JP2546773B2 - 住宅用布基礎施工方法 - Google Patents
住宅用布基礎施工方法Info
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- JP2546773B2 JP2546773B2 JP5142812A JP14281293A JP2546773B2 JP 2546773 B2 JP2546773 B2 JP 2546773B2 JP 5142812 A JP5142812 A JP 5142812A JP 14281293 A JP14281293 A JP 14281293A JP 2546773 B2 JP2546773 B2 JP 2546773B2
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- panel
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、一般住宅における基礎
工事において、宅地に形成された根切りの内部に型枠を
用いて基礎コンクリートを打設する住宅用布基礎施工方
法に関する。
工事において、宅地に形成された根切りの内部に型枠を
用いて基礎コンクリートを打設する住宅用布基礎施工方
法に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来の住宅用布基礎施工方法は、宅地に
根切りして形成された根切り溝に、金属のパネルや板材
等を用いて断面が略長方形の型枠を設置すると共に、こ
の型枠の内部にコンクリートを打設し、コンクリートの
乾燥後に型枠を取外すことにより布基礎を形成してい
た。また、根切り溝を形成する際に発生した残土は、コ
ンクリート打設等の作業の障害となるため、他の場所へ
運んで処分していた。
根切りして形成された根切り溝に、金属のパネルや板材
等を用いて断面が略長方形の型枠を設置すると共に、こ
の型枠の内部にコンクリートを打設し、コンクリートの
乾燥後に型枠を取外すことにより布基礎を形成してい
た。また、根切り溝を形成する際に発生した残土は、コ
ンクリート打設等の作業の障害となるため、他の場所へ
運んで処分していた。
【０００３】また、この布基礎の強度を向上させるため
に断面形状を凸形状とした、上下二段よりなる布基礎の
施工方法においては、まず、この布基礎のうちの下段を
上記したような施工方法で形成した後、この下段の上面
に再び型枠を設置して同様の方法で上段を形成すること
により、全体として凸断面形状の布基礎を形成してい
た。
に断面形状を凸形状とした、上下二段よりなる布基礎の
施工方法においては、まず、この布基礎のうちの下段を
上記したような施工方法で形成した後、この下段の上面
に再び型枠を設置して同様の方法で上段を形成すること
により、全体として凸断面形状の布基礎を形成してい
た。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかしながらこのよう
な従来の住宅用布基礎施工方法においては、型枠の内部
に打設したコンクリートの乾燥を待って次工程へ進む必
要があるため、工期が非常に長くなり、施工コストがか
さむという欠点や、コンクリート乾燥後に型枠を取外す
ため手間がかかるという欠点があった。また、根切りの
際に発生した残土を他の場所へ運んで処分するため手間
がかかるという欠点があった。
な従来の住宅用布基礎施工方法においては、型枠の内部
に打設したコンクリートの乾燥を待って次工程へ進む必
要があるため、工期が非常に長くなり、施工コストがか
さむという欠点や、コンクリート乾燥後に型枠を取外す
ため手間がかかるという欠点があった。また、根切りの
際に発生した残土を他の場所へ運んで処分するため手間
がかかるという欠点があった。
【０００５】断面形状を凸形状とした布基礎の施工方法
においては、下段のコンクリートの乾燥後に上段のコン
クリートを打設するという二段階の工程を必要とすると
共に、これら下段と上段との間の付着性が懸念されると
いう欠点があった。
においては、下段のコンクリートの乾燥後に上段のコン
クリートを打設するという二段階の工程を必要とすると
共に、これら下段と上段との間の付着性が懸念されると
いう欠点があった。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明は、従来の住宅要
