につい
て第3図乃至第5図を加えて説明する。すなわ
ち、ウオーム入力軸6の先端にカム板13を固着
する。このカム板13には円弧状の下部突起13
aと上部突起13bとが形成されている。
一方、前記ハウジング1の側面の前記ウオーム
入力軸6の軸線を挾んだ上下2位置に対向して突
設され、前記カム板13と対応するロアガイド1
1とアツパガイド12が設けられている。このロ
アガイド11とアツパガイド12の対向面には、
前記カム板13の下部突起13a、上部突起13
bがそれぞれ摺接する凹曲ガイド面11a,12
aと、この凹曲ガイド面11a,12aと連続し
て平らな凸ガイド面11b,12bとが形成され
ている。
また、前記カム板13が固着されているウオー
ム軸6の先端部は、ハウジング1の側面に明けら
れた長穴15に案内されている。この長穴15は
ウオーム入力軸6の変位揺動方向に長く形成され
ている。
従つて、前記カム板13を回転することによ
り、ロアガイド11とアツパガイド12とにより
カム板13を変位させ、ウオーム入力軸6を長穴
15に沿つて変位移動させるのである。
このカム板13の回転作動機構は次の通りであ
る。カム板13の側面に作動片14を固着し、こ
の作動片14にソレノイド16の可動軸17端に
設けたクレビス18を連結した構成である。従つ
て、ソレノイド16の可動軸17の進退軸移動に
より作動片14と一体にカム板13が回転し、ロ
アガイド11とアツパガイド12とに基づいてウ
オーム入力軸6を変位させる。
次に上記構成の動作について第6図を加えて説
明する。第6図Aをスタートとすると、この第6
図Aではカム板13の上部突起13bがアツプガ
イド12の凸ガイド面12bに当接しウオーム入
力軸6を長穴15の下端に押し下げている。この
場合、ウオーム入力軸6は第1出力軸2のギヤ4
に噛合した状態となつている。この状態でソレノ
イド16の作動によりカム板13を時計回りに回
転する。これにより第6図Bで示すようにカム板
13の下部突起13aがロアガイド11の凹曲ガ
イド面11aに摺接を開始し、回転が進むに従つ
て第6図Cで示すようにカム板13を次第に押し
上げ、ウオーム入力軸6は長穴15の下端より上
方に向かつて変位する。第6図Dで示すように、
下部突起13aがロアガイド11の凹曲ガイド面
11aの谷底に回転したときは上部突起13bも
アツパガイド12の凹曲ガイド面12aの谷底に
位置し、ウオーム入力軸6は長穴15の中間点ま
で上昇する。この状態は、ウオーム入力軸6はギ
ヤ4及び5の何れにも噛合していない中立位置と
なる。
上記中立以後は、第6図Eで示すように下部突
起13aはロアガイド11の凹曲ガイド面11a
の上り勾配を摺動し、ウオーム入力軸6を中立位
置より上方に押し上げ、下部突起13aがロアガ
イド11の凸ガイド面11bに当接したところで
第6図Fで示すようにウオーム入力軸6を長穴1
5の上端に押し上げる。さらにカム板13は少し
ばかり回転して下部突起13aの当接点をウオー
ム入力軸6の軸心線上より偏寄させた位置、すな
わちデツドポイントを越えた位置とし作動を完了
する。これにより、ウオーム入力軸6は第2出力
軸3側のギヤ5に噛合し、モータ7の駆動力は第
2出力軸3側に切替えられる。尚、第1出力軸2
への駆動力伝達の切替えは前記の逆の動作による
ものであり、この際のカム板13の回転端の規制
はロアガイド11のストツパ11c,アツパガイ
ド12のストツパ12cにて行われる。
〈考案の効果〉 以上のように本考案によると、ハウジングに軸
間距離を有して平行な軸線で回転可能に軸承さ
れ、それぞれギヤを対向して備えた第1出力軸及
び第2出力軸間に、モータによつて回転駆動する
ウオーム入力軸を1つのカムと、このカムの作動
機構により揺動変位可能に介在させ、ウオーム入
力軸を第1出力軸側と第2出力軸側とのギヤに切
替え噛合させてモータの回転駆動力を第1出力軸
または第2出力軸に切替え伝達するようにした構
成であるから、簡単な構造の切替え機構によつて
1つのモータの回転駆動力を2軸に切替え伝達す
ることができ、スペース、重量及びコストを低減
することができる。尚、本考案装置は、例示した
パワーシート以外の種々の駆動力伝達に適用され
ることを附言する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案装置の要部断面側面図、第2図
は第1図の−線断面図、第3図は第1図矢
視部の拡大図、第4図は第3図矢視図、第5図
はカム板の回転作動機構の側面図、第6図は本考
案の作動順序を示す説明図、第7図は本考案が適
用される一例としての従来のパワーシートの斜視
図である。 1……ハウジング、2……第1出力軸、3……
第2出力軸、4,5……ギヤ、6……ウオーム入
力軸、7……モータ、11……ロアガイド、12
……アツパガイド、13……カム板、16……ソ
レノイド。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ハウジングに軸間距離を有して平行な軸線で回
    転可能に軸承され、それぞれギヤを対向して備え
    た第1出力軸及び第2出力軸と、この第1出力軸
    と第2出力軸とのギヤ間に前記第1出力軸及び第
    2出力軸の軸線と直交する軸線方向で前記第1出
    力軸側と第2出力軸側とに揺動変位可能に介在さ
    れ、前記それぞれのギヤに切替え噛合するウオー
    ム入力軸と、このウオーム入力軸に結合した回転
    駆動用のモータと、前記ハウジングの側面の前記
    ウオーム入力軸線を挾んだ上下2位置に対向して
    突設され、対向面のそれぞれに凹曲ガイド面と、
    この凹曲ガイド面と連続する平らな凸ガイド面と
    を形成したロアガイド及びアツパガイドと、前記
    ウオーム入力軸の先端にウオーム入力軸と相対回
    転可能に支承され、前記ロアガイド及びアツパガ
    イドのそれぞれの凹曲ガイド面及び凸ガイド面に
    接触し、前記ウオーム入力軸を前記第1出力軸側
    及び第2出力軸側に切替え変位させるための下部
    突起と上部突起とを形成したカム板と、このカム
    板を回転するアクチユエータとから構成されたこ
    とを特徴とする駆動力伝達装置。
JP1988034557U 1988-03-17 1988-03-17 Expired - Lifetime JPH0530976Y2 (ja)

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JP1988034557U JPH0530976Y2 (ja) 1988-03-17 1988-03-17

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6133333A (ja) * 1984-07-25 1986-02-17 Secoh Giken Inc パワ−シ−ト

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