JPH0222914Y2 - - Google Patents

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JPH0222914Y2
JPH0222914Y2 JP11850184U JP11850184U JPH0222914Y2 JP H0222914 Y2 JPH0222914 Y2 JP H0222914Y2 JP 11850184 U JP11850184 U JP 11850184U JP 11850184 U JP11850184 U JP 11850184U JP H0222914 Y2 JPH0222914 Y2 JP H0222914Y2
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gear
shaft
cam
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tilting plate
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、バルブ開閉用のアクチユエータに付
設して使用される三点指示計に関するものであ
る。
[従来技術] 各種のプラントや消防設備等においては、バル
ブをモータ等の動力により開閉させるようにした
バルブアクチユエータが広く使用されている。し
かして、一般のバルブアクチユエータは、出力軸
にウオームホイールを軸装するとともに、このウ
オームホイールにウオームを噛合させておき、こ
のウオームをモータにより駆動することによつて
前記出力軸を回転させるようになつている。そし
て、この出力軸の回転を利用して作動対象たるバ
ルブの弁体を開閉動作させるようになつている。
ところで、この種のバルブアクチユエータに
は、その作動位置を表示するための指示計が付設
してあるのが一般的である。しかして、従来の指
示計は、前記出力軸の回転を減速機構を介して指
針に伝達し、この指針により弁体の作動位置を連
続的に指示するようにしている。
[考案が解決しようとする問題点] しかしながら、コントロール用でないON/
OFFバルブ等を開閉させる場合には、バルブの
弁体が全開位置、中間位置あるいは全閉位置のい
ずれであるかが解れば十分であり、前記のような
減速機構を用いたものは過剰品質のきらいがあ
り、無駄が多いという問題がある。
本考案は、このような問題を解消することを目
的としている。
〔問題点を解決するための手段] 本考案は、以上のような目的を達成するため
に、後述するようなカウンタギヤ列を用いたリミ
ツトスイツチ機構の間欠出力軸の動きを有効に利
用して指針を三段階に作動させるようにしたもの
である。すなわち、この考案の三点指示計は、前
記両間欠回動軸の相互に対向する位置にそれぞれ
装着したカム要素と、これら両カム要素に橋架し
た傾動板と、この傾動板を前記両カム要素に弾接
させる弾性部材とを備えてなり、前記カム要素の
選択作動により惹起される前記傾動板の三段階の
動きにより指針に三点指示動作を行なわせ得るよ
うに構成したことを特徴とする。
[作用] しかして、このような指示計であれば、前記両
間欠出力軸が作動していない状態と、一方の間欠
出力軸が作動した状態と、他方の間欠出力軸が作
動した状態とで前記傾動板の姿勢がそれぞれ変化
するので、この傾動板の動きによつて指針を作動
させることによつて、全閉・中間・全開の三位置
を表示することができる。
[実施例] 以下、本考案の一実施例を図面を参照して説明
する。
第1図に示すようにアクチユエータ本体1に本
考案に係るスイツチング装置2を付設している。
アクチユエータ本体1は、第1図に概略的に示
すように、出力軸3にウオームホイール4を軸装
するとともに、このウオームホイール4にウオー
ム5を噛合させておき、このウオーム5を図示し
ないモータにより駆動することによつて前記出力
軸3を回転させ得るようになつている。そして、
