JP3719289B2 - トルク変動吸収ダンパ - Google Patents

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    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H55/00Elements with teeth or friction surfaces for conveying motion; Worms, pulleys or sheaves for gearing mechanisms
    • F16H55/32Friction members
    • F16H55/36Pulleys
    • F16H2055/366Pulleys with means providing resilience or vibration damping

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、カップリング部およびトーショナルダンパ部を備えたトルク変動吸収ダンパに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、図6に示すように、ハブ51およびプーリ52をベアリング53およびゴム状弾性材製の弾性体54を介して接続したカップリング部55と、ハブ51および質量体56をゴム状弾性材製の弾性体57を介して接続したトーショナルダンパ部58とを備えたトルク変動吸収ダンパが知られており、この種のダンパにおいて、ハブ51、ベアリング53およびプーリ52よりなる回転自在な連結構造に軸方向のガタつきが発生しないようにするには、従来、プレート状のスラストバネ59を組み込んで、その弾性によりスラストベアリング60をプーリ52に押し付けていた。したがってこの従来技術によると軸方向の押付け力を得るために専用のスラストバネ59を用意しなければならず、よってこれを原因として、ダンパの部品点数が増大し、コスト的に不利である問題がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は以上の点に鑑み、カップリング部およびトーショナルダンパ部を備えたトルク変動吸収ダンパについて、専用のスラストバネが無くてもスラストベアリングをプーリに弾性的に押し付けることが可能であり、もってダンパの部品点数を削減することができるトルク変動吸収ダンパを提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明のトルク変動吸収ダンパは、ハブおよびプーリをベアリングおよびゴム状弾性材製の弾性体を介して接続したカップリング部と、前記ハブおよび質量体をゴム状弾性材製の弾性体を介して接続したトーショナルダンパ部とを備えたトルク変動吸収ダンパにおいて、前記プーリと前記質量体の間に該両部材の間隔より大きな軸方向長さを備えたスラストベアリングを介装して前記質量体を軸方向に変位させるとともにこれに接続された前記弾性体を弾性変形させ、前記変位および前記弾性変形による軸方向弾性復元力により前記スラストベアリングを前記カップリング部のプーリに押し付け、プーリをベアリングに押し付けることにした。
【0005】
【作用】
上記構成を備えた本発明のトルク変動吸収ダンパは、トーショナルダンパ部の弾性体の軸方向弾性復元力によりスラストベアリングをプーリに押し付けるものであって、このトーショナルダンパ部の弾性体が当該ダンパにもともと備えられている部品であるために、上記したスラストバネを備えた従来例よりダンパの部品点数を削減することが可能である。
【0006】
【発明の実施の形態】
プーリと質量体の間に介装されるスラストベアリングは上記従来例におけるスラストベアリングと違って、質量体を軸方向に変位させるとともにこれに接続された弾性体を弾性変形させることができるように、プーリと質量体の間隔より大きな軸方向長さを備えている。比較の対象であるプーリと質量体の間隔は、スラストベアリングが介装される箇所におけるプーリと質量体の間隔である。
【0007】
【実施例】
つぎに本発明の実施例を図面にしたがって説明する。
【0008】
第一実施例・・・
図1に示すように、ハブ1の外周側にボール式のベアリング2を介してプーリ3が回転自在に接続されるとともにハブ1とプーリ3の間にゴム状弾性材製の弾性体(カップリングゴムとも称する)4が介装されており、これらによって低回転域のトルク変動を吸収するカップリング部5が設けられている。ハブ1およびプーリ3はそれぞれ金属等所定の剛材によって環状に成形されており、プーリ3は、ベアリング2の外周側に嵌着されたボス部3aとベルト係合溝3cを設けたリム部3bとの間に、これらより薄肉のステー部3dを一体に備えている。弾性体4は所定のゴム状弾性材によって環状に加硫成形され、加硫成形と同時にインナースリーブ6およびアウタースリーブ7に加硫接着され、インナースリーブ6をハブ1の外周側に嵌着するとともにアウタースリーブ7をプーリ3のリム部3bの内周側に嵌着することにより、ハブ1とプーリ3の間に介装されている。
