JP2582396Y2 - 円筒型液封緩衝器 - Google Patents

円筒型液封緩衝器

Info

Publication number
JP2582396Y2
JP2582396Y2 JP46293U JP46293U JP2582396Y2 JP 2582396 Y2 JP2582396 Y2 JP 2582396Y2 JP 46293 U JP46293 U JP 46293U JP 46293 U JP46293 U JP 46293U JP 2582396 Y2 JP2582396 Y2 JP 2582396Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cylinder member
cylindrical member
edge
peripheral surface
thin film
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP46293U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0654941U (ja
Inventor
洋一 河本
慶一 金森
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kurashiki Kako Co Ltd
Original Assignee
Kurashiki Kako Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kurashiki Kako Co Ltd filed Critical Kurashiki Kako Co Ltd
Priority to JP46293U priority Critical patent/JP2582396Y2/ja
Publication of JPH0654941U publication Critical patent/JPH0654941U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2582396Y2 publication Critical patent/JP2582396Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Combined Devices Of Dampers And Springs (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、内部に液体が封入され
て振動および衝撃力の減衰・吸収のために用いる円筒型
液封緩衝器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、この種の円筒型液封緩衝器と
して、図9に示すように、内筒部材aと窓付き中間筒部
材bとを弾性体cにより一体加硫成形した成形品dを製
造し、この成形品dを外筒部材eに内挿する際に、両者
の筒軸X方向両側の外周縁の間に環状のゴム製シール部
材fを介在させて、上記外筒部材eの両端開口縁gを半
径方向内方に屈曲することにより上記シール部材fを圧
縮し、上記窓hに臨む液室i内に液体jを封入したもの
が知られている(例えば、特開平1−135941号公
報参照)。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
円筒型液封緩衝器においては、上記ゴム製シール部材f
の圧縮復元力による摩擦抵抗力によってのみ、上記外筒
部材eと中間筒部材bとの間での周方向への相対回転が
規制されているため、上記摩擦抵抗力より大きい衝撃力
などの大入力が作用した場合、両者間e,bで相対回転
が生じてしまう。そして、この相対回転が生じると、上
記シール部材fが磨耗して液室i内の液体jが漏出する
おそれがある。
【0004】また、上記相対回転規制およびシール性の
いかんに大きく関与するシール部材fの圧縮度合いは上
記外筒部材eの両端開口縁gの屈曲度合いによって定ま
るのに対して、この両端開口縁gの屈曲度合いを規制す
るものがないため、上記屈曲度合いにばらつきが生じや
すい。このため、製品間でシール性にばらつきが生じ易
くなる。
【0005】本考案は、このような事情に鑑みてなされ
たものであり、その目的とするところは、外筒部材と中
間筒部材との相対回転を確実に阻止してシール性の向上
を図り、加えて、そのシール性のばらつきを防止して確
実に一定のシール性を得ることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の考案は、内筒部材と、この内筒部材
の外周面を囲む窓付き中間筒部材と、この中間筒部材と
上記内筒部材との間に配置されて両者を互いに連結する
弾性体と、上記中間筒部材の外周面を遮蔽するよう外嵌
された外筒部材と、上記中間筒部材の窓部に臨み上記外
筒部材の内周面により画成されて液体が封入された液室
とを備えているものを前提とする。このものにおいて、
上記中間筒部材の外周面に弾性薄膜層を密着した状態で
設け、この弾性薄膜層を介して上記中間筒部材を上記外
筒部材の内周面に圧入して互いに連結するようにする。
そして、上記中間筒部材の端部開口縁の周方向の一部に
半径方向に開口する係合凹部を形成する。加えて、上記
外筒部材の端部開口縁の周方向の一部の位置であって、
上記係合凹部と対応する位置から半径方向内方に突出す
る内方突出縁を一体に形成し、この内方突出縁を上記係
合凹部の周方向両側端と係合した状態でその係合凹部に
嵌入させる構成とするものである。
【0007】また、請求項2記載の考案は、請求項1記
載の考案において、中間筒部材の端部開口縁から半径方
向外方に突出する外方突出縁を一体に形成する。そし
て、上記外方突出縁の突出寸法を圧入前の非圧縮状態の
弾性薄膜層の厚みより小さく設定する一方、上記外筒部
材の内径を上記外方突出縁により構成される円弧の外径
と略同じに設定する構成とするものである。
【0008】
【作用】上記の構成により、請求項1記載の考案では、
外筒部材の内方突出縁が中間筒部材の周方向の一部に半
径方向に開口して形成された係合凹部に、その周方向両
