JPH10140587A - 地下収納庫の施工方法 - Google Patents

地下収納庫の施工方法

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JPH10140587A
JPH10140587A JP8302585A JP30258596A JPH10140587A JP H10140587 A JPH10140587 A JP H10140587A JP 8302585 A JP8302585 A JP 8302585A JP 30258596 A JP30258596 A JP 30258596A JP H10140587 A JPH10140587 A JP H10140587A
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sand
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JP8302585A
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Masahiro Nanba
正博 難波
Hiroshi Takamori
洋 高森
Akira Tomita
彰 富田
Kinji Imai
金次 今井
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Sekisui House Ltd
Sekisui Chemical Co Ltd
Toa Corp
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Sekisui House Ltd
Sekisui Chemical Co Ltd
Toa Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】安全性を確保しつつ工期を短縮して地下収納庫
を施工する。 【解決手段】地上建築物の建設に先立って収納庫本体2
を一定深さに埋設できるように据え付け位置の土砂を掘
削した後、その掘削された穴底の据え付け位置に予め枠
組みされたフレーム3を設置してその枠内にコンクリー
トCを打設する。次いで、フレーム3に取り付けられた
ガイドロッド4に収納庫本体2に固定されたアンカー金
具21を挿通させて収納庫本体2をフレーム3に載置し
た後、ガイドロッド4に鋼管6を嵌挿してその上端にナ
ット5を螺合することで収納庫本体2をフレーム3に固
定し、収納庫本体2の周囲に土砂を埋め戻す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、地下収納庫の施工
方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、納戸や物置などの収納空間を
限られた土地面積内に確保するため、地下室を構築する
ことが行われている。この際、費用や工期などを考慮し
てレジンコンクリートで一体成型された収納庫本体2を
埋設して簡易的に地下室を形成することが知られてい
る。このような収納庫本体2を埋設することによって形
成される地下収納庫1を施工するには、まず、地上建築
物の建設に先立って据え付け位置の土砂を一定深さにわ
たって掘削して穴hを形成した後(図3(a)参照)、
その穴hの底に鉄筋コンクリートによるコンクリート基
礎fを形成し(図3(b)参照)、このコンクリート基
礎fの据え付け位置に予め工場で製造された収納庫本体
2をクレーンを使用して据え付ける(図3(c)参
照)。次いで、収納庫本体2の据え付けが終了すれば、
収納庫本体2の周囲に土砂を埋め戻し(図3(d)参
照)、現場を養生した後(図3(e)参照)、地上建築
物の基礎工事に着手するようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
た地下収納庫を施工する場合、作業者が穴内に入って収
納庫本体をコンクリート基礎に据え付けなければならな
いことから、収納庫本体の上部が地上に露出する一定深
さに収納庫本体を埋設するのに必要な容積以外に、作業
者が収納庫本体の周囲で作業できるように、その周囲を
一定範囲にわたって余分に掘削しなければならず、しか
も、据え付けられる収納庫本体の周囲の狭小な空間で作
業する関係上、安全性に難がある。また、コンクリート
基礎を形成する際、現場にて型枠を作成し、鉄筋を配筋
し、また、収納庫本体のアンカー金具に合わせてアンカ
ーボルトを位置決めして取り付ける必要があり、作業に
専門的な技術が必要となる。さらに、型枠にコンクリー
トを打設して仕上げた後、強度を確保するまで一定期間
(3日程度)養生しなければならず、全体として工事が
長期にわたるという問題もある。
【0004】本発明は、このような問題点に鑑みてなさ
れたもので、安全性を確保しつつ工期を大幅に短縮する
ことのできる地下収納庫の施工方法を提供するものであ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、地上建築物の
建設に先立って収納庫本体を一定深さに埋設できるよう
に据え付け位置の土砂を掘削した後、その掘削された穴
底の据え付け位置に予め枠組みされたフレームを設置し
てその枠内にコンクリートを打設し、次いで、フレーム
に取り付けられたガイドロッドに収納庫本体に固定され
たアンカー金具を挿通させて収納庫本体をフレームに載
置した後、ガイドロッドに嵌挿された鋼管を介して収納
庫本体のアンカー金具をフレームに固定し、収納庫本体
の周囲に土砂を埋め戻すことを特徴とするものである。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例の形態を図
面に基づいて説明する。
【0007】図1には、本発明の地下収納庫の施工方法
で埋設された地下収納庫1が示されており、この地下収
納庫1は、その据え付け位置において、収納庫本体2を
その上部が地上に露出する一定深さに埋設するのに必要
な土砂を掘削して穴を形成した後、その掘削された穴の
