JPH0714599Y2 - 窓開閉装置 - Google Patents

窓開閉装置

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JPH0714599Y2
JPH0714599Y2 JP4308689U JP4308689U JPH0714599Y2 JP H0714599 Y2 JPH0714599 Y2 JP H0714599Y2 JP 4308689 U JP4308689 U JP 4308689U JP 4308689 U JP4308689 U JP 4308689U JP H0714599 Y2 JPH0714599 Y2 JP H0714599Y2
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JP
Japan
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gear
shaft
electric
manual operation
spiral
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JP4308689U
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JPH02134283U (ja
Inventor
明 宮本
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Ichikoh Industries Ltd
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Ichikoh Industries Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、電動機により減速歯車を介して窓を開閉する
機能を有し、かつ、手動操作も可能な窓開閉装置に関す
るものである。
〔従来の技術〕
この種の窓開閉装置に関する最新の技術として、実開昭
61-185886号窓開閉装置が公知である。
上記の公知技術に係る窓開閉装置は、第1スパイラルギ
アを備えた手動操作軸と、第1スパイラルギアに噛み合
う第2スパイラルギアを備えて電動機側との連結が絶た
れた後に制止部材により移動を制止されるように制限的
に軸方向移動可能に軸承された伝達軸と、伝達軸の一端
と電動機側の駆動軸を脱着可能に連結する第1軸継手
と、伝達軸の他端を前記入力軸に軸方向移動自在に連結
し内部に入力軸端と伝達軸端に当接するばねを備えた第
2軸継手とよりなるものである。
上記の公知技術によれば、電動機によって窓を開閉する
入力軸を回転させることもでき、また、手動操作軸を回
して第1スパイラルギアを手動駆動して窓を開き、若し
くは閉じることが出来る。
〔考案が解決しようとする課題〕
前記の公知技術においては「着脱可能に連結する第1軸
継手」が自動クラッチとして機能し、手動操作軸に手動
操作力を加えることによりクラッチが接・断される。そ
して、該クラッチ断の状態では手動操作が可能であり、
クラッチ接の状態では電動駆動が可能である。
しかし乍ら、上記公知技術においては、 (a)手動操作軸を、或る一定方向に回すとクラッチ接
となり、その反対方向に回すとクラッチ断となる。こう
した機能を有する構成であるため、手動操作による窓の
開閉は、開操作,若しくは閉操作の何れか一方だけしか
出来ない。その結果、停電時に電動機が回らなくなる
と、窓の手動操作は開又は閉のいずれか一方だけしか出
来ず、非常に不便である。
(b)前記公知技術の構成は、電動機側駆動軸と、第1
軸継手と、第2スパイラルギヤ(受歯車)と、第2軸継
手と、入力軸とが同一軸心上に列設されているので、こ
の伝動系統の長さ寸法が長い。このため、設定スペース
の取り合いに困難を生じる場合がある。
本考案は上述の事情に鑑みて為されたもので、 (a)手動操作による窓の開閉が、開操作も閉操作も可
能であり、 (b)伝動系統の構成部材が一直線上に列設されておら
ず、コンパクトに構成し得る、窓開閉装置を提供するこ
とを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
上記の目的を達成するため、本考案の窓開閉装置は、 電動機によって駆動される伝動軸と、手動操作軸と、歯
車群と、窓を開閉させる出力軸とよりなり、 前記の伝動軸と出力軸とは平行に配設されており、 前記の出力軸に対して軸心回りの回動を拘束され軸心方
向の摺動自在に外嵌された電動受歯車と、 前記の出力軸に対して軸心回りの回動を拘束され軸心方
向の摺動自在に外嵌されたスパイラル受歯車と、 上記出力軸と立体交差状に直交する手動操作軸と、 上記手動操作軸に取り付けられて前記スパイラル受歯車
に噛合するスパイラル元歯車とを有し、 前記電動受歯車とスパイラル受歯車とは一体的に連結さ
れており、 上記一体的に連結された歯車は、スラスト方向の弾性力
を付勢するスプリングを備えていて、他に外力を受けな
いときはスラスト方向の中立位置に保持される構造であ
り、 上記の連結された歯車が中立位置に在るとき、該連結歯
車の電動受歯車部分に噛合するように位置せしめられた
