JPH0448363Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0448363Y2
JPH0448363Y2 JP1987058031U JP5803187U JPH0448363Y2 JP H0448363 Y2 JPH0448363 Y2 JP H0448363Y2 JP 1987058031 U JP1987058031 U JP 1987058031U JP 5803187 U JP5803187 U JP 5803187U JP H0448363 Y2 JPH0448363 Y2 JP H0448363Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
seal
cylindrical portion
spring
seal body
axially
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1987058031U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS63164665U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP1987058031U priority Critical patent/JPH0448363Y2/ja
Publication of JPS63164665U publication Critical patent/JPS63164665U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0448363Y2 publication Critical patent/JPH0448363Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Sealing With Elastic Sealing Lips (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本考案は耐圧用オイルシールに係り、詳しく
は、そのケースへの取りつけ構造に関する。
<従来の技術> 従来から、軸受などに使用される耐圧用オイル
シールとして、第3図の半切断面図に取りつけ状
態を示すようなオイルシールが知られている。こ
のオイルシール30は、軸方向に沿う断面形状が
ほぼ「L」字形で環状の芯金31と、この芯金3
1を内部に埋設する形で芯金31の表面を覆う弾
性材料からなるシール本体32と、径方向に沿う
断面形状がほぼ「L」字形でシール本体32の一
部を介して芯金31の軸方向外側を受け止める環
状のバツクアツプリング33とから構成されてい
る。そして、シール本体32の軸方向内側には、
軸受40の内輪41の外周面に摺接するシールリ
ツプ32aが延出して形成されている。
このオイルシール30は、そのシール本体32
の外周部が軸受40の外輪42内周面を圧接する
ことによつて固定され、そのバツクアツプリング
33が外輪42の内周面端部に形成された段部4
2aに当接することによつて抜け出しが阻止され
た状態で外輪42に取りつけられている。そのた
め、このオイルシール30に対して軸受40の内
輪41、外輪42間の内圧が作用しても、シール
本体32およびそのシールリツプ32aの変形は
バツクアツプリング33によつて阻止され、安定
したシール性を保つようになつている。
<考案が解決しようとする問題点> ところで、前記構造の耐圧用オイルシール30
においては、つぎのような問題点があつた。
すなわち、軸受40の外輪42に取りつけられ
たオイルシール30が内圧と対抗するためには、
このオイルシール30の抜け出しを阻止する段部
42aを外輪42の内周面端部に形成しておかな
ければならない。ところが、耐圧用ではない、す
なわち、バツクアツプリング33を備えていない
一般的なオイルシールを取りつける軸受40の外
輪42には、通常、このような段部42aは形成
されていない。したがつて、外側ケースとしての
外輪42にこのような耐圧用オイルシール30を
取りつけるには、その外輪42に段部42aをわ
ざわざ形成しなければならず、この段部42aの
形成に手間やコストがかかることになつていた。
本考案はかかる従来の問題点に鑑み、外側ケー
スに段部を形成する必要がなく、したがつて、一
般的なオイルシールが装着される外側ケースに対
しても容易に取りつけることができる耐圧用オイ
ルシールの提供を目的とする。
<問題点を解決するための手段> 本考案は、このような目的を達成するために、
内側回転体の外周面に摺接するシールリツプを有
するとともに、軸方向に沿う断面形状が略L字形
の芯金を埋設した弾性材料からなるシール本体
と、外側ケースに保持されて前記シール本体の軸
方向外端部を受け止める環状のバツクアツプリン
グとを備えた耐圧用オイルシールにおいて、前記
バツクアツプリングの径方向外周縁に、これと一
体で軸方向内方に向かつて延出されて前記シール
本体の軸方向外端部が圧入される筒部を形成する
とともに、この筒部から軸方向内方に向かつて突
出した前記シール本体の軸方向内端部の径方向外
周面に、前記筒部と略同じ外径の弾性材料からな
る大径部を形成したうえ、この大径部および前記
筒部を前記外側ケースに圧入したことを特徴とす
るものである。
<作用> 上記構成によれば、本考案の耐圧用オイルシー
ルは、そのバツクアツプリングの筒部及びシール
本体の大径部を外側ケースに圧入することによつ
て外側ケースの内周面に固定されることになり、
この筒部の圧接力によつて軸受の内圧に対抗する
ことになる。そのため、従来例のように、外側ケ
ースに段部を形成してオイルシールの抜け出しを
阻止することによつて内圧に対抗する必要がな
く、段部が形成されていない外側ケースにも取り
つけることができる。
<実施例> 以下、本考案を図面に示す一実施例に基づき詳
細に説明する。
第1図は耐圧用オイルシールを示す半切断面
図、第2図はこのオイルシールの取りつけ状態を
示す断面図である。
これらの図における符号10は耐圧用オイルシ
ールであつて、このオイルシール10は、芯金1
1と、シール本体12と、バツクアツプリング1
3とにより構成されている。
