JPH0532659Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0532659Y2 JPH0532659Y2 JP8864688U JP8864688U JPH0532659Y2 JP H0532659 Y2 JPH0532659 Y2 JP H0532659Y2 JP 8864688 U JP8864688 U JP 8864688U JP 8864688 U JP8864688 U JP 8864688U JP H0532659 Y2 JPH0532659 Y2 JP H0532659Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- clutch cover
- clutch
- tab
- annular flange
- diaphragm spring
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
- 229910000831 Steel Inorganic materials 0.000 description 3
- 239000010959 steel Substances 0.000 description 3
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 2
- 238000003825 pressing Methods 0.000 description 2
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 description 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 230000002452 interceptive effect Effects 0.000 description 1
- 239000000463 material Substances 0.000 description 1
- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
- 238000004080 punching Methods 0.000 description 1
- 230000007306 turnover Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Mechanical Operated Clutches (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本考案は、クラツチカバー内周部にタブを有す
るクラツチカバー組立体の改良に関するものであ
る。
るクラツチカバー組立体の改良に関するものであ
る。
(従来技術及びその問題点)
従来のDSTタイプ(Diaphgram Spring
Turnover)のクラツチカバーを示す第6図で、
クラツチカバー16の内周部には円周方向複数箇
所にタブ40を形成してある。隣接するタブ40
の間は切断面41になつている。第7図で、切断
面41はワイヤーリング30の点P1に設定して
ある。
Turnover)のクラツチカバーを示す第6図で、
クラツチカバー16の内周部には円周方向複数箇
所にタブ40を形成してある。隣接するタブ40
の間は切断面41になつている。第7図で、切断
面41はワイヤーリング30の点P1に設定して
ある。
斯かる従来例では、切断面41が大きく開口し
ているので、クラツチカバー16の剛性を保つた
めにはクラツチカバー16の板厚が厚くなる。
ているので、クラツチカバー16の剛性を保つた
めにはクラツチカバー16の板厚が厚くなる。
(考案の目的)
本考案は、クラツチカバー内周部の剛性を向上
できるクラツチカバー組立体を提供することを目
的としている。
できるクラツチカバー組立体を提供することを目
的としている。
(考案の構成)
(1) 技術的手段
本考案は、内部に略環状のクラツチデイスク圧
接用のプレツシヤープレートを収容するクラツチ
カバーと、クラツチカバー内周部に形成されたダ
イヤフラムスプリング保持用のタブとを有するク
ラツチカバー組立体において、複数箇所に形成さ
れたタブの付け根近傍に、クラツチカバー内周部
の全周にわたつて連続し、且つクラツチ軸方向に
プレツシヤープレートへ向かつて伸びた環状フラ
ンジ部を形成し、この環状フランジ部の軸方向高
さをダイヤフラムスプリングの作動を阻害しない
程度に設定したことを特徴とするクラツチカバー
組立体である。
接用のプレツシヤープレートを収容するクラツチ
カバーと、クラツチカバー内周部に形成されたダ
イヤフラムスプリング保持用のタブとを有するク
ラツチカバー組立体において、複数箇所に形成さ
れたタブの付け根近傍に、クラツチカバー内周部
の全周にわたつて連続し、且つクラツチ軸方向に
プレツシヤープレートへ向かつて伸びた環状フラ
ンジ部を形成し、この環状フランジ部の軸方向高
さをダイヤフラムスプリングの作動を阻害しない
程度に設定したことを特徴とするクラツチカバー
組立体である。
(2) 作用
全周にわたつて連続した環状フランジ部でクラ
ツチカバー内周部の剛性を上げる。
ツチカバー内周部の剛性を上げる。
(実施例)
本考案を一般的なダイヤフラムスプリング型の
クラツチに適用した場合を示す第1図において、
10はエンジン側のフライホイールである。フラ
イホイール10の圧接面10aにはクラツチデイ
