JP2681573B2 - バルブ用アクチュエータの手動操作装置 - Google Patents

バルブ用アクチュエータの手動操作装置

Info

Publication number
JP2681573B2
JP2681573B2 JP4161751A JP16175192A JP2681573B2 JP 2681573 B2 JP2681573 B2 JP 2681573B2 JP 4161751 A JP4161751 A JP 4161751A JP 16175192 A JP16175192 A JP 16175192A JP 2681573 B2 JP2681573 B2 JP 2681573B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gear
valve
fixed
output shaft
shaft
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP4161751A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH05332467A (ja
Inventor
和弘 青木
知佳士 五味
英俊 古川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kitz Corp
Original Assignee
Kitz Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kitz Corp filed Critical Kitz Corp
Priority to JP4161751A priority Critical patent/JP2681573B2/ja
Publication of JPH05332467A publication Critical patent/JPH05332467A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2681573B2 publication Critical patent/JP2681573B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、バルブ用アクチュエー
タの手動操作装置に関し、特に、電動モータやエヤーモ
ータを動力源とし、減速機構を介してボールバルブなど
のバルブの弁軸を回転操作する構造のアクチュエータに
設ける手動操作装置に関する。
【0002】
【従来の技術】電動モータやエヤーモータを動力源と
し、減速機構を介して操作するバルブは動力源である電
気や圧縮空気の供給が何等かの理由で絶たれた場合に、
手動で操作する必要が生ずる。この場合、弁軸に直結し
た出力軸をスパナ等を用いて直接手動で操作するのが便
利である。ただし、出力軸は歯車列を介してモータの回
転軸へ増速連結されており、出力軸を操作することはバ
ルブを操作するだけでなく、大きなトルクを必要とする
歯車列とモータを回転することになり、手動操作が極め
て困難である。更にモータがブレーキモータの場合に
は、出力軸を手動操作することは不可能である。このた
め、この種の減速機構では、手動操作時には出力軸が歯
車列と連結していない状態にする必要があり、このため
の装置が従来から種々提供されている。
【0003】実開昭49−35022号公報によって開
示された構造では、出力軸とこれに装着した歯車との間
に一方向回転クラッチを装着し、出力軸を減速装置によ
って回転させられる方向へ手動操作する時には、出力軸
が歯車列を回転しない構造になっている。この構造では
手動操作時の回転操作の方向が一方向だけとなり、往復
操作ができないため、バルブによっては不都合である。
更に一方向回転クラッチが損耗したり故障したりしやす
く信頼性に欠けるという課題を有している。
【0004】実公昭55−693号公報によって開示さ
れた構造では、出力軸とこれに挿入又は同心に設けた歯
車とを連結ピンとストッパーで連結し、出力軸を減速装
置によって回転させられる方向へ手動操作する時には連
結ピンとストッパーが離間し、出力軸が歯車列を回転し
ない構造になっている。この構造では、手動操作の始め
の行程が一方向に限られ、次の行程が前の反対方向に限
られ、自由に行程方向を選ぶことができない。また、手
動操作を終えた時の出力軸の回転位置を手動操作を始め
た位置まで戻しておかないと、次の動力操作の最初の行
程がバルブの開閉とは無関係のものとなり不都合であ
る。更に、連結ピンとストッパーとの接触面積が比較的
小さく、損耗や故障が起きやすく信頼性に欠けるという
課題を有している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、従来の課題
を解決するために開発したものであり、バルブの手動操
作時にガタつくことなく、確実にかつ簡単に操作でき、
しかもバルブの自動操作に復帰してもバルブの開閉が正