芯金11は軸方向に沿う断面形状がほぼ「L」
字形の金属製環状体として形成され、かつシール
本体12はフツ素ゴムのような耐久性および耐熱
性に優れた弾性材料で構成されている。そして、
このシール本体12は芯金11をその内部に埋設
する形で、芯金11の表面に焼き付けにより固着
されている。
また、このシール本体12には、例えば、軸受
20の内輪21のような内側回転体の外周面に摺
接するシールリツプ12aがその径方向内方に向
かつて延出形成されており、このシールリツプ1
2aの外周には、これを径方向に押圧して内輪2
1に密着させるガータスプリング14が巻着され
ている。そして、芯金11の外周片11aを埋設
したシール本体12の軸方向外端部はバツクアツ
プリング13によつて受け止め保持される一方、
この芯金11の外周片11a外側に固着されたシ
ール本体12の軸方向内端部の径方向外周面には
所定の一定厚みとされた弾性材料からなる大径部
12bが一体に形成されており、この大径部12
bは後述するバツクアツプリング13の筒部13
aの外径Dと略同じ寸法の外径、すなわち、軸受
20の外輪22の内周面に圧接しうる外径を有す
るものとなつている。
一方、バツクアツプリング13は、径方向に沿
う断面形状がほぼ逆「コ」字形の金属製環状体と
して形成されている。そして、このバツクアツプ
リング13の径方向外周縁にはこれと一体で軸方
向内方に向かつて延出された筒部13aが、ま
た、その径方向内周縁には軸方向内方に向かつて
延出された内周筒部13bがそれぞれ形成されて
おり、これらの両筒部13a,13bの軸方向外
側縁は互いに連結部13cによつて連結されてい
る。さらに、このバツクアツプリング13の両筒
部13a,13bおよび連結部13cからなる
「コ」字形開口部にはシール本体12の軸方向外
端部が圧入されており、このシール本体12の一
部を介して芯金11の軸方向外側が連結部13c
によつて受け止められる一方、シール本体12の
シールリツプ12aは内周筒部13bによつて補
強されている。なお、シール本体12とバツクア
ツプリング13とは、固着されていてもよい。
また、バツクアツプリング13の筒部13a
は、シール本体12の大径部12bと略同じ寸法
とされた外径Dを有しており、この外径Dは外側
ケースとしての軸受20の外輪22の内径よりも
若干大きく形成されている。すなわち、このバツ
クアツプリング13は、その筒部13aを圧入部
として外輪22に圧入し、筒部13aの有する圧
接力によつて外輪22の内周面に固定して取りつ
けられる。そして、このとき、シール本体12の
大径部12bも筒部13aとともに圧入部として
外輪22に圧入されることになるから、この耐圧
用オイルシールにおいては、これらの大径部12
bおよび筒部13aの圧接力によつて軸受20の
内圧に対抗し、シール本体12およびそのシール
リツプ12aの変形を防止し、安定したシール性
を保つことになる。
なお、以上の説明においては、本考案を軸受に
取りつけるものとして説明したが、これに限定さ
れるものではなく、内側回転体と外側ケースとか
らなる各種の装置に取りつけることができること
はいうまでもない。
<考案の効果> 以上説明したように、本考案の耐圧用オイルシ
ールにおいては、バツクアツプリングの径方向外
周縁に軸方向内方に向かつて延出された筒部を形
成するとともに、この筒部から軸方向内方に向か
つて突出したシール本体の軸方向内端部の径方向
外周面に筒部と略同じ外径を有する弾性材料から
なる大径部を形成し、この大径部およびバツクア
ツプリングの筒部を外側ケースに圧入することに
よつてその内周面に取りつけるようになつてい
る。したがつて、このオイルシールはそのシール
本体の大径部およびバツクアツプリングの筒部の
有する圧接力によつて内圧に対抗することにな
り、従来例のように、オイルシールの抜け出しを
阻止する段部を外側ケースに形成する必要はな
い。
そのため、段部が形成されていない、すなわ
ち、一般的なオイルシールが装着される外側ケー
スに対しても容易に取りつけることができる。
さらに、本考案の耐圧用オイルシールにおいて
は、バツクアツプリングと外側ケースとは金属同
士の嵌合となるが、シール本体の大径部と外側ケ
ースとは弾性材料と金属との嵌合、すなわち、弾
性的に嵌合することになるため、内圧の作用に伴
う潤滑油漏れが防止できるという効果も得られ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は本考案の一実施例に係
り、第1図は耐圧用オイルシールを示す半切断面
図であり、第2図はその取りつけ状態を示す断面
図である。また、第3図は、従来例としての耐圧
用オイルシールの取りつけ状態を示す半切断面図
である。 10……耐圧用オイルシール、12……シール
本体、12a……シールリツプ、13……バツク
アツプリング、13a……筒部、20……軸受、
21……内輪(内側回転体)、22……外輪(外
側ケース)。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 内側回転体の外周面に摺接するシールリツプを
    有するとともに、軸方向に沿う断面形状が略L字
    形の芯金を埋設した弾性材料からなるシール本体
    と、外側ケースに保持されて前記シール本体の軸
    方向外端部を受け止める環状のバツクアツプリン
    グとを備えた耐圧用オイルシールにおいて、 前記バツクアツプリングの径方向外周縁に、こ
    れと一体で軸方向内方に向かつて延出されて前記
    シール本体の軸方向外端部が圧入される筒部を形
    成するとともに、この筒部から軸方向内方に向か
    つて突出した前記シール本体の軸方向内端部の径
    方向外周面に、前記筒部と略同じ外径の弾性材料
    からなる大径部を形成したうえ、この大径部及び
    前記筒部を前記外側ケースに圧入したことを特徴
    とする耐圧用オイルシール。
JP1987058031U 1987-04-16 1987-04-16 Expired JPH0448363Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987058031U JPH0448363Y2 (ja) 1987-04-16 1987-04-16

