JPH10213253A - 電動アクチュエータの手動操作機構 - Google Patents

電動アクチュエータの手動操作機構

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Publication number
JPH10213253A
JPH10213253A JP9027190A JP2719097A JPH10213253A JP H10213253 A JPH10213253 A JP H10213253A JP 9027190 A JP9027190 A JP 9027190A JP 2719097 A JP2719097 A JP 2719097A JP H10213253 A JPH10213253 A JP H10213253A
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JP
Japan
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gear
rotary shaft
shaft
manual operation
slide gear
Prior art date
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Application number
JP9027190A
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English (en)
Inventor
Yasuo Minae
泰夫 薬袋
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Kitz Corp
Original Assignee
Kitz Corp
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Publication date
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Publication of JPH10213253A publication Critical patent/JPH10213253A/ja
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 電動アクチュエータを小型化し、電動、手動
の切換時の部品破損を防止する。 【解決手段】 電動モータ2の動力を回転シャフト5に
伝達するスライドギヤ4を、回転シャフト5に嵌合し、
減速機構3と、スライドギヤ4とが噛み合う位置に弾性
部材8を設け、減速機構3とスライドギヤ4との噛み合
いを外すインナーシャフト11を、回転シャフト5の内
部に設け減速機構3とスライドギヤ4との噛み合いを外
すと共に、回転シャフト5を手動で回転させる手動操作
部20を設け、電動時は、弾性部材8で押圧されている
スライドギヤ4と減速機構3とが噛み合い、電動モータ
2の動力を回転シャフト5に伝達し、手動時は、スライ
ドギヤ4と減速機構3との噛み合いをインナーシャフト
11を介して外し、手動操作部20によって回転シャフ
ト5を回転させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、グローブ弁、ゲー
ト弁等の弁を駆動する電動アクチュエータの手動操作機
構に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の電動アクチュエータの手動操作機
構は、電動モータの回転が伝達されるベベルギヤを回動
自在にウォームシャフトに取り付け、このベベルギヤに
ピンを設け、このピンと噛み合う係止部をクラッチギヤ
に設けると共に、クラッチギヤの内側にキーを設け、ク
ラッチギヤのキーと摺動可能に嵌合するキー溝をウォー
ムシャフトに形成し、クラッチギヤをスライド自在にウ
ォームシャフトに取り付け、さらに、クラッチギヤと共
にスライドする手動ハンドルを回動可能に設け、この手
動ハンドルにウォームシャフトを回転させるギヤを形成
すると共に、このギヤと噛み合うギヤをウォームシャフ
トに設け、クラッチギヤの係止部とベベルギヤのピンと
が噛み合う位置および両者が外れる位置で、クラッチギ
ヤのスライドを停止させる保持部材を手動ハンドルに設
けている。
【0003】そして、この電動アクチュエータは、手動
ハンドルによってクラッチギヤをスライドさせることに
より、電動、手動の切り換えを行う。