この出力軸3の回転を利用して作動対象物たるバ
ルブの弁体(図示せず)を開閉動作させ得るよう
に構成されている。なお、前記ウオーム5の支軸
6は、軸心方向にスライド可能に保持されてお
り、図示しない皿ばね等により一定の位置に収束
偏倚されている。そして、この支軸6の軸心方向
の弾性偏位量をトルク信号として軸6aを介して
取り出すようになつている。また、前記出力軸3
の回転位置を位置信号としてウオーム7とこのウ
オーム7に噛合させたウオームホイール8とを介
して取り出して前記スイツチング装置2の入力軸
9に入力するようにしている。
スイツチング装置2は、第1図に示すように、
共通のフレーム10に前記トルク信号に付勢され
て作動するトルクリミツトスイツチ機構11と、
前記位置信号に付勢されて作動する位置リミツト
スイツチ機構12とを組込んだものである。
トルクリミツトスイツチ機構11は、第1図、
第3図および第10図に示すように、フレーム1
0の前面板13と、背面板14とを貫通させて設
けられ軸心回りに正逆回転可能な回転軸15と、
この回転軸15の前半部に回動可能に装着したス
イツチ押圧子16と、このスイツチ押圧子16の
両側に配設したトルクリミツトスイツチ17と、
前記バルブアクチユエータ本体1の進退軸6aの
進退動作を前記回転軸15の正逆回転動作に変換
する第1の動作変換機構18と、前記回転軸15
の正逆回転動作を前記押圧子16のスイツチ押圧
動作に変換する第2の動作変換機構19とを具備
してなる。第1の動作変換機構18は、前記回転
軸15の後端に一体回転可能に固着した筒体21
を主体に構成されている。筒体21は、第1図お
よび第10図に示すように、前端部をピン22を
介して前記回転軸15に固定した円筒体状のもの
で、その外周に対をなす螺旋状のカム溝23が穿
設してあり、このカム溝23にスライドピン24
を貫通させている。そして、このスライドピン2
4の両端を前記フレーム10の基体25に設けた
軸方向の溝26にスライド可能に係合させるとと
もに、前記筒体21の後端側に前記進退軸6aを
前記スライドピン24に当接させるようにして嵌
入させている。なお、30は、前記筒体21を矢
印X方向に回動付勢するスプリングである。ま
た、第2の動作変換機構19は、第1図および第
3図に示すように、前記回転軸15の前端に同期
回動可能に装着した回動盤28と、この回動盤2
8に軸着した対をなすカム体29と、前記スイツ
チ押圧子16の前端面から前記両カム体29間に
突出させた突起31とを具備してなるもので、前
記回転軸15が設定角度以上回動した場合にいず
れかのカム体29が前記突起31を押圧して前記
スイツチ押圧子16をいずれかのリミツトスイチ
17が切換わる位置まで回動させ得るようになつ
ている。なお、前記各カム体29は、回転方向に
漸次その径が変化する形状をなしており、第2図
に示すように、このカム体29の固定位置を前記
回動盤28の前面に配した調整つまみ32の回動
操作により変えることができるようになつてい
る。しかして、このカム体29の固定位置を変化
させると、該カム体29と前記突起31とが当接
する位置を変えることができ、設定限界トルク値
を調整することができるようになつている。そし
て、この実施例のものでは、前記カム体29が前
記突起31に全く当接し得ない位置に該カム体2
9を設定することもできるようになつている。
一方、位置リミツトスイツチ機構12は、第1
図および第4図に示すように、前記入力軸9と、
この入力軸9の回転を間欠的なカウント動作に変
換し最終段に設けた間欠回動軸44のカム体34
をそれぞれ間欠回動させる対をなすカウンタギヤ
列35と、これらのカム体34が第4図に実線で
示す待機位置aから想像線で示す作動位置bまで
間欠回転した際に該カム体34に付勢されて回動
する対をなすスイツチ押圧子36と、これら各ス
イツチ押圧子36が回動した際に該押圧子36に
付勢されて切換わる2対の位置リミツトスイツチ
