JPH0545895Y2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH0545895Y2 JPH0545895Y2 JP1986195468U JP19546886U JPH0545895Y2 JP H0545895 Y2 JPH0545895 Y2 JP H0545895Y2 JP 1986195468 U JP1986195468 U JP 1986195468U JP 19546886 U JP19546886 U JP 19546886U JP H0545895 Y2 JPH0545895 Y2 JP H0545895Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- piston
- seal ring
- seal
- ring
- seal groove
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 claims description 2
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 2
- 238000007796 conventional method Methods 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 239000011347 resin Substances 0.000 description 1
- 229920005989 resin Polymers 0.000 description 1
Landscapes
- Sealing Devices (AREA)
- Pistons, Piston Rings, And Cylinders (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本考案はピストンの外周に一連の凹溝として予
め刻設されているシール溝にOリングを介してシ
ールリングを組付ける構造に関するものである。
め刻設されているシール溝にOリングを介してシ
ールリングを組付ける構造に関するものである。
一般にシールリングは樹脂製のため、O−リン
グのように引き伸ばして組付けることは不可能で
ある。そこで従来は第3図に示すようにピストン
1のシールリング組付側の外周を内側が大径で外
側が小径となる2段階状に切欠きこの内側段部に
O−リング5を嵌合した後、その上にシールリン
グ6を嵌合してから外側段部にストツパー8を圧
入してシール溝2をあとから形成するようにして
いる。このためストツパーの圧入時に圧入屑が発
生する他、シールかみ込みの問題があり、又部品
数も増える等の欠点がある。
グのように引き伸ばして組付けることは不可能で
ある。そこで従来は第3図に示すようにピストン
1のシールリング組付側の外周を内側が大径で外
側が小径となる2段階状に切欠きこの内側段部に
O−リング5を嵌合した後、その上にシールリン
グ6を嵌合してから外側段部にストツパー8を圧
入してシール溝2をあとから形成するようにして
いる。このためストツパーの圧入時に圧入屑が発
生する他、シールかみ込みの問題があり、又部品
数も増える等の欠点がある。
そこで本考案ではシール溝をピストンの外周に
始めから予め作つておき、これにシールリングを
組付ける構造について検討の結果、本考案に至つ
たものである。
始めから予め作つておき、これにシールリングを
組付ける構造について検討の結果、本考案に至つ
たものである。
本考案の要旨とする所は、ピストン外周に設け
たシール溝に、該ピストン外径よりも小さい内径
を有する非伸縮性のシールリングを嵌入して組付
ける構造において、上記ピストンのシール溝形成
側の円柱形端部の外周面に該ピストンの軸方向に
沿つた切り欠き部を設けてなり、該切り欠き部に
対応する位置で非伸縮性シールリングを押圧変形
させることにより上記端部を通過させてシール溝
にOリングを介して嵌着することを特徴とするシ
ールリングの組付構造に存し、これにより所期の
目的を収めたものである。
たシール溝に、該ピストン外径よりも小さい内径
を有する非伸縮性のシールリングを嵌入して組付
ける構造において、上記ピストンのシール溝形成
側の円柱形端部の外周面に該ピストンの軸方向に
沿つた切り欠き部を設けてなり、該切り欠き部に
対応する位置で非伸縮性シールリングを押圧変形
させることにより上記端部を通過させてシール溝
にOリングを介して嵌着することを特徴とするシ
ールリングの組付構造に存し、これにより所期の
目的を収めたものである。
本考案において、ピストンのシール溝形成側の
円柱形端部の外周面に軸方向に沿つた切り欠き部
を設けることにより、その切り欠き部ではピスト
ンを構成している外周面を切り欠いているので、
その位置に合わせて非伸縮性シールリングを押圧
変形させると他の部分を径方向に拡大させること
ができる。従つてこのようにピストンのシール溝
形成側の端部の横断面形状と略同形状に変形した
シールリングは該端部の外周を通過することがで
き、その後上記シール溝内で押圧を解除して元の
円形状に戻すことによりシール溝にOリングを介
して嵌入設置される。
円柱形端部の外周面に軸方向に沿つた切り欠き部
を設けることにより、その切り欠き部ではピスト
ンを構成している外周面を切り欠いているので、
その位置に合わせて非伸縮性シールリングを押圧
変形させると他の部分を径方向に拡大させること
ができる。従つてこのようにピストンのシール溝
形成側の端部の横断面形状と略同形状に変形した
シールリングは該端部の外周を通過することがで
き、その後上記シール溝内で押圧を解除して元の
円形状に戻すことによりシール溝にOリングを介
して嵌入設置される。
上記の如く本考案によれば予めピストン外周に