【0004】まず、電動によりウォームシャフトを回転
させる場合、手動ハンドルを移動させることでクラッチ
ギヤをスライドさせ、クラッチギヤの係止部とベベルギ
ヤのピンを噛み合わせ、電動モータから伝わる回転をウ
ォームシャフトに伝える。この時、手動ハンドルに設け
たギヤと、ウォームシャフトに設けたギヤとは噛み合っ
ておらず、手動ハンドルは回転しない。また、手動ハン
ドルは、この位置で保持部材により回動自在に保持され
る。
【0005】次に、手動によりウォームシャフトを回転
させる場合、手動ハンドルを移動し、クラッチギヤをス
ライドさせてクラッチギヤの係止部と、ベベルギヤのピ
ンとの噛み合いを外すと共に、手動ハンドルのギヤとウ
ォームシャフトのギヤとを噛み合わせ、手動ハンドルの
回転をウォームシャフトに伝える。この時、手動ハンド
ルは、この位置で保持部材により回動自在に保持され
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の電動ア
クチュエータの手動機構では、ウォームシャフトに取り
付けたクラッチギヤを移動させ、電動、手動の切り換え
を行っているため、ウォームシャフトの強度を確保する
ため、これを太く形成すると、必然的に、クラッチギヤ
やその他の関連部品が大きくなってしまう。このため、
電動アクチュエータ全体が大きくなり、高価になってい
た。
【0007】また、ベベルギヤに設けたピンと、クラッ
チギヤに形成した係止部とを噛み合わせる際や、ピンと
係止部とを確実に噛み合せていない場合に、ピンが破損
する恐れがあった。
【0008】本発明は、上述した従来の課題を解決する
ため、鋭意研究の結果、開発に至ったものであり、その
目的とするところは、強度の向上が可能で、全体をコン
パクトかつ安価に形成できる電動アクチュエータの手動
操作機構を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、電動モータの動力を回転シャフトに伝達
するスライドギヤを、回転シャフトに沿ってスライド自
在に嵌合し、電動モータの動力をスライドギヤに伝達す
る減速機構と、スライドギヤとが噛み合う位置にスライ
ドギヤを押圧する弾性部材を設け、減速機構とスライド
ギヤとの噛み合いを外すインナーシャフトを、回転シャ
フトの内部にスライド自在に設け、さらに、インナーシ
ャフトを移動させて減速機構とスライドギヤとの噛み合
いを外すと共に、回転シャフトに噛み合って、回転シャ
フトを手動で回転させる手動操作部を設けたもので、通
常、弾性部材で押圧されているスライドギヤは、減速機
構と噛み合い、電動モータの動力を回転シャフトに伝達
することができる。
【0010】回転シャフトを手動により回転させる場
合、手動操作部でインナーシャフトを弾性部材の弾力に
抗して押し、このインナーシャフトを介してスライドギ
ヤを回転シャフトに沿ってスライドさせ、減速機構との
噛み合いを外すと共に、手動操作部と回転シャフトとを
噛み合わせ、手動操作部で回転シャフトを回転できるよ
うにする。これにより、手動によって回転シャフトを回
転させる際の電動モータの抵抗や、減速機構の抵抗を無
くすことができ、手動操作が容易になる。
【0011】次に、回転シャフトを電動によって回転さ
せる場合は、手動操作部を引いて、手動操作部と回転シ
ャフトとの噛み合いを外すと共に、スライドギヤを弾性
部材の弾力によって減速機構と噛み合わさせ、電動モー
タの動力を回転シャフトに伝達可能にする。
【0012】前記手動操作部を、前記インナーシャフト
の一端に当接する押圧面と、前記回転シャフトの一端部
に設けたピニオンと噛み合うことができる内歯ギヤと、
内歯ギヤを回転させるハンドル部とで構成すると良い。
この場合、ハンドル部を押すことによって、インナーシ
ャフトを押圧面で押し、スライドギヤと減速機構との噛
み合いを外すと共に、内歯ギヤと回転シャフトの一端部
に設けたピニオンとを噛み合わせ、ハンドル部で回転シ
ャフトを回転できるようにし、また、ハンドル部を引く
ことによって、スライドギヤと減速機構とを、弾性部材
の弾力を利用して噛み合わせると共に、内歯ギヤとピニ
オンとの噛み合いを外し、電動モータの動力を回転シャ
フトに伝達可能にする。
【0013】また、前記回転シャフトにはキー溝を形成
し、このキー溝に摺動自在に嵌合するキーを前記スライ
ドギヤの内側に設けているので、両者を嵌合することに
よって、スライドギヤの回転を確実に回転シャフトに伝
達できる。
【0014】さらに、前記インナーシャフトのスライド
