JPH0247316Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0247316Y2 JPH0247316Y2 JP9931587U JP9931587U JPH0247316Y2 JP H0247316 Y2 JPH0247316 Y2 JP H0247316Y2 JP 9931587 U JP9931587 U JP 9931587U JP 9931587 U JP9931587 U JP 9931587U JP H0247316 Y2 JPH0247316 Y2 JP H0247316Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ring
- seal
- mating ring
- mechanical seal
- rotating shaft
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 230000013011 mating Effects 0.000 claims description 23
- 238000007789 sealing Methods 0.000 description 17
- 238000009826 distribution Methods 0.000 description 8
- 230000006835 compression Effects 0.000 description 6
- 238000007906 compression Methods 0.000 description 6
- 238000012856 packing Methods 0.000 description 3
- 239000006185 dispersion Substances 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 238000012986 modification Methods 0.000 description 1
- 230000004048 modification Effects 0.000 description 1
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- 239000002349 well water Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Mechanical Sealing (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本考案は、例えば温水循環ポンプあるいは家庭
用井戸水ポンプなどの回転軸部を軸封するメカニ
カルシールの構造の改良に関するものである。
用井戸水ポンプなどの回転軸部を軸封するメカニ
カルシールの構造の改良に関するものである。
[従来の技術]
従来、この種の温水循環ポンプなどに用いられ
るメカニカルシールにおいては、第3図に示すよ
うに、機体1のハウジング2内に挿通された回転
軸3を軸封するにあたり、前記ハウジング2側に
形成した嵌合凹環部21に固定環であるメイテイ
ングリング4を筒状の緩衝ゴム5を介して圧入状
態で嵌着固定する一方、前記回転軸3側に装着固
定されたインペラー6に回転軸であるシールリン
グ7を配置し、かつこのシールリング7の外周部
をパツキング8で焼付け抱持し、その摺動面を前
記メイテイングリング4の摺動面に摺接させ、さ
らに、前記パツキング8の端部外周をガータース
プリング9で前記回転軸3の軸周に止着するとと
もに、前記シールリング7をコイルスプリング1
0の付勢力によりメイテイングリング4側に向け
軸方向に押圧付勢することによつて軸封してなる
組付け構造を有している。
るメカニカルシールにおいては、第3図に示すよ
うに、機体1のハウジング2内に挿通された回転
軸3を軸封するにあたり、前記ハウジング2側に
形成した嵌合凹環部21に固定環であるメイテイ
ングリング4を筒状の緩衝ゴム5を介して圧入状
態で嵌着固定する一方、前記回転軸3側に装着固
定されたインペラー6に回転軸であるシールリン
グ7を配置し、かつこのシールリング7の外周部
をパツキング8で焼付け抱持し、その摺動面を前
記メイテイングリング4の摺動面に摺接させ、さ
らに、前記パツキング8の端部外周をガータース
プリング9で前記回転軸3の軸周に止着するとと
もに、前記シールリング7をコイルスプリング1
