JP2524892B2 - 建物の基礎部形成方法 - Google Patents

建物の基礎部形成方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、建物を建築する際にお
いて、その基礎部の形成方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】建物の基礎部は、図7に示すように、所
定間隔を存して構築された基礎Aと、基礎A、A間を連
結した地中梁Bと、地中梁Bによって囲まれた土間Cと
からなる。
【0003】このような基礎部を形成する方法としては
従来から、図8に示すようにまず、基礎A又は地中梁B
の構築すべき部分に所望深さの凹所21を掘削したのちそ
の凹所21の底面に栗石22を敷設してその上に捨てコンク
リート23を打設し、次いで、図9に示すように捨てコン
クリート上に基礎又は地中梁構築用の鉄筋24を組立てる
と共にこの鉄筋24を囲むように型枠25を枠組みしてこれ
らの型枠25を凹所21の壁面に切梁28によって支持させ
る。しかるのち、型枠25内にコンクリートを打設し、硬
化後に型枠25を取り外すことによって、まず、基礎A又
は地中梁Bを構築する。
【0004】次に、基礎A又は地中梁Bの周囲の凹所空
隙部を土砂26で埋め戻し(図10) 、その埋設上面を土間
形成地盤面と面一にする。しかるのちこの地面上に土間
用の栗石22a 及び捨てコンクリート27を所望厚みだけ設
け、必要に応じて鉄筋を組み込んだのち基礎A又は地中
梁Bの上端面に達する厚さまでコンクリートを打設して
土間Cを形成している。(図11) 。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような基礎部の形成方法によれば、基礎Aや地中梁Bを
形成するためのコンクリート打設工程と土間形成時のコ
ンクリート打設工程とを分けて施工していると共に基礎
A又は地中梁B形成後にその型枠の撤去作業を必要とす
るために、作業が煩雑化し、工期が長くなるという問題
点があった。このような問題点は、凹所内に型枠を枠組
みしたのち、該型枠の外周と凹所の壁面との間の空隙部
に土砂を埋め戻し、型枠内部と型枠の上端周囲における
地面上にコンクリートを打設して型枠をコンクリート内
に埋設した状態で基礎又は地中梁と土間とを同時に形成
することによって解消し得るが、型枠の外周と凹所の壁
面との間の空隙部に土砂を埋め戻しする際に、その土圧
によって型枠が内方に倒れる虞れがあり、これをなくす
るために型枠と凹所間の適所とを適宜な支持具で連結し
ておくと、その支持具が土砂の埋め戻し作業の邪魔にな
り、作業がはかどらないという問題点が生じるものであ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、建物の基礎部
を短期間で能率良く施工することを目的とするもので、
この目的を達成するために、建物の基礎部を形成すべき
地盤における基礎又は地中梁構築部分に所望深さの凹所
を掘削したのち、該凹所内に基礎又は地中梁構築用の型
枠をその上端が形成すべき土間の下端に達する高さとな
るように枠組し、この組立てた型枠の対向内面間に型枠
が内側に倒れないように支持する支保工を固定し、次い
で、この型枠の外周と凹所の壁面との間の空隙部を土砂
埋め戻すと共に該土砂上と土間を形成すべき地面上に
捨てコンクリートを型枠の高さまで打設して予め型枠の
上端外面に取付けておいたアンカー金物を捨てコンクリ
ート内に埋設させ、上記支保工を撤去したのち、型枠内
部と該型枠の上端周囲における地面上にコンクリートを
打設して基礎又は地中梁と土間とを同時に形成すること
特徴とするものである。
【0007】
【実施例】次に、本発明の実施例を図面について説明す
ると、まず、図1に示すように、基礎A又は地中梁Bの
構築すべき部分に土間C部分よりも深い所望深さの凹所
1を掘削したのち、構築すべき基礎A部分の凹所1には
その四方部に支持地盤に達する基礎杭9を打ち込み、こ
れらの基礎杭9の上端部を凹所1の底面から突出させ
る。なお、基礎Aと地中梁Bとの構築方法は同じである
ので、図においては基礎A部分を示して以下に説明す
る。
【0008】次いで、凹所1の底面に栗石2を敷設し、
この栗石2上に前記基礎杭9の上端面に達する高さまで
捨てコンクリート3を打設する。この時、築造すべき基
礎Aの周縁部及び地中梁Bの両側縁部に沿って適宜長さ
の棒状鉄筋からなる止め金具10を地盤中に打ち込んでお
き、その上端部が捨てコンクリート3の上面から突出さ
せた状態で固定させる。なお、上記基礎杭9は、凹所1
の掘削前に打設しておき、掘削後、捨てコンクリート3
を打設した後にその上端をはつってもよい。
【0009】捨てコンクリート3の打設後、図2、3に
示すように、止め金具10の外側に添接するように地中梁
用型枠及び基礎用型枠5を組立て、止め金具10の外側に
当接させる。これらの型枠5は横方向に凹凸状に屈曲し
た波形鉄板よりなり、その高さが前記凹所1の上端から
突出して後述する土間部に打設される捨てコンクリート
7の上面に達する寸法に形成されてある。この型枠5の
上端外面には長さ方向(水平方向)に適宜間隔毎にアン
カー金物11を取付けておく。組立てた型枠5の上端部対
面間に切梁8の両端を腹起12を介して固定してこれ
らの切梁8と腹起12とからなる支保工によって型枠5を
内側に倒れないように支持する
【0010】しかるのち、図4に示すように、型枠5の
