JP3588523B2 - 地下収納庫の施工方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、地下収納庫の施工方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、納戸や物置などの収納空間を限られた土地面積内に確保するため、地下室を構築することが行われている。この際、費用や工期などを考慮してレジンコンクリートで一体成型された収納庫本体2を埋設して簡易的に地下室を形成することが知られている。このような収納庫本体2を埋設することによって形成される地下収納庫1を施工するには、まず、地上建築物の建設に先立って据え付け位置の土砂を一定深さにわたって掘削して穴hを形成した後(図3(a)参照)、その穴hの底に鉄筋コンクリートによるコンクリート基礎fを形成し(図3(b)参照)、このコンクリート基礎fの据え付け位置に予め工場で製造された収納庫本体2をクレーンを使用して据え付ける(図3(c)参照)。次いで、収納庫本体2の据え付けが終了すれば、収納庫本体2の周囲に土砂を埋め戻し(図3(d)参照)、現場を養生した後(図3(e)参照)、地上建築物の基礎工事に着手するようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前述した地下収納庫を施工する場合、作業者が穴内に入って収納庫本体をコンクリート基礎に据え付けなければならないことから、収納庫本体の上部が地上に露出する一定深さに収納庫本体を埋設するのに必要な容積以外に、作業者が収納庫本体の周囲で作業できるように、その周囲を一定範囲にわたって余分に掘削しなければならず、しかも、据え付けられる収納庫本体の周囲の狭小な空間で作業する関係上、安全性に難がある。また、コンクリート基礎を形成する際、現場にて型枠を作成し、鉄筋を配筋し、また、収納庫本体のアンカー金具に合わせてアンカーボルトを位置決めして取り付ける必要があり、作業に専門的な技術が必要となる。さらに、型枠にコンクリートを打設して仕上げた後、強度を確保するまで一定期間(3日程度)養生しなければならず、全体として工事が長期にわたるという問題もある。
【0004】
本発明は、このような問題点に鑑みてなされたもので、安全性を確保しつつ工期を大幅に短縮することのできる地下収納庫の施工方法を提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は、地上建築物の建設に先立って収納庫本体を一定深さに埋設できるように据え付け位置の土砂を掘削した後、その掘削された穴底の据え付け位置に予め枠組みされたフレームを設置してその枠内にコンクリートを打設し、次いで、フレームに取り付けられたガイドロッドに収納庫本体に固定されたアンカー金具を挿通させて収納庫本体をフレームに載置した後、ガイドロッドに嵌挿された鋼管を介して収納庫本体のアンカー金具をフレームに固定し、収納庫本体の周囲に土砂を埋め戻すことを特徴とするものである。
【0006】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施例の形態を図面に基づいて説明する。
【0007】
図1には、本発明の地下収納庫の施工方法で埋設された地下収納庫1が示されており、この地下収納庫1は、その据え付け位置において、収納庫本体2をその上部が地上に露出する一定深さに埋設するのに必要な土砂を掘削して穴を形成した後、その掘削された穴の底にフレーム3を設置し、次いで、フレーム3に収納庫本体2を固定した後、収納庫本体2の周囲に土砂を埋め戻すことによって形成されている。
【0008】
ここに、フレーム3は、収納庫本体2を支持できるように、予め工場にて断面H形の型鋼を方形に枠組みして形成され、その長辺側3Aの両端部近傍には、略掘削深さに相当する長さのガイドロッド4が立設されている。すなわち、フレーム3の長辺側3Aの下フランジ31の両端部近傍には、ナット5が溶着され、また、このナット5の固定位置に合わせて上フランジ32には小穴32aが形成されており、前述したガイドロッド4は、上フランジ32に形成された小穴32aに挿通されてその下端が下フランジ31に固定されたナット5に螺合されている。このガイドロッド4の立設位置は、収納庫本体2の長辺側側面下端の両端部近傍に固定されたアンカー金具21の固定位置に合わせて位置決めされている。
【0009】