布基礎施工方法におけるこのような問題点を解決するた
めになされたもので、根切り部に型枠を用いて基礎コン
クリートを打設する住宅用布基礎施工方法において、型
枠パネルを断熱性を有する発泡性の合成樹脂にて形成
し、上記型枠パネルを対状にして下部を幅広状に対向さ
せて根切り部に取付けてなり、上記対向状の型枠パネル
を固定金具を用いて立設固定してなり、次に上記根切り
部内において両型枠パネルの両側に盛土残土を埋戻して
これら対向型枠パネルの下部を埋設させてなり、次いで
型枠パネルによって形成された空間部内にコンクリート
打設を行い、この型枠パネルを除去することなく布基礎
の一部とし断熱保護材として用いてなることを特徴とし
て構成されている。また請求項２に記載の本発明は、請
求項１に記載の本発明において、上記型枠パネルの立設
固定後に、この型枠パネルのベース部を残土によって埋
設し、この残土を再び掘戻すことなく転圧してなること
を特徴として構成されている。
布基礎施工方法におけるこのような問題点を解決するた
めになされたもので、根切り部に型枠を用いて基礎コン
クリートを打設する住宅用布基礎施工方法において、型
枠パネルを断熱性を有する発泡性の合成樹脂にて形成
し、上記型枠パネルを対状にして下部を幅広状に対向さ
せて根切り部に取付けてなり、上記対向状の型枠パネル
を固定金具を用いて立設固定してなり、次に上記根切り
部内において両型枠パネルの両側に盛土残土を埋戻して
これら対向型枠パネルの下部を埋設させてなり、次いで
型枠パネルによって形成された空間部内にコンクリート
打設を行い、この型枠パネルを除去することなく布基礎
の一部とし断熱保護材として用いてなることを特徴とし
て構成されている。また請求項２に記載の本発明は、請
求項１に記載の本発明において、上記型枠パネルの立設
固定後に、この型枠パネルのベース部を残土によって埋
設し、この残土を再び掘戻すことなく転圧してなること
を特徴として構成されている。
【０００７】
【実施例】以下、本発明の一実施例について各図面を参
照して説明する。図１は本発明の住宅用布基礎施工方法
による布基礎の要部斜視図、図２はこの布基礎の使用状
態における縦断面図、図３は布基礎のコンクリート打設
前の縦断面図、図４は布基礎のコンクリート打設後の縦
断面図である。上記各図において、１０は根切り部、１
５はステコン、２０は型枠、２１は型枠パネル、３０は
固定金具、４０はベース筋をそれぞれ示す。
照して説明する。図１は本発明の住宅用布基礎施工方法
による布基礎の要部斜視図、図２はこの布基礎の使用状
態における縦断面図、図３は布基礎のコンクリート打設
前の縦断面図、図４は布基礎のコンクリート打設後の縦
断面図である。上記各図において、１０は根切り部、１
５はステコン、２０は型枠、２１は型枠パネル、３０は
固定金具、４０はベース筋をそれぞれ示す。
【０００８】各図において本発明は、一般住宅の宅地に
形成された根切り部１０に型枠２０を用いて基礎コンク
リートを打設する住宅用基礎施工方法を示している。そ
こでまず、宅地を略一定の深さで連続的に掘ることによ
り根切り部１０を形成する。一方、型枠パネル２１，２
１を、発泡性の主として硬質の合成樹脂にて形成すると
共に、下段垂直部２３と中段傾斜部２４と上段垂直部２
５とからなる屈曲板にて構成する。この型枠パネル２
１，２１を、対状にして下部を幅広状に対向させて上記
根切り部１０に取付けると共に、固定金具３０を用いて
立設固定する。次に、上記根切り部１０内において、両
型枠パネル２１，２１の両側に盛土残土１２を埋戻して
これら対向型枠パネル２１，２１の下部を埋設させる。
次いで型枠パネル２１，２１によって形成された空間部
にコンクリート打設を行うことにより、この型枠２０を
布基礎の一部としている。
形成された根切り部１０に型枠２０を用いて基礎コンク
リートを打設する住宅用基礎施工方法を示している。そ
こでまず、宅地を略一定の深さで連続的に掘ることによ
り根切り部１０を形成する。一方、型枠パネル２１，２
１を、発泡性の主として硬質の合成樹脂にて形成すると
共に、下段垂直部２３と中段傾斜部２４と上段垂直部２
５とからなる屈曲板にて構成する。この型枠パネル２
１，２１を、対状にして下部を幅広状に対向させて上記