0の付勢力によりメイテイングリング4側に向け
軸方向に押圧付勢することによつて軸封してなる
組付け構造を有している。
[考案が解決しようとする問題点]
しかしながら、上記した従来構造のメカニカル
シールにあつては、第4図に示すように、機体1
のハウジング2側に形成した嵌合凹環部21にメ
イテイングリング4を圧入状態で嵌着固定するに
用いられる筒状の緩衝ゴム5に、通常、ダボであ
る突条部51を突出形成し、前記ハウジング2の
嵌合凹環部21側のシール部とメイテイングリン
グ4側のシール面との間に締め代を設けて圧入嵌
合状態におけるシール性を高めるようになつてい
るものであるが、突条部51は緩衝ゴム5の内ま
たは外の一方の周面にしか突出形成されていない
ため(図示の例では外周面側)、第5図に示すよ
うに、緩衝ゴム5の突条部51の形成されている
方のハウジング2側のシール面21aに対して
は、ゴムの圧縮により発生する面圧の分布5aが
作用してシール性を高めているものの、緩衝ゴム
5の突条部51の形成されていない方のメイテイ
ングリング4側外径のシール面4aに対しては、
接触面積が広いため、ゴムの圧縮により発生する
面圧の分布5bが分散されて面圧が低くなり、こ
れによつて、ゴムの圧縮により発生する面圧の分
布が不均一となつて、突条部51の形成されてい
ない方のシール面5aが粗かつたり、寸法精度が
悪いと、密封性が低下するといつた問題があつ
た。
シールにあつては、第4図に示すように、機体1
のハウジング2側に形成した嵌合凹環部21にメ
イテイングリング4を圧入状態で嵌着固定するに
用いられる筒状の緩衝ゴム5に、通常、ダボであ
る突条部51を突出形成し、前記ハウジング2の
嵌合凹環部21側のシール部とメイテイングリン
グ4側のシール面との間に締め代を設けて圧入嵌
合状態におけるシール性を高めるようになつてい
るものであるが、突条部51は緩衝ゴム5の内ま
たは外の一方の周面にしか突出形成されていない
ため(図示の例では外周面側)、第5図に示すよ
うに、緩衝ゴム5の突条部51の形成されている
方のハウジング2側のシール面21aに対して
は、ゴムの圧縮により発生する面圧の分布5aが
作用してシール性を高めているものの、緩衝ゴム
5の突条部51の形成されていない方のメイテイ
ングリング4側外径のシール面4aに対しては、
接触面積が広いため、ゴムの圧縮により発生する
面圧の分布5bが分散されて面圧が低くなり、こ
れによつて、ゴムの圧縮により発生する面圧の分
布が不均一となつて、突条部51の形成されてい
ない方のシール面5aが粗かつたり、寸法精度が
悪いと、密封性が低下するといつた問題があつ
た。
[考案の目的]
本考案は、上記の事情のもとになされたもの
で、その目的とするところは、メイテイングリン
グを固定する際の緩衝ゴムの圧縮作用で発生する
面圧の防止し、密封性を高めることができるよう
にしたメカニカルシールを提供することにある。
で、その目的とするところは、メイテイングリン
グを固定する際の緩衝ゴムの圧縮作用で発生する
面圧の防止し、密封性を高めることができるよう
にしたメカニカルシールを提供することにある。
[問題点を解決するための手段]
上記した問題点を解決するために、本考案は、
回転軸が挿通される機体のハウジングの嵌合凹環
部に筒状の緩衝ゴムを介してメイテイングリング
を固定し、このメイテイングリングに、前記回転
軸側に固定されるシールリングをコイルスプリン
グの付勢力により押圧付勢して互いに摺接させ軸
封してなるメカニカルシールにおいて、前記筒状
の緩衝ゴムの内外両周面に突条部を互いに相対位
置させて設けてなる構成としたものである。
回転軸が挿通される機体のハウジングの嵌合凹環
部に筒状の緩衝ゴムを介してメイテイングリング
を固定し、このメイテイングリングに、前記回転
軸側に固定されるシールリングをコイルスプリン
グの付勢力により押圧付勢して互いに摺接させ軸
封してなるメカニカルシールにおいて、前記筒状
の緩衝ゴムの内外両周面に突条部を互いに相対位
置させて設けてなる構成としたものである。
[作用]
すなわち、本考案は、上記の構成とすることに
よつて、筒状の緩衝ゴムの内外両周面に突条部を
互いに相対位置させて設けるようにしてなること
から、機体のハウジング側に形成した嵌合凹環部
にメイテイングリングを圧入状態で嵌着固定する
際、緩衝ゴムの圧縮により発生する面圧の分散を
防止することができるため、面圧の分布が機体の
ハウジング側嵌合凹環部のシール面及びメイテイ