確であり、更には耐久性を有する手動操作装置を提供す
ることを目的とする
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明は、バルブの弁軸に連結し、かつケーシング
外端に手動操作端を有する出力軸とモータの回転軸と
の間に歯車列を設けた減速機構をケーシング内に設けた
バルブ用アクチュエータにおいて、上記の出力軸に固定
した固定歯車に係合歯車を噛み合わせ、この係合歯車
は、係合歯車と一体に設けた歯車列の従動歯車と共に固
定軸に回動自在で、かつ、常時はばねの弾発力によって
固定軸の軸線方向へ押し上げられて固定歯車と噛み合
い、更に、押圧部をケーシングの外部に位置するノブの
下端部を前記従動歯車の上部面に当接させ、手動操作時
には、ノブの押圧部を押圧して係合歯車をばねの弾発力
に抗して固定軸の軸線方向へ移動させて固定歯車との係
合を解除し、一方、ノブの押圧状態を解除すると、係合
歯車がノブと共にばねの弾発力によって復帰するように
した
【0007】この場合、出力軸をバルブの弁軸と一体に
形成するとよく、また、出力軸にモータ制御用のリミッ
トスイッチを作動させるカムを固定するのが好ましい。
【0008】
【作用】本発明の手動操作装置は、上記のように構成し
たので、常時は、電動モータやエヤーモータの回転軸の
回転が歯車列を経て減速しながら係合歯車に伝わり、こ
れに係合する固定歯車に伝わって出力軸を回転させ、バ
ルブの弁軸を回転してバルブの開閉操作を行う。出力軸
に固定されたカムがバルブの開弁及び閉弁の位置でリミ
ットスイッチを作動させてモータの制御を行う。
【0009】停電等の理由で手動操作を行う時には、ノ
ブを操作して係合歯車をばねの弾発力に抗して軸線方向
に移動させ固定歯車との係合を外し、出力軸の外端の手
動操作端にスパナ等を掛けて手動操作を行う。この場
合、出力軸は何れの回転方向にも任意に回転させること
ができる。また、手動操作によって開弁した状態でも閉
弁した状態でも、次に説明する動力操作への復帰を行う
ことができる。
【0010】次に、ノブの操作を止めると係合歯車がノ
ブと共にばねの弾発力によって、固定歯車と係合する係
合位置に復帰する。この場合、固定歯車の歯と係合歯車
の歯との関係位置が直ちに係合できない状態の場合に
は、次の動力操作によって係合歯車が僅か回転した時に
両歯車が係合し得る状態になり、ばねの弾発力によって
係合歯車が係合位置に移動し、正しい係合状態になる。
出力軸をバルブの弁軸と一体に形成すると、出力軸と弁
軸との間に遊びを生ずることがなく、開閉位置が正しく
保たれる。
【0011】
【実施例】図1は、本発明の手動操作装置の1実施例を
設けたバルブ用アクチュエータの部分断面図であって、
常時の状態を示している。また、図2は図1の減速機構
のノブを操作して手動操作を行うようにした状態を示し
た部分断面図である。なお、両断面図とも分かり易くす
るために、全ての軸を同一断面上に列ぶよう展開してあ
る。図1及び図2において、1はバルブ用アクチュエー
のケーシング、1aはアクチュエータの下部ケーシン
グ、1bは上部ケーシング、2は手動操作装置、3は出
力軸、4はモータ、5は出力軸3に固定した固定歯車、
6は係合歯車、6aは従動歯車、7はばね、上端に押圧
部8aを有する8は非回転のノブ、8bはノブの下端
部、9はリミットスイッチ、10はカム、12は固定
軸、13は支持板である。
【0012】出力軸3は図の下方で弁軸11に直結して
おり、外端に手動操作端3aを有し、固定歯車5が固定
してある。この弁軸11は、図示しないボールバルブ、
バタフライバルブ等の弁体に連結されて、弁軸11の回
転操作により弁体を開閉させている。図1において、係
合歯車6は、ばね7の弾発力によって押し上げられてお
り、固定歯車5と係合している。また、ノブ8も一緒に
押し上げられている。図2においては、係合歯車6はノ
ブ8の押し下げ操作によって、ばね7を圧縮させて下方
へ移動し、固定歯車5との係合が外れている。カム10
は出力軸3に固定されており、出力軸3が回転して開弁
及び閉弁の位置になった時にリミットスイッチ9を作動
させ、モータ4を制御するようになっている。
【0013】次に、図1及び図2に示した実施例に基づ
き、その作用を説明する。図1に示した常時の状態で
は、モータ4の回転軸4aの回転が図に示した歯車列を
経て減速しながら係合歯車6に伝わり、これに係合する
固定歯車5に伝わって出力軸3を回転させ、バルブの弁
軸を回転してバルブの開弁操作を行う。出力軸3に固定
されたカム10がバルブの開弁及び閉弁の位置でリミッ
トスイッチ9を作動させてモータ4の制御を行う。
【0014】停電等の理由で手動操作を行う時には、図
2に示したようにノブ8を押し下げ操作して、係合歯車
6をばね7の弾発力に抗して下方に移動させ固定歯車5
との係合を外し、この状態で出力軸3の外端の手動操作
端3aにスパナ等を掛けて手動操作を行う。この場合、