【0009】
カップリング部5と軸方向に並んで、ハブ1の外周側にスリーブ8およびゴム状弾性材製の弾性体9を介して質量体(振動リングとも称する)10が接続されており、これらによって中高回転域のクランクシャフトの捩り振動を低減させるトーショナルダンパ部11が設けられている。質量体10は金属等所定の剛材によって環状に成形され、その外周面にベルト係合溝10aを備えている。弾性体9は所定のゴム状弾性材によって環状に加硫成形され、加硫成形と同時にスリーブ8および質量体10に加硫接着され、スリーブ8をハブ1の外周側に嵌着することにより、ハブ1と質量体10の間に介装されている。
【0010】
プーリ3のボス部3aおよびステー部3dと質量体10の間に、該両部材3,10の間隔cより大きな軸方向長さLを備えた環状を呈する断面略L字形の合成樹脂製のスラストベアリング12が介装されて、質量体10を軸方向に変位させるとともにこれに接続された弾性体9を弾性変形させており、この質量体10の変位および弾性体9の弾性変形による軸方向弾性復帰力によりスラストベアリング12がプーリ3に押し付けられ、プーリ3がベアリング2に押し付けられて、ハブ1、ベアリング2およびプーリ3よりなる回転自在な連結構造に軸方向のガタつきが発生しないようになっている。
【0011】
すなわち、プーリ3のボス部3aおよびステー部3dと質量体10の間に、環状を呈する断面略L字形の合成樹脂製のスラストベアリング12が介装されており、このスラストベアリング12が介装されていることにより質量体10がスラストベアリング12介装前の鎖線の位置から介装後の実線の位置へと軸方向に変位せしめられるとともに弾性体9が弾性変形せしめられ、これに伴う弾性体9の弾発力(反力)によりスラストベアリング12がプーリ3に押し付けられ、プーリ3がベアリング2に押し付けられて、ハブ1、ベアリング2およびプーリ3よりなる回転自在な連結構造に軸方向のガタつきが発生しないようになっている。
【0012】
上記構成を備えたトルク変動吸収ダンパは例えば自動車エンジンのクランクシャフトに装着されて、カップリング部5により低回転域のトルク変動を吸収するとともにトーショナルダンパ部11により中高回転域のクランクシャフトの捩り振動を低減させるもので、上記構成により以下の作用効果を奏する点に特徴を有している。
【0013】
すなわち、上記構成を備えたトルク変動吸収ダンパにおいては、トーショナルダンパ部11の弾性体9の軸方向弾性復元力によりスラストベアリング12がプーリ3に押し付けられるようになっており、このトーショナルダンパ部11の弾性体9が当該ダンパにもともと備えられている部品であるために、上記したスラストバネを備えた従来例よりダンパの部品点数を削減することができる。したがってこの分、構造が簡単で組み立て易く、かつコスト的に有利なダンパ製品を提供することができる。
【0014】
第二実施例・・・
図2に示すように、ハブ1の外周側にボール式のベアリング2を介してプーリ3が回転自在に接続されるとともにハブ1とプーリ3の間にゴム状弾性材製の弾性体(カップリングゴムとも称する)4が介装されており、これらによって低回転域のトルク変動を吸収するカップリング部5が設けられている。ハブ1およびプーリ3はそれぞれ金属等所定の剛材によって環状に成形されており、プーリ3は、ベアリング2の外周側に嵌着されたボス部3aとベルト係合溝3cを設けたリム部3bとの間に、これらより薄肉のステー部3dを一体に備えている。弾性体4は所定のゴム状弾性材によって環状に加硫成形され、加硫成形と同時にインナースリーブ6およびアウタースリーブ7に加硫接着され、インナースリーブ6をハブ1の外周側に嵌着するとともにアウタースリーブ7をプーリ3のリム部3bの内周側に嵌着することにより、ハブ1とプーリ3の間に介装されている。
【0015】
カップリング部5と軸方向に並んで、ハブ1の外周側にスリーブ8およびゴム状弾性材製の弾性体9を介して質量体(振動リングとも称する)10が接続されており、これらによって中高回転域のクランクシャフトの捩り振動を低減させるトーショナルダンパ部11が設けられている。質量体10は金属等所定の剛材によって環状に成形され、その外周面にベルト係合溝10aを備えている。弾性体9は所定のゴム状弾性材によって環状に加硫成形され、加硫成形と同時にスリーブ8および質量体10に加硫接着され、スリーブ8をハブ1の外周側に嵌着することにより、ハブ1と質量体10の間に介装されている。
【0016】
プーリ3のステー部3dと質量体10の間に、該両部材3,10の間隔cより大きな軸方向長さLを備えた環状を呈する断面略矩形の合成樹脂製のスラストベアリング12が介装されて、質量体10を軸方向に変位させるとともにこれに接続された弾性体9を弾性変形させており、この質量体10の変位および弾性体9の弾性変形による軸方向弾性復帰力によりスラストベアリング12がプーリ3に押し付けられ、プーリ3がベアリング2に押し付けられて、ハブ1、ベアリング2およびプーリ3よりなる回転自在な連結構造に軸方向のガタつきが発生しないようになっている。