37とを具備してなる。詳述すれば、入力軸9
は、前記フレーム10の基体25のボス部25a
に回転可能に保持されており、その後端に前記ウ
オームホイール8の支軸41が接続されている。
また、カウンタギヤ列35は、第6図〜第9図に
示すように、調整軸42上に軸装された2組のメ
インギヤユニツト431,432と、間欠回動軸4
4上に軸装され前記メインギヤユニツト431
432に係合する2組のサブギヤユニツト451
452とから構成されている。各メインギヤユニ
ツト431,432は、第7図〜第9図に示すよう
に、例えば、全周に20の歯46aを有する第1ギ
ヤ(スパーギヤ)46と、この第1ギヤ46と同
一の外径をなし単一の谷部47aを有した第2ギ
ヤ47と、この第2ギヤ47の谷径と同一の谷径
をなし2つの歯48aのみを有した第3ギヤ48
とを軸心を一致させて一体化させたものである。
なお、前段のメインギヤユニツト431の第1ギ
ヤ46と第2ギヤ47との間にボールクラツチ4
9を介設している。ボールクラツチ49は、前記
第2ギヤ47の第1ギヤ46に対向する側の端面
に円盤上のリテーナ55を固着するとともに、こ
のリテーナ55の前記第1ギヤ47の歯側面に対
向する部位に円形のボール保持孔56を穿設し、
この保持孔56内に硬質のボール57を軸心方向
に移動可能に収容している。そして、このボール
57を前記ボール保持孔56に収容したスプリン
グ58によつて第1ギヤ46方向に付勢すること
によつて、該ボール57の先端部分を前記第1ギ
ヤ46の隣設する歯46a間にそれぞれ形成され
る係合凹部46bのいずれかに弾性係合させてい
る。しかして、このボールクラツチ49は、前記
第1ギヤ46と前記第2ギヤ47との間に作用す
るトルクが設定値以上の場合には、前記ボール5
7が特定の係合凹部46bに嵌した状態を維持
し、前記第1ギヤ46と第2ギヤ47との間に滑
りは生じないが、そのトルクが設定値を上まわつ
た場合には、前記ボール57が前記歯形46aに
押圧されて保持孔56内に没入し、前記第1ギヤ
46と前記第2ギヤ47との間に節度的な滑りが
生じ得るようになつている。そして、この前段の
メインギヤ431の第2、第3ギヤ47,48と
前記リテーナ55だけは、前記調整軸42に固定
されており、前記メインギヤユニツト431の第
1ギヤ46および後段のメインギヤユニツト43
は前記調整軸42に対して回転自在に支承させ
てある。そして、前段のメインギヤユニツト43
に第1ギヤ46に前記入力軸9に固定したピニ
オンギヤ59が噛合させてある。また、前記各サ
ブギヤユニツト451,452は、同じく、第7図
〜第9図に示すように、例えば、8つの歯を有し
た標準ギヤから歯を1つおきに切除してなり前記
第2ギヤ47に対応する位置に配された第1小ギ
ヤ51と、8つの歯を有し前記第3ギヤ48に対
応する位置に配された第2小ギヤ52と、この第
2小ギヤ52と同一の形状をなし次段のメインギ
ヤユニツトの第1ギヤ46に噛合する第3小ギヤ
53とを軸心を一致させて一体化したものであ
る。なお、後段サブギヤユニツト452は、前記
間欠回動軸46に対して固定されており、前段の
サブギヤユニツト451は、前記間欠回動軸46
に対して回転自在に支承されている。また、前記
各調整軸42の前端部を中板61を貫通させて前
方に延出させ、それら各延出端部分に手動操作機
構62をそれぞれ設けている。手動操作機構62
は、前記調整軸42の前方に軸心を直交させて配
設され軸心方向に進退動作可能な操作軸63と、
この操作軸63の回転を前記調整軸42に伝達す
るためのベベルギヤ64,65と、前記操作軸6
3を前記両ベベルギヤ64,65が外れる方向に
偏倚するスプリング66とを具備してなるもの
で、前記操作軸63の一端にドライバ等の調整工
具を係合させるための操作部63aが設けてあ
る。
なお、67は、前記両スイツチ押圧子36を対
応するリミツトスイツチ37から離れる方向に付
勢するスプリングである。