側端と係合した状態で嵌入されているため、上記外筒部
材と中間筒部材との間での相対回転が確実に阻止され
る。このため、上記外筒部材の弾性薄膜層に対して相対
回転することに起因する弾性薄膜層の磨耗の発生が確実
に防止され、上記中間筒部材の外筒部材への圧入により
圧縮された弾性薄膜層がその圧縮された状態に確実に保
たれる。これにより、上記外筒部材と中間筒部材との間
のシール性の向上が図られて、両者間からの封入液体の
漏出が確実に防止される。
【0009】また、請求項2記載の考案では、上記請求
項1記載の考案による作用に加えて、外筒部材の内径が
中間筒部材の外方突出縁の外径と略同じに設定され、か
つ、その外方突出縁の突出寸法が弾性薄膜層の厚みより
小さく設定されているため、上記中間筒部材を外筒部材
に圧入することにより、上記外方突出縁の先端が外筒部
材の内周面に当接して、弾性薄膜層の圧縮度合いが上記
突出縁の突出寸法により規制された所定のものとなる。
このため、製品間における外筒部材と中間筒部材との間
のシール性のばらつきの発生が確実に防止されて、確実
に一定のシール性の実現が図られる。
【0010】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面に基いて説明す
る。
【0011】図1〜図4は、本考案の実施例に係る円筒
型液封緩衝器を示し、1は内筒部材、2はこの内筒体1
の外周側に所定間隔を隔てて配置された合成樹脂製の窓
付き中間筒部材、3はこの中間筒部材2の内周面と上記
内筒部材1の外周面とを互いに連結する弾性体、4は上
記中間筒部材2の外面面を遮蔽する外筒部材、5,5は
内筒部材1を挟みその筒軸Xに直交する方向であって主
振動入力方向(図2の左右方向)の両側各位置の上記弾
性体3と上記外筒部材4の内周面との間に形成されて液
体Lが封入された一対の液室、6,6は上記筒軸Xに直
交しかつ上記主振動方向に直交する方向(図2の上下方
向)の両側位置の上記中間筒部材2と外筒部材4との間
に形成されて上記一対の液室5,5を互いに連通する一
対のオリフィスである。
【0012】上記内筒部材1の筒軸X方向中間位置の外
周面にはストッパー部7が固定されており、このストッ
パー部7の先端部7aは上記外筒部材4の内周面との間
に隙間5aを隔てて相対向する位置まで主振動入力方向
両側に突出されている。そして、上記ストッパー部7に
よって、上記液室5内が筒軸X方向に上記隙間5aを介
して互いに連通する2つの部分に区画されるとともに、
上記主振動入力方向に大衝撃力が入力した場合の上記弾
性体3の過度の変形を防止するようになっている。
【0013】そして、このストッパー部7が固定された
内筒部材1と弾性体3とは、上記各液室5を画成するた
めの一対の凹部3a,3aを除き、その弾性体3の外周
側に埋め込んだ状態の中間筒部材2と予め一体的に加硫
成形され、この一体加硫成形品が、上記中間筒部材2の
外周面を覆う弾性薄膜層3bを介して上記外筒部材4の
内周面に圧入、嵌合されて一体的に連結されている。そ
して、上記中間筒部材2の上記各液室5に相当する範囲
の筒壁面がそれぞれ切り欠かれて窓部2a,2aとされ
て、上記各凹部3aと外筒部材2の内周面との間に上記
各液室5が形成されている。また、上記両窓部2a,2
a間の上記弾性薄膜層3bの一部が周方向に切り欠かれ
ており、この一対の切欠き溝部3cと外筒部材2の内周
面との間に上記一対のオリフィス6,6が形成されてい
る。
【0014】上記中間筒部材2の両端開口縁2bの周方
向に所定範囲の位置であって、内筒部材1を挟んで相対
向する両位置には、その各位置の上記開口縁部位が屈曲
されて筒軸Xを中心とする半径方向(以下、単に半径方
向という)外方に突出する一対の外方突出縁2c,2c
が一体に形成されており、この各外方突出縁2bが形成
されることにより、その両外方突出縁2c,2cの位置
に一対の係合凹部2d,2dが形成されている。
【0015】上記両外方突出縁2c,2cの突出量T
は、図5に詳細を示すように、中間筒部材2の外筒部材
4への圧入前における上記弾性薄膜層3bの非圧縮状態
(同図に示す状態)での半径方向の厚みtより所定量小
さい寸法(厚みtを1.0mmとした場合、例えば0.
8〜0.9mmに相当する寸法)となるように設定され
ている。加えて、図6および図7に詳細を示すように、
上記外筒部材4の内径が上記両外方突出縁2c,2cに
より形成される円弧の外径と等しい寸法に設定されてい
る。つまり、外筒部材4内に圧入されて上記弾性薄膜層
3bが圧縮された状態(図6および図7に示す状態)で
は上記弾性薄膜層3bが上記各外方突出縁2bの突出量
Tまで圧縮される結果、その弾性薄膜層3bが上記突出
量Tで規定される所定の圧縮率となるようになってい
る。上記の例の場合、弾性薄膜層3bの厚みtは非圧縮
状態の1.0mmから上記突出量Tの0.8〜0.9m
mまで圧縮されて、その圧縮率は10〜20%となる。
【0016】一方、図7および図8に示すように、上記
外筒部材4の両端開口縁4aの上記内筒部材1を挟んで
相対向しかつ周方向に上記各係合凹部2dと対応する範
囲の両位置には、上記中間筒部材2の圧入前の状態で筒
軸X方向両側に突出し(図7の一点鎖線参照)、圧入後
に半径方向内方に屈曲されて上記各係合凹部2dに嵌入
される一対の内方突出縁4b,4bが一体に形成されて
いる。この各内方突出縁4bの先端部の周方向端面が、
上記各係合凹部2dの周方向両側端を構成する上記端部
開口縁2bの各端面2e,2eと当接して、両者の周方
向への相対回転が阻止されるようになっている。
【0017】上記の構成の液封緩衝器は、上記内筒部材
1および外筒部材4の一方が例えばエンジン側に、他方
が例えば車体側に連結された状態で、上記エンジンと車
体との間に介装される。そして、上記エンジン側もしく
は車体側から主振動入力方向に振動が入力した場合、上
記弾性体3が上記主振動入力方向に撓まされて内筒部材
1が外筒部材2に対して相対移動し、これにより、一対
の液室5,5の内の一方の液体Lが圧縮され、この一方
の液室5の内圧上昇により液体Lが両オリフィス6,6
を通して他方の液室5側に流動する。このため、この液
体Lの上記両オリフィス6,6を介した両液室5,5間