スク12、プレツシヤープレート14が後方に向
かつて順次に配置されており、プレツシヤープレ
ート14でクラツチデイスク12を圧接面10a
方向に押圧するようになつている。クラツチデイ
スク12およびプレツシヤープレート14はクラ
ツチカバー16で覆われており、このクラツチカ
バー16の半径方向外周部にはフランジ部18が
形成されている。
クラツチに適用した場合を示す第1図において、
10はエンジン側のフライホイールである。フラ
イホイール10の圧接面10aにはクラツチデイ
スク12、プレツシヤープレート14が後方に向
かつて順次に配置されており、プレツシヤープレ
ート14でクラツチデイスク12を圧接面10a
方向に押圧するようになつている。クラツチデイ
スク12およびプレツシヤープレート14はクラ
ツチカバー16で覆われており、このクラツチカ
バー16の半径方向外周部にはフランジ部18が
形成されている。
クラツチデイスク12は後段の変速機(図示せ
ず)の入力軸24に形成されたスプライン外歯2
4aにスプライン嵌合している。入力軸24の半
径方向外方には軸方向に摺動自在な状態でレリー
ズベアリング26が配置されている。レリーズベ
アリング26とプレツシヤープレート14の間に
は、ダイヤフラムスプリング28が設けられてい
る。ダイヤフラムスプリング28はワイヤーリン
グ30を介してクラツチカバー16のタブ40
(第2図)で詳しくは後述するようにクラツチカ
バー16に固定されている。
ず)の入力軸24に形成されたスプライン外歯2
4aにスプライン嵌合している。入力軸24の半
径方向外方には軸方向に摺動自在な状態でレリー
ズベアリング26が配置されている。レリーズベ
アリング26とプレツシヤープレート14の間に
は、ダイヤフラムスプリング28が設けられてい
る。ダイヤフラムスプリング28はワイヤーリン
グ30を介してクラツチカバー16のタブ40
(第2図)で詳しくは後述するようにクラツチカ
バー16に固定されている。
プレツシヤープレート14は円周方向に伸びた
ストラツププレート34でクラツチカバー16に
連結されており、クラツチペダル35によつてレ
リーズベアリング26が前方に押されて、ダイヤ
フラムスプリング28からのばね力がプレツシヤ
ープレート14に働かなくなるクラツチレリーズ
時にはストラツププレート34のばね力又はクリ
ツプ42でプレツシヤープレート14を後方に引
張るようになつている。
ストラツププレート34でクラツチカバー16に
連結されており、クラツチペダル35によつてレ
リーズベアリング26が前方に押されて、ダイヤ
フラムスプリング28からのばね力がプレツシヤ
ープレート14に働かなくなるクラツチレリーズ
時にはストラツププレート34のばね力又はクリ
ツプ42でプレツシヤープレート14を後方に引
張るようになつている。
ストラツププレート34を収容する部分では、
前記クラツチカバー16の外周部がフライホイー
ル10の端面43から離れた開口部44(第2
図)が形成してある。
前記クラツチカバー16の外周部がフライホイー
ル10の端面43から離れた開口部44(第2
図)が形成してある。
クラツチカバー16の要部を破断して示す第3
図で、タブ40の付け根45近傍には隣接するタ
ブ40間を連続するように、環状フランジ部46
を形成してある。付け根45はダイヤフラムスプ
リング28の窓孔28a(第2図)に嵌合するよ
うに幅Bの寸法を正確に形成してある。
図で、タブ40の付け根45近傍には隣接するタ
ブ40間を連続するように、環状フランジ部46
を形成してある。付け根45はダイヤフラムスプ
リング28の窓孔28a(第2図)に嵌合するよ
うに幅Bの寸法を正確に形成してある。
第3図の矢視図である第4図に示すように、
環状フランジ部46はクラツチ軸方向と略平行に
14(第1図)に向かつて長さLだけ伸びてい
る。環状フランジ部46の長さLはワイヤーリン
グ30の点P2に端面47を略一致させるように
設定してある。更に、端面47には傾斜面48を
形成してダイヤフラムスプリング28の作動を阻
害しないようにしてある。
環状フランジ部46はクラツチ軸方向と略平行に
14(第1図)に向かつて長さLだけ伸びてい
る。環状フランジ部46の長さLはワイヤーリン
グ30の点P2に端面47を略一致させるように
設定してある。更に、端面47には傾斜面48を
形成してダイヤフラムスプリング28の作動を阻
害しないようにしてある。
次に、以上のようなクラツチカバー組立体の組
み立て工程を説明する。クラツチカバー16は第
3図に示すようにタブ40をクラツチ軸方向に伸
ばした状態でプレス加工しておく。このクラツチ
カバー16に2本のワイヤーリング30を介装し
てタブ40を窓孔28aに挿入し、タブ40の先
端を第5図のように折り曲げてタブ40の付け根
45が窓孔28aに嵌合するように組立てる。
み立て工程を説明する。クラツチカバー16は第
3図に示すようにタブ40をクラツチ軸方向に伸
ばした状態でプレス加工しておく。このクラツチ
カバー16に2本のワイヤーリング30を介装し
てタブ40を窓孔28aに挿入し、タブ40の先
端を第5図のように折り曲げてタブ40の付け根
45が窓孔28aに嵌合するように組立てる。
以上の構成では、クラツチカバー16の内周開
口縁部を環状フランジ部46で補強し、クラツチ
カバー16の剛性が上がる。したがつて、従来と
同等の剛性が、従来より薄い板厚で得られる。
口縁部を環状フランジ部46で補強し、クラツチ
カバー16の剛性が上がる。したがつて、従来と