ングリング側外径のシール面とも均一となり、こ
れによつて、たとえシール面が多少粗かつたり、
寸法精度が悪かつたしても双方の密封性を高める
ことが可能になる。
よつて、筒状の緩衝ゴムの内外両周面に突条部を
互いに相対位置させて設けるようにしてなること
から、機体のハウジング側に形成した嵌合凹環部
にメイテイングリングを圧入状態で嵌着固定する
際、緩衝ゴムの圧縮により発生する面圧の分散を
防止することができるため、面圧の分布が機体の
ハウジング側嵌合凹環部のシール面及びメイテイ
ングリング側外径のシール面とも均一となり、こ
れによつて、たとえシール面が多少粗かつたり、
寸法精度が悪かつたしても双方の密封性を高める
ことが可能になる。
[実施例]
以下、本考案を第1図及び第2図に示す一実施
例を参照しながら説明する。なお、本考案に係る
図示の実施例において、第3図から第5図に示す
従来構造のメカニカルシールと構成が重複する部
分は同一符号を用い、その説明は省略する。
例を参照しながら説明する。なお、本考案に係る
図示の実施例において、第3図から第5図に示す
従来構造のメカニカルシールと構成が重複する部
分は同一符号を用い、その説明は省略する。
すなわち、本考案に係るメカニカルシールは、
第1図に示すように、機体1のハウジング2側に
形成した嵌合凹環部21にメイテイングリング4
を圧入状態で嵌着固定するに用いられる筒状の緩
衝ゴム5の内外両周面に複数条の突条部51,5
2を互いに相対位置させて設けてなる構成とした
もので、これによつて、第2図に示すように、機
体1のハウジング2側に形成した嵌合凹環部21
へのメイテイングリング4の圧入嵌合状態におい
て、前記緩衝ゴム5の圧縮により発生する内外両
面圧の分布5a,5bが、機体ハウジング側嵌合
凹環部21のシール面21a及びメイテイングリ
ング4側外径のシール面4aとも均一となるよう
にしているものである。
第1図に示すように、機体1のハウジング2側に
形成した嵌合凹環部21にメイテイングリング4
を圧入状態で嵌着固定するに用いられる筒状の緩
衝ゴム5の内外両周面に複数条の突条部51,5
2を互いに相対位置させて設けてなる構成とした
もので、これによつて、第2図に示すように、機
体1のハウジング2側に形成した嵌合凹環部21
へのメイテイングリング4の圧入嵌合状態におい
て、前記緩衝ゴム5の圧縮により発生する内外両
面圧の分布5a,5bが、機体ハウジング側嵌合
凹環部21のシール面21a及びメイテイングリ
ング4側外径のシール面4aとも均一となるよう
にしているものである。
なお、本考案は、上記した実施例には何等限定
されず、本考案の要旨を変えない範囲で種々変更
実施可能なことは勿論である。
されず、本考案の要旨を変えない範囲で種々変更
実施可能なことは勿論である。
[考案の効果]
以上の説明から明らかなように、本考案によれ
ば、回転軸が挿通される機体のハウジングの嵌合
凹環部に筒状の緩衝ゴムを介してメイテイングリ
ングを固定し、このメイテイングリングに、前記
回転軸側に固定されるシールリングをコイルスプ
リングの付勢力により押圧付勢して互いに摺接さ
せ軸封してなるメカニカルシールにおいて、前記
筒状の緩衝ゴムの内外両周面に突条部を互いに相
対位置させて設けてなる構成としたことから、機
体のハウジング側に形成した嵌合凹環部にメイテ
イングリングを圧入状態で嵌着固定する際、緩衝
ゴム及びメイテイングリングのハウジングへの挿
入性が良くなるとともに、緩衝ゴムの圧縮により
発生する面圧の分散を防止することができるた
め、面圧の分布が機体のハウジング側嵌合凹環部
のシール面及びメイテイングリング側外径のシー
ル面とも均一となり、たとえシール面が多少粗か
つたり、寸法精度が悪かつたりしても双方の密封
性を高めることができるというすぐれた効果を奏
するものである。
ば、回転軸が挿通される機体のハウジングの嵌合
凹環部に筒状の緩衝ゴムを介してメイテイングリ
ングを固定し、このメイテイングリングに、前記
回転軸側に固定されるシールリングをコイルスプ
リングの付勢力により押圧付勢して互いに摺接さ
せ軸封してなるメカニカルシールにおいて、前記
筒状の緩衝ゴムの内外両周面に突条部を互いに相
対位置させて設けてなる構成としたことから、機
体のハウジング側に形成した嵌合凹環部にメイテ
イングリングを圧入状態で嵌着固定する際、緩衝
ゴム及びメイテイングリングのハウジングへの挿
入性が良くなるとともに、緩衝ゴムの圧縮により
発生する面圧の分散を防止することができるた
