JPH0452369Y2 - - Google Patents

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JPH0452369Y2
JPH0452369Y2 JP9188085U JP9188085U JPH0452369Y2 JP H0452369 Y2 JPH0452369 Y2 JP H0452369Y2 JP 9188085 U JP9188085 U JP 9188085U JP 9188085 U JP9188085 U JP 9188085U JP H0452369 Y2 JPH0452369 Y2 JP H0452369Y2
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gear
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pinion
rotating shaft
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Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の利用分野〕 本考案は、モータを用いてドアロツク本体の施
錠又は解錠を行なう自動車用ドアロツク操作装置
に関するものである。
〔考案の背景〕
従来のこの種の自動車用ドアロツク操作装置と
しては、例えば実公昭54−30317号公報に開示さ
れたものがある。これは第9図乃至第11図で示
すようにモータ1の回転軸2にピニオン3を取付
け、このピニオン3に中間減速ギヤ4を噛合さ
せ、さらにこの中間減速ギヤ4には中間ピニオン
5が一体に形成され、この中間ピニオン5に扇状
の揺動歯車6が噛合されている。揺動ギヤ6は連
結ロツク7を介してドアロツク本体8の被操作レ
バー9と接続する。具体的には揺動歯車6の中央
部に設けた連結ピン10に連結ロツド7の下端を
枢軸させる共に、この連結ロツド7の上部に形成
した長孔11へ被操作レバー9の先端に設けた連
結ピン12を遊嵌させている。また連結ロツド7
の長孔11は被操作レバー9の施錠、解錠位置間
のストローク距離lに相応する長さに設定される
と共に、揺動歯車6は中立位置の両側6a,6b
が上記ストローク距離lよりも大きいストローク
距離をもつて設定される。更に上記揺動歯車6は
連結ロツド7に付設したコイルスプリング14を
介して中立位置に復帰自在とされる。なお、第9
図中15は被操作レバー9に設け手動操作用のロ
ツクノブである。従つて電動操作時にはモータ1
による揺動歯車6の揺動を介して連結ロツド7を
上又は下方向に移動させ、且つこの連結ロツド7
の長孔11を第11図A又はB位置まで移動させ
て、被操作レバー9を解錠又は施錠位置まで移動
させることでドアロツク本体8を解錠又は施錠自
在としている。
しかしながら、このような従来のドアロツク操
作装置にあつては、被操作レバー9のストローク
距離lに相応する長さの長孔11を連結ロツド7
に形成し、この長孔11に被操作レバー9を遊嵌
させると共に、中立位置の両側6a,6bに上記
ストローク距離lよりも大きなストローク距離を
有する揺動歯車6にて連結ロツド7を作動させて
上記被操作レバー9を操作することとしていたた
め、被操作レバー9と連結ロツド7との連結部分
に被操作レバー9のストローク距離lの約2倍の
ストローク距離を必要とし取付けのスペースを多
く必要とする上に、揺動歯車6も被操作レバー9
を操作するために中立位置の両側に各々上記スト
ローク距離よりも大きなストローク距離を必要と
し揺動歯車6自体が大型になり、更には揺動歯車
6を中立位置に復帰させるためのコイルスプリン
グ14の収納スペースを多く必要とし、全体の小
型化が難しい上にコイルスプリング14は常時モ
ータ1に回転負荷を与えることとなりモータ1の
トルク損失が大きいという問題があつた。
〔考案の目的〕
本考案は、このような従来の問題点に着目して
なされたもので、モータの回転が減速されて伝達
される減速歯車と起動歯車とを同軸に枢支し、こ
れらの歯車の回転によつてカム軸を回転し、この
カム軸の回転によつてそれに連結するロツドを介
してドアロツク本体を作動させる構造とすること
により、上記の問題点を解決することができるよ
うにした自動車用ドアロツク操作装置を提供する
ことを目的とするものである。
〔考案の実施例〕
以下に本考案を第1図乃至第8図に示す実施例
を基いて説明する。
20はケースであつて、このケース20内には
モータ21が組込まれている。22はモータ21
の回転軸、23は回転軸22に取付けられている
ピニオンで、このピニオン23には、回転軸24
に固着されている中間減速歯車25が噛合されて
いる。26及び40は、回転軸24に一体にそれ
ぞれ形成されている中間ピニオン及び起動ピニオ
ンであつて、この中間ピニオン26には、減速歯
車27が、また起動ピニオン40には、起動歯車
41がそれぞれ噛合されている。起動ピニオン4
0と起動歯車41との減速比は、中間ピニオン2
6と減速歯車27の減速比よりも大きくしてあ
り、これによつて歯車41は歯車27よりも遅く
回転するようになつている。例えば中間ピニオン
26の歯数10、減速歯車27の歯数80に対
し、起動ピニオン40の歯数8、起動歯車41の
歯数92の如くしてある。
またこの減速歯車27には、第1図に示すよう
に周縁部に2個所の歯が欠けた欠歯部43,4
3′が、カム軸28を中心として反対位置に設け