での液柱共振により上記入力振動の吸収、減衰が行われ
る。
【0018】この際、外筒部材4の各内方突出縁4bが
中間筒部材2の各係合凹部2dに嵌入して、両者4,2
の間での周方向の相対回転が阻止されているため、外筒
部材4の回転摺動による弾性薄膜層3bの磨耗発生を確
実に防止することができ、その弾性薄膜層3bと外筒部
材4の内周面との密着状態を確実に維持することができ
る。これにより、両者3b,4間のシール性を当初の状
態に確実かつ安定に維持することができ、シール性の向
上を図ることができる。
【0019】しかも、上記外筒部材4の内径が中間筒部
材2の各外方突出縁2cの外径と略同じに設定されてい
るため、上記各外方突出縁2cが外筒部材4の内周面に
当接して、上記弾性薄膜層3bは上記外筒部材4の内周
面によって上記各外方突出縁2cの突出寸法Tと同じ厚
みまで圧縮されている。すなわち、上記弾性薄膜層3b
を、その弾性薄膜層3bの当初厚みtと、上記各外方突
出縁2cの突出寸法Tとによって定まる所定の圧縮率で
圧縮された状態とすることができる。つまり、確実に一
定の圧縮率で圧縮された状態とすることができ、製品間
でのシール性のばらつきの発生を防止して、すべての製
品において確実に一定のシール性の実現を図ることがで
きる。
【0020】一方、上記エンジン側もしくは車体側から
の筒軸X方向の振動が上記内筒部材1もしくは外筒部材
2に入力された場合、上記弾性体3が筒軸X方向に撓ま
されて上記内筒部材1が外筒部材2に対して筒軸X方向
に相対移動する。この内筒部材1の相対移動に伴いスト
ッパー部7が一体となって上記筒軸X方向に相対移動す
るため、上記ストッパー部7により区画された各液室5
の筒軸X方向一側の液室部分から他側液室部分へ隙間5
aを通して液体Lの強制的な流動が生じ、この液体Lの
隙間5aを通る際の流動抵抗により上記筒軸X方向振動
の吸収、減衰を効果的に行うことができる。
【0021】この際、中間筒部材2と外筒部材4とは、
外筒部材4の筒軸X方向両端の各内方突出縁4bが上記
中間筒部材2の各係合凹部2dに嵌入して、上記中間筒
部材2を筒軸X方向両側から挟み込んだ状態で両者2,
4が互いに位置固定されているため、上記筒軸X方向か
らの入力振動によっても外筒部材4の内周面が弾性薄膜
層3bに対して筒軸X方向に相対的にずれを生じること
を確実に防止することができ、このようなずれに伴う弾
性薄膜層3bの磨耗を確実に防止き、そのシール性を向
上することができる。
【0022】なお、本考案は上記実施例に限定されるも
のではなく、その他種々の変形例を包含するものであ
る。すなわち、上記実施例では、外方突出縁2cの形成
と、係合凹部2dの形成とを、中間筒部材2の端部開口
縁2bを切り欠いて屈曲させることにより同時に達成す
るようにしているが、これに限らず、例えば、個別に形
成するようにしてもよい。
【0023】上記実施例では、外方突出縁2cの突出寸
法Tを弾性薄膜層3bの厚みtより小さく設定している
が、この設定は弾性薄膜層3bの圧縮率とシール性との
関係に基づいてその弾性薄膜層3bの材質によって定め
ればよく、例えば、上記突出寸法Tを上記厚みtより微
小量だけ小さい略同じ値に設定してもよい。
【0024】また、上記実施例では、一対の係合凹部2
dを形成し、両係合凹部2d,2dにそれぞれ内方突出
縁4bを嵌入させているが、これに限らず、1つの係合
凹部をのみ形成し、この係合凹部に1つの内方突出縁4
bを嵌入させてもよい。
【0025】さらに、上記実施例では、上記係合凹部2
dと内方突出縁4bとの組み合わせを筒軸X方向両側に
設けているが、これに限らず、筒軸X方向のいずれか一
方に設けるようにしてもよい。
【0026】
【考案の効果】以上説明したように、請求項1記載の考
案における円筒型液封緩衝器によれば、外筒部材の内方
突出縁が中間筒部材の周方向の一部に半径方向に開口し
て形成された係合凹部に、周方向両側端と係合した状態
で嵌入されているため、上記外筒部材と中間筒部材との
間での相対回転を確実に阻止することができる。このた
め、上記外筒部材の弾性薄膜層に対して相対回転するこ
とに起因する弾性薄膜層の磨耗の発生を確実に防止する
ことができ、上記中間筒部材の外筒部材への圧入により
圧縮された弾性薄膜層をその圧縮された状態に確実に保
つことができる。これにより、上記外筒部材と中間筒部
材とのシール性の向上を図ることができ、両者間からの
封入液体の漏出を確実に防止することができる。
【0027】また、請求項2記載の考案によれば、上記
請求項1記載の考案による効果に加えて、外筒部材の内
径が中間筒部材の外方突出縁の外径と略同じに設定さ
れ、かつ、その外方突出縁の突出寸法が弾性薄膜層の厚
みより小さく設定されているため、上記中間筒部材を外
筒部材に圧入することにより、上記外方突出縁の先端が
外筒部材の内周面に当接して、弾性薄膜層の圧縮度合い
を上記突出縁の突出寸法により規制された所定の状態に
確実にすることができる。このため、製品間における外
筒部材と中間筒部材との間のシール性のばらつきの発生
を確実に防止することができ、確実に一定のシール性の
実現を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図2のA−A線における断面図である。
【図2】本考案の実施例を示す横断面図である。
【図3】図1の液封緩衝器の平面図である。
【図4】図1の液封緩衝器の弾性体を除いた分解斜視図
である。
【図5】図3のB−B線における外筒部材への圧入前の
状態の部分断面図である。
【図6】図3のB−B線における部分断面図である。
【図7】図6の外方突出縁と内方突出縁との関係を示す
一部切欠き斜視図である。
【図8】図1の液封緩衝器を示す部分斜視図である。
【図9】従来の液封緩衝器を示す縦断面図である。
【符号の説明】
1 内筒部材 2 中間筒部材 2a 窓部 2b 外方突出縁 2c 係合凹部 3 弾性体 3b 弾性薄膜層 4 外筒部材 4a 内方突出縁 5 液室 L 液体 X 筒軸
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F16F 13/00 F16F 1/38