方向に直交させてピンを貫通し、このピンの端部を前記
回転シャフトの軸方向に直交させて穿孔した長孔から露
出させ、このピンを介して、インナーシャフトとスライ
ドギヤとを連動させたので、電動アクチュエータ全体を
コンパクトにすることができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、図面を用いて本発明の実施
の形態を詳細に説明する。図1は本発明の電動アクチュ
エータの実施の一形態を示す断面概略図、図2及び図3
は要部拡大断面図、図4及び図5は作動状態説明図であ
る。
【0016】図1において、1は本発明の電動アクチュ
エータであって、動力源である電動モータ2の駆動ギヤ
2aに、複数のギヤ3a,3bで構成される減速機構3
を連結し、この減速機構3のギヤ3bと噛み合うことが
できるスライドギヤ4を、ギヤ3bと同一軸方向に沿っ
て回動可能に設置した回転シャフト5にスライド自在に
取り付け、このスライドギヤ4と減速機構3とが噛み合
うように、スライドギヤ4を回転シャフト5に沿って押
圧する弾性部材8を設け、さらに、回転シャフト5の一
端に設けたウォーム部51に、出力軸7を固定したウォ
ームホイール6を噛み合わせて、電動モータ2の動力を
出力軸7に伝達し、出力軸7を回動させる一方、減速機
構3のギヤ3bとスライドギヤ4との噛み合いを外すと
共に、回転シャフト5の一端に設けたピニオン52と噛
み合う手動操作部20を設けて、停電の時など手動によ
り出力軸7を回動させる。
【0017】なお、上記回転シャフト5と出力軸7は、
ウォーム部51及びウォームホイール6を介在して回転
を伝導しているが、従来から有る種々の傘歯車を各々に
固定し、噛み合わせ伝導しても良い。また、回転シャフ
トと出力軸とを同軸上に連結したり、一体形成しても良
い。
【0018】また、弾性部材8は、コイルバネであっ
て、両端部に、回転シャフト5に沿ってスライドする環
状部材8a,8bを固定しているが、これらを省いても
構わない。なお、弾性部材8は、コイルバネに限定され
ることは無く、板バネやゴムなどであっても良い。
【0019】スライドギヤ4をスライド自在に取り付け
る回転シャフト5には、ウォーム部51よりもピニオン
52側に、適宜長さのキー溝53が軸方向に沿って外周
面に形成され、ピニオン52を設けた端部から軸方向に
沿って内部に、適宜長さの摺動穴54が形成され、この
摺動穴54に直交して貫通する適宜長さの長孔55が形
成され、弾性部材8の端部に固定した環状部材8bを当
接する段部56がウォーム部51との境に形成されてい
る。
【0020】なお、キー溝53は、スライドギヤ4が減
速機構3のギヤ3bと噛み合う位置でキー4aとキー溝
53の端部とが当接し、かつ、スライドギヤ4とギヤ3
bとの噛み合いが外れる位置までスライドギヤ4がスラ
イドできるような長さに形成され、また、摺動穴54お
よび長孔55も、スライドギヤ4のスライド幅に合わせ
て形成されている。
【0021】回転シャフト5に形成した段部56に、弾
性部材8の端部に固定した環状部材8bを当接し、弾性
部材8を回転シャフト5に取り付け、段部56とスライ
ドギヤ4とで弾性部材8を挟圧するように、弾性部材8
の端部に固定した環状部材8aにスライドギヤ4を当接
し、スライドギヤ4を回転シャフト5に取り付ける。な
お、スライドギヤ4を取り付ける際に、スライドギヤ4
の内側に設けたキー4aと、回転シャフト5に形成した
キー溝53とを嵌合させる。
【0022】回転シャフト5に形成した摺動穴54に、
インナーシャフト11を摺動自在に挿入し、このインナ
ーシャフト11にピン12を挿通して、ピン12の両端
を長孔55から露出させ、さらに、リング部材13をス
ライド自在に回転シャフト5に取り付けて、リング部材
13でピン12の上下端を係止し、ピン12がインナー
シャフト11から抜け落ちるのを防止する。
【0023】なお、インナーシャフト11は、端部が回
転シャフト5のピニオン52側の端部から常に突出する
長さを有している。また、回転シャフト5の端部に設け
られているピニオン52は、割リング52bによって回
転シャフト5の端部に固定され、内側に設けたキー52
aと回転シャフト5の端部に形成したキー溝5aとを嵌
合して、ピニオン52の回転を回転シャフト5に伝え
る。
【0024】手動操作部20は、回転シャフト5のピニ
オン52側の端部から突出するインナーシャフト11の
端部に当接する押圧面21と、回転シャフト5の端部に
設けたピニオン52と噛み合うことができる内歯ギヤ2
2と、内歯ギヤ22を回転させるハンドル部23と、ケ
ーシング30と、カバー35とで構成され、押圧面21
は、円板部材24の一方の表面に設けられ、この円板部
材24の押圧面21側の周縁部分に、環状縁部24aが
一体に突設され、この環状縁部24aには環状の内歯ギ
ヤ22が固定され、さらに、円板部材24の押圧面21
と反対側の表面の中心部分には、ハンドル部23の柄部
23aが一体に突設されている。なお、押圧面21に当
接するインナーシャフト11の端部は、球面状に形成さ
れており、円板部材24を回転させた際の摩擦抵抗が低
減される。
【0025】そして、ケーシング30の嵌入部31に、
回転シャフト5のピニオン52側の端部を、回動可能に
貫通させつつ、嵌入部31を電動アクチュエータ1の本
体ケーシング1aに嵌入固定する。また、この嵌入部3
1には、円板部材24を軸支する軸25の一端が固定さ
れている。
【0026】また、軸25の端部を摺動かつ回動自在に
挿入する軸穴26を、内歯ギヤ22の軸心上に位置する
円板部材24の中心部に、軸心方向に沿って適宜長さに
形成して、円板部材24をスライドかつ回動可能に軸支
し、さらに、カバー35に設けた筒部35aに、ハンド
ル部23の柄部23aを摺動かつ回動自在に貫通し、カ
バー35より突出した柄部23aの先端部分に、円盤部
23bを設け、この円盤部23bの縁に棒状の把持部2
3cを回動自在に設け、カバー35をケーシング30の
開口端部に固定し、ハンドル部23で、円板部材24を
スライドさせたり、回動させることができる。
【0027】さらに、カバー35の筒部35aに、柄部
23aを回動自在に保持する保持部材40を設けてい
る。この保持部材40は、球形状の押圧部材41と、こ
の押圧部材41を弾発付勢する弾性部材42とから成
り、一方の柄部23aには、押圧部材41と係合する溝
45,46が、円周方向に沿って、適宜位置に形成され
ている。
【0028】なお、この保持部材40の弾性部材42
は、コイルバネで、ネジ43によって圧縮されており、
保持力の調整や交換が可能である。また、柄部23aに
形成される溝45,46は、スライドギヤ4と減速機構
3のギヤ3bとが噛み合っている時および外れている時
に、押圧部材41と係合するように形成されている。
【0029】次に、上述した電動アクチュエータ1の作
用を説明する。上述した電動アクチュエータ1は、通
常、図1、図2及び図4に示すように、弾性部材8で押
圧されているスライドギヤ4と、減速機構3のギヤ3b
とが噛み合い、かつ、キー4aとキー溝53によりスラ
イドギヤ4と回転シャフト5とが結合しているので、電
動モータ2の動力を、駆動ギヤ2a、減速機構3および
スライドギヤ4を介して回転シャフト5に伝達すること
ができる。この時、ピン12は、長孔55の端(図にお
いては左端)に当接して停止し、このピン12により押
し出されるインナーシャフト11は、回転シャフト5か
ら最も突出した位置で停止する。一方、インナーシャフ
ト11の端部を当接する押圧面21を有する手動操作部
20においては、柄部23aに形成した溝45と、保持
部材40の押圧部材41とが係合して、ハンドル部23
のスライドが規制される。
【0030】次に、停電などにより回転シャフト5を手
動操作により回転させる場合、ハンドル部23を押し込
むことによって、ハンドル部23と一体に形成した円板
部材24の押圧面21で、インナーシャフト11を回転
シャフト5内に押し入れ、円板部材24に固定した内歯
ギヤ22と、回転シャフト5の端部に設けたピニオン5
2とを噛み合わせて、ハンドル部23で回転シャフト5
を回転できるようにし、保持部材40の押圧部材41を
柄部23aに形成した溝46に係合させる(図3参
照)。この時、押圧部材41は、柄部23aに形成した
溝46と係合し、ハンドル部23のスライドを規制する
が、溝46に沿って、押圧部材41が摺動するので、柄
部23aは回動可能である。
【0031】また、押圧面21に押されたインナーシャ
フト11は、直交して貫通したピン12で、スライドギ
ヤ4を、弾性部材8の弾力に抗して、回転シャフト5に
沿って移動させ、スライドギヤ4と、減速機構3のギヤ
3bとの噛み合いを外す(図5参照)。これにより、手
動によって回転シャフトを回転させる際の電動モータ2
の抵抗や、減速機構3の抵抗を無くすことができ、手動
操作が容易になる。
【0032】次に、再度、電動によって回転させる状態
にするには、ハンドル部23を引き抜き、ピニオン52