同等の剛性が、従来より薄い板厚で得られる。
クラツチカバー16の内周部に環状フランジ部
46を形成しながら、タブ40、付け根45をプ
レス加工するのは、鋼板の方向性によつて付け根
45の寸法精度を上げ難い。そこで、クラツチカ
バー16の素材のプレス加工では符号50の部分
だけを取り除いておき、余り寸法精度が要求され
ないタブ40の先端部を形成した後に、打ち抜き
加工等で符号51の部分を精度よく打ち抜いても
よい。
46を形成しながら、タブ40、付け根45をプ
レス加工するのは、鋼板の方向性によつて付け根
45の寸法精度を上げ難い。そこで、クラツチカ
バー16の素材のプレス加工では符号50の部分
だけを取り除いておき、余り寸法精度が要求され
ないタブ40の先端部を形成した後に、打ち抜き
加工等で符号51の部分を精度よく打ち抜いても
よい。
(考案の効果)
以上説明したように本考案によるクラツチカバ
ー組立体では、クラツチカバー16の内周開口縁
部に環状フランジ部46を形成したので、環状フ
ランジ部46でクラツチカバー16を補強するこ
とができ、クラツチカバー16の剛性を向上でき
る。したがつて、従来と同等の剛性をより薄い板
厚の鋼板で得ることができる。
ー組立体では、クラツチカバー16の内周開口縁
部に環状フランジ部46を形成したので、環状フ
ランジ部46でクラツチカバー16を補強するこ
とができ、クラツチカバー16の剛性を向上でき
る。したがつて、従来と同等の剛性をより薄い板
厚の鋼板で得ることができる。
環状フランジ部46は第4図の長さLだけ伸
び、端面47はワイヤーリング30の点P2と略
一致しているので、環状フランジ部46がダイヤ
フラムスプリング28の作動を阻害することを防
止できる。
び、端面47はワイヤーリング30の点P2と略
一致しているので、環状フランジ部46がダイヤ
フラムスプリング28の作動を阻害することを防
止できる。
第1図は本考案を採用したクラツチの縦断面略
図、第2図は第1図の矢視略図、第3図はクラ
ツチカバーの一部破断斜視図、第4図は第3図の
矢視図、第5図はクラツチカバー組立体を組立
てた状態を示す要部拡大図、第6図は従来のクラ
ツチカバーの一部破断斜視図、第7図は第6図の
矢視図である。10……フライホイール、12
……クラツチカバー、16……クラツチカバー、
28……ダイヤフラムスプリング、30……ワイ
ヤーリング、40……タブ、45……付け根、4
6……環状フランジ部。
図、第2図は第1図の矢視略図、第3図はクラ
ツチカバーの一部破断斜視図、第4図は第3図の
矢視図、第5図はクラツチカバー組立体を組立
てた状態を示す要部拡大図、第6図は従来のクラ
ツチカバーの一部破断斜視図、第7図は第6図の
矢視図である。10……フライホイール、12
……クラツチカバー、16……クラツチカバー、
28……ダイヤフラムスプリング、30……ワイ
ヤーリング、40……タブ、45……付け根、4
6……環状フランジ部。
Claims (1)
- 内部に略環状のクラツチデイスク圧接用のプレ
ツシヤープレートを収容するクラツチカバーと、
クラツチカバー内周部に形成されたダイヤフラム
スプリング保持用のタブとを有するクラツチカバ
ー組立体において、複数箇所に形成されたタブの
付け根近傍に、クラツチカバー内周部の全周にわ
たつて連続し、且つクラツチ軸方向にプレツシヤ
ープレートへ向かつて伸びた環状フランジ部を形
成し、この環状フランジ部の軸方向高さをダイヤ
フラムスプリングの作動を阻害しない程度に設定
したことを特徴とするクラツチカバー組立体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8864688U JPH0532659Y2 (ja) | 1988-07-04 | 1988-07-04 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8864688U JPH0532659Y2 (ja) | 1988-07-04 | 1988-07-04 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0211230U JPH0211230U (ja) | 1990-01-24 |
JPH0532659Y2 true JPH0532659Y2 (ja) | 1993-08-20 |
Family
ID=31313205
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8864688U Expired - Lifetime JPH0532659Y2 (ja) | 1988-07-04 | 1988-07-04 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0532659Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010242846A (ja) * | 2009-04-03 | 2010-10-28 | Exedy Corp | クラッチカバー組立体 |
-
1988
- 1988-07-04 JP JP8864688U patent/JPH0532659Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0211230U (ja) | 1990-01-24 |
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