JP2860479B2 - 地下室工法 - Google Patents

地下室工法

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JP2860479B2 JP1037280A JP3728089A JP2860479B2 JP 2860479 B2 JP2860479 B2 JP 2860479B2 JP 1037280 A JP1037280 A JP 1037280A JP 3728089 A JP3728089 A JP 3728089A JP 2860479 B2 JP2860479 B2 JP 2860479B2
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三郎 野田
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は、主として型枠コンクリートブロックによ
って構築される地下室の工法に関するものである。
従来の技術 この発明の発明者らは、先に、型枠コンクリートブロ
ックを予め緊結して一体のパネル体を形成し、このパネ
ル体を予め掘削した溝内へ設置した後、コンクリートを
打設して壁体を構成する地下室工法を発明し、特願昭62
−136499号(特開昭63−300122号)として出願した。
この工法によれば、地下室空間に相当する部分を予め
掘削してブロックを逐次積み上げる必要がなく、パネル
体が入る程度の幅の溝を掘削してパネル体を設置した後
に、このブロック壁によって囲まれる地盤を掘削するこ
とで、そのブロック壁が山留めとなり、そのため、かか
る山留めを施す必要がないといった利点がある。この場
合、従来においては、第19図で示すように、予め一体に
形成された小型のパネル体(51)(51)…同士を現場へ
運んだ後、これらのパネル体(51)(51)…同士を、そ
の下端側ではH形鋼からなる壁足繋ぎ(52)によって、
上端側においては連結棒(53)(53)…で相互に連結一
体化して、壁の一面と同形の結合パネルを構成し、これ
を溝(54)内に設置するようにしている。このように、
各小型のパネル体(51)(51)…同士を一体に予め結合
させるのは、小型のパネル体(51)(51)…を別々に溝
(54)内へ設置すると、それらパネル体(51)(51)…
同士の下端を溝(54)内で連結することが困難であると
いう理由による。
発明が解決しようとする課題 しかしながら、上記のように、小型のパネル体(51)
同士を予め現場で一体に連結してから挿入する工法で
は、これらを連結するために非常に広い敷地が必要とな
るとともに、大型の壁足繋ぎ(52)や連結棒(53)等が
必要であるという欠点がある。即ち、この発明は、かか
る従来の欠点を解消して、小型のパネル体の下端同士
を、溝内で簡単に連結できるようにして、上記のように
予め相互に一体化して溝内へ設置する必要のない地下室
工法を提供するものである。
課題を解決するための手段 そして、上記の目的を達成するため、この発明では、
多数のコンクリートブロックを予め一体に組むか又は一
体に成形されたパネル体下端の壁方向の一端に、上方に
突出する連結用突起を設けて予め掘削された溝内へ設置
し、その後に設置するパネル体下端の壁方向の一端に連
結穴を備えた連結部材を設け、且つ、この連結穴は、両
パネル体を所定の位置に設置した状態において、その連
結穴に前記の突起が嵌合する位置にあるとともに、その
連結穴へ差し込んだガイド棒下端を前記連結用突起上端
へ連結させて、このガイド棒をガイドとして連結穴と連
結用突起を嵌合させ、両パネル体下端同士を相互に連結
することを特徴とする。
この発明は、型枠コンクリートブロックからなる地下
室のみならず、PCパネル(プレキャストコンクリートパ
ネル)製の地下室にも適用可能である。
作用 一方のパネル体の突起と他方のパネル体の連結穴は、
ガイド棒をガイドとして簡単に嵌合させることができ、
それゆえ、上方から操作しながらパネル体の下端同士を
簡単に連結させることができる。
実施例 以下、この発明の工法を型枠コンクリートからなる地
下室の構築工法に用いた場合の実施例について説明す
る。
第6図〜第10図は、パネル体(1)の構造を示したも
ので、図において、(2)は、内外の一対のフェイスシ
ェル(3)(3)と、両フェイスシェル(3)(3)を
連結する連結部(4)(4)とによって構成される型枠
コンクリートブロックであり、この型枠コンクリートブ
ロック(2)が、上下および左右方向に多数積層されて
いる。(5)は、アングルからなる内外一対の横枠部材
(6)(6)と両横枠部材(6)(6)の端部間を連結
する縦枠部材(7)(7)とによって枠状に形成された
壁繋ぎ部材で、その中間部分に適当な間隔をおいて、横
枠(6)(6)間に跨がって固定された鉄筋製の連結棒
(8)が固着されている。そして、この繋ぎ部材(5)
は、各横枠部材(6)(6)が、上記のように積層され
た各コンクリートブロック(2)最上段のフェイスシェ
ル(3)(3)における上端コーナー部へ、内側から適
合するようにして設置される。また、その最下端の型枠
コンクリートブロック(2)(2)…においても同様で
ある。各型枠コンクリートブロック(2)(2)…に
は、更に上方から縦筋(9)が差し込まれ、この縦筋
(9)の上下両端には螺子(10)が設けられており、こ
の螺子(10)部分を、繋ぎ部材(5)の上面若しくは下
面に設置された断面溝形の定着プレート(11)のボルト
穴(16)へ差し込み、更にその螺子部(10)へ螺じ込ん
だナット(12)によって、各型枠コンクリートブロック
(2)(2)…同士を上下方向に緊結する。他方、水平
方向に対しても、上下方向の適宜位置に複数本の横筋
(13)が、各型枠コンクリートブロック(2)(2)…
を横方向に貫くよう差し込まれている。そして、横方向
の最端部の各型枠コンクリートブロック(2)の端部に
は、断面溝形でかつその端部にフランジ(14)(14)を
設けたもう1つの定着プレート(15)が、フランジ(1
4)(14)がフェイスシェル(3)端面へ当接するよう
にして、そのフェイスシェル(3)(3)に嵌合され、
この定着プレート(15)のボルト穴(16)へ、前記横筋
(13)の両端の螺子部を差し込んで、前記と同様のナッ
ト(12)で横方向に緊結し、これによって、各型枠コン
クリートブロック(2)(2)…が一体に緊結されたパ
ネル体(1)が形成される。また、第8図で示すよう
に、パネル体(1)内には、その下端から垂直方向のア
ンカー筋(17)が差し込まれており、このアンカー筋
(17)の下端がコの字形に折り返しされて、最下端の型
枠コンクリートブロック(2)下端面を迂回して上方に
立ち上げ(18)されている。
第11図以下は、上記のようなパネル体(1)を用いた
地下室壁の構築方法を施工順序に従って説明したもので
ある。まず、地下室壁にあたる部分の溝(21)を掘削し
ておき、これに、前記のようにして形成されたパネル体
(1)を、例えば溝(21)の両側に跨がって設置した吊
り馬(22)で吊りながら上方より挿入する(第11図、第
12図)。次に、第13図で示すように端太角(23)やバカ
棒(24)等を用いて、パネル体(1)の足元の位置調整
を行ない、しかる後、上方からコンクリート(25)をパ
ネル体(1)内に打設する。このとき、打設されたコン
クリート(25)がパネル体(1)下端より外方に流出し
て、根絡み(26)を構成する。前記コンクリート(25)
が硬化した後、外外に一定量の埋め戻し(27)を行なう
(第14図)。この状態で、第15図のようにパネル体
(1)によって囲まれる空間部分を掘削して地下室空間
を作り出す。しかる後、第15図の二点鎖線で示すよう
に、前記アンカー筋(17)の立ち上げ部(18)を、前記
根絡み部(16)を梃子として水平方向へ折り曲げてお
き、第16図のように、床配筋(28)を設置して、礎版コ
ンクリート(29)を打設する。これにより、礎版コンク
リート(29)と前記パネル体(1)側のコンクリート
(25)とが、アンカー筋(17)を介して相互に一体に連
結されることになる。次いで、第17図のように、パネル
体(1)の上端側に立ち上がり壁(30)を、型枠コンク
リートブロック(2)を積み上げて設置し、RCスラブ
(31)を施工する。
上記第12図の段階において、各パネル体(1)は、第
18図で示すように、それぞれ小型のものを壁方向に順次
設置するとともに、この設置と同時にそれらパネル体
(1)(1)の下端同士を、ガイド棒(35)を用いて連
結させる。その方法及び構造を、第1図〜第5図にした
がって説明する。
まず、先に設置されるパネル体(1)の下端には、そ
の壁方向の一端側において、連結プレート(36)が取り
付けられている。この連結プレート(36)は、ボルト
(37)により、繋ぎ部材(5)の縦枠部材(7)裏面へ
固定されて、その縦枠部材(7)から壁方向の外方へ向
けて突出している。そして、この突出部分において、上
方に立ち上がった連結用突起(39)が予め固着されてい
る。この連結用突起(39)はパイプ状のものである。他
方から、後から挿入されるパネル体(1)の下端には、
前記先に挿入されるパネル体(1)側の端部において、
もう1つの連結プレート(40)が、同様にボルト(41)
を介して縦枠部材(7)の裏面へ取り付けられている。
そして、この縦枠部材(7)(7)より壁方向の外方に
向けて突出する部分に、連結穴(42)が形成されてい
る。ガイド棒(35)は、第2図で示すように、その直径
がパイプ状突起(39)と略同径で、かつ、前記連結穴
(42)よりも小さく、その下端に、パイプ状突起(39)
内へ嵌まる差し込み部(43)が一体に突設されている。
そして、後から挿入されるパネル体(1)の挿入に際
し、予めこのガイド棒(35)を、上方から連結穴(42)
へ差し込み、更にその下端の突出部(43)を前記の突起
(39)へ嵌め込んで固定し、この状態で、ガイド棒(3
5)に沿って、パネル体(1)を下降させると、このガ
イド棒(35)をガイドとして、連結穴(42)が自動的に
突起(39)に嵌合され、これによって、両パネル体
(1)(1)の下端同士が互いに連結されることにな
る。その後、ガイド棒(35)は引き抜いて再使用する。
第3図は、このように連結された状態の縦断面であり、
第4図は同じく底面図を示している。また、コーナー部
においては、第5図で示すように、一方の連結プレー
ト、この図では、先に設置される側の連結プレート(3
6)が、そのパネル体(1)に対して壁厚方向の外方に
突出されて、その突出部に前記の連結用突起(39)が設
けられている。
発明の効果 以上のように、この発明によれば、先に設置するパネ
ル体へ予め突起を設けており、後から設置されるパネル
体の対向端部に連結穴を形成し、ガイド棒をガイドとし
てこの連結穴と突起を嵌合されることによって、上方か
らでも簡単に両パネル体の下端同士を連結できる。その
ため、従来のように、各パネル体を予め壁の一面の大き
さと同じ大きさに連結して溝内へ挿入する必要がなく、
大きな敷地が不要であるとともに、そのようにパネル体
の下端間を連結するための壁足繋ぎや上端部間を連結す
るための連結棒が不要となる。また、このようにパネル
体同士を連結するための敷地が不要となって、搬入して
きたトラックの台上から直接溝内へ設置することも可能
である。
加えて、この発明では、ガイド棒はパネル体とは別体
であり、そのようなガイド棒をパネル体に一体に突設し
たものに比較して、パネルの搬送時などににガイド棒が
曲るか或は折れるといった不都合が無く、また、ガイド
棒自体は何度でも再使用できるので、経済的である。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この発明の実施例において、パネル体の設置
方法を下側から見た斜視図、第2図は、ガイド棒の正面
図、第3図は、パネル体同士の連結部の縦断面図、第4
図は、同じく底面図、第5図は、コーナー部におけるパ
ネル体同士の連結部の底面図、第6図は、パネル体の構
造を示す要部の分解斜視図、第7図は、パネル体上端部
分の構造を示す縦断面図、第8図は、同じく下部部分の
縦断面図、第9図は、パネル体の端部の平面図、第10図
は、同じく端部の要部正面図、第11図〜第17図は、この
発明のパネル体を用いた地下室の工法を施工順序に従っ
て示す概略説明図、第18図は、パネル体の設置方法を示
す正面図、第19図は、従来のパネル体の設置方法を示す
斜視図である。 (1)……パネル体、 (2)……型枠コンクリートブロック、 (35)……ガイド棒、(39)……連結用突起、 (42)……連結穴。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 井原 克己 大阪府大阪市北区中之島6丁目2番27号 積水ハウス株式会社内 (56)参考文献 特開 昭63−300123(JP,A) 特開 昭55−165372(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) E02D 29/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】多数のコンクリートブロックを予め一体に
    組むか又は一体に成形されたパネル体下端の壁方向の一
    端に、上方に突出する連結用突起を設けて予め掘削され
    た溝内へ設置し、その後に設置するパネル体下端の壁方
    向の一端に連結穴を備えた連結部材を設け、且つ、この
    連結穴は、両パネル体を所定の位置に設置した状態にお
    いて、その連結穴に前記の突起が嵌合する位置にあると
    ともに、その連結穴へ差し込んだガイド棒下端を前記連
    結用突起上端へ連結させて、このガイド棒をガイドとし
    て連結穴と連結用突起を嵌合させ、両パネル体下端同士
    を相互に連結することを特徴とする地下室工法。
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