底にフレーム3を設置し、次いで、フレーム3に収納庫
本体2を固定した後、収納庫本体2の周囲に土砂を埋め
戻すことによって形成されている。
【0008】ここに、フレーム3は、収納庫本体2を支
持できるように、予め工場にて断面H形の型鋼を方形に
枠組みして形成され、その長辺側3Aの両端部近傍に
は、略掘削深さに相当する長さのガイドロッド4が立設
されている。すなわち、フレーム3の長辺側3Aの下フ
ランジ31の両端部近傍には、ナット5が溶着され、ま
た、このナット5の固定位置に合わせて上フランジ32
には小穴32aが形成されており、前述したガイドロッ
ド4は、上フランジ32に形成された小穴32aに挿通
されてその下端が下フランジ31に固定されたナット5
に螺合されている。このガイドロッド4の立設位置は、
収納庫本体2の長辺側側面下端の両端部近傍に固定され
たアンカー金具21の固定位置に合わせて位置決めされ
ている。
【0009】そして、収納庫本体2のアンカー金具21
がフレーム3に立設したガイドロッド4に挿通されて収
納庫本体2がフレーム3上に載置された際、ガイドロッ
ド4には、フレーム3から上方に突出したガイドロッド
4の長さよりも若干短い長さの鋼管6が嵌挿され、その
後、ワッシャ7を介してガイドロッド4の上端にナット
5が螺合されている。このため、鋼管6の抜け出しを防
止しつつアンカー金具21、すなわち、収納庫本体2が
フレーム3に固定されている。
【0010】このような地下収納庫1を施工するには、
まず、据え付け位置において、地上建築物の建設に先立
って収納庫本体2をその上部が地上に露出する一定深さ
に埋設するのに必要な土砂を掘削した後、その掘削した
穴の底に採石Bを敷き、転圧して平らに均し、その据え
付け位置にフレーム3を設置する。この際、フレーム3
の上フランジ32の小穴32aにガイドロッド4を挿通
させ、その下端を下フランジ31に溶着したナット5に
螺合させることにより、フレーム3の略四隅近傍にガイ
ドロッド4を立設させる。次いで、フレーム3で区画さ
れた枠内に空練りコンクリートもしくはコンクリートC
を打設した後、収納庫本体2をクレーンを使用して据え
付ける。具体的には、フレーム3に立設されたガイドロ
ッド4に収納庫本体2のアンカー金具21を挿通させ、
収納庫本体2をガイドロッド4に沿って下降させること
でフレーム3上に載置した後、地上からガイドロッド4
に鋼管6およびワッシャ7を順に嵌挿し、ガイドロッド
4の上端にナット5を螺合し、収納庫本体2のアンカー
金具21をフレーム3に固定する。収納庫本体2の据え
付けが終了すれば、収納庫本体2の周囲に土砂を埋め戻
して現場を養生した後、地上建築物の基礎工事に着手す
ればよい。
【0011】この結果、予めフレーム3に対する収納庫
本体2の位置決めがなされていることから、地上で収納
庫本体2の据え付け作業を行うことができ、安全に作業
することができる他、収納庫本体2の縦横寸法にほぼ相
当する面積を越えて土砂を掘削する必要がなく、掘削作
業を軽減することができる。また、フレーム3によって
収納庫本体2を支持するため、コンクリート基礎を形成
する必要がなく、鉄筋コンクリートを打設するための型
枠工事や配筋工事が不要となり、専門工を要することな
く作業することができ、さらに、コンクリート基礎に収
納庫本体2を据え付ける従来工法に比較してコンクリー
ト打設後、直ちに収納庫本体2の据え付け作業に着手で
きることから、工期を大幅に短縮することができる。
【0012】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、地上建築
物の建設に先立って収納庫本体を一定深さに埋設できる
ように据え付け位置の土砂を掘削した後、その掘削され
た穴底の据え付け位置に予め枠組みされたフレームを設
置してその枠内にコンクリートを打設し、次いで、フレ
ームに取り付けられたガイドロッドに収納庫本体に固定
されたアンカー金具を挿通させて収納庫本体をフレーム
に載置した後、ガイドロッドに嵌挿された鋼管を介して
収納庫本体のアンカー金具をフレームに固定し、収納庫
本体の周囲に土砂を埋め戻すことにより、地上で収納庫
本体を据え付けることが可能となり、安全に作業するこ
とができる他、予め工場で枠組みされたフレームに収納
庫本体を支持させることから、コンクリート基礎が不要
となり、工期を大幅に短縮することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の地下収納庫の施工方法によって収納庫
本体をフレームに据え付けた状態を示す背面図である。
【図2】本発明の地下収納庫の施工方法によって収納庫
本体をフレームに据え付ける場合を一部省略して示す分
解斜視図である。
【図3】従来の地下収納庫の施工方法を示す説明図であ
る。
【符号の説明】
1 地下収納庫 2 収納庫本体 21 アンカー金具 3 フレーム 4 ガイドロッド 5 ナット 6 鋼管
フロントページの続き (72)発明者 高森 洋 大阪市北区大淀中一丁目1番88号 積水ハ ウス株式会社内 (72)発明者 富田 彰 大阪市北区大淀中一丁目1番88号 積水ハ ウス株式会社内 (72)発明者 今井 金次 名古屋市中川区柳森町107 太洋基礎工業 株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 地上建築物の建設に先立って収納庫本体
    を一定深さに埋設できるように据え付け位置の土砂を掘
    削した後、その掘削された穴底の据え付け位置に予め枠
    組みされたフレームを設置してその枠内にコンクリート
    を打設し、次いで、フレームに取り付けられたガイドロ
    ッドに収納庫本体に固定されたアンカー金具を挿通させ
    て収納庫本体をフレームに載置した後、ガイドロッドに
    嵌挿された鋼管を介して収納庫本体のアンカー金具をフ
    レームに固定し、収納庫本体の周囲に土砂を埋め戻すこ
    とを特徴とする地下収納庫の施工方法。
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