JP2743068B2 - 基礎の構築工法 - Google Patents

基礎の構築工法

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JP2743068B2 JP63101100A JP10110088A JP2743068B2 JP 2743068 B2 JP2743068 B2 JP 2743068B2 JP 63101100 A JP63101100 A JP 63101100A JP 10110088 A JP10110088 A JP 10110088A JP 2743068 B2 JP2743068 B2 JP 2743068B2
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は、主として住宅用基礎として用いられる基
礎の構築工法に関するものである。
従来の技術 従来、地中へ埋設されるフーチング部とそのフーチン
グ部より立ち上がる布部とからなる住宅用の基礎におい
ては、そのフーチング部を打設するためのベース枠と布
部を囲む立上り枠とからなる型枠を設置し、この型枠内
に配筋を施した後、上方よりコンクリートを打設してい
る、そして、コンクリートが硬化した後、上記フーチン
グ部及び布部の型枠を取り外して再使用している。
しかしながら、このような工法においては、立上り部
のみならず、フーチング部の型枠をも取り外す必要があ
り、従来においては、このフーチング部の型枠を外すだ
けで住宅1棟当たり約6時間の作業時間を必要としてい
た。そのため、従来においては、それだけ作業時間が長
くなることとなり、工期短縮を図ることができないとい
う不都合がある。
そこで、このような問題を解決するため、従来、完成
後は地中に埋設されるフーチング部の型枠は、取り外さ
ないでそのまま残す捨て型枠とすることが考えられてい
る(例えば特開昭57−3926号公報参照)。
発明が解決しようとする課題 しかしながら、捨て型枠となる従来のフーチング部の
ベース枠は、使い捨てされるものでありながら、そのベ
ース枠の上端を立上り枠へ係止したり、また、幅方向一
対のベース枠同士をセパレータで連結してそのベース枠
が幅方向に移動しないように設置する構造となっている
ため、構造が複雑で高価となるとともに、最も精度の必
要とされる立ち上がり部天端の精度が狂いやすいと言う
欠点があった。
この発明は、このような従来の欠点を解消した使い捨
て型のフーチング部用の型枠を用いた工法を提供するこ
とを目的とするものである。
課題を解決するための手段 上記の目的を達成するため、この発明は、フーチング
部とそのフーチング部より立ち上がる布部とからなる基
礎の構築に際して、前記フーチング部を形成するための
使い捨て型の一対のベース枠を、それら各ベース枠の下
端より外方へ向けて水平に一体に延出させた据付け片を
地盤に置くことで設置するとともに、この据付け片の上
部側から地盤側へ打ち込んだアンカーでその据付け片を
固定し、同じくベース枠の上端を内方に折り曲げた各水
平片上に、前記布部の立上り枠を載置するとともに、各
ベース枠の外側にはそのベース枠が外方へ移動しないよ
う土などをかけて支持させ、これらベース枠及び立上り
枠で囲まれた空間内へ基礎コンクリートを打設すること
を特徴とするものである。
作 用 上記この発明の工法において、捨て型枠となるベース
枠を、その下端の据付け片を地盤に置くことで設置する
とともに、この据付け片の上部側から地盤側へ打ち込ん
だアンカーでその据付け片を固定するので、これによっ
て、少なくともベース枠の下端部分は横方向へ移動する
ことがない。他方、ベース枠の上端部分は、立上り枠へ
係止したり、嵌合したりするものではなく、単に立上り
枠を載置しているだけであるので、コンクリート打設時
の側圧によってベース枠が移動した場合であっても、立
上り枠がそれに伴って移動することがなく、最も重要な
布部天端の精度が狂うのを防止できる。
実 施 例 以下、この発明の工法をその施工順に従って説明する
と、まず、第2図が、型枠の組立状態を示している。図
において、(1)(1)は、夫々フーチング部を形成す
るためのベース枠であり、このベース枠(1)(1)
は、夫々45゜に傾斜した本体部(2)と、この本体部
(2)の上端を内方に折り曲げた水平片(3)と、同じ
く本体部(2)の下端を略垂直に下方に延出させた後、
その下端を更に外方へ水平に延出させた据付け片(4)
とによって形成されている。これらのベース枠(1)
は、薄肉で比較的強度の高いもの、例えば金属板或いは
プラスチック板等からなる。この実施例では、上記本体
部(2)の長手方向に沿って、複数条の補強用リブ
(5)(5)を形成している。また、ベース枠(1)の
形状としては、このようにリブ(5)を形成したものに
限らず、全体を波板状にしたもの、或いは、プラスチッ
ク板をダンボール状に積層したもの等が考えられる。
これらのベース枠(1)(1)が、所定の位置に互い
に対向するような状態で設置されるとともに、据付け片
(4)に形成した穴(6)から、アンカー(7)を上方
より地中すなわち地盤側へ打ち込み、これによって、コ
ンクリート打設前に、ベース枠(1)が横方向特に内方
へ移動して、フーチング部のコンクリートの幅が狭くな
るのを防止するよう支持させ本体部(2)の外側へ土を
