JP3708622B2 - 手動・自動切換装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、手動制御と自動制御を切換可能な制御機器において、手動制御動作と自動制御動作との切換えを行う手動・自動切換装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
バルブ等の被制御機器を直接あるいは遠隔操作で開閉等制御する制御機器は、故障などの緊急時に作業者が現場で手動ハンドルをまわして動かす(制御する)手動制御動作と、通常時の電動機や油圧等による自動制御動作との切換えを行う手動・自動切換装置を有する。この手動・自動切換装置には、現場での切換レバー操作で手動と自動を切換える他に、電動機等が始動すると手動から自動へ自動的に切換わる自動復帰機能を備えるタイプのものがあり、こうした手動・自動切換装置として、従来、図7〜図10に示される装置がある。この図7は従来の手動・自動切換装置の自動制御動作時の概略構成断面図、図8は従来の手動・自動切換装置の手動制御動作時の概略構成断面図、図9は従来の手動・自動切換装置の切換部の概略構成説明図、図10は従来の手動・自動切換装置のロックレバーの動作説明図を示す。
【0003】
前記各図において従来の手動・自動切換装置100は、自動制御動作時に被制御部を駆動する駆動力を発生させる電動機(図示を省略)と、手動制御動作時に回動させて駆動力を得るハンドル(図示を省略)と、手動と自動を切替える切換レバー(図示を省略)と、ハンドルにより得た駆動力を伝える手駆動軸102と、当該手駆動軸102端に配設される手動歯車103と、前記手駆動軸102に対して平行に配設されると共に装置フレーム101に回動自在に軸支され、軸体外周の一部にスプライン軸部106aが形成され、被制御部を駆動する出力軸106と、当該出力軸106のスプライン軸部106aに摺動自在に噛合されて配設され、外周部周方向に溝105aを周設されてなる従動歯車105と、電動機により回動し、出力軸106上で従動歯車105に対し電動機からの駆動力を断続するジョークラッチ104と、出力軸106上に配設され、従動歯車105をジョークラッチ104側に付勢するスプリング106bと、装置フレーム101に揺動自在に支持され、前記従動歯車105の溝105aの位置で従動歯車105を回動自在に挟んで係合し、前記切換レバーの操作により従動歯車105をスプライン軸部106aに沿って摺動させるフォーク107と、ジョークラッチ104の周囲を囲んで一対開閉自在に装置フレーム101に支持され、手動制御動作時にフォーク107の位置を保持するロックレバー108とを備える構成である。従動歯車105は出力軸106と一体に回動し、かつ同軸のジョークラッチ104と噛合う位置から平行な手動歯車103と噛合う位置までフォーク107の揺動に合せてスライド自在に出力軸106のスプライン軸部106aに配設される。ジョークラッチ104外周には、自動復帰用のロックレバー開放突起104aが突設されている。
【0004】
次に、前記した構成に基づく従来の手動・自動切換装置100の手動・自動切換動作を説明する。まず、電動機が停止した状態で、切換レバーを手動位置まで動かしてフォーク107を揺動させ、フォーク107と係合している従動歯車105を出力軸106のスプライン軸部106a上でスライドさせてハンドルと連動する手動歯車103に噛合せ、ハンドルからの回転を手動歯車103から従動歯車105を介して出力軸106に伝えられるようにすると共に、電動機からの駆動力を伝えるジョークラッチ104から従動歯車105を離すことで電動機との接続を断つ。