外側と凹所1の壁面間の空気部に土砂6を土間Cの下端
まで埋め戻し、土間Cを形成すべき地面及び前記土砂6
上に栗石2aを敷設したのち、その上に捨てコンクリート
7を型枠5の上端面に達する高さまで打設する。この捨
てコンクリート7の打設によって型枠5の上端外側面か
ら突設した前記アンカー金物11が埋設される。なお、ア
ンカー金物11を捨てコンクリート7に支持させる固定強
度を大きくするために、捨てコンクリート7内にメッシ
ュ鉄筋(図示せず)を配しておき、このメッシュ鉄筋に
アンカー金物11を係止させておくことが望ましい。
【0011】次いで、図5に示すように、型枠5内に配
設していた切梁8腹起12とからなる支保工を撤去す
る。この際、上記のように、捨てコンクリート7によっ
てアンカー金物11を介し型枠5が支持されているから、
支保工を撤去しても型枠5が固定状態を維持されてい
る。このように、支保工を撤去して型枠5内全体を空間
部に形成した後、この空間部に基礎Aや地中梁Bを形成
用鉄筋4、及び建柱用鉄筋4aを組立て、必要に応じて土
間形成用鉄筋(図示せず)も組込む。
【0012】全ての鉄筋の組み込みが完了すると、型枠
及び該型枠5の上端開口に連通する土間部の捨てコ
ンクリート7上にコンクリートを打設して、基礎A、地
中梁B及び土間Cを同時に構築するものである
【0013】
【発明の効果】以上のように本発明の建物の基礎部形成
方法によれば、基礎又は地中梁構築部分に所望深さの凹
所を掘削したのち、該凹所内に基礎又は地中梁構築用の
型枠をその上端が形成すべき土間の下端に達する高さと
なるように枠組し、この組立てた型枠の対向内面間に型
枠が内側に倒れないように支持する支保工を固定し、
いで、この型枠の外周と凹所の壁面との間の空隙部を土
砂で埋め戻すと共に該土 砂上と土間を形成すべき地面上
に捨てコンクリートを型枠の高さまで打設して予め型枠
の上端外面に取付けておいたアンカー金物を捨てコンク
リート内に埋設させ、上記支保工を撤去したのち、型枠
内部と該型枠の上端周囲における地面上にコンクリート
を打設して基礎又は地中梁と土間とを同時に形成するも
のであるから、型枠の対向内面間に支保工を固定してい
るので、型枠の外周と凹所の壁面との間の空隙部に土砂
を埋め戻しする際に、型枠が内方に倒れるのを支保工に
よって確実に防止できるのは勿論、この支保工切梁は型
枠内に設けているので、その土砂の埋め戻し作業に邪魔
になることはなく、型枠を所定位置に確実に保持した状
態で土砂の埋め戻しが能率よく行えるものである。
【0014】さらに、型枠の上端外面にアンカー金物を
取付けておき、このアンカー金物を上記埋め戻し土砂上
と土間を形成すべき地面上とに打設する捨てコンクリー
ト内に埋設させるので、型枠内にコンクリートを打設す
るに先立って支保工を撤去しても、アンカー金物によっ
て型枠を強固に所定位置に固定させておくことができ、
埋め戻し土砂が崩れる虞れもない。しかるのち、型枠を
取り外すことなく打設コンクリート内に一体的に埋設さ
せるので、作業の簡略化を図ることができ、その上、基
礎や地中梁と土間とを同時に形成することができて作業
能率の向上と共に工期を著しく短縮し得るものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】基礎構築用凹所形成工程の縦断面図。
【図2】型枠組立て工程の縦断面図。
【図3】その平面図。
【図4】土砂の埋め戻し工程の縦断面図。
【図5】配筋工程の縦断面図。
【図6】築造された基礎部の縦断面図。
【図7】基礎地中梁及び土間の簡略平面図。
【図8】従来の基礎部形成方法における凹所形成工程
図。
【図9】型枠組立工程の縦断面図。
【図10】基礎形成工程の縦断面図。
【図11】土砂埋戻し工程の縦断面図。
【符号の説明】
1 凹所 4 鉄筋 5 型枠 6 土砂8 切梁 11 アンカー金物 12 腹起 A 基礎 B 地中梁 C 土間。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き 審査官 浅香 理 (56)参考文献 特開 平2−248527(JP,A) 特開 平2−147768(JP,A) 特開 平2−274922(JP,A) 実開 昭56−105597(JP,U) 特公 昭51−12328(JP,B2)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建物の基礎部を形成すべき地盤における
    基礎又は地中梁構築部分に所望深さの凹所を掘削したの
    ち、該凹所内に基礎又は地中梁構築用の型枠をその上端
    が形成すべき土間の下端に達する高さとなるように枠組
    し、この組立てた型枠の対向内面間に型枠が内側に倒れ
    ないように支持する支保工を固定し、次いで、この型枠
    の外周と凹所の壁面との間の空隙部を土砂で埋め戻すと
    共に該土砂上と土間を形成すべき地面上に捨てコンクリ
    ートを型枠の高さまで打設して予め型枠の上端外面に取
    付けておいたアンカー金物を捨てコンクリート内に埋設
    させ、上記支保工を撤去したのち、型枠内部と該型枠の
    上端周囲における地面上にコンクリートを打設して基礎
    又は地中梁と土間とを同時に形成することを特徴とする
    建物の基礎部形成方法。
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