このようなバルブアクチユエータに、本考案に
かかる三点指示計68を付設している。この三点
指示計68は、第1図および第11図に示すよう
に前記両間欠回動軸44の相互に対向する位置に
それぞれ装着したカム要素69と、これら両カム
要素69に橋架した傾動板71と、この傾動板7
1を前記両カム要素69に弾接させる弾性部材た
るねじりスプリング72とを備えてなり、前記カ
ム要素69の選択作動により惹起される前記傾動
板71の三段階の動きにより指針73に三点指示
動作を行なわせ得るように構成したものである。
詳述すれば、前記スイツチング装置2の両カウン
タギヤ列35の各間欠回動軸44を前記前面板1
3を貫通させて前方へ延出させ、それら各間欠回
動軸44の延出端部に楕円状の前記カム要素69
をそれぞれ固着している。なお、これらのカム要
素69は、前記間欠回動軸44が前述した待機位
置aにある場合には、第11図に示すような横向
位置cに待機しており、前記間欠回動軸44が作
動位置bに回動した場合に第12図に実線で示す
起立位置dにまで回動するようになつている。ま
た、前記傾動板71は、前記両カム要素69の上
面に当接させた平板状のもので、その前縁から側
面視L字形のアーム74を垂下させている。前記
アーム74の上端近傍部には、上下に細長い長孔
75が穿設されており、この長孔75に前記フレ
ーム10から突出させた支軸76が貫通させてあ
る。また、前記アーム74の上端部両側に水平に
突出する係止片77が設けてあり、これら両係止
片77に前記支軸76に巻装した前記ねじりスプ
リング72の両端72aを係止させ、これによつ
て、前記傾動板71を下方へ偏倚している。ま
た、このカム要素69および傾動板71の前方に
表示プレート78を配設し、この表示プレート7
8に前記指針73を軸着している。表示プレート
78は、支柱79を介して前記フレーム10に支
持された円板状のものであり、その前面に部分円
弧状の三点表示部81が設けてある。この三点表
示部81は、各端部にCLOSE表示82と、
OPEN表示83を設けるとともに、中央に中間表
示位置を示す透窓84を配している。また、前記
指針73は、基端に支軸85を一体に有したもの
で、その支軸85を前記表示プレート78の軸受
部86に回転可能に枢支させている。すなわち、
前記支軸85は、円柱部85aと角柱部85bと
からなり、その円柱部85aを前記表示プレート
78に貫通させている。また、前記角柱部85b
に遮光板86を固着するとともに、この遮光板8
6と前記表示プレート78との間に連結スプリン
グ87を設けている。遮光板86は、扇形の薄板
であり、前記指針73が中央の透窓84を指して
いる場合に該透窓84に対向する透孔88と、前
記指針が前記CLOSE表示82を指している場合
に前記透窓84に対向する緑色のレンズ窓89
と、前記指針73が前記OPEN表示83を指して
いる場合に前記透窓84に対向する赤色にレンズ
窓91とを有している。また、前記連結スプリン
グ87は、前記支軸85に巻装したねじりスプリ
ングであり、その両引出端87aを交叉させて前
記遮光板86の下端から突出した係止片92を弾
性的に挟持させている。そして、このスプリング
87の両引出端87a間に前記アーム74の先端
を介在させることによつて、該アーム74と前記
指針73とを連結している。なお、93は前記透
窓の背後に配設したランプである。また、94
は、この三点指示計68および前記スイツチング
装置2を保護するハウジングであり、このハウジ
ング94の前面には、表示窓95が形成されてい
る。
次いで、この実施例の作動を説明する。まず、
バルブアクチユエータ1が全閉または全開となつ
て出力軸3に作用するトルクが増大してくると、
ウオーム5の支軸6が図示しない皿ばね等の弾性
支持力に抗して軸心方向に前進または後退するこ
とになり、その進退動作が進退軸6aを介してス
イツチング装置2のトルクリミツトスイツチ機構