と内歯ギヤ22との噛み合いを外し、押圧部材41を柄
部23aに形成した溝45に再び係合させる。これによ
り、インナーシャフト11の移動を規制するものが無く
なり、スライドギヤ4は、弾性部材8の弾力によって回
転シャフト5に沿って移動し、減速機構3のギヤ3bと
噛み合うと共に、ピン12を押圧して、インナーシャフ
ト11を回転シャフト5の端部より押し出す。そして、
この押し出されたインナーシャフト11は、押圧面21
に端部が当接して停止する(図1、図2及び図4参
照)。
【0033】このように、電動による場合、スライドギ
ヤ4は、弾性部材8により常に押圧されて減速機構3と
噛み合っているので、確実に電動モータ2の回転を回転
シャフト5に伝えて電動アクチュエータ1の誤作動を防
止する。また、電動、手動の切り換えは、スライドギヤ
4と減速機構3との噛み合いにより行っているので、各
部品にかかる負荷が少なく、破損を防止する。
【0034】上述のように電動、手動を切り換え、回転
シャフト5を回転させると、この回転シャフト5に形成
したウォーム部51と、ウォーム部51と噛み合ったウ
ォームホイール6とを介して、出力軸7に回転が伝わ
り、出力軸7に連結した図示しない弁の弁軸を回動して
弁を駆動することができる。
【0035】
【発明の効果】以上のことから明らかなように、本発明
によれば、切り換えによる各部品の破損を防止し、電
動、手動何れにおいても、確実に回転シャフトを回転す
ることができて、電動アクチュエータの誤作動を防止
し、さらに、電動アクチュエータ全体をコンパクトかつ
安価に形成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の手動操作機構を用いた電動アクチュエ
ータの実施の一形態を示す概略断面図である。
【図2】上記電動アクチュエータの電動可能状態の部分
断面図である。
【図3】上記電動アクチュエータの手動可能状態の部分
断面図である。
【図4】上記電動アクチュエータの電動可能状態の部分
断面説明図である。
【図5】上記電動アクチュエータの手動可能状態の部分
断面説明図である。
【符号の説明】
1 電動アクチュエータ 2 電動モータ 3 減速機構 4 スライドギヤ 4a キー 5 回転シャフト 52 ピニオン 53 キー溝 55 長孔 8 弾性部材 11 インナーシャフト 12 ピン 20 手動操作部 21 押圧面 22 内歯ギヤ 23 ハンドル部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電動モータの動力を回転シャフトに伝達
    するスライドギヤを、回転シャフトに沿ってスライド自
    在に嵌合し、電動モータの動力をスライドギヤに伝達す
    る減速機構と、スライドギヤとが噛み合う位置にスライ
    ドギヤを押圧する弾性部材を設け、減速機構とスライド
    ギヤとの噛み合いを外すインナーシャフトを、回転シャ
    フトの内部にスライド自在に設け、さらに、インナーシ
    ャフトを移動させて減速機構とスライドギヤとの噛み合
    いを外すと共に、回転シャフトに噛み合って、回転シャ
    フトを手動で回転させる手動操作部を設けたことを特徴
    とする電動アクチュエータの手動操作機構。
  2. 【請求項2】 前記手動操作部は、前記インナーシャフ
    トの一端に当接する押圧面と、前記回転シャフトの一端
    部に設けたピニオンと噛み合うことができる内歯ギヤ
    と、内歯ギヤを回転させるハンドル部とを有している請
    求項1記載の電動アクチュエータの手動操作機構。
  3. 【請求項3】 前記回転シャフトにはキー溝を形成し、
    このキー溝に摺動自在に嵌合するキーを、前記スライド
    ギヤの内側に設けている請求項1又は2記載の電動アク
    チュエータの手動操作機構。
  4. 【請求項4】 前記インナーシャフトのスライド方向に
    直交させてピンを貫通し、このピンの端部を前記回転シ
    ャフトの軸方向に直交させて穿孔した長孔から露出さ
    せ、このピンを介して、インナーシャフトとスライドギ
    ヤとを連動させた請求項1,2又は3記載の電動アクチ
    ュエータの手動操作機構。
JP9027190A 1997-01-27 1997-01-27 電動アクチュエータの手動操作機構 Pending JPH10213253A (ja)

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