JP2807542B2 - 摩擦締結要素 - Google Patents

摩擦締結要素

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JP2807542B2
JP2807542B2 JP2095555A JP9555590A JP2807542B2 JP 2807542 B2 JP2807542 B2 JP 2807542B2 JP 2095555 A JP2095555 A JP 2095555A JP 9555590 A JP9555590 A JP 9555590A JP 2807542 B2 JP2807542 B2 JP 2807542B2
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    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D25/00Fluid-actuated clutches
    • F16D25/06Fluid-actuated clutches in which the fluid actuates a piston incorporated in, i.e. rotating with the clutch
    • F16D25/062Fluid-actuated clutches in which the fluid actuates a piston incorporated in, i.e. rotating with the clutch the clutch having friction surfaces
    • F16D25/063Fluid-actuated clutches in which the fluid actuates a piston incorporated in, i.e. rotating with the clutch the clutch having friction surfaces with clutch members exclusively moving axially
    • F16D25/0635Fluid-actuated clutches in which the fluid actuates a piston incorporated in, i.e. rotating with the clutch the clutch having friction surfaces with clutch members exclusively moving axially with flat friction surfaces, e.g. discs
    • F16D25/0638Fluid-actuated clutches in which the fluid actuates a piston incorporated in, i.e. rotating with the clutch the clutch having friction surfaces with clutch members exclusively moving axially with flat friction surfaces, e.g. discs with more than two discs, e.g. multiple lamellae

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  • Hydraulic Clutches, Magnetic Clutches, Fluid Clutches, And Fluid Joints (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、自動変速機のパワートレーンに多板クラッ
チや多板ブレーキ等として適用される摩擦締結要素に関
する。
(従来の技術) 従来、自動変速機のパワートレーンに摩擦要素として
適用される多板クラッチとしては、特開昭61−38264号
公報等に記載されているものが知られている。
この従来出典には、スプリングリテーナ固定面側であ
るスナップリング溝側に筒状部が設けられたスプリング
リテーナが示されている。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、この従来技術によれば、リターンスプ
リングの自由長状態でスプリングリテーナを装着した
際、前記筒状部の軸方向の長さが、スナップリング溝を
覆うまでの長さに設定されていなかった為、スプリング
リテーナの組付性が劣っていた。
つまり、スプリングリテーナの組付時には、まず、ピ
ストンの裏面に多数(一般に10個以上)のリターンスプ