設けたシール溝にシールリングを組付けるもので
あるため、その組付性およびシール部精度が向上
する利点を有している。
設けたシール溝にシールリングを組付けるもので
あるため、その組付性およびシール部精度が向上
する利点を有している。
第1図に示すようにピストン1の一方の端面に
近い外周に予めシール溝2を設け、かつピストン
1のシール溝形成側の端部3の外周の一部にピス
トンの軸方向に沿つた切り欠き部4として、例え
ば第2図a,bのように軸に平行な面で外周面を
切り取るような面取りを2カ所(第2図a)、又
は3カ所(第2図b)施す。
近い外周に予めシール溝2を設け、かつピストン
1のシール溝形成側の端部3の外周の一部にピス
トンの軸方向に沿つた切り欠き部4として、例え
ば第2図a,bのように軸に平行な面で外周面を
切り取るような面取りを2カ所(第2図a)、又
は3カ所(第2図b)施す。
そこで先ずO−リング5が端部3の側よりその
伸縮性を利用してシール溝2に嵌合され、次いで
非伸縮性のシールリング6を上記の切り欠き部4
に対応した形(第2図実線の形状)に変形するこ
とにより切り欠きされていない端部7を乗り超え
てO−リング5上に嵌めることができる。
伸縮性を利用してシール溝2に嵌合され、次いで
非伸縮性のシールリング6を上記の切り欠き部4
に対応した形(第2図実線の形状)に変形するこ
とにより切り欠きされていない端部7を乗り超え
てO−リング5上に嵌めることができる。
尚上記においてシールリング6の内径はピスト
ン1の外径(第2図点線で示す円周)より小さい
のでシールリング6の組付後は端部3の切り欠き
されていない端部7がシールリング6の抜け止め
となる。
ン1の外径(第2図点線で示す円周)より小さい
のでシールリング6の組付後は端部3の切り欠き
されていない端部7がシールリング6の抜け止め
となる。
第1図は本考案の実施例を示す説明図、第2図
a,bは同上の端部の切り欠きを示す各例示図、
第3図は従来例を示す一部断面の側面図である。 1……ピストン、2……シール溝、3……端
部、4……面取り、5……O−リング、6……シ
ールリング、7……切り欠きされていない端部、
8……ストツパー。
a,bは同上の端部の切り欠きを示す各例示図、
第3図は従来例を示す一部断面の側面図である。 1……ピストン、2……シール溝、3……端
部、4……面取り、5……O−リング、6……シ
ールリング、7……切り欠きされていない端部、
8……ストツパー。
Claims (1)
- ピストン外周に設けたシール溝に、該ピストン
外径よりも小さい内径を有する非伸縮性のシール
リングを嵌入し、Oリングを介して組付ける構造
において、上記ピストンのシール溝形成側の円柱
形端部の外周面に該ピストンの軸方向に沿つた切
り欠き部を設けてなり、該切り欠き部に対応する
位置で非伸縮性シールリングを押圧変形させるこ
とにより上記端部を通過させてシール溝に嵌着す
ることを特徴とするシールリングの組付構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986195468U JPH0545895Y2 (ja) | 1986-12-19 | 1986-12-19 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986195468U JPH0545895Y2 (ja) | 1986-12-19 | 1986-12-19 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6399063U JPS6399063U (ja) | 1988-06-27 |
JPH0545895Y2 true JPH0545895Y2 (ja) | 1993-11-29 |
Family
ID=31153383
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1986195468U Expired - Lifetime JPH0545895Y2 (ja) | 1986-12-19 | 1986-12-19 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0545895Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2574206Y2 (ja) * | 1991-09-30 | 1998-06-11 | いすゞ自動車株式会社 | ピストン装置 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6120960B2 (ja) * | 1981-02-03 | 1986-05-24 | Nippon Electric Co |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6120960U (ja) * | 1984-07-11 | 1986-02-06 | カヤバ工業株式会社 | 可撓性エンドレスピストンリングの装着機構 |
-
1986
- 1986-12-19 JP JP1986195468U patent/JPH0545895Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6120960B2 (ja) * | 1981-02-03 | 1986-05-24 | Nippon Electric Co |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6399063U (ja) | 1988-06-27 |
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