電動元歯車が、前記の伝動軸に固着されていることを特
徴とする。
〔作用〕
上記の構成によれば、伝動系統を構成する伝動軸と出力
軸とが平行に配設されているので、これを一直線上に配
列した従来技術に比して全長寸法が短く、装置全体がコ
ンパクトに構成される。
手動操作力を加えないとき、連結された歯車はスプリン
グの作用で中立位置にあり、この中立状態においては受
動受歯車が電動元歯車に噛合しているので電動機によっ
て駆動可能である。
手動操作力を加えると、スパイラルギヤにスラスト方向
の力を生じ、連結された歯車が軸心方向にスライドし
て、電動受歯車と電動元歯車との噛合が解除される。こ
の場合、手動操作軸を右回りに回しても左回りに回して
も、前記の連結された歯車は何れかの方向にスライドし
て、電動元,受歯車の噛合が解除される。
これにより、手動操作軸を回して窓を開,閉することが
出来る。
〔実施例〕
第1図は本考案に係る窓開閉装置の1実施例を示す断面
図、第2図は同じく模式的に描いた斜視図である。
歯車室1にモータ2が設置され、その回転軸にウォーム
元歯車3が取り付けられている。
上記歯車室1に対して、伝動軸4と出力軸5とが平行
に、回転自在に支持されている。
モータ2の回転軸と伝動軸4とは立体交差状に直交して
おり、該伝動軸4に固定されたウォーム受歯車6が前記
のウォーム元歯車3に噛合されている。
上記伝動軸4には、電動元歯車7が固着されていて、こ
の電動元歯車7はモータ2により、ウォーム元歯車3,ウ
ォーム受歯車6を介して正逆転自在に駆動される。
電動受歯車8とスパイラル受歯車9とは一体に連設さ
れ、前記の出力軸5に外嵌され、軸心方向の摺動を一定
寸法だけ許容され、かつ、軸心回りの相対的回動を係止
されている。
本実施例においては電動受歯車8とスパイラル受歯車9
とを一体に連設したが、本考案を実施する際、双方の歯
車を別体に構成して連結してもよい。要するにこれら双
方の歯車が出力軸5に対して相当的な回動を係止され、
かつ、これら双方の歯車が出力軸5に沿って同時に同速
度で連動するように構成すればよい。本例においてはピ
ン12と長孔13とを係合させて相対的回動を係止すると共
に軸心方向に一定ストロークの摺動を許容している。
前記スパイラル受歯車9と噛合するスパイラル元歯車10
は手動操作軸11に固着され、図示しない手動ハンドルに
より正,逆転自在に回転される。
本例の出力軸5は中空管状に構成され、その中に1対の
コイルスプリング14a,14bを収納し、それぞれネジ栓15
a,15bによって圧縮力を加えてある。
コイルスプリング14aは電動受歯車8(スパイラル受歯
車9と連結されている)を左方に付勢し、コイルスプリ
ング14bは右方に付勢している。
上記電動受歯車8は、他から別段のスラスト方向の力を
受けないとき、コイルスプリング14a,14bの釣合によ
り、実線で描いた中立位置となる。
スラスト方向の力を受けると、矢印l-r方向に摺動して
仮想線で示したL位置若しくはR位置に移動せしめられ
る。
16は出力軸5に固着された出力歯車である。
第2図に示したように、上記の出力歯車16に対して可撓
性のラック17が噛合され、該ラック17は窓枠18に取り付
けられている。
本考案を実施する際、前記の出力歯車16に代えてスプロ
ケットを、ラック17に代えてチェーンを、それぞれ用い
ることも出来る。また、滑車とロープを用いることも出
来る。
手動操作軸11に操作力を加えない場合は、第1図に実線
で示したように電動受歯車8(スパイラル受歯車9と連
結されている)は中立位置にあり、この状態(中立位
置)で電動元歯車7と噛合している。この状態(中立位
置)でモータ2を正転させ、若しくは逆転させると、そ
の回転出力はウォーム元歯車3,ウォーム受歯車6,伝動軸
4,電動元歯車7,電動受歯車8,出力軸5を順次に介して伝
動され、出力歯車16が正,逆回転せしめられてラック17
を介して窓枠18が往復駆動され、(第2図参照)開閉さ
れる。
手動操作軸に手動操作力を加えて図示左回り方向に回転
させると、スパイラル元歯車10が左回りに回転してスパ
イラル受歯車9に図示左方向のスラスト力を及ぼす。こ
のため該スパイラル受歯車9およびこれに連結された電
動受歯車8は左方にスライドし、該電動受歯車8はL位
置に移動して電動元歯車7との噛合が解除される。
このため、手動操作軸11の回転を継続すると、モータ2
と切り離された状態で出力軸5が窓開作動方向に回転せ
しめられる。
手動操作軸11の手回し操作を中止すると、電動受歯車8
は中立位置(実線で描いてある)に復元し、モータ2に
よる動力開閉が可能となる。
次いで手動操作軸11を図示右回り方向に手回し操作する
とスパイラル元歯車10が右回りしてスパイラル受歯車9
を右方に移動させる。これに伴って電動受歯車8は仮想
線で描いたR位置に移動し、電動受歯車7との噛合を解
除される。これにより手動操作軸11の手回し操作を続行
すると、モータ2と切り離された状態で出力軸5が窓閉
作動方向に回転せしめられる。
第1図および第2図から容易に理解される如く、本実施
例の伝動軸4と出力軸5とは平行に配設されており、更
にモータ2の回転軸と手動操作軸11とは、これら伝動軸
4,出力軸5に対して立体交差して直交している。
このため、伝動系統の長さ寸法が短く、装置全体がコン
