JPS6322372Y2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPS6322372Y2 JPS6322372Y2 JP1982121412U JP12141282U JPS6322372Y2 JP S6322372 Y2 JPS6322372 Y2 JP S6322372Y2 JP 1982121412 U JP1982121412 U JP 1982121412U JP 12141282 U JP12141282 U JP 12141282U JP S6322372 Y2 JPS6322372 Y2 JP S6322372Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- spring
- ring
- retaining ring
- meeting
- mechanical seal
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 238000005452 bending Methods 0.000 claims description 3
- 239000012530 fluid Substances 0.000 claims description 3
- 238000007789 sealing Methods 0.000 description 7
- 238000012856 packing Methods 0.000 description 3
- 238000003825 pressing Methods 0.000 description 3
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 2
- 238000000034 method Methods 0.000 description 2
- 238000007796 conventional method Methods 0.000 description 1
- 238000009434 installation Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Mechanical Sealing (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、高速回転用メカニカルシール特にタ
ーボチヤージヤのコンプレツサー側メカニカルシ
ールに関するもので、その目的とするところは高
精度で生産性の高い廉価なメカニカルシールを得
るにある。
ーボチヤージヤのコンプレツサー側メカニカルシ
ールに関するもので、その目的とするところは高
精度で生産性の高い廉価なメカニカルシールを得
るにある。
従来、この種のメカニカルシールは、取付け長
さを短くスプリングの押付け力を小さくする為
に、スプリング線径の細い自由長が極端に長い円
錐状のスプリングを使用していた。従つて、メカ
ニカルシール組立時には、スプリングを圧縮しな
がら、従動リング、パツキン及びスプリング座を
止環内に組込み、且つ、スプリングの押付け力に
よるこれら部品の止環内からの飛び出しを防ぐ為
に、止環の外周端部を全周または部分的に折り曲
げる等の工程が必要であり、生産工程が煩雑で生
産性が非常に悪く、また、止環の外周端部を全周
又は部分的に折り曲げる為に、止環の外径寸法の
精度が非常に悪かつた。
さを短くスプリングの押付け力を小さくする為
に、スプリング線径の細い自由長が極端に長い円
錐状のスプリングを使用していた。従つて、メカ
ニカルシール組立時には、スプリングを圧縮しな
がら、従動リング、パツキン及びスプリング座を
止環内に組込み、且つ、スプリングの押付け力に
よるこれら部品の止環内からの飛び出しを防ぐ為
に、止環の外周端部を全周または部分的に折り曲
げる等の工程が必要であり、生産工程が煩雑で生
産性が非常に悪く、また、止環の外周端部を全周
又は部分的に折り曲げる為に、止環の外径寸法の
精度が非常に悪かつた。
本考案は、上記の欠点を除くために考案された
もので、相対的に回転するところの軸線に対して
平行でない面の会合面で流体の流通量を制限する
高速回転用メカニカルシールにおいて、前記会合
面方向に開いている外筒部及び内筒部を有する環
状の止環を設け、前記外筒部の開放端面より軸方
向内側の円周上等分の複数箇所を内径側に折り曲
げて折り曲げ部を設け、この止環の奥部に前記会
合面に向けた弾力を付与するスプリングを内装
し、このスプリングを止環内に包有させるスプリ
ング座をその外周部に形成した複数の溝部をもつ
て前記各折り曲げ部を越えて止環内に嵌入し、且
つスプリング座を周方向に回転させてスプリング
及びスプリング座を止環内に包有せしめ、前記会
合面の一方を形成する環状の従動リングを、その
外周部に形成した複数の溝を前記各折り曲げ部と
係合させて止環内へ相対回転不能に遊装すること
により形成されている。
もので、相対的に回転するところの軸線に対して
平行でない面の会合面で流体の流通量を制限する
高速回転用メカニカルシールにおいて、前記会合
面方向に開いている外筒部及び内筒部を有する環
状の止環を設け、前記外筒部の開放端面より軸方