そして、収納庫本体2のアンカー金具21がフレーム3に立設したガイドロッド4に挿通されて収納庫本体2がフレーム3上に載置された際、ガイドロッド4には、フレーム3から上方に突出したガイドロッド4の長さよりも若干短い長さの鋼管6が嵌挿され、その後、ワッシャ7を介してガイドロッド4の上端にナット5が螺合されている。このため、鋼管6の抜け出しを防止しつつアンカー金具21、すなわち、収納庫本体2がフレーム3に固定されている。
【0010】
このような地下収納庫1を施工するには、まず、据え付け位置において、地上建築物の建設に先立って収納庫本体2をその上部が地上に露出する一定深さに埋設するのに必要な土砂を掘削した後、その掘削した穴の底に採石Bを敷き、転圧して平らに均し、その据え付け位置にフレーム3を設置する。この際、フレーム3の上フランジ32の小穴32aにガイドロッド4を挿通させ、その下端を下フランジ31に溶着したナット5に螺合させることにより、フレーム3の略四隅近傍にガイドロッド4を立設させる。次いで、フレーム3で区画された枠内に空練りコンクリートもしくはコンクリートCを打設した後、収納庫本体2をクレーンを使用して据え付ける。具体的には、フレーム3に立設されたガイドロッド4に収納庫本体2のアンカー金具21を挿通させ、収納庫本体2をガイドロッド4に沿って下降させることでフレーム3上に載置した後、地上からガイドロッド4に鋼管6およびワッシャ7を順に嵌挿し、ガイドロッド4の上端にナット5を螺合し、収納庫本体2のアンカー金具21をフレーム3に固定する。収納庫本体2の据え付けが終了すれば、収納庫本体2の周囲に土砂を埋め戻して現場を養生した後、地上建築物の基礎工事に着手すればよい。
【0011】
この結果、予めフレーム3に対する収納庫本体2の位置決めがなされていることから、地上で収納庫本体2の据え付け作業を行うことができ、安全に作業することができる他、収納庫本体2の縦横寸法にほぼ相当する面積を越えて土砂を掘削する必要がなく、掘削作業を軽減することができる。また、フレーム3によって収納庫本体2を支持するため、コンクリート基礎を形成する必要がなく、鉄筋コンクリートを打設するための型枠工事や配筋工事が不要となり、専門工を要することなく作業することができ、さらに、コンクリート基礎に収納庫本体2を据え付ける従来工法に比較してコンクリート打設後、直ちに収納庫本体2の据え付け作業に着手できることから、工期を大幅に短縮することができる。
【0012】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、地上建築物の建設に先立って収納庫本体を一定深さに埋設できるように据え付け位置の土砂を掘削した後、その掘削された穴底の据え付け位置に予め枠組みされたフレームを設置してその枠内にコンクリートを打設し、次いで、フレームに取り付けられたガイドロッドに収納庫本体に固定されたアンカー金具を挿通させて収納庫本体をフレームに載置した後、ガイドロッドに嵌挿された鋼管を介して収納庫本体のアンカー金具をフレームに固定し、収納庫本体の周囲に土砂を埋め戻すことにより、地上で収納庫本体を据え付けることが可能となり、安全に作業することができる他、予め工場で枠組みされたフレームに収納庫本体を支持させることから、コンクリート基礎が不要となり、工期を大幅に短縮することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の地下収納庫の施工方法によって収納庫本体をフレームに据え付けた 状態を示す背面図である。
【図2】本発明の地下収納庫の施工方法によって収納庫本体をフレームに据え付ける場合を一部省略して示す分解斜視図である。
【図3】従来の地下収納庫の施工方法を示す説明図である。
【符号の説明】
1 地下収納庫
2 収納庫本体
21 アンカー金具
3 フレーム
4 ガイドロッド
5 ナット
6 鋼管

Claims (1)

  1. 地上建築物の建設に先立って収納庫本体を一定深さに埋設できるように据え付け位置の土砂を掘削した後、その掘削された穴底の据え付け位置に予め枠組みされたフレームを設置してその枠内にコンクリートを打設し、次いで、フレームに取り付けられたガイドロッドに収納庫本体に固定されたアンカー金具を挿通させて収納庫本体をフレームに載置した後、ガイドロッドに嵌挿された鋼管を介して収納庫本体のアンカー金具をフレームに固定し、収納庫本体の周囲に土砂を埋め戻すことを特徴とする地下収納庫の施工方法。
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