根切り部１０に取付けると共に、固定金具３０を用いて
立設固定する。次に、上記根切り部１０内において、両
型枠パネル２１，２１の両側に盛土残土１２を埋戻して
これら対向型枠パネル２１，２１の下部を埋設させる。
次いで型枠パネル２１，２１によって形成された空間部
にコンクリート打設を行うことにより、この型枠２０を
布基礎の一部としている。
【０００９】この根切り部１０の凹形状の根切り溝１１
の底面上には、この根切り部１０を掘る際に発生する盛
土残土１２の一部と地盤改良材と水とを攪拌してなるス
テコン１５が略一定の高さで連続的に打設されている。
盛土残土１２の残りの部分は、上記根切り部１０の両脇
に一時的に盛られている。
の底面上には、この根切り部１０を掘る際に発生する盛
土残土１２の一部と地盤改良材と水とを攪拌してなるス
テコン１５が略一定の高さで連続的に打設されている。
盛土残土１２の残りの部分は、上記根切り部１０の両脇
に一時的に盛られている。
【００１０】上記ステコン１５の上部には、直線形状よ
りなる型枠２０が連続的に取付けられており、この型枠
２０は一対の型枠パネル２１，２１と固定金具３０ａ，
３０ｂとを基礎要素として構成されている。この型枠パ
ネル２１，２１は発泡性の合成樹脂（ポリウレタン、ポ
リスチロール等）で形成され、下段垂直部２３と上段垂
直部２５とこれらを連続的に結合させてなる中段傾斜部
２４とからなる屈曲板にて構成されている。
りなる型枠２０が連続的に取付けられており、この型枠
２０は一対の型枠パネル２１，２１と固定金具３０ａ，
３０ｂとを基礎要素として構成されている。この型枠パ
ネル２１，２１は発泡性の合成樹脂（ポリウレタン、ポ
リスチロール等）で形成され、下段垂直部２３と上段垂
直部２５とこれらを連続的に結合させてなる中段傾斜部
２４とからなる屈曲板にて構成されている。
【００１１】この型枠パネル２１，２１は、上記したよ
うに上記根切り部１０に取付けられており、具体的に
は、上記型枠パネル２１の下段垂直部２３の下端の略全
面に横張出し状の裾部２６が形成され、この裾部２６の
複数箇所において、この裾部２６から上記根切り部１０
のステコン１５に対して釘３３が打たれて、上記型枠２
０の固定がなされている。この裾部２６は、上記した下
段垂直部２３の下端の特定箇所にのみ設けられてもよ
い。
うに上記根切り部１０に取付けられており、具体的に
は、上記型枠パネル２１の下段垂直部２３の下端の略全
面に横張出し状の裾部２６が形成され、この裾部２６の
複数箇所において、この裾部２６から上記根切り部１０
のステコン１５に対して釘３３が打たれて、上記型枠２
０の固定がなされている。この裾部２６は、上記した下
段垂直部２３の下端の特定箇所にのみ設けられてもよ
い。
【００１２】また、この型枠パネル２１，２１は上記し
たように固定金具３０ａ，３０ｂにより立設固定されて
おり、具体的には対向型枠２０の型枠パネル２１，２１
の上段垂直部２５同志と下段垂直部２３同志とで上記固
定金具３０ａ，３０ｂを用いて型枠固定がされている。
この固定金具３０には、一対のピーコン３１，３１が一
定の間隔で固定されており、このピーコン３１，３１を
間に挟んで上記型枠パネル２１，２１が取付けられて、
その外側よりプラネジ３２で締付けられることによっ
て、上記型枠パネル２１，２１の相互が一定間隔で型枠
固定されている。このピーコン３１，３１は、通常のボ
ルトとナットを組合せて用いてもよく、すなわち、上記
型枠パネル２１，２１を一定間隔で固定するものであれ
ばよい。また、この型枠パネル２１，２１が長距離に亘
って設置される場合には、図１に示すように、この型枠
パネル２１，２１の側面に補助パイプ３４を隣接させ
て、パイプ固定金具３５で締付けることにより、側面強
度を向上させる。この補助パイプ３４は、後述するよう
に、上記型枠パネル２１，２１の内部の空間部２８にコ
ンクリートが打設され、乾燥した後に取外される。
たように固定金具３０ａ，３０ｂにより立設固定されて
おり、具体的には対向型枠２０の型枠パネル２１，２１
の上段垂直部２５同志と下段垂直部２３同志とで上記固
定金具３０ａ，３０ｂを用いて型枠固定がされている。
この固定金具３０には、一対のピーコン３１，３１が一
定の間隔で固定されており、このピーコン３１，３１を
間に挟んで上記型枠パネル２１，２１が取付けられて、
その外側よりプラネジ３２で締付けられることによっ
て、上記型枠パネル２１，２１の相互が一定間隔で型枠
固定されている。このピーコン３１，３１は、通常のボ
ルトとナットを組合せて用いてもよく、すなわち、上記
型枠パネル２１，２１を一定間隔で固定するものであれ
ばよい。また、この型枠パネル２１，２１が長距離に亘
って設置される場合には、図１に示すように、この型枠
パネル２１，２１の側面に補助パイプ３４を隣接させ
て、パイプ固定金具３５で締付けることにより、側面強
度を向上させる。この補助パイプ３４は、後述するよう
に、上記型枠パネル２１，２１の内部の空間部２８にコ
ンクリートが打設され、乾燥した後に取外される。
【００１３】この型枠パネル２１，２１の内部で上記ス
テコン１５の上面の複数箇所には置石４３が設けられ、
この置石４３の上面には略水平面状で格子形状にベース
筋４０が取付けられている。またこのベース筋４０に
は、略垂直状の立上り鉄筋４１が取付けられている。
テコン１５の上面の複数箇所には置石４３が設けられ、
この置石４３の上面には略水平面状で格子形状にベース
筋４０が取付けられている。またこのベース筋４０に
は、略垂直状の立上り鉄筋４１が取付けられている。
【００１４】次に、図３に示すように、上記型枠２０が
固定された根切り部１０は、上記型枠２０の両型枠パネ
ル２１，２１の両外側に、上記盛土残土１１の略全部が
埋戻され、これら対向型枠パネル２１，２１の下部を、
地面に対して、面一状として埋設されている。
固定された根切り部１０は、上記型枠２０の両型枠パネ
ル２１，２１の両外側に、上記盛土残土１１の略全部が
埋戻され、これら対向型枠パネル２１，２１の下部を、
地面に対して、面一状として埋設されている。
【００１５】図４に示すように、上記型枠パネル２１，
２１の内部に形成された空間部２８には、コンクリート
が打設され、上記型枠パネル２１，２１や上記固定金具
３０により構成された型枠２０は、断熱性を有する被覆
材として布基礎の一部とされて、コンクリート表面の中
性化の保護を図ると共に、上記型枠パネル２１，２１を
取外すことなく、容易に布基礎が施設されている。
２１の内部に形成された空間部２８には、コンクリート
が打設され、上記型枠パネル２１，２１や上記固定金具
３０により構成された型枠２０は、断熱性を有する被覆
材として布基礎の一部とされて、コンクリート表面の中
性化の保護を図ると共に、上記型枠パネル２１，２１を
取外すことなく、容易に布基礎が施設されている。
【００１６】上記した直線部における構造の他、角部に
おける概略構造を図５を用いて説明する。角部において
は、上記型枠パネル２１，２１を略直角形状に屈曲され
た形状よりなるコーナー型枠パネル２７，２７が用いら
れる。図５には、一対のコーナー型枠パネル２７，２７
の外側の下段垂直部と鉄筋部分が示されている。このコ
ーナー型枠パネル２７は、このコーナー型枠パネルの形
状に適応して略直角形状とされたコーナー鉄筋４２をこ
の角部の内側に取付けられることにより、強度の向上が
なされている。図５においては内側パネルを省略した
が、このコーナー型枠パネル２７の上部には上記型枠パ
ネル２１と同様に中段傾斜部と上段垂直部とが形成され
ると共に、この内側には施行の容易性を考慮して直線部
における型枠構造を施行して角部構造が構成される。
おける概略構造を図５を用いて説明する。角部において
は、上記型枠パネル２１，２１を略直角形状に屈曲され
た形状よりなるコーナー型枠パネル２７，２７が用いら
れる。図５には、一対のコーナー型枠パネル２７，２７
の外側の下段垂直部と鉄筋部分が示されている。このコ
ーナー型枠パネル２７は、このコーナー型枠パネルの形
状に適応して略直角形状とされたコーナー鉄筋４２をこ
の角部の内側に取付けられることにより、強度の向上が
なされている。図５においては内側パネルを省略した
が、このコーナー型枠パネル２７の上部には上記型枠パ
ネル２１と同様に中段傾斜部と上段垂直部とが形成され
ると共に、この内側には施行の容易性を考慮して直線部
における型枠構造を施行して角部構造が構成される。
【００１７】上記説明した構造による本実施例の施工方
法について以下説明する。まず根切り部１０に設けられ
たステコン１５の上面に墨出しを行い、この墨に合わせ
て置石４３を配置し、ベース筋４０を取付ける。次に型