向内側の円周上等分の複数箇所を内径側に折り曲
げて折り曲げ部を設け、この止環の奥部に前記会
合面に向けた弾力を付与するスプリングを内装
し、このスプリングを止環内に包有させるスプリ
ング座をその外周部に形成した複数の溝部をもつ
て前記各折り曲げ部を越えて止環内に嵌入し、且
つスプリング座を周方向に回転させてスプリング
及びスプリング座を止環内に包有せしめ、前記会
合面の一方を形成する環状の従動リングを、その
外周部に形成した複数の溝を前記各折り曲げ部と
係合させて止環内へ相対回転不能に遊装すること
により形成されている。
これにより従来のかしめ作業を要することな
く、止環内にスプリング、スプリング座及び従動
リングを外部へ飛び出すことなく一体的に装着す
ることができ、従来例に比べて寸法精度を高く維
持して組立てることができ、シール機能に優れて
いるとともに、組立工数削減等により組立性が向
上し、コストも低廉で信頼性も優れたものとな
る。
く、止環内にスプリング、スプリング座及び従動
リングを外部へ飛び出すことなく一体的に装着す
ることができ、従来例に比べて寸法精度を高く維
持して組立てることができ、シール機能に優れて
いるとともに、組立工数削減等により組立性が向
上し、コストも低廉で信頼性も優れたものとな
る。
以下、本考案を例示図面により説明する。
ケーシング1の端部にシールカバー2を固定す
る。シヤフト3はこれを貫通する。密封環4は、
適宜の手段でシヤフト3に固定する。この密封環
4の側部に、シヤフト3の軸線に垂直な面13を
設ける。環状の従動リング5は、パツキン6を介
してシールカバー2に固定された止環9に軸方向
に動くことができるようにはめる。この従動リン
グ5の側部には、軸線に垂直な面14を設ける。
従動リング5と止環9の間には、スプリング座7
と適宜な弾性を持つスプリング8を介在させる。
このスプリングは、その弾発力により従動リング
5を密封環4に押圧して会合面Sの密接圧力の強
さを強める。
る。シヤフト3はこれを貫通する。密封環4は、
適宜の手段でシヤフト3に固定する。この密封環
4の側部に、シヤフト3の軸線に垂直な面13を
設ける。環状の従動リング5は、パツキン6を介
してシールカバー2に固定された止環9に軸方向
に動くことができるようにはめる。この従動リン
グ5の側部には、軸線に垂直な面14を設ける。
従動リング5と止環9の間には、スプリング座7
と適宜な弾性を持つスプリング8を介在させる。
このスプリングは、その弾発力により従動リング
5を密封環4に押圧して会合面Sの密接圧力の強
さを強める。
止環9の外周11には、円周上等分に2〜6箇
所内側に折り曲げ部12を設ける。スプリング座
7の外周部軸方向等分に2〜6箇所の溝16を設
け、この溝16を上記止環9の折り曲げ部12に
スプリング8を圧縮しながら折り曲げ部12の端
部15を越えて嵌入し、且つ、スプリング座7を
円周上に回転させる。従つて、自由状態では、ス
プリング8による押付け力は、スプリング座7を
介して、折り曲げ部12の端部15で受けるの
で、スプリング8及びスプリング座7は、止環9
内から飛び出さず、止環9内に包有される。従動
リング5の外周には、軸と平行方向に溝10を2
〜6箇所設け、止環9の折り曲げ部12にゆるく
嵌める。
所内側に折り曲げ部12を設ける。スプリング座
7の外周部軸方向等分に2〜6箇所の溝16を設
け、この溝16を上記止環9の折り曲げ部12に
スプリング8を圧縮しながら折り曲げ部12の端
部15を越えて嵌入し、且つ、スプリング座7を
円周上に回転させる。従つて、自由状態では、ス
プリング8による押付け力は、スプリング座7を
介して、折り曲げ部12の端部15で受けるの
で、スプリング8及びスプリング座7は、止環9
内から飛び出さず、止環9内に包有される。従動
リング5の外周には、軸と平行方向に溝10を2
〜6箇所設け、止環9の折り曲げ部12にゆるく
嵌める。
このように構成して、シヤフト3を回転させる
と、密封環4は、シヤフト3と共に回転する。従
動リング5は、止環9によつて固定されているの
で回転することなく、会合面Sは、相対的に回転
する面の会合面となつてシヤフト3の回転中も流
体の流通量を制限する。会合面Sが摩耗すると、
従動リング5は、スプリング8によつて密封環4
の方へ押し進められて、会合面Sの密接は保たれ
る。
と、密封環4は、シヤフト3と共に回転する。従
動リング5は、止環9によつて固定されているの
で回転することなく、会合面Sは、相対的に回転
する面の会合面となつてシヤフト3の回転中も流
体の流通量を制限する。会合面Sが摩耗すると、
従動リング5は、スプリング8によつて密封環4
の方へ押し進められて、会合面Sの密接は保たれ
る。
本考案メカニカルシールは、組立時スプリング
8とスプリング座7を止環9内に包有させた後に
従動リング5及びパツキン6を止環9内に保持す
るので、従来スプリング8を圧縮しながら従動リ
ング5、パツキン6及びスプリング座7を止環9
内に組込み、更に止環9の端部17を全周又は部
分的に折り曲げていたのにくらべ、組立が簡単で
最終工程の止環9の端部17の折り曲げ工程が省
かれるので、生産性が非常に向上し製作コストが
廉価となる。
8とスプリング座7を止環9内に包有させた後に
従動リング5及びパツキン6を止環9内に保持す
るので、従来スプリング8を圧縮しながら従動リ
ング5、パツキン6及びスプリング座7を止環9
内に組込み、更に止環9の端部17を全周又は部
分的に折り曲げていたのにくらべ、組立が簡単で
最終工程の止環9の端部17の折り曲げ工程が省
かれるので、生産性が非常に向上し製作コストが
廉価となる。
また、従来止環9の端部17の折り曲げ時に発
生していた止環9の外周11の寸法変化がないの
で、寸法精度が上がる。
生していた止環9の外周11の寸法変化がないの
で、寸法精度が上がる。
本考案メカニカルシールは、このようにして所
期の目的を達成することができたのである。
期の目的を達成することができたのである。
第1図は、従来のメカニカルシールの半部縦断
側面図で、第2図は、本考案メカニカルシールの
実施例を示す半部縦断側面図、第3図は、第2図
のX−X線に沿つて切断した部分断面図である。 1……ケーシング、2……シールカバー、3…
…シヤフト、4……密封環、5……従動リング、
6……パツキン、7……スプリング座、8……ス
プリング、9……止環、10……溝、11……外
周、12……折り曲げ部、13……面、14……
面、15……端部、16……溝、17……端部、
S……会合面。
側面図で、第2図は、本考案メカニカルシールの
実施例を示す半部縦断側面図、第3図は、第2図
のX−X線に沿つて切断した部分断面図である。 1……ケーシング、2……シールカバー、3…
…シヤフト、4……密封環、5……従動リング、
6……パツキン、7……スプリング座、8……ス
プリング、9……止環、10……溝、11……外
周、12……折り曲げ部、13……面、14……
面、15……端部、16……溝、17……端部、
S……会合面。
Claims (1)
- 相対的に回転するところの軸線に対して平行で
ない面の会合面で流体の流通量を制限する高速回
転用メカニカルシールにおいて、前記会合面方向
に開いている外筒部及び内筒部を有する環状の止
環を設け、前記外筒部の開放端面より軸方向内側
の円周上等分の複数箇所を内径側に折り曲げて折
り曲げ部を設け、この止環の奥部に前記会合面に
向けた弾力を付与するスプリングを内装し、この
スプリングを止環内に包有させるスプリング座を
その外周部に形成した複数の溝部をもつて前記各
折り曲げ部を越えて止環内に嵌入し、且つスプリ
ング座を周方向に回転させてスプリング及びスプ
リング座を止環内に包有せしめ、前記会合面の一
方を形成する環状の従動リングを、その外周部に
形成した複数の溝を前記各折り曲げ部と係合させ
て止環内へ相対回転不能に遊装したことを特徴と
する高速回転用メカニカルシール。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12141282U JPS59100148U (ja) | 1982-08-10 | 1982-08-10 | 高速回転用メカニカルシ−ル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12141282U JPS59100148U (ja) | 1982-08-10 | 1982-08-10 | 高速回転用メカニカルシ−ル |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS59100148U JPS59100148U (ja) | 1984-07-06 |
JPS6322372Y2 true JPS6322372Y2 (ja) | 1988-06-20 |
Family
ID=30277896
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12141282U Granted JPS59100148U (ja) | 1982-08-10 | 1982-08-10 | 高速回転用メカニカルシ−ル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS59100148U (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN115917193A (zh) | 2020-06-23 | 2023-04-04 | 伊格尔工业股份有限公司 | 机械密封件 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS481079U (ja) * | 1971-05-29 | 1973-01-09 |
-
1982
- 1982-08-10 JP JP12141282U patent/JPS59100148U/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS481079U (ja) * | 1971-05-29 | 1973-01-09 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS59100148U (ja) | 1984-07-06 |
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