従動歯車105はスプリング106bにより常に出力軸106上で電動機とつながる側すなわちジョークラッチ104へ押付けられる向きに付勢されており、従動歯車105およびフォーク107は元の位置に戻ろうとするが、フォーク107が切換レバーで動かされた際にロックレバー108が閉じ、フォーク107のロック部107aの移動を遮ってフォーク107の揺動を妨げ、移動した位置に保持するため、従動歯車105と手動歯車103の噛合いが保たれる。また、手動から自動への復帰は、切換レバーを戻した後、電動機を始動させると、回転するジョークラッチ104のロックレバー開放突起104aがロックレバー108内側に当ってロックレバー108を押し開き、ロックレバー108によるフォーク107の保持が行われなくなるので、スプリング106bの付勢によりフォーク107と共に従動歯車105が戻ってジョークラッチ104と再び噛合い、電動機からの駆動力が被制御部に伝わるという自動復帰となっている。
上記した構成の従来の手動・自動切換装置100では、手動制御動作の必要がなくなった場合、遠隔操作で電動機を始動させると自動的に自動制御状態に復帰するため、現場で操作する手間が省け、作業性がよい。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
以上のように構成されていた従来の手動・自動切換装置は、機構が複雑で部品点数が多く、装置の組立の際、正常に動かすために各部品の動作・位置の微調整が必要で手間とコストがかかるという課題を有する。また、前記切換レバーの操作により作動するフォーク107の形状が複雑で加工しにくく、製造コストが高くつくという課題を有する。
【0006】
本発明は前記課題を解消するためになされたもので、機構が単純で部品点数が少なく、組立時の微調整も不要で動作が確実に行え、簡略な構造で製造コストを下げられる手動・自動切換装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る手動・自動切換装置は、装置枠体に軸支され、所要長さのスプライン軸部が形成され、当該スプライン軸部に従動歯車を摺動自在に装着し、被制御部を駆動する出力軸と、前記従動歯車を自動制御動作時に回動させる駆動装置と、前記従動歯車を手動制御動作時に回動させるハンドルと、前記出力軸の従動歯車を切換レバーの操作によりスプライン軸部に沿って摺動させ、前記ハンドルにより出力軸を回動させる切換部とを備える手動・自動切換装置において、前記切換部が、前記出力軸に対し平行な向きにスライド自在に支持され、前記切換レバーの操作により従動歯車をスプライン軸部に沿って摺動させる切換本体と、当該切換本体に回動自在に軸支され、この軸支点を中心として二つの方向に支持片及び固定片を突出させる切換保持体と、この切換保持体の支持片を一端に係止され、切換保持体の軸支点から離反する方向に引張力を付勢する弾性体とを備え、前記切換部の切換レバーが操作されると、切換本体が従動歯車をスプライン軸部に沿って摺動させて手動制御状態とすると共に、切換保持体が弾性体の付勢によってその固定片を切換本体の戻りを妨げる位置まで回動させて切換本体及び従動歯車の位置を保持するものである。このように本発明においては、切換本体が従動歯車に伴ってスライドして手動制御と自動制御を切換えることにより、切換部の動作をシンプルにして部品点数の少ない簡略な構成にできることとなり、製造コストを下げることができ、さらに、構成が簡略な分、調整箇所も少なく組立の手間を省くことができる。
【0008】
また、本発明に係る手動・自動切換装置は必要に応じて、駆動装置の始動に伴って動き、手動制御状態にある切換保持体の固定片の位置を切換本体の戻りを妨げない位置まで移動し、かつ切換本体及び従動歯車を戻して自動制御状態に復帰させる自動復帰機構を備えるものである。このように本発明においては、遠隔操作で電動機を始動させると、自動的に手動制御状態から自動制御状態に復帰するので、現場で操作する手間が省け、作業能率を良くすることができる。