枠パネル２１の外側のみを配置し、釘３３により上記ス
テコン１５に固定する。上記ベース筋４０に立上り筋４
１を取付け、上記型枠パネル２１の下段垂直部２３と上
段垂直部２５とに固定金具３０ａ，３０ｂの片端を取付
けた後、型枠パネル２１の内側を配置し、釘３３により
上記ステコン１５に固定する。この型枠パネル２１が長
距離に亘る場合には、補助パイプ３４にて補強する。次
に、型枠パネル２１，２１の内側に盛土残土１２を埋戻
し、転圧機によってこの盛土残土１２を転圧して、地面
に対して面一状とする。この型枠パネル２１，２１の上
端部の高さのうち、最も低い部分に合わせた高さで、こ
の型枠パネル２１，２１の側面に墨出しをし、この墨に
合わせて、型枠パネル２１，２１の上端部を切り揃える
ことにより、この上端を面一状に容易に高さレベル調整
する。次にこの型枠パネル２１，２１の空間部２８内に
コンクリートを打設することにより、この型枠パネル２
１，２１と一体となった布基礎が施設される。この型枠
パネル２１，２１の下段垂直部２３と上段垂直部２５と
が中段傾斜部２４によりゆるやかな傾斜をもって結合さ
れているため、このコンクリートの打設は、内部に空気
を溜めることなく容易に行なわれる。上記補助パイプ３
４は、コンクリート打設後に取外される。
法について以下説明する。まず根切り部１０に設けられ
たステコン１５の上面に墨出しを行い、この墨に合わせ
て置石４３を配置し、ベース筋４０を取付ける。次に型
枠パネル２１の外側のみを配置し、釘３３により上記ス
テコン１５に固定する。上記ベース筋４０に立上り筋４
１を取付け、上記型枠パネル２１の下段垂直部２３と上
段垂直部２５とに固定金具３０ａ，３０ｂの片端を取付
けた後、型枠パネル２１の内側を配置し、釘３３により
上記ステコン１５に固定する。この型枠パネル２１が長
距離に亘る場合には、補助パイプ３４にて補強する。次
に、型枠パネル２１，２１の内側に盛土残土１２を埋戻
し、転圧機によってこの盛土残土１２を転圧して、地面
に対して面一状とする。この型枠パネル２１，２１の上
端部の高さのうち、最も低い部分に合わせた高さで、こ
の型枠パネル２１，２１の側面に墨出しをし、この墨に
合わせて、型枠パネル２１，２１の上端部を切り揃える
ことにより、この上端を面一状に容易に高さレベル調整
する。次にこの型枠パネル２１，２１の空間部２８内に
コンクリートを打設することにより、この型枠パネル２
１，２１と一体となった布基礎が施設される。この型枠
パネル２１，２１の下段垂直部２３と上段垂直部２５と
が中段傾斜部２４によりゆるやかな傾斜をもって結合さ
れているため、このコンクリートの打設は、内部に空気
を溜めることなく容易に行なわれる。上記補助パイプ３
４は、コンクリート打設後に取外される。
【００１８】
【発明の効果】本発明の住宅用布基礎施工方法は上記し
たように、型枠パネルによって形成された空間部内にコ
ンクリート打設を行い、この型枠パネルを除去すること
なく布基礎の一部とし断熱保護材として用いてなること
により、コンクリートの乾燥を待つことなく次工程の作
業が行え、型枠を取外す手間が完全に省けるので、工期
が大幅に短縮でき、施工コストが削減できるという効果
がある。また型枠パネルを断熱性を有する発泡性の合成
樹脂にて形成し、この型枠パネルを除去することなく断
熱保護材として用いてなることにより、この型枠パネル
によって布基礎の断熱性が保たれ、新たに断熱保護材を
設ける必要がなく施工が容易である。また型枠パネルに
よって、コンクリートの中性化が防止される。
たように、型枠パネルによって形成された空間部内にコ
ンクリート打設を行い、この型枠パネルを除去すること
なく布基礎の一部とし断熱保護材として用いてなること
により、コンクリートの乾燥を待つことなく次工程の作
業が行え、型枠を取外す手間が完全に省けるので、工期
が大幅に短縮でき、施工コストが削減できるという効果
がある。また型枠パネルを断熱性を有する発泡性の合成
樹脂にて形成し、この型枠パネルを除去することなく断
熱保護材として用いてなることにより、この型枠パネル
によって布基礎の断熱性が保たれ、新たに断熱保護材を
設ける必要がなく施工が容易である。また型枠パネルに
よって、コンクリートの中性化が防止される。
【００１９】しかも、型枠パネルのベース部を残土によ