パクトに構成される。
〔考案の効果〕
以上に説明したように、本考案の窓開閉装置は、電動機
によって駆動される伝動軸と、手動操作軸と、歯車群
と、窓を開閉させる出力軸とよりなり、 前記の伝動軸と出力軸とは平行に配設されており、 前記の出力軸に対して軸心回りの回動を拘束され軸心方
向の摺動自在に外嵌された電動受歯車と、 前記の出力軸に対して軸心回りの回動を拘束され軸心方
向の摺動自在に外嵌されたスパイラル受歯車と、 上記出力軸と立体交差状に直交する手動操作軸と、 上記手動操作軸に取り付けられて前記スパイラル受歯車
に噛合するスパイラル元歯車とを有し、 前記電動受歯車とスパイラル受歯車とは一体的に連結さ
れており、 上記一体的に連結された歯車は、スラスト方向の弾性力
を付勢するスプリングを備えていて、他に外力を受けな
いときはスラスト方向の中立位置に保持される構造であ
り、 上記の連結された歯車が中立位置に在るとき、該連結歯
車の電動受歯車部分に噛合するように位置せしめられた
電動元歯車が、前記の伝動軸に固着されているので、手
動操作による窓の開閉が開操作も閉操作も可能であり、
しかも伝動系統の構成部材が一直線状に配列されていな
くてコンパクトに構成することが出来る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る窓開閉装置の1実施例を示す断面
図、第2図は上記実施例の模式的な斜視図である。 1……歯車室、2……モータ、3……ウォーム元歯車、
4……伝動軸、5……出力軸、6……ウォーム受歯車、
7……電動元歯車、8……電動受歯車、9……スパイラ
ル受歯車、10……スパイラル元歯車、11……手動操作
軸、12……ピン、13……長孔、14a,14b……コイルスプ
リング、15a,15b……ネジ栓、16……出力歯車、17……
可撓性ラック、18……窓枠部材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】電動機によって駆動される伝動軸と、手動
    操作軸と、歯車群とを有し、かつ、窓を開閉させる出力
    軸を有する窓開閉装置において、 前記の伝動軸と出力軸とは平行に配設されており、 前記の出力軸に対して軸心回りの回動を拘束され軸心方
    向の摺動自在に外嵌された電動受歯車と、 前記の出力軸に対して軸心回りの回動を拘束され軸心方
    向の摺動自在に外嵌されたスパイラル受歯車と、 上記出力軸と立体交差状に直交する手動操作軸と、 上記手動操作軸に取り付けられて前記スパイラル受歯車
    に噛合するスパイラル元歯車とを有し、 前記電動受歯車とスパイラル受歯車とは一体的に連結さ
    れており、 上記一体的に連結された歯車は、スラスト方向の弾性力
    を付勢するスプリングを備えていて、他に外力を受けな
    いときはスラスト方向の中立位置に保持される構造であ
    り、 上記の連結された歯車が中立位置に在るとき、該連結歯
    車の電動受歯車部分に噛合するように位置せしめられた
    電動元歯車が、前記の伝動軸に固着されていることを特
    徴とする窓開閉装置。
JP4308689U 1989-04-14 1989-04-14 窓開閉装置 Expired - Lifetime JPH0714599Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP4308689U JPH0714599Y2 (ja) 1989-04-14 1989-04-14 窓開閉装置

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JP4308689U JPH0714599Y2 (ja) 1989-04-14 1989-04-14 窓開閉装置

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Publication Number Publication Date
JPH02134283U JPH02134283U (ja) 1990-11-07
JPH0714599Y2 true JPH0714599Y2 (ja) 1995-04-10

Family

ID=31555200

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JP4308689U Expired - Lifetime JPH0714599Y2 (ja) 1989-04-14 1989-04-14 窓開閉装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5235779B2 (ja) * 2009-05-18 2013-07-10 クマガイ電工株式会社 ルーバー開閉装置
JP5235780B2 (ja) * 2009-05-18 2013-07-10 クマガイ電工株式会社 ルーバー開閉装置

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JPH02134283U (ja) 1990-11-07

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