め、面圧の分布が機体のハウジング側嵌合凹環部
のシール面及びメイテイングリング側外径のシー
ル面とも均一となり、たとえシール面が多少粗か
つたり、寸法精度が悪かつたりしても双方の密封
性を高めることができるというすぐれた効果を奏
するものである。
第1図は本考案に係るメカニカルシールに用い
られる緩衝ゴムの一実施例を示す概略的要部拡大
断面図、第2図は同じく機体へのメカニカルシー
ルの装着状態におけるシール部分の面圧分布を示
す概略的説明図、第3図は従来のメカニカルシー
ルの機体への装着状態を示す概略的要部断面図、
第4図は同じく従来の緩衝ゴムの概略的要部拡大
断面図、第5図は同じく従来の機体へのメカニカ
ルシールの装着状態におけるシール部分の面圧分
布を示す概略的説明図である。 1……機体、2……ハウジング、21……嵌合
凹環部、21a……シール面、3……回転軸、4
……メイテイングリング、4a……シール面、5
……緩衝ゴム、51,52……突条部、6……イ
ンペラー、7……シールリング、8……パツキン
グ、9……ガータースプリング、10……コイル
スプリング。
られる緩衝ゴムの一実施例を示す概略的要部拡大
断面図、第2図は同じく機体へのメカニカルシー
ルの装着状態におけるシール部分の面圧分布を示
す概略的説明図、第3図は従来のメカニカルシー
ルの機体への装着状態を示す概略的要部断面図、
第4図は同じく従来の緩衝ゴムの概略的要部拡大
断面図、第5図は同じく従来の機体へのメカニカ
ルシールの装着状態におけるシール部分の面圧分
布を示す概略的説明図である。 1……機体、2……ハウジング、21……嵌合
凹環部、21a……シール面、3……回転軸、4
……メイテイングリング、4a……シール面、5
……緩衝ゴム、51,52……突条部、6……イ
ンペラー、7……シールリング、8……パツキン
グ、9……ガータースプリング、10……コイル
スプリング。
Claims (1)
- 回転軸が挿通される機体のハウジングの嵌合凹
環部に筒状の緩衝ゴムを介してメイテイングリン
グを固定し、このメイテイングリングに、前記回
転軸側に固定されるシールリングをコイルスプリ
ングの付勢力により押圧付勢して互いに摺接させ
軸封してなるメカニカルシールにおいて、前記筒
状の緩衝ゴムの内外両周面に突条部を互いに相対
位置させて設けたことを特徴とするメカニカルシ
ール。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9931587U JPH0247316Y2 (ja) | 1987-06-30 | 1987-06-30 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9931587U JPH0247316Y2 (ja) | 1987-06-30 | 1987-06-30 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS644953U JPS644953U (ja) | 1989-01-12 |
JPH0247316Y2 true JPH0247316Y2 (ja) | 1990-12-12 |
Family
ID=31326360
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9931587U Expired JPH0247316Y2 (ja) | 1987-06-30 | 1987-06-30 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0247316Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0650695Y2 (ja) * | 1989-02-16 | 1994-12-21 | イーグル工業株式会社 | メカニカルシール |
KR101331248B1 (ko) * | 2005-07-22 | 2013-11-26 | 이글 고오교 가부시키가이샤 | 메카니컬 실링장치 |
-
1987
- 1987-06-30 JP JP9931587U patent/JPH0247316Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS644953U (ja) | 1989-01-12 |
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