って埋設することにより、盛土残土の略全部が処分でき
るため、この盛土残土を他の場所に運んで処分する手間
が省けるという効果がある。特に、埋設した残土を再び
掘戻すことなく転圧してなることにより、盛土を恒久的
なものとでき、一旦埋戻した盛土を型枠パネルを除去す
る等のために再度掘出す必要もない。
って埋設することにより、盛土残土の略全部が処分でき
るため、この盛土残土を他の場所に運んで処分する手間
が省けるという効果がある。特に、埋設した残土を再び
掘戻すことなく転圧してなることにより、盛土を恒久的
なものとでき、一旦埋戻した盛土を型枠パネルを除去す
る等のために再度掘出す必要もない。
【００２０】
【図１】本発明の住宅用布基礎施工方法による布基礎の
要部斜視図である。
要部斜視図である。
【図２】布基礎の使用状態における縦断面図である。
【図３】布基礎のコンクリート打設前の縦断面図であ
る。
る。
【図４】布基礎のコンクリート打設後の縦断面図であ
る。
る。
【図５】布基礎の角部の使用状態における要部斜視図で
ある。
ある。
１０ 根切り部 １１ 根切り溝 １２ 盛土残土 １５ ステコン ２０ 型枠 ２１ 型枠パネル ２３ 下段垂直部 ２４ 中段傾斜部 ２５ 上段垂直部 ２６ 裾部 ２７ コーナー型枠パネル ３０ 固定金具 ３１ ピーコン ３３ 釘 ４０ ベース筋 ４１ 立上がり筋
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭53−46110（ＪＰ，Ａ) 特開 昭53−94407（ＪＰ，Ａ) 特開 平１−271526（ＪＰ，Ａ) 特開 昭55−85736（ＪＰ，Ａ) 特開 昭58−86268（ＪＰ，Ａ)
Claims (2)
- 【請求項１】 根切り部に型枠を用いて基礎コンクリー
トを打設する住宅用布基礎施工方法において、 型枠パネルを断熱性を有する発泡性の合成樹脂にて形成
し、上記型枠パネルを対状にして下部を幅広状に対向さ
せて根切り部に取付けてなり、上記対向状の型枠パネル
を固定金具を用いて立設固定してなり、 次に上記根切り部内において両型枠パネルの両側に盛土
残土を埋戻してこれら対向型枠パネルの下部を埋設させ
てなり、次いで型枠パネルによって形成された空間部内
にコンクリート打設を行い、この型枠パネルを除去することなく 布基礎の一部とし断
熱保護材として用いてなることを特徴とする住宅用布基
礎施工方法。 - 【請求項２】 上記型枠パネルの立設固定後に、この型
枠パネルのベース部を残土によって埋設し、この残土を
再び掘戻すことなく転圧してなることを特徴とする上記
請求項１記載の住宅用布基礎施工方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5142812A JP2546773B2 (ja) | 1993-05-21 | 1993-05-21 | 住宅用布基礎施工方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5142812A JP2546773B2 (ja) | 1993-05-21 | 1993-05-21 | 住宅用布基礎施工方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06330530A JPH06330530A (ja) | 1994-11-29 |
| JP2546773B2 true JP2546773B2 (ja) | 1996-10-23 |
Family
ID=15324207
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5142812A Expired - Lifetime JP2546773B2 (ja) | 1993-05-21 | 1993-05-21 | 住宅用布基礎施工方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2546773B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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-
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