【0017】
すなわち、プーリ3のステー部3dと質量体10の間に、環状を呈する断面略矩形の合成樹脂製のスラストベアリング12が介装されており、このスラストベアリング12が介装されていることにより質量体10がスラストベアリング12介装前の鎖線の位置から介装後の実線の位置へと軸方向に変位せしめられるとともに弾性体9が弾性変形せしめられ、これに伴う弾性体9の弾発力(反力)によりスラストベアリング12がプーリ3に押し付けられ、プーリ3がベアリング2に押し付けられて、ハブ1、ベアリング2およびプーリ3よりなる回転自在な連結構造に軸方向のガタつきが発生しないようになっている。
【0018】
カップリング部5のプーリ3のステー部3dに、図3に示すように係合凹部13が軸方向から見て円弧形ないし扇形の貫通孔として設けられており、トーショナルダンパ部11の質量体10に、軸方向に突出してこの係合凹部13に挿入される係合凸部14が軸方向から見て円弧形ないし扇形の突起として設けられ、この係合凹部13の内壁13aと係合凸部14の間に所定の大きさθの回転方向の間隙15が設定され、これらによってカップリング部5の弾性体4の過大変形を防止する回転方向のストッパ部16が設けられて、弾性体4が破損せず、弾性体9による緩衝効果によりストッパ部16の作動時に大きな打音が発生しないとともにストッパ部16が破損せず、また質量体10に係合凸部14が設けられていることにより質量体10の慣性質量を増大させることができるようになっている。
【0019】
上記構成を備えたトルク変動吸収ダンパは例えば自動車エンジンのクランクシャフトに装着されて、カップリング部5により低回転域のトルク変動を吸収するとともにトーショナルダンパ部11により中高回転域のクランクシャフトの捩り振動を低減させるもので、上記構成により以下の作用効果を奏する点に特徴を有している。
【0020】
すなわち、上記構成を備えたトルク変動吸収ダンパにおいては、トーショナルダンパ部11の弾性体9の軸方向弾性復元力によりスラストベアリング12がプーリ3に押し付けられるようになっており、このトーショナルダンパ部11の弾性体9が当該ダンパにもともと備えられている部品であるために、上記したスラストバネを備えた従来例よりダンパの部品点数を削減することができる。したがってこの分、構造が簡単で組み立て易く、かつコスト的に有利なダンパ製品を提供することができる。
【0021】
第三実施例・・・
図4に示すように、ハブ1の外周側にボール式のベアリング2を介してプーリ3が回転自在に接続されるとともにハブ1とプーリ3の間にゴム状弾性材製の弾性体(カップリングゴムとも称する)4が介装されており、これらによって低回転域のトルク変動を吸収するカップリング部5が設けられている。ハブ1およびプーリ3はそれぞれ金属等所定の剛材によって環状に成形されており、プーリ3は、ベアリング2の外周側に嵌着されたボス部3aとベルト係合溝3cを設けたリム部3bとの間に、これらより薄肉のステー部3dを一体に備えている。弾性体4は所定のゴム状弾性材によって環状に加硫成形され、加硫成形と同時にインナースリーブ6およびアウタースリーブ7に加硫接着され、インナースリーブ6をハブ1の外周側に嵌着するとともにアウタースリーブ7をプーリ3のリム部3bの内周側に嵌着することにより、ハブ1とプーリ3の間に介装されている。
【0022】
カップリング部5と軸方向に並んで、ハブ1の外周側にスリーブ8およびゴム状弾性材製の弾性体9を介して質量体(振動リングとも称する)10が接続されており、これらによって中高回転域のクランクシャフトの捩り振動を低減させるトーショナルダンパ部11が設けられている。質量体10は金属等所定の剛材によって環状に成形され、その外周面にベルト係合溝10aを備えている。弾性体9は所定のゴム状弾性材によって環状に加硫成形され、加硫成形と同時にスリーブ8および質量体10に加硫接着され、スリーブ8をハブ1の外周側に嵌着することにより、ハブ1と質量体10の間に介装されている。
【0023】
プーリ3のステー部3dと質量体10の間に、該両部材3,10の間隔cより大きな軸方向長さLを備えた環状を呈する断面略矩形の合成樹脂製のスラストベアリング12が介装されて、質量体10を軸方向に変位させるとともにこれに接続された弾性体9を弾性変形させており、この質量体10の変位および弾性体9の弾性変形による軸方向弾性復帰力によりスラストベアリング12がプーリ3に押し付けられ、プーリ3がベアリング2に押し付けられて、ハブ1、ベアリング2およびプーリ3よりなる回転自在な連結構造に軸方向のガタつきが発生しないようになっている。
【0024】
すなわち、プーリ3のステー部3dと質量体10の間に、環状を呈する断面略矩形の合成樹脂製のスラストベアリング12が介装されており、このスラストベアリング12が介装されていることにより質量体10がスラストベアリング12介装前の鎖線の位置から介装後の実線の位置へと軸方向に変位せしめられるとともに弾性体9が弾性変形せしめられ、これに伴う弾性体9の弾発力(反力)によりスラストベアリング12がプーリ3に押し付けられ、プーリ3がベアリング2に押し付けられて、ハブ1、ベアリング2およびプーリ3よりなる回転自在な連結構造に軸方向のガタつきが発生しないようになっている。
【0025】
カップリング部5のプーリ3のステー部3dに、図5に示すように係合凹部13が軸方向から見て円弧形ないし扇形の貫通孔として設けられており、トーショナルダンパ部11の質量体10に、軸方向に突出してこの係合凹部13に挿入される係合凸部14が軸方向から見て円弧形ないし扇形の突起として設けられ、この係合凸部14の先端面を除く表面が合成樹脂製の緩衝体17に覆われ、この緩衝体17を含む係合凸部14と係合凹部13の内壁13aの間に所定の大きさθの回転方向の間隙15が設定され、これらによってカップリング部5の弾性体4の過大変形を防止する回転方向のストッパ部16が設けられて、弾性体4が破損せず、弾性体9による緩衝効果によりストッパ部16の作動時に大きな打音が発生しないとともにストッパ部16が破損せず、また質量体10に係合凸部14が設けられていることにより質量体10の慣性質量を増大させることができるようになっている。緩衝体17はスラストベアリング12に一体成形されており、またスラストベアリング12および緩衝体17に、係合凸部14を差し込むための孔18が設けられている。
【0026】
上記構成を備えたトルク変動吸収ダンパは例えば自動車エンジンのクランクシャフトに装着されて、カップリング部5により低回転域のトルク変動を吸収するとともにトーショナルダンパ部11により中高回転域のクランクシャフトの捩り振動を低減させるもので、上記構成により以下の作用効果を奏する点に特徴を有している。
【0027】
すなわち、上記構成を備えたトルク変動吸収ダンパにおいては、トーショナルダンパ部11の弾性体9の軸方向弾性復元力によりスラストベアリング12がプーリ3に押し付けられるようになっており、このトーショナルダンパ部11の弾性体9が当該ダンパにもともと備えられている部品であるために、上記したスラストバネを備えた従来例よりダンパの部品点数を削減することができる。したがってこの分、構造が簡単で組み立て易く、かつコスト的に有利なダンパ製品を提供することができる。
【0028】
【発明の効果】
本発明は、以下の効果を奏する。
【0029】
すなわち、上記構成を備えた本発明のトルク変動吸収ダンパにおいては、トーショナルダンパ部の弾性体の軸方向弾性復元力によりスラストベアリングがカップリング部のプーリに押し付けられ、プーリがベアリングに押し付けられるようになっていて、このトーショナルダンパ部の弾性体が当該ダンパにもともと備えられている部品であるために、スラストバネを備えた従来例よりダンパの部品点数を削減することができる。したがってこの分、構造が簡単で組み立て易く、かつコスト的に有利であって、そのうえで上記したようにハブ、ベアリングおよびプーリよりなる回転自在な連結構造に軸方向のガタつきが発生しないようになっている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施例に係るトルク変動吸収ダンパの半裁断面図
【図2】本発明の第二実施例に係るトルク変動吸収ダンパの半裁断面図
【図3】図2におけるA−A線断面図
【図4】本発明の第三実施例に係るトルク変動吸収ダンパの半裁断面図
【図5】図4におけるB−B線断面図
【図6】従来例に係るトルク変動吸収ダンパの半裁断面図
【符号の説明】
1 ハブ
2 ベアリング
3 プーリ
3a ボス部
3b リム部
3c,10a ベルト係合溝
3d ステー部
4,9 弾性体
5 カップリング部
6 インナースリーブ
7 アウタースリーブ
8 スリーブ
10 質量体
11 トーショナルダンパ部
12 スラストベアリング
13 係合凹部
13a 内壁
14 係合凸部
15 間隙
16 ストッパ部
17 緩衝体
18 孔

Claims (1)

  1. ハブ(1)およびプーリ(3)をベアリング(2)およびゴム状弾性材製の弾性体(4)を介して接続したカップリング部(5)と、
    前記ハブ(1)および質量体(10)をゴム状弾性材製の弾性体(9)を介して接続したトーショナルダンパ部(11)とを備えたトルク変動吸収ダンパにおいて、
    前記プーリ(3)と前記質量体(10)の間に該両部材(3)(10)の間隔(c)より大きな軸方向長さ(L)を備えたスラストベアリング(12)を介装して前記質量体(10)を軸方向に変位させるとともにこれに接続された前記弾性体(9)を弾性変形させ、
    前記変位および前記弾性変形による軸方向弾性復元力により前記スラストベアリング(12)を前記カップリング部(5)のプーリ(3)に押し付け、プーリ(3)をベアリング(2)に押し付けたことを特徴とするトルク変動吸収ダンパ。
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