【0009】
また、本発明に係る手動・自動切換装置は必要に応じて、前記切換本体及び従動歯車を手動制御時位置から自動制御時位置に向けて付勢する弾性体と、前記出力軸上に回動自在に配設され、駆動装置で駆動されて回動し、手動制御動作時に切換保持体の固定片が端面に接触する略円柱体と、当該略円柱体端部に形成され、手動制御動作時に切換保持体の固定片が外周に接触し、当該外周の一部が略円柱体の外周と回動中心からの距離を同じくする板カムとを備え、手動制御動作時には切換保持体の固定片が略円柱体の端面及び板カムの外周に接触して前記弾性体の付勢に対し突っ張って切換本体の位置を保持し、駆動装置を停止状態から始動すると、板カムが回転して切換保持体の固定片を外周方向に移動して略円柱体端面から離脱し、固定片による保持から切換本体及び従動歯車を解放して自動制御状態に復帰させる自動復帰機構を構成するものである。このように本発明においては、板カムの回転のみで固定片を外す簡単な仕組みで自動復帰させられることにより、構成を大幅に簡略化でき、低コスト化できる。
【0010】
さらに、本発明に係る手動・自動切換装置は必要に応じて、前記従動歯車の一端側端面にクラッチ歯を形成すると共に、前記出力軸上に回動自在に配設され、駆動装置で駆動され、自動制御動作時に従動歯車のクラッチ歯と噛合って駆動力を伝える略円柱形状のクラッチと、当該クラッチの従動歯車に面する端部に形成され、手動制御動作時に切換保持体の固定片が外周に接触する板カムとを備えるものである。このように本発明においては、自動復帰機構と従動歯車への駆動力伝達部が一体化することにより、部品点数が減らせ、一層のコストダウンが図れる。
【0011】
【発明の実施の形態】
(本発明の一の実施の形態)
以下、本発明の一の実施の形態に係る手動・自動切換装置を図1〜図6に基づいて説明する。この図1は本実施の形態に係る手動・自動切換装置の自動制御動作時の概略構成断面図、図2は本実施の形態に係る手動・自動切換装置の手動制御動作時の概略構成断面図、図3は本実施の形態に係る手動・自動切換装置のシフタの背面図、図4は本実施の形態に係る手動・自動切換装置のシフタの左側面図、図5は本実施の形態に係る手動・自動切換装置のジョークラッチの要部概略構成図、図6は本実施の形態に係る手動・自動切換装置の自動復帰動作説明図を示す。
【0012】前記各図に示すように本実施の形態に係る手動・自動切換装置1は、自動制御動作時に駆動力を発生させる電動機(図示を省略)と、手動制御動作時に回動させて駆動力を得るハンドル(図示を省略)と、手動と自動を切替える切換レバー(図示を省略)と、ハンドルを回動させて得た駆動力を伝える手駆動軸2と、当該手駆動軸2端に配設される手動歯車3と、前記手駆動軸3に平行に装置フレーム1aに回動自在に軸支され、一部にスプライン軸部6aを形成され、被制御部を駆動する出力軸6と、当該出力軸6のスプライン軸部6aに摺動自在に噛合されて配設される従動歯車5と、電動機により回動し、出力軸6上で従動歯車5に対し電動機からの駆動力を断続するジョークラッチ4と、出力軸6上に配設され、従動歯車5をジョークラッチ4側に付勢するスプリング6bと、前記出力軸6に平行に回動自在に配設され、切換レバーと直結してその操作に伴い回動する操作軸7と、前記操作軸7上に摺動自在に配設され、前記切換レバーの操作により従動歯車5をスプライン軸部6aに沿って摺動させる切換本体としてのシフタ8と、略L字状の金具で形成され、この金具の屈曲した部分を軸支点9cとして前記シフタ8に軸支され、前記電動機による自動制御動作時又はハンドルによる手動制御動作時のいずれかに切換保持する切換保持体としての切換保持レバー9と、この切換保持レバー9に引張力を付勢するスプリング10とを備える構成である。
【0013】
従動歯車5は、ジョークラッチ4寄りの外周に歯溝とは別に周方向に溝5aを周設されると共に、ジョークラッチ4側の端面にジョークラッチ4と噛合う二つのクラッチ歯5bを形成される構成である。従動歯車5は出力軸6と一体に回動しながら、同軸上のジョークラッチ4と噛合う位置から平行な手動歯車3と噛合う位置までシフタ8の摺動に合せて摺動する仕組みである。
【0014】
ジョークラッチ4は、衝撃を吸収しやすい合成樹脂製の略円柱形状で、軸方向に二つに分割された構造となっており、それぞれが出力軸6上に軸受ブシュ4cを介して回動自在に配設され、それぞれが互いに対向する端面に三つのクラッチ歯4dを形成して互いに噛合った状態となっている。クラッチ歯4dは噛合った状態で回転方向に互いに隙間が生じるよう間隔をとって形成され、回転力が伝わる時密に噛み合わないようにしてクラッチ歯4dに加わる衝撃を小さくしている。このジョークラッチ4の従動歯車5に接する側の端面に従動歯車5のクラッチ歯5bと噛合う二つのクラッチ歯4bが形成されると共に、自動復帰用の偏心円板カム4aが形成されている。従動歯車5のクラッチ歯5bと噛合うジョークラッチ4のクラッチ歯4bも前記同様噛合った状態で回転方向に互いに隙間が生じるよう大きく間隔をとって形成され、噛合わせた時に急激に噛み合わないようにしてクラッチ歯4bに加わる衝撃を小さくすると共に、手動から自動への切換の際に二段階で衝撃を吸収して被制御部に衝撃力が伝わって悪影響が及ぶのを防いでいる。
【0015】
シフタ8は、操作軸7に摺動可能に装着される円筒部8aと、従動歯車5の周方向の溝5a部分を外側から挟み込んで従動歯車5が回動可能な状態で係合するフォーク部8bからなる構成である。円筒部8aには、操作軸7上に突設される案内突起7aが接するねじ状の案内面8cが形成され、操作軸7の回動で案内突起7aが動くことにより送りねじの原理でシフタ8が操作軸7上を摺動し、同時に従動歯車5を摺動させる仕組みである。
【0016】
切換保持レバー9は、略L字状の金具の屈曲中心に位置し、シフタ8の円筒部8aとフォーク部8bの中間に当る部分に回動自在に軸支される軸支点9cと、この軸支点9cを中心として操作軸7側へシフタ8の円筒部8aに干渉しないように前記略L字状の金具の一方に突出した部分からなる支持片9aと、前記略L字状の金具の他方に突出して出力軸6と略平行な向きに延出して形成される固定片9bとを備える構成である。この切換保持レバー9の支持片9aと装置フレーム1a間にはスプリング10が配設され、このスプリング10は、従動歯車5とジョークラッチ4とが噛合う自動制御状態の際に切換保持レバー9が軸支点9cを中心として反時計方向に回動する向きに引張力を付勢し、従動歯車5が手動歯車3と噛合う手動制御状態の際に前記自動制御状態と逆方向に回動させる向きに引張力を付勢する構成である。
【0017】
次に、前記構成に基づく本実施の形態に係る手動・自動切換装置の切換動作について説明する。電動機が停止した状態で、切換レバーを手動位置まで動かすと、操作軸7が回動し、操作軸7上の案内突起7aが周方向に動く。シフタ8は案内突起7aに案内面8cが押されるようにして操作軸7上を摺動し、シフタ8のフォーク部8bと係合している従動歯車5を出力軸6のスプライン軸部6a上でスライドさせて手動歯車3に噛合せ、手駆動軸2からの駆動力を手動歯車3から従動歯車5を介して出力軸6に伝達できるようにすると共に、従動歯車5をジョークラッチ4から離して電動機側との接続を断つ。
【0018】
従動歯車5及びシフタ8はスプリング6bにより常に出力軸6上で電動機とつながる側すなわちジョークラッチ4へ押付けられる向きに付勢されているが、シフタ8が移動した位置で切換保持レバー9の支持片9aが元の位置に向け付勢されるので、これにつれて固定片9bが動いて先端をジョークラッチ4端面に付け、固定片9bと軸支点9cが付勢方向に平行な直線上に位置した状態となって突っかい棒の役割を果し、シフタ8の移動を妨げるため、従動歯車5と手動歯車3の噛合いが保たれる。
【0019】
手動から自動への復帰は、電動機を始動させると、回転するジョークラッチ4の偏心円板カム4aが、接触する切換保持レバー9の固定片9bを外周に向けて少しずつ動かし、一回転の間にジョークラッチ4端面より外周に移動させるので、固定片9bの突っかい棒としてのシフタ8保持が行われなくなる。同時に、スプリング6bによる付勢でシフタ8と共に従動歯車5が元の位置に戻ってジョークラッチ4と再び噛合い、自動制御状態になる仕組みで、作業者の手動操作を経ることなく自動的に行われる。
【0020】
このように、図1に示す自動制御状態の電動機による運転の場合には、略L字状の切換保持レバー9の固定片9bをジョークラッチ4の偏心円板カム4aから離反させてジョークラッチ4のクラッチ歯4bと従動歯車5のクラッチ歯5bとを噛合させて連結した状態とし、また、図2に示すように手動制御状態のハンドルによる運転の場合には、略L字状の切換保持レバー9の固定片9bをジョークラッチ4の偏心円板カム4aに当接させてジョークラッチ4のクラッチ歯4bと従動歯車5のクラッチ歯5bとを噛合させることなく離反させた状態とすることができる。なお、自動制御状態では、偏心円板カム4aから固定片9bを離反させて接触しないようにしているので、偏心円板カム4aと固定片9bとの間の接触ノイズの発生を防止できる。
本実施の形態に係る手動・自動切換装置では、シフタを従動歯車ごと摺動させて切換えるシンプルな機構で部品点数が少なく、組立時の微調整も不要で動作が確実に行える。また、構造が簡単で低コストで製造できる。
【0021】
【発明の効果】
以上のように本発明においては、切換本体が従動歯車に伴ってスライドして手動制御と自動制御を切換えることにより、切換部の動作をシンプルにして部品点数の少ない簡略な構成にできることとなり、製造コストを下げることができ、さらに、構成が簡略な分、調整箇所も少なく組立の手間を省くことができるという効果を奏する。
また、本発明においては、遠隔操作で電動機を始動させると、自動的に手動制御状態から自動制御状態に復帰するので、現場で操作する手間が省け、作業能率を良くすることができるという効果を有する。
また、本発明においては、板カムの回転のみで固定片を外す簡単な仕組みで自動復帰させられることにより、構成を大幅に簡略化でき、低コスト化できるという効果を有する。
さらに、本発明においては、自動復帰機構と従動歯車への駆動力伝達部が一体化することにより、部品点数が減らせ、一層のコストダウンが図れるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一の実施の形態に係る手動・自動切換装置の自動制御動作時の概略構成断面図である。
【図2】本発明の一の実施の形態に係る手動・自動切換装置の手動制御動作時の概略構成断面図である。
【図3】本発明の一の実施の形態に係る手動・自動切換装置のシフタの背面図である。
【図4】本発明の一の実施の形態に係る手動・自動切換装置のシフタの左側面図である。
【図5】(A)は本発明の一の実施の形態に係る手動・自動切換装置のジョークラッチの要部概略構成図である。
(B)は図5(A)のA矢視図である。
(C)は図5(A)のB矢視図である。
【図6】本発明の一の実施の形態に係る手動・自動切換装置の自動復帰動作説明図である。
【図7】従来の手動・自動切換装置の自動制御動作時の概略構成断面図である。
【図8】従来の手動・自動切換装置の手動制御動作時の概略構成断面図である。
【図9】従来の手動・自動切換装置の切換部の概略構成説明図である。
【図10】従来の手動・自動切換装置のロックレバーの動作説明図である。
【符号の説明】
1,100 手動・自動切換装置
1a,101 装置フレーム
2,102 手駆動軸
3,103 手動歯車
4,104 ジョークラッチ
4a 偏心円板カム
4b クラッチ歯
4c 軸受ブシュ
4d クラッチ歯
5,105 従動歯車
5a,105a 溝
5b クラッチ歯
6,106 出力軸
6a,106a スプライン軸部
6b,106b スプリング
7 操作軸
7a 案内突起
8 シフタ
8a 円筒部
8b フォーク部
8c 案内面
9 切換保持レバー
9a 支持片
9b 固定片
10 スプリング
104a ロックレバー開放突起
107 フォーク
107a ロック部
108 ロックレバー

Claims (4)

  1. 装置枠体に軸支され、所要長さのスプライン軸部が形成され、当該スプライン軸部に従動歯車を摺動自在に装着し、被制御部を駆動する出力軸と、前記従動歯車を自動制御動作時に回動させる駆動装置と、前記従動歯車を手動制御動作時に回動させるハンドルと、前記出力軸の従動歯車を切換レバーの操作によりスプライン軸部に沿って摺動させ、前記ハンドルにより出力軸を回動させる切換部とを備える手動・自動切換装置において、
    前記切換部が、前記出力軸に対し平行な向きにスライド自在に支持され、前記切換レバーの操作により従動歯車をスプライン軸部に沿って摺動させる切換本体と、当該切換本体に回動自在に軸支され、この軸支点を中心として二つの方向に支持片及び固定片を突出させる切換保持体と、この切換保持体の支持片を一端に係止され、切換保持体の軸支点から離反する方向に引張力を付勢する弾性体とを備え、
    前記切換部の切換レバーが操作されると、切換本体が従動歯車をスプライン軸部に沿って摺動させて手動制御状態とすると共に、切換保持体が弾性体の付勢によってその固定片を切換本体の戻りを妨げる位置まで回動させて切換本体及び従動歯車の位置を保持することを
    特徴とする手動・自動切換装置。
  2. 前記請求項1に記載の手動・自動切換装置において、
    駆動装置の始動に伴って動き、手動制御状態にある切換保持体の固定片の位置を切換本体の戻りを妨げない位置まで移動し、かつ切換本体及び従動歯車を戻して自動制御状態に復帰させる自動復帰機構を備えることを
    特徴とする手動・自動切換装置。
  3. 前記請求項2に記載の手動・自動切換装置において、
    前記切換本体及び従動歯車を手動制御時位置から自動制御時位置に向けて付勢する弾性体と、前記出力軸上に回動自在に配設され、駆動装置で駆動されて回動し、手動制御動作時に切換保持体の固定片が端面に接触する略円柱体と、当該略円柱体端部に形成され、手動制御動作時に切換保持体の固定片が外周に接触し、当該外周の一部が略円柱体の外周と回動中心からの距離を同じくする板カムとを備え、
    手動制御動作時には切換保持体の固定片が略円柱体の端面及び板カムの外周に接触して前記弾性体の付勢に対し突っ張って切換本体の位置を保持し、駆動装置を停止状態から始動すると、板カムが回転して切換保持体の固定片を外周方向に移動させて略円柱体端面から離脱し、固定片による保持から切換本体及び従動歯車を解放して自動制御状態に復帰させる自動復帰機構を構成することを
    特徴とする手動・自動切換装置。
  4. 前記請求項3に記載の手動・自動切換装置において、
    前記従動歯車の一端側端面にクラッチ歯を形成すると共に、
    前記出力軸上に回動自在に配設され、駆動装置で駆動され、自動制御動作時に従動歯車のクラッチ歯と噛合って駆動力を伝える略円柱形状のクラッチと、当該クラッチの従動歯車に面する端部に形成され、手動制御動作時に切換保持体の固定片が外周に接触する板カムとを備えることを
    特徴とする手動・自動切換装置。
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