かけておく。
(8)(8)は、左右一対の立上り枠であり、これら
の立上り枠(8)(8)は、従来と同様のメタルフォー
ム等によって形成されており、上記ベース枠(1)
(1)の設置後に、その上端水平片(3)上へ載置して
取り付けられる。即ち、水平片(3)は、立上り枠
(8)の下側に挿入された状態で、特にその立上り枠
(8)へは係止されてなく、コンクリート打設時の側圧
によってベース枠(1)の上端が移動したとしても、立
上り枠(8)自身はそれに連れて移動しないようにして
いる。
このようにして、ベース枠(1)及び立上り枠(8)
を設置した後、図示していないがその内部に鉄筋配筋を
施し、しかる後、上方よりコンクリートを流し込んで打
設する。第3図が、そのコンクリート打設後の状態を示
している。
次に、コンクリートが硬化した後、上部側の立上り枠
(8)(8)のみを取り外し、ベース枠(1)(1)を
そのままの状態で、上方に土を埋め戻して、そのまま埋
設して基礎の施工を終わるものである。また、立上り枠
(8)は、再使用される。
発明の効果 以上のように、この発明によれば、フーチング部を形
成するベース枠は、コンクリート打設後にこれを取り外
すことなくそのまま埋設しておく使い捨て型のものであ
るから、フーチング部の型枠取り外し作業が不要とな
り、それだけ作業時間が短縮させるものであって、その
ようにフーチング部の型枠を使い捨てることを勘案して
も、全体としては低コストに施工できるという効果があ
る。
また、一対のベース枠を、それらの下端の据付け片を
地盤に置くことで設置するとともに、この据付け片をア
ンカーで地盤に固定しているので、そのベース枠を安価
な薄肉材料で製作した場合であっても、安定して据え付
けることができるとともに、コンクリート打設前或いは
打設時にそれらのベース枠が横方向に移動することがな
いのみならず、打設時の側圧によって全体が上方へ浮き
上がるのを防止でき、精度の高い基礎が得られる。
加えて、そのように、一対のベース枠がそれぞれアン
カーで支持されるので、一対のベース枠をセパレータな
どで相互に一体に連結しておく必要がなく、単品のベー
ス枠をそのまま運搬すれば良く、かさばることがないの
で、運搬が容易で車両への積載効率も向上する。
更に、ベース枠上端の水平片に立上り枠を単に載置し
ているだけであるため、ベース枠と立上り枠とを係止し
たり嵌合する構造のものと違って、仮にコンクリート打
設時の側圧によってベース枠が移動し或いは浮き上がっ
た場合でも、ベース枠に連れて立上り枠の下端が拡がっ
たり浮き上がるのを防止でき、最も重要な布部天端の精
度が狂うのを防止できるととともに、立上り枠下端の形
状に左右されることなく、どのような立上り枠にも対応
できる。
また、ベース枠の据付け片は、ベース枠の下端より外
方に向けて水平に一体に延出させたもので、水平片は、
ベース枠の上端を内方に折り曲げたものであって、何れ
もベース枠の一部であり、従ってこれらを単一の材料で
一体成形することができ、ベース枠とは異なる別体の据
付け片や水平片をベース枠の上下端に取り付けた構造の
ものと違って、据付け片及び水平片を備えたベース枠を
極めて簡単かつ安価に製造することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この発明によって構築された基礎の横断面
図、第2図は、型枠の組立状態を示す要部横断斜視図、
第3図は、型枠内にコンクリートを打設した状態の横断
面図である。 (1)……ベース枠、(3)……水平片、(4)……据
付け片、(7)……アンカー、(8)……立上り枠。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭57−3926(JP,A) 特開 昭58−168725(JP,A) 実願 昭60−139833号(実開 昭62− 50244号)の願書に添付した明細書及び 図面の内容を撮影したマイクロフィルム (JP,U)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】フーチング部とそのフーチング部より立ち
    上がる布部とからなる基礎の構築に際して、前記フーチ
    ング部を形成するための使い捨て型の一対のベース枠
    を、それら各ベース枠の下端より外方へ向けて水平に一
    体に延出させた据付け片を地盤に置くことで設置すると
    ともに、この据付け片の上部側から地盤側へ打ち込んだ
    アンカーでその据付け片を固定し、同じくベース枠の上
    端を内方に折り曲げた各水平片上に、前記布部の立上り
    枠を載置するとともに、各ベース枠の外側にはそのベー
    ス枠が外方へ移動しないよう土などをかけて支持させ、
    これらベース枠及び立上り枠で囲まれた空間内へ基礎コ
    ンクリートを打設することを特徴とする基礎の構築工
    法。
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WO2011036928A1 (ja) * 2009-09-25 2011-03-31 As技研株式会社 住宅用基礎パネルユニット、住宅用基礎構造及び住宅用基礎形成方法

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