11に入力される。すなわち、進退軸6aが軸心
方向に進退すると、その進退動作が軸心方向の溝
26に案内されたピン24と螺旋溝23との協働
により筒体21および回転軸15の正逆回転に変
換される。そして、回転軸15が正逆回転する
と、回動盤28がそれに応じてカム体29ととも
に回動する。そのため、前記出力軸3に作用する
トルクが大きくなると、前記回動盤28の回動角
度が大きくなり、いずれかのカム体29が突起3
1を押圧してスイツチ押圧子16を傾動させ、い
ずれかのリミツトスイツチ17を切換える。した
がつて、前記操作つまみ32を回動操作してカム
体29が突起31に当接する位置を調整しておけ
ば、出力軸3のトルクが所望の設定限界トルク値
に達した時にリミツトスイツチ17を切換えてバ
ルブアクチユエータ1のモータを停止させるよう
にすることができる。
また、出力軸3が回転すると、弁体の作動位置
が変化するが、その作動位置の変化量が軸41を
介して位置リミツトスイツチ機構12の入力軸9
に連続的に伝達される。しかして、入力軸9が回
転すると、その回転動力がピニオンギヤ59を介
して各カウンタギヤ列35の最前段に伝えられ、
これらのカウンタギヤ列35がカウント動作を行
なう。すなわち、前段のメインギヤユニツト43
が1回転する毎に、換言すれば、メインギヤユ
ニツト431の第2ギヤ47の谷部47aおよび
第3ギヤ48の2つの歯48aからなる間欠付勢
部431aが前段のサブギヤユニツト451との対
向位置を通過する毎に、該サブギヤユニツト45
が2歯分(この実施例では、90゜)間欠回転させ
られる。そして、このサブギヤユニツト451
1間欠回転すると、該サブギヤユニツト451
第3小ギヤ53に噛合している後段のメインギヤ
ユニツト432が2歯分回転する。このようにし
て後段のメインギヤユニツト432が間欠的に回
転するが、この後段のメインギヤユニツト432
の間欠付勢部432aが後段のサブギヤユニツト4
2を通過した段階で該サブギヤユニツト452
90゜間欠回転し、それに伴なつて、間欠回動軸4
4およびこれに固着されたカム体34が待機位置
aから作動位置bまで回動する。カム体34が作
動位置bまで回動すると、スイツチ押圧子36の
脚部36aが該カム体34に押圧されることにな
つて該スイツチ押圧子36が第4図に想像線で示
すように回動し、リミツトスイツチ37を切換え
る。この場合、入力軸9を逆転させると、直ちに
前記カム体34が待機位置aへ復帰して、前記ス
イツチ押圧子36によるリミツトスイツチ37の
押圧が解除される。
このようにして、前記間欠回動軸44が選択的
に間欠動作するわけであるが、その場合に三点指
示計68は次のように作動する。まず、両間欠回
動軸44が待機位置aにある場合には、該指示計
68のカム要素69は、第11図に示すように横
向位置cに保持されており、傾動板71は水平姿
勢を維持している。そのため、指針72は、中央
の透窓84を指しており、バルブが中間位置にあ
る旨の表示をなしている。この状態から、バルブ
が全閉位置に達して図中右側の間欠回動軸44が
作動位置bまで回動した場合には、図中右側のカ
ム要素69が起立姿勢dにまで回動する。その結
果、前記傾動板71が他方のカム要素69との当
接点を支点にして第12図に示すように傾動す
る。それによつて、該傾動板71に一体化された
アーム74が回動し、連結スプリング87の引出
端87aを図中右方向に押圧する。それに付勢さ
れて、前記指針73が反時計回り方向に回動し、
CLOSE表示82を指すことになる。この時、遮
光板86の一方のレンズ窓89が前記透孔84に
臨むことになり、該透窓86が緑色になる。逆
に、バルブが全開位置に達して図中左側の間欠回
動軸44が作動位置bまで回動した場合には、図
中左側のカム要素69が起立姿勢dにまで回動す
る。その結果、前記傾動板71が前述とは逆の方
向に傾動することになり、前記指針73が、
OPEN表示83を指すことになる。この時、遮光
板86の他方のレンズ窓91が前記透窓86に臨
むことになり、該透窓86が赤色に変色する。
以上のようにして、アクチユエータ本体1の出
力軸3に設定限界トルク値以上のトルクが作用し
た場合、および、前記出力軸3の作動位置が設定
限界位置に達した場合に、それぞれ対応するリミ
ツトスイツチ17,37を切換えて、その旨の信
号を制御回路などにフイードバツクすることがで
きるとともに、その作動位置を全開、中間および
全閉に分けて表示することができるわけである
が、本装置に付設した指示計68は、位置リミツ
トスイツチ機構12の間欠回動軸44の間欠動作
を利用して指針73に3点指示動作を行なわせる
ようにしている。そのため、指針73を作動させ
るための各別な減速機構が一切不要であり、構造
が非常に簡潔なものになる。
なお、傾動板を付勢するカム要素は、前記のよ
うな楕円状のものに限られないのは勿論であり、
例えば、ピン状のもの等であつてもよい。
また、表示の態様も前記のものに限定されるも
のではなく、例えば、両端のCLOSE表示および
OPEN表示をランプで色付けできるようにした
り、前記傾動板に設けたアームに指針を直接に形
成して表示させるようにする等種々変形が可能で
ある。
[考案の効果] 本考案は、以上のような構成であるから、バル
ブアクチユエータ本体の作動位置を的確に指示す
ることが可能であり、しかも、構成が簡単で実施
が容易なバルブアリチユエータ用三点指示計を提
供できるものである。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の1実施例を示し、第1図は全体
を示す断面図、第2図は第1図におけるA矢視
図、第3図は第1図におけるB−B線断面図、第
4図は第1図におけるC−C線断面図、第5図は
第1図におけるD−D線断面図、第6図はカウン
タギヤ列を示す拡大図、第7図は第6図における
E−E線断面図、第8図は第6図におけるF−F
線断面図、第9図は第6図におけるG−G線断面
図、第10図は部分斜視図、第11図は第1図に
おける一部切欠したH矢視図、第12図は作用説
明図、第13図は第1図における概略的な−
線断面図、第14図は第1図におけるJ部詳細断
面図である。 1……アクチユエータ本体、2……スイツチン
グ装置、3……出力軸、12……位置リミツトス
イツチ機構、35……カウンタギヤ列、36……
スイツチ押圧子、37……リミツトスイツチ、6
8……三点指示計、69……カム要素、71……
傾動板、72……弾性部材(ねじりスプリング)、
73……指針。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. バルブアクチユエータ本体の出力軸の作動位置
    の変化をカウント動作に変換する対をなすカウン
    タギヤ列を具備し、前記出力軸がストロークの両
    端に定めた設定限界位置のいずれか一方に達した
    場合に、それに対応するいずれか一方のカウンタ
    アギヤ列の間欠出力軸を間欠動作させて対をなす
    リミツトスイツチのいずれか一方を切換動作させ
    得るように構成したバルブアクチユエータに付設
    される三点指示計であつて、前記両間欠回動軸の
    相互に対向する位置にそれぞれ装着したカム要素
    と、これら両カム要素に橋架した傾動板と、この
    傾動板を前記両カム要素に弾接させる弾性部材と
    を備えてなり、前記カム要素の選択作動により惹
    起される前記傾動板の三段階の動きにより指針に
    三点指示動作を行なわせ得るように構成したこと
    を特徴とするアクチユエータ用三点指示計。
JP11850184U 1984-07-31 1984-07-31 バルブアクチユエ−タ用三点指示計 Granted JPS6133343U (ja)

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