出力軸3は何れの回転方向にも任意に回転させることが
できる。また、手動操作によって開弁した状態でも、閉
弁した状態でも次に説明する動力操作への復帰を行うこ
とができる。
【0015】次に、ノブ8の押し下げ操作を止めると、
係合歯車6がノブ7と共にばね7の弾発力によって固定
歯車5と係合する係合位置に、すなわち、図1に示した
状態に復帰する。この場合、固定歯車5の歯と係合歯車
6の歯との関係位置が直ちに係合できない状態の場合に
は、次の動力操作によって係合歯車6が僅か回転した時
に両歯車5及び6が係合し得る状態になり、ばね7の弾
発力によって係合歯車6が係合位置に移動し、図1に示
した正しい係合状態になる。
【0016】固定歯車5と係合歯車6との係合位置が手
動操作によって、どのように変ってもリミットスイッチ
9によるモータ4の制御は出力軸3の回転位置、従って
バルブの開閉位置によってなされ、常に正確である。出
力軸3をバルブの弁軸と一体に形成すると、出力軸3と
弁軸との間に遊びを生ずることがなく、開閉位置が正し
く保たれる。また、出力軸3は、歯車列を解除するため
に、押圧操作をする必要がないので、出力軸3がカダつ
いたり、バルブの開閉位置がずれたりすることがない。
【0017】
【発明の効果】本発明における手動操作装置は、手動操
作の回転方向が一方向に限られておらず、何れの方向に
も回転操作をすることができる。また、往復操作も同一
方向への連続操作もできる。また、本発明の手動操作装
置を設けたバルブ用アクチュエータは、リミットスイッ
チとカムとの関係が手動操作、動力操作の切り替えによ
って影響されることがなく、出力軸と弁軸との間に遊び
を生じないので、常に正確にモータ制御ができる。更
に、本発明の手動操作装置は、構造が簡単であり、ケー
シングの外部より手動が容易にでき、しかも損耗したり
故障したりすることがなく信頼性が高い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の手動操作装置の1実施例を設けたバル
ブ用アクチュエータの部分断面図である。
【図2】図1の手動操作装置のノブを押し下げて手動操
作を行う状態にした図1と同様の部分断面図である。
【符号の説明】
ケーシング 1a 下部ケーシング1b 上部ケーシング 2 手動操作装置 3 出力軸 3a 手動操作端 4 モータ 4a 回転軸 5 固定歯車 6 係合歯車 7 ばね 8 ノブ 9 リミットスイッチ 10 カム 11 弁軸
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−95679(JP,A) 実開 昭56−104671(JP,U) 実開 昭56−102871(JP,U) 実開 昭51−121521(JP,U) 実公 昭45−33433(JP,Y1)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バルブの弁軸に連結し、かつケーシング
    外端に手動操作端を有する出力軸とモータの回転軸と
    の間に歯車列を設けた減速機構をケーシング内に設けた
    バルブ用アクチュエータにおいて、上記の出力軸に固定
    した固定歯車に係合歯車を噛み合わせ、この係合歯車
    は、係合歯車と一体に設けた歯車列の従動歯車と共に固
    定軸に回動自在で、かつ、常時はばねの弾発力によって
    固定軸の軸線方向へ押し上げられて固定歯車と噛み合
    い、更に、押圧部をケーシングの外部に位置するノブの
    下端部を前記従動歯車の上部面に当接させ、手動操作時
    には、ノブの押圧部を押圧して係合歯車をばねの弾発力
    に抗して固定軸の軸線方向へ移動させて固定歯車との係
    合を解除し、一方、ノブの押圧状態を解除すると、係合
    歯車がノブと共にばねの弾発力によって復帰するように
    したことを特徴とするバルブ用アクチュエータの手動操
    作装置。
JP4161751A 1992-05-29 1992-05-29 バルブ用アクチュエータの手動操作装置 Expired - Lifetime JP2681573B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4161751A JP2681573B2 (ja) 1992-05-29 1992-05-29 バルブ用アクチュエータの手動操作装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4161751A JP2681573B2 (ja) 1992-05-29 1992-05-29 バルブ用アクチュエータの手動操作装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH05332467A JPH05332467A (ja) 1993-12-14
JP2681573B2 true JP2681573B2 (ja) 1997-11-26