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987058031U JPH0448363Y2 (ja) 1987-04-16 1987-04-16

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS63164665U JPS63164665U (ja) 1988-10-26
JPH0448363Y2 true JPH0448363Y2 (ja) 1992-11-13

Family

ID=30888264

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1987058031U Expired JPH0448363Y2 (ja) 1987-04-16 1987-04-16

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0448363Y2 (ja)

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS537187Y2 (ja) * 1973-10-17 1978-02-23
JPS5835894Y2 (ja) * 1980-01-16 1983-08-12 エヌオーケー株式会社 耐圧シ−ル

Also Published As

Publication number Publication date
JPS63164665U (ja) 1988-10-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5004248A (en) Unitized seal with unitizing joint remote from seal lip
US4588195A (en) Floating lip seal assembly with convoluted flexible section
CA1166281A (en) Unitized oil seals
US4015883A (en) Annular sealing members and assemblies incorporating them
JPS58214017A (ja) 軸受ブツシユのための補助シ−ル
CA2152991C (en) Seal for rolling bearings
US6789805B2 (en) Sealing assembly for relatively rotating mechanical members
US4026398A (en) Clutch release bearing
US5839834A (en) Bearing and bearing seal
JPS6143003Y2 (ja)
US2601996A (en) Seal
JPH0448363Y2 (ja)
US20040131296A1 (en) Cylindrical roller bearing and process for its assembly
JPH0137255Y2 (ja)
JP3751743B2 (ja) クラッチレリーズ軸受
JPH09105468A (ja) 密封装置
JPH0247311Y2 (ja)
JPH0448366Y2 (ja)
JP3885396B2 (ja) 密封装置
JPH0446137Y2 (ja)
JPH0231637Y2 (ja)
JP4773654B2 (ja) インジェクションパイプシール
JPH0138375Y2 (ja)
JP2594687Y2 (ja) 転がり軸受の密封装置
EP1290365B1 (en) Seal