リングを円周上に配列し、この配列されたリターンスプ
リングの上面にスプリングリテーナを装着し、押し込み
治具を用いてリターンスプリングを軸方向に押し縮めて
スプリングリテーナを押し込み、スプリングリテーナの
押し込みストロークがスナップリング溝を通り過ぎた
時、その状態を一旦保持しておき、スナップリングをス
ナップリング溝に嵌込む。
しかし、スプリングリテーナはリターンスプリング上
面に横揺れしやすい非常に不安定な状態であり、且つ、
押し込み治具にはガタを有するため、スプリングリテー
ナの押し込みストロークの途中で筒状部先端部が、スナ
ップリング溝に差し掛かった時に、スナップリング溝に
嵌り込んでしまうことがある。そのため、スナップリン
グ溝に嵌り込んだ筒状部の先端部を外そうとすると、押
し縮められていたリターンスプリングがスプリングリテ
ーナから外れてバラバラに飛び散ってしまい、再組付す
る必要があり、多大な組付工数や組付手間を要してい
た。
そして、さらに筒状部先端部によるハウジング内面切
削によりハウジング狭雑物が発生したり、スナップリン
グ溝に嵌り込んだスプリングリテーナに無理な力を加え
ることで、筒状部の先端部が折れ曲がったり、スナップ
リング溝を破損させたりするといった問題もあった。
本発明は、上述のような問題に着目してなされたもの
で、スナップリング溝側に筒状部が設けられたスプリン
グリテーナを有する摩擦締結要素において、部品点数を
増やすこと無く、スプリングリテーナの組付性を良くす
ることを課題とする。
(課題を解決するための手段) 上記課題を解決するために本発明の摩擦締結要素で
は、スプリングリテーナの筒状部長を、ピストンリター
ンスプリングの自由長状態でスナップリング溝を実質的
に覆うだけの長さに設定した。
尚、実質的に覆うとは、具体的にはスプリングリテー
ナが傾いたりしても筒状部先端部がスナップリング溝に
引っ掛からない程度ということである。
即ち、ピストンとピストンリターンスプリングとスプ
リングリテーナとスナップリングを有し、前記スナップ
リングはスナップリング溝に位置決め固定され、前記ス
プリングリテーナはピストン方向に向かって延びてスプ
リングリテーナ固定面側であるスナップリング溝側に筒
状部を持つ摩擦締結要素において、前記筒状部は、この
軸方向の長さが、ピストンリターンスプリングの自由長
状態でスプリングリテーナを装着した際、前記スナップ
リング溝を実質的に覆うだけの長さに設定されているこ
とを特徴とする。
(作 用) スプリングリテーナ組付時には、まず、ピストンの裏
面にリターンスプリングを円周上に配列し、この配列さ
れたリターンスプリングの上面にスプリングリテーナを
装着し、押し込み治具を用いてリターンスプリングを軸
方向に押し縮めてスプリングリテーナを押し込み、スプ
リングリテーナの押し込みストロークがスナップリング
溝を通り過ぎた時、その状態を一旦保持しておき、スナ
ップリングをスナップリング溝に嵌込む。
しかし、リターンスプリングにスプリングリテーナを
装着した際、スプリングリテーナのスナップリング溝側
に設けられた筒状部が既にスナップリング溝を覆った状
態となる。
そのため、スプリングリテーナでリターンスプリング
を軸方向に押し縮めていき、スプリングリテーナがスナ
ップリング溝を通り過ぎるまで、スプリングリテーナの
スナップリング溝側に設けられた筒状部先端部がスナッ
プリング溝に嵌り込んでしまうということは無くなる。
(実施例) 以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
まず、構成を説明する。
第1図は実施例の多板クラッチ(摩擦締結要素の一
例)を示す断面図で、図外の駆動側動力伝達部材に固定
されるクラッチドラム1と、図外の被動側動力伝達部材
に固定されるクラッチハブ2に周方向固定で軸方向移動
可能にスプライン結合され、互いに交互に配置されるド
ライブプレート3及びドリブンプレート4と、該ドライ
ブプレート3とドリブンプレート4に摩擦締結力を付与
するピストン5と、前記ピストン5を押し戻すリターン
スプリング6と、該リターンスプリング6を保持すると
共にスナップリング溝7に嵌込まれたスナップリング8
で位置決め固定されたスプリングリテーナ9とを備えて
いる。
尚、第1図中10はリテーニングプレート、11はディッ
シュプレート、12,13はピストンシール、14はクラッチ
油孔、15はピストン油室である。
そして、前記スプリングリテーナ9は、第3図に示す
ように、ピストン方向に向かって延びて筒状部91が形成
され、該筒状部91の軸方向の長さをLとする。
また、前記スプリングリテーナ9は、第4図に示され
る従来通りの絞り込み加工で成形される。第4図は絞り
込み加工の最終工程を示す斜視図であり、金属板95に穴
