JP2545880B2 - 駆動円板に環状部材を溶接する方法 - Google Patents

駆動円板に環状部材を溶接する方法

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JP2545880B2 JP62246694A JP24669487A JP2545880B2 JP 2545880 B2 JP2545880 B2 JP 2545880B2 JP 62246694 A JP62246694 A JP 62246694A JP 24669487 A JP24669487 A JP 24669487A JP 2545880 B2 JP2545880 B2 JP 2545880B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は駆動円板に環状部材を溶接する方法に係るも
のである。
(従来の技術) 従来、一方面側からエンジンに連結された動力伝達軸
等の駆動側が固定される内周マウント部及び他方面側か
ら自動変速機に連結されたトルクコンバータ等の被駆動
側が固定される外周マウント部が連続して一体とされた
ドライブプレート等の駆動円板の外周にリングギヤ等の
環状部材を比較的大きい入熱のアーク溶接を用いて溶接
したものが知られている。
(発明が解決しようとする課題) しかし、第3図に示されるように、環状部材21を駆動
円板10に溶接する(第3図示符号25)際、溶接時の入熱
によつて駆動円板10が変形(第3図示符号S)して駆動
円板10の形状が歪んでしまう。このため、内周マウント
部と外部マウント部との間の軸方向配置寸法や一方面及
び他方面の平面度等を精度良く確保した駆動円板とする
ことが困難となる。結果、駆動円板に駆動側及び被駆動
側を固定することが困難となるばかりでなく無理に固定
すると駆動円板に応力集中が発生して使用時において破
損したりする恐れがあつた。
故に、本発明は、溶接後の駆動円板の精度を確保し得
る溶接方法を提供することを、その技術的課題とするも
のである。
(課題を解決するための手段) 上記技術的課題を解決するために本発明において講じ
た技術的手段は、一方面側から駆動側が固定される内周
マウント部及び他方面側から被駆動側が固定される外周
マウント部が連続して一体とされた駆動円板を、プレス
成形により予め撓ませて成形した後、前記駆動円板の外
周に環状部材を溶接した、ことである。
(作用) 上記技術的手段によれば、溶接前の駆動円板の撓みに
より駆動円板の変形が相殺されることとなつて駆動円板
の歪みが解消される。よつて、溶接後の駆動円板の精度
を確保し得る。
(実施例) 以下に本発明の一実施例を図面に基づき説明する。第
1図は本発明を適用させた駆動円板に環状部材を溶接し
たものの右半分正面図である。10は駆動円板であり、21
は駆動円板に溶接された環状部材である。本実施例にお
いて環状部材21は駆動円板の外方に向かって歯車部20が
創成されている。15は駆動円板の内周マウント部にプレ
ス成形により抜孔された図示しない駆動軸(駆動側)が
嵌入される孔である。駆動円板の内周マウント部11には
前記孔15の半径方向に駆動軸に締結するためのボルト孔
12が孔15を取りまくようにプレス成形により抜孔されて
いる。13は図示しない被駆動側が連結される外周マウン
ト部であり、14は被駆動側へ締結するためのボルト孔で
ある。22は駆動円板と環状部材の境界部であり25は溶接
ビートである。
第2図は第1図におけるII−II線の断面図である。16
は環状部材21の取りつけるためのフランジである。角部
19から内周マウント部11にかけては前記駆動円板に剛性
をもたせるために湾曲部が設けられている。さらに、こ
の湾曲部を設けたことにより図示しない駆動側と被駆動
側との間の締結をそれぞれ容易にさせている。
第3図に示すように駆動円板に環状部材を溶接した場
合、溶接後の駆動円板の変形量Sは駆動円板の直径Dに
ほぼ比例して大きくなる。この溶接による駆動円板の変
形量Sは第4図に示すように実験的に確認されている。
さらに、溶接時の駆動円板への入熱量Qと駆動円板の変
形量Sとの間にも第5図の関係があることが実験的に確
認されている。
これらの実験的事実をふまえて、変形量を見込んだ量
だけ駆動円板をプレス成形により予め撓ませて成形しそ
の後環状部材を駆動円板に溶接した、。以下第6図およ
び第7図を用いて説明する。
溶接時の入熱による駆動円板の変形量を見込んで所定
形状にプレス成形した駆動円板10(第6図に示す。)を
溶接機30に据えつけて、環状部材21を駆動円板10のフラ
ンジ16に嵌合する。前記駆動円板10は例えば孔15、或い
はフランジ16を基準にして溶接機30の下型33に対して正
確に位置決めされる。駆動円板10と環状部材21の位置決
めは保持台31によって決められる。クランプ32の押しつ
け力により環状部材21を固定する。次に、上型34と下型
33により駆動円板10を固定する。この状態において駆動
円板10と環状部材21との嵌合部を例えば炭酸ガスアーク
溶接により溶接する。なお第7図に示した35は溶接機の
トーチである。本実施例においては、駆動円板10と環状
部材21の溶接は、第1図に示した如く駆動円板10と環状
部材21の境界部22において円周上に計12箇所で行った。
溶接後、これら一体となった駆動円板と環状部材を溶接
機30から取り出すと、精度の確保された駆動円板を得る
ことができるものである。
溶接時の駆動円板の変形量は、前記したように第4図
および第5図に示した関係を利用して任意に設定するこ
とができる。
〔発明の効果〕
本発明を駆動円板と環状部材の溶接において適用させ
ることにより、歪みの小さい精度の確保された駆動円板
を得ることができる。また、精度の確保された駆動円板
を得たことにより、歪み取りの工程を省くことができ、
安価に駆動円板を製造できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明を適用して完成した駆動円板の一例を示
す右半分正面図、第2図は第1図におけるII−II線断面
図、第3図は従来の溶接方法により完成した駆動円板の
断面図である。第4図は駆動円板の直径と変形量との関
係図である。第5図は溶接時の駆動円板に対する入熱量
と変形量との関係図である。第6図は本発明に係りプレ
ス成形された駆動円板である。第7図は本発明に係り駆
動円板と環状部材を溶接機に装着したときの断面図であ
る。 駆動円板……10,環状円板……21,内周マウント部……1
1,外周マウント部……13。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一方面側から駆動側が固定される内周マウ
    ント部及び他方面側から被駆動側が固定される外周マウ
    ント部が連続して一体とされた駆動円板を、プレス成形
    により予め撓ませて成形した後、前記駆動円板の外周に
    環状部材を溶接することを特徴した溶接方法。
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