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内筒部材と、この内筒部材の外周面を囲
    む窓付き中間筒部材と、この中間筒部材と上記内筒部材
    との間に配置されて両者を互いに連結する弾性体と、上
    記中間筒部材の外周面を遮蔽するよう外嵌された外筒部
    材と、上記中間筒部材の窓部に臨み上記外筒部材の内周
    面により画成されて液体が封入された液室とを備えてい
    る円筒型液封緩衝器において、 上記中間筒部材の外周面には弾性薄膜層が密着した状態
    で設けられ、この弾性薄膜層を介して上記中間筒部材が
    上記外筒部材の内周面に圧入されて互いに連結されてな
    り、 上記中間筒部材の端部開口縁の周方向の一部には半径方
    向に開口する係合凹部が形成されており、 上記外筒部材の端部開口縁の周方向の一部の位置であっ
    て、上記係合凹部と対応する位置から半径方向内方に突
    出する内方突出縁が一体に形成され、この内方突出縁が
    上記係合凹部の周方向両側端と係合した状態でその係合
    凹部に嵌入されていることを特徴とする円筒型液封緩衝
    器。
  2. 【請求項2】 中間筒部材の端部開口縁から半径方向外
    方に突出する外方突出縁が一体に形成されており、 上記外方突出縁の突出寸法が圧入前の非圧縮状態の弾性
    薄膜層の厚みより小さく設定される一方、上記外筒部材
    の内径が上記外方突出縁により構成される円弧の外径と
    略同じに設定されている請求項1記載の円筒型液封緩衝
    器。
JP46293U 1993-01-12 1993-01-12 円筒型液封緩衝器 Expired - Fee Related JP2582396Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP46293U JP2582396Y2 (ja) 1993-01-12 1993-01-12 円筒型液封緩衝器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP46293U JP2582396Y2 (ja) 1993-01-12 1993-01-12 円筒型液封緩衝器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0654941U JPH0654941U (ja) 1994-07-26
JP2582396Y2 true JP2582396Y2 (ja) 1998-09-30