97が開けられ絞り込み加工でできた凹部96は最終絞り込
み加工状態を示し、この状態で矢印A方向に打ち抜かれ
た凹部96はスプリングリテーナ9の全体を示す斜視図で
あると共に断面V−Vを第5図に示す。
第3図と第5図に示す筒状部先端部92の形状は、打ち
抜かれた時できる最外周部の切口の形状である。
次に、作用を説明する。
スプリングリテーナ組付時には、第2図に示すよう
に、まず、ピストン5の裏面51に所定の数(一般に10数
個)のターンスプリング6を円周上に配列し、この配列
されたリターンスプリング6の上面61にスプリングリテ
ーナ9を装着する。この時のリターンスプリング6の軸
方向の長さをL1とすると、L1はリターンスプリング6の
自由長状態の長さである。そして、押し込み治具を用い
てリターンスプリング6を軸方向に押し縮めてスプリン
グリテーナ9を押し込み、押し込みストロークがスナッ
プリング溝7を通り過ぎた時、その状態を一旦保持して
おき、スナップリング8をスナップリング溝7に嵌込
む。この時のリターンスプリング6の軸方向の長さをL2
とすると、L2はリターンスプリング6の組み付け時の長
さとなる。
さらに、第2図において、本実施例では、リターンス
プリング6にスプリングリテーナ9を装着した際、スプ
リングリテーナ9のスナップリング溝7側に設けられた
筒状部91の軸方向の長さLが、スナップリング溝7を実
質的に覆う長さに設定されている。
尚、実質的に覆うとは、具体的にはスプリングリテー
ナ9が傾いたりしても筒状部先端部92がスナップリング
溝7に引っ掛からない程度ということである。
したがって、押し込み治具を用いてリターンスプリン
グ6を軸方向に押し縮めてスプリングリテーナ9を押し
込み、スプリングリテーナ9の押し込みストロークがス
ナップリング溝7を通り過ぎるまで、スプリングリテー
ナ9のスナップリング溝7側に設けられた筒状部91の筒
状部先端部92がスナップリング溝7に嵌り込んでしまう
ということは無くなる。
ちなみに、筒状部91の軸方向の長さLは、以下の式を
満たしておれば良い。
L>L1−L2 以上、実施例を図面に基づいて説明してきたが、具体
的な構成はこの実施例に限られるものではなく、本発明
の要旨を逸脱しない範囲における設計変更などがあって
も本発明に含まれる。
例えば、実施例では多板クラッチを例に示したが、多
板ブレーキの場合にも同様に適用できるし、自動変速機
以外の機器類のクラッチやブレーキに適用できることも
勿論である。
(発明の効果) 以上説明してきたように、本発明にあっては、スナッ
プリング溝側に筒状部が設けられたスプリングリテーナ
を有する摩擦締結要素において、前記筒状部の軸方向の
長さが、ピストンリターンスプリングの自由長状態でス
プリングリテーナを装着した際、前記スナップリング溝
を実質的に覆う長さに設定されている為、部品点数を増
やすことのない無くコスト的に有利な手段としながら、
スナップリング組付性が良くなるという効果が得られ
る。
加えて、本発明では、スプリングリテーナ固定面側筒
状部が従来のものよりも、スナップリング溝を覆った分
だけは少なくとも長く形成されているため、スプリング
リテーナ単体としての剛性は、従来のものと比較して向
上させることができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明第1実施例の多板クラッチ(摩擦締結要
素)を示す断面図、第2図はスプリングリテーナ組み付
け時を示す断面図、第3図はスプリングリテーナの筒状
部部を示す断面図、第4図はスプリングリテーナの加工
時を示す斜視図、第5図は第4図のV−V断面図であ
る。 5……ピストン 6……ピストンリターンスップリング 7……スナップリング溝 8……スナップリング 9……スプリングリテーナ 91……スナップリング溝側筒状部 L……筒状部の軸方向の長さ L1……スプリングの自由長状態での長さ

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ピストンとピストンリターンスプリングと
    スプリングリテーナとスナップリングを有し、前記スナ
    ップリングはスナップリング溝に位置決め固定され、前
    記スプリングリテーナはピストンに向かって延びてスプ
    リングリテーナ固定面側であるスナップリング溝側に筒
    状部を持つ摩擦締結要素において、 前記筒状部は、この軸方向の長さが、ピストンリターン
    スプリングの自由長状態でスプリングリテーナを装着し
    た際、前記スナップリング溝を実質的に覆うだけの長さ
    に設定されていることを特徴とする摩擦締結要素。
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