られている。このカム軸28は、ケース20とカ
バー35とによつて回転自在に支持されると共
に、この軸28に前記減速歯車27及び起動歯車
41がそれぞれ回転自在に支持され、また軸28
の中央部にはカム28aが一体に設けられている
ものである。27aは減速歯車27の側面に1個
突設されている突起であつて、この突起27a
は、前記軸28のカム28aに当接し得るととも
に、突起27aの先端が歯車41に設けられた長
孔46に貫入し、これによつて、減速歯車27の
回転方向と同方向にカム28a(従つて軸28)
及び歯車41を回転させることができるものであ
る。29はケース20より外側に突設している軸
28の先端に固着されているアームであつて、こ
のアーム29には、ロツド30の下端30′が枢
着されている。また上記ロツド30の上端は、ド
アロツク本体31より支出されている被操作レバ
ー32の略中程に連結(枢着)されている。33
はドア34により上下方向に移動可能に支持され
ている手動操作用のロツクノブであつて、このロ
ツクノブ33の下端に被操作レバー32の先端が
連結されているものである。35はカバー、36
はそのカバーをケース20に固定する取付ねじ、
37はモータ21の取付用ブラケツトである。5
5は歯車27を常時押圧するばねである。
以上が本実施例の構造であるが、次のその作用
について述べる。先ずドアロツク本体31が解錠
された第1図乃至第4図示の状態から、電動で施
錠する場合について説明する。
ドアロツク本体31が解錠されているときは第
1図及び第4図に示す状態であつて、この状態に
おいては、ピニオン26は欠歯部43内にあつ
て、歯車27と噛合つておらず、またピニオン4
0は歯車41に噛合つている。このような状態
で、モータ21を駆動して、その回転軸22に設
けたピニオン23を矢方向a即ち第1図において
反時計方向に回転させると、このピニオン23と
噛合する中間減速歯車25が矢方向bで示すよう
に時計方向に回転する。このとき、同軸24上に
ある起動ピニオン40も時計方向に回転し、この
起動ピニオン40と噛合する減速歯車41は反時
計方向cに回転する。これによつて減速歯車41
の長孔46が移動して突起27aを押して歯車2
7及び28を回転させる。これにより歯車27
は、第5図に示すようにピニオン26と噛合いそ
の回転によつて回転しつづけるとともに、軸28
も歯車27と一緒に回転する。一方歯車41は、
歯車27と同一方向にそれよりも遅い回転数でモ
ータ21が駆動している限り回転しつづけ、これ
によつて突起27aは長孔46内を走行し、歯車
27は歯車41と衝突することなく回転する(第
6図)。
この歯車27の回転によつてその欠歯部43′
がピニオン26に達して歯車27とピニオン26
との噛合いが外れ、第7図に示すように歯車27
は停止する。同時にモータ21の回転を制御する
図示しない制御回路によつてモータ21への通電
が停止してモータ21は駆動は停止する。しかし
その回転子はその慣性により回転して歯車41は
第8図の破線で示す位置まで回転して停止する。
上記減速歯車27の180°の回転に伴ない、カム
28aも同時に回転するため、この軸28に設け
られたアーム29が回転し、このアーム29に係
合されているレバー30の下端部は円弧運動を伴
ないながら引き下げられる。このレバー30の引
き下げによつて被操作レバー32及びロツクノブ
33が引下げられると共に、ドアロツク本体31
が施錠されることになる。なお、第1図及び第2
図示の50,51は、減速歯車27が180°回転し
たときに停止するモータ21の制御回路を構成す
る接点であつて接点50は歯車27に、接点51
はケース20に固着されている。
上記した施錠の状態から、電動で解錠されると
きは、上記の減速歯車27,41をさらに反時計
方向へ180°回動するように、モータ21を矢方向
aに回転させればその両歯車27,41の回動に
伴つて軸28が前記の施錠の場合と同様に回転
し、被操作レバー32が押し上げられ、そのレバ
ー32の上端に連結されている被操作レバー32
も押し上げられて、第1図乃至第4図に示すよう
にドアロツク本体31は解錠されるものである。
以上は電動により施錠及び解錠させる場合であ
るが、手動により施錠及び解錠させる場合につい
て以下に説明する。
先ず手動で施錠する場合は、第8図に示すよう
にロツクノブ33を鎖線で示す解錠位置より実線
で示す施錠位置に押し下げることにより、被操作
レバー32、レバー30が押し下げられ、これに
よつて軸28が第4図示の位置から反時計方向に
回転すると共に、ドアロツク本体31が動作して
所望の施錠がなされる。この際、軸28のみが回
転し、歯車27,41が全く回転しないので、モ
ータ21にレバー30,32の動きが伝えられ
ず、モータ21を損傷させることがない。
またこの施錠状態から、手動で解錠する場合
は、そのロツクノブ33を引き上げれば、レバー
30及び被操作レバー32が引き上げられると共
にドアロツク本体31が引き上げられると共にド
アロツク本体31が解錠されるものである。この
とき、軸28が回転してカム28aも引き上げら
れ、第4図の状態にもどり、次の電動による施錠
の準備がなされている。
〔考案の概要〕
以上のように、本考案は、歯が欠けた欠歯部4
3,43′を有する歯車27、及びこの歯車27
と回転遊び角度をもつて一体回転する起動歯車4
1を、回転自在に回転軸28に枢支し、これらの
歯車27,41と噛合つて、前記起動歯車41の
減速比を前記歯車27の減速比よりも大きくし、
かつモータ21の回転によつて回転するピニオン
26,40を有する回転軸24を枢支し、前記モ
ータ21の非通電時に、前記歯車27の欠歯部4
3,43′が前記ピニオン26に対向してこの両
者が噛合わないように構成し、前記回転軸28を
前記歯車27と回転遊び角度をもつて一体回転す
るようにすると共に、前記回転軸28のフレーム
20からの突出端にアーム29の基端を固着し、
該アーム29の先端とドアロツク本体31の非操
作レバー32とをロツド30によつて連結し、前
記ドアロツク本体31を電気的に、前記被操作レ
バー32に手動ロツクノブ33を取付けて手動的
に、施錠及び解錠するようにしたことを特徴とす
る自動車用ドアロツク操作装置である。
〔考案の効果〕
従つてこのドアロツク操作装置によれば、従来
例構造で説明した扇形の揺動ギヤあるいはスプリ
ングの組込みが不要であることから、組立作業性
が良く、しかも組立時における解錠時の位置が簡
単にセツトできる効果がある。さらに本発明によ
れば、常時弾圧的に作用するスプリングを内装し
ていないことから、モータに与える回転負荷及び
手動操作時の操作負荷を大幅に低減し、操作性を
向上せしめることもできる効果がある。
さらに本考案において、電動による施錠及び解
錠動作のモータ駆動は、常に一方向に回転される
ものであるために、従来の正逆回転を行なう機構
のものに比して、電気的制御が簡単であり、しか
も耐久性が向上できる等の効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第8図は本考案よりなるドアロツク
操作装置の実施例を示し第1図はその内部構造を
示した正面図、第2図は第1図における−線
断面図、第3図は第2図における−線断面
図、第4図乃至第7図は同上の自動駆動時の夫々
の動作説明図、第8図は手動操作時の説明図、第
9図は従来のドアロツク操作装置の要部断面図、
第10図は第9図におけるX−X線断面図、第1
1図は同上の要部拡大説明図である。 20……ケース、21……モータ、22……回
転軸、23……ピニオン、24……回転軸、25
……中間減速歯車、26……中間ピニオン、27
……最終減速歯車、27a……突起、28……カ
ム軸、28a……カム、29……アーム、30…
…ロツド、31……ドアロツク、32……被操作
レバー、33……ロツクノブ、34……ドア、3
5……カバー、36……取付ねじ、37……ブラ
ケツト、40……ピニオン、41……歯車、4
3,43′……欠歯部、46……長孔、55……
ばね。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 歯が欠けた欠歯部43,43′を有する歯車2
    7、及びこの歯車27と回転遊び角度をもつて一
    体回転する起動歯車41を、回転自在に回転軸2
    8に枢支し、これらの歯車27,41と噛合つ
    て、前記起動歯車41の減速比を前記歯車27の
    減速比よりも大きくし、かつモータ21の回転に
    よつて回転するピニオン26,40を有する回転
    軸24を枢支し、前記モータ21の非通電時に、
    前記歯車27の欠歯部43,43′が前記ピニオ
    ン26に対向してこの両者が噛合わないように構
    成し、前記回転軸28を前記歯車27と回転遊び
    角度をもつて一体回転するようにすると共に、前
    記回転軸28のフレーム20からの突出端にアー
    ム29の基端を固着し、該アーム29の先端とド
    アロツク本体31の被操作レバー32とをロツド
    30によつて連結し、前記ドアロツク本体31を
    電気的に、前記被操作レバー32に手動ロツクノ
    ブ33を取付けて手動的に、施錠及び解錠するよ
    うにしたことを特徴とする自動車用ドアロツク操
    作装置。
JP9188085U 1985-06-18 1985-06-18 Expired JPH0452369Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9188085U JPH0452369Y2 (ja) 1985-06-18 1985-06-18

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9188085U JPH0452369Y2 (ja) 1985-06-18 1985-06-18

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Publication Number Publication Date
JPS62657U JPS62657U (ja) 1987-01-06
JPH0452369Y2 true JPH0452369Y2 (ja) 1992-12-09

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ID=30648163

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JP9188085U Expired JPH0452369Y2 (ja) 1985-06-18 1985-06-18

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JPS62657U (ja) 1987-01-06

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