Family

ID=15741200

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4161751A Expired - Lifetime JP2681573B2 (ja) 1992-05-29 1992-05-29 バルブ用アクチュエータの手動操作装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2681573B2 (ja)

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2762033B2 (ja) * 1994-01-28 1998-06-04 株式会社キッツ バルブ用アクチュエータの手動操作装置
DE29610432U1 (de) * 1996-06-14 1996-08-29 Haver & Boecker Gitterförmiges Sieb
KR100460974B1 (ko) * 2001-12-04 2004-12-17 이기원 가스밸브 개폐장치
JP2006250303A (ja) * 2005-03-14 2006-09-21 Chugoku Electric Power Co Inc:The 手動弁
CN100356099C (zh) * 2005-11-25 2007-12-19 清华大学 一种用于手动阀的自动操作器组件
JP4889473B2 (ja) * 2006-12-20 2012-03-07 株式会社山武 アクチュエータ、バルブ装置及びダンパ装置
KR100940229B1 (ko) * 2007-10-26 2010-02-04 조선대학교산학협력단 가스 차단 장치

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4533433Y1 (ja) * 1966-06-03 1970-12-19
JPS6246059Y2 (ja) * 1979-12-31 1987-12-10
JPS56104671U (ja) * 1980-01-14 1981-08-15
JP2873866B2 (ja) * 1990-08-10 1999-03-24 株式会社キッツ アクチュエータ装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH05332467A (ja) 1993-12-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4429591A (en) Drive shifting apparatus for valve control and the like
JPH0686894B2 (ja) 非常時駆動装置
JP2681573B2 (ja) バルブ用アクチュエータの手動操作装置
JP3708622B2 (ja) 手動・自動切換装置
CN111497947A (zh) 执行器和包括所述执行器的汽车
JP2762033B2 (ja) バルブ用アクチュエータの手動操作装置
US4905528A (en) Electric actuator
JPH039576Y2 (ja)
JPH0317012Y2 (ja)
JPH0311492Y2 (ja)
JP3571260B2 (ja) 手動機構付きバルブ用アクチュエータ
JP2873866B2 (ja) アクチュエータ装置
JP2002188692A (ja) バルブ用アクチュエータ
JPH039577Y2 (ja)
JP2507149Y2 (ja) 電動アクチュエ―タ
US3154968A (en) Rotary actuator mechanism
CN210212545U (zh) 执行器和包括所述执行器的汽车
JPH03189485A (ja) 電動アクチユエータ
JPH01250582A (ja) ドアロック装置
JPS6014066Y2 (ja) ガス制御装置
JPH11118057A (ja) 手動操作機構付きアクチュエータ
JPH0311489Y2 (ja)
JPH0342284Y2 (ja)
JPH0726529Y2 (ja) ドアロック装置
JPH039570Y2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080808

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090808

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100808

Year of fee payment: 13

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100808

Year of fee payment: 13

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100808

Year of fee payment: 13

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120808

Year of fee payment: 15

EXPY Cancellation because of completion of term
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120808

Year of fee payment: 15