Family

ID=11474467

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP46293U Expired - Fee Related JP2582396Y2 (ja) 1993-01-12 1993-01-12 円筒型液封緩衝器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2582396Y2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6126889B2 (ja) * 2013-03-29 2017-05-10 山下ゴム株式会社 液封式防振装置
DE102019109212A1 (de) * 2019-04-08 2020-10-08 Vibracoustic Ag Hydraulisch dämpfendes Lager

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0654941U (ja) 1994-07-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20070052180A1 (en) Sealing device for reciprocating shaft
JPH03181677A (ja) カセットパッキン
US5657510A (en) Fluid-filled insulating bushing
JPH0771513A (ja) 高粘性流体封入式筒型マウント
JP2582396Y2 (ja) 円筒型液封緩衝器
JP2638602B2 (ja) 防振装置
CN110529545B (zh) 充液式防振装置
JP3613946B2 (ja) 遮音シール付き密封装置
JP3736155B2 (ja) 流体封入式筒型防振装置およびその製造方法
JPH0614130Y2 (ja) シールリング
JP3140816B2 (ja) 円筒型液封防振装置及びその製造方法
JPS58170610A (ja) サスペンシヨンブツシユ構造
JPH0942367A (ja) 防振装置
JP3059633B2 (ja) 液封ブッシュ
JPH0247316Y2 (ja)
JP2582025Y2 (ja) 液体封入ブッシュ
JPH0729328Y2 (ja) ダンパ
JP7034424B2 (ja) 液封入式防振装置および車両の防振構造
JP3719289B2 (ja) トルク変動吸収ダンパ
JP2563216Y2 (ja) 空気圧シリンダのシール装置
JPH06323354A (ja) ピロボールブッシュ
JP2600562Y2 (ja) シリンダ装置
JP3059634B2 (ja) 液封ブッシュ
JP2517506Y2 (ja) シール付十字軸継手
JP3952164B2 (ja) ダンパの製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 19980630

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees