JP2545259Y2 - スライドドア開口部のステッププレート取付構造 - Google Patents

スライドドア開口部のステッププレート取付構造

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JP2545259Y2
JP2545259Y2 JP1991004175U JP417591U JP2545259Y2 JP 2545259 Y2 JP2545259 Y2 JP 2545259Y2 JP 1991004175 U JP1991004175 U JP 1991004175U JP 417591 U JP417591 U JP 417591U JP 2545259 Y2 JP2545259 Y2 JP 2545259Y2
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step plate
fixed
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康秀 鈴木
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Mitsubishi Automotive Engineering Co Ltd
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Mitsubishi Motors Corp
Mitsubishi Automotive Engineering Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、1ボックスカー等の車
両の車体の側部に形成されたスライドドア開口部に、ス
テッププレートを取付ける際の取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】図4に示すように、通常の1ボックスカ
ー等の車両においては、車体1の一側部後方寄りに、比
較的大きな乗降用の開口部2を形成し、これをスライド
ドア3により開閉しうるようにしてある。このような車
両では、開口部2の下部に、フロア面4よりも1段低い
ステップ部5を設けて、乗降し易いようにしてある。
【0003】図5は、従来のステッププレートの取付構
造を示すもので、6はU字形断面をなすサイドメンバ、
7はその上面に固着されたフロアパネルである。フロア
パネル7の側端部下面に上端が固着された支持プレート
8のほぼ中間部には、側端をほぼ車体の側端面まで延出
させた水平板状をなすステッププレート9が固着されて
いる。
【0004】ステッププレート9の側端部と支持プレー
ト8の下端屈曲部との間の間隙部には、スライドドア3
の下部を支持して案内する概ね外向コ字形をなすロワレ
ール10が固着されている。11はロワレール10の下
端部に固着したサイドシルアウタである。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】上述のように、車体の
側部が大きく開口している車両にあっては、車体の曲げ
及びねじれ荷重に対して高い強度、剛性が要求される
が、上記した従来の構造においては、ステッププレート
9の長手内側端部が単に支持プレート8を介してフロア
パネル7に結合して構成されており、ステップとしての
機能及び強度を重点とした構造となっている。従って、
開口部及び車体の強度、剛性の向上はあまり期待できな
かった。
【0006】本考案は、上記課題に鑑みてなされたもの
で、その目的とするところは、ステッププレートの強
度、剛性を大幅に向上させることにより、ステップの機
能に加え、開口部の補強部材としての機能をも有するよ
うにした、スライドドア開口部のステッププレート取付
構造を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本考案は、ステッププレートを、車体の一側部に形
成されたスライドドア開口部の下端部に取付ける取付構
造であって、前記ステッププレートの長手方向の内側端
部を、車体下部のサイドメンバに固着するとともに、ス
テッププレートの前端部をセンタピラー下部の第1の強
度部材に固着し、後端部をクォータピラー下部のリヤサ
スペンション支持用ブラケットに固着された第2の強度
材に固着したことを特徴としている。
【0008】
【作用】本考案によると、ステッププレートは、サイド
メンバと第1及び第2の強度部材との3面により囲まれ
た構造となるので、ステップとしての強度を従来に増し
て向上しうるのは勿論のこと、開口部の補強部材として
の作用をするため、車体全体の強度、剛性を大幅に高め
ることができる。
【0009】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明
する。なお、上述の従来例と同様の部材には、同じ符号
を付して説明する。図1〜図3において、12はほぼ外
向L字形をなすステッププレートで、その前後長は開口
部2の間口の寸法とほぼ同等としてある。ステッププレ
ート12の上向片12aの長手方向の内側面上部は、車
体下部の左方(以下方向は車両の進行方向に向かってい
う)のサイドメンバ6の外側面に、全長にわたって固着
されている。13はセンタピラー14の下端部に結合さ
れたフロントブレースで、その内側端の上部を、サイド
メンバ6の外側面に直交状に固着することにより、セン
タピラー14等に作用する横荷重、ねじれ荷重を吸収す
る強度部材としての機能を有している。
【0010】上記ステッププレート12の側端部下面
は、ステッププレートの直下に設けられたスライドドア
3案内用のロワレール10に固着されている。開口部2
の後側の開口端部には、クォータピラー15の下端部に
結合されたリヤブレース16が、前記フロントブレース
13と対向して設けられ、リヤブレース16は、その内
側端に固着したブレースブラケット17をサイドメンバ
6の外側面に固着することにより、リヤサスペンション
(図示略)、クォータピラー15等の横荷重、ねじれ荷
重を吸収する強度部材としての機能を有している。
【0011】18はリーフスプリング(図示略)等のリ
ヤサスペンション支持用のブラケットで、その後端はブ
レースブラケット17に、また上端部はサイドメンバ6
の下端部にこれを挟むようにして、それぞれ固着されて
いる。ステッププレート12の前端及び後端はそれぞれ
フロントブレース13の後面とリヤブレース16の前面
とに、これら両ブレース13,16により狭持するよう
にして固着されている。
【0012】以上のように、上記実施例においては、ス
テッププレート12の長手方向をサイドメンバ6に直に
固着するとともに、前後端をフロントブレース13及び
リヤブレース16にそれぞれ固着して、それら車体の強
度部材であるサイドメンバ6とフロントブレース13と
リヤブレース16との3面により囲む支持構造としてあ
るため、ステップとしての強度を著しく向上しうるのは
勿論のこと、開口部2に作用する曲げやねじれ荷重を吸
収する補強部材としての機能を有するようになり、開口
部及び車体全体のねじれ強度、剛性を大幅に高めること
ができる。
【0013】なお、実施例では、リヤブレース16とブ
レースブラケット17とを別体としてあるが、それらを
一体的に成形してサイドメンバ6に固着してもよい。
【0014】
【考案の効果】本考案によれば、ステッププレートの強
度が従来に比して著しく向上するとともに、開口部及び
車体全体の曲げ、ねじれ荷重に対する強度、剛性を大幅
に高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を備える車体側部の要部の斜
視図である。
【図2】図1におけるA−A線に沿う要部の拡大縦断面
図である。
【図3】図1におけるB−B線に沿う要部の拡大縦断面
図である。
【図4】本考案が適用される1ボックスカーの側面図で
ある。
【図5】従来の構造を図4におけるC−C線に沿って縦
断して示す説明図である。
【符号の説明】 1 車体 2 開口部 3 スライドドア 6 サイドメンバ 7 フロアパネル 10 ロワレール 11 サイドシルアウタ 12 ステッププレート 12a 上向片 13 フロントブレース(第1の強度部材) 14 センタピラー 15 クォータピラー 16 リヤブレース(第2の強度部材) 17 ブレースブラケット 18 ブラケット

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ステッププレートを、車体の一側部に形成
    されたスライドドア開口部の下端部に取付ける取付構造
    であって、前記ステッププレートの長手方向の内側端部
    を、車体下部のサイドメンバに固着するとともに、ステ
    ッププレートの前端部をセンタピラー下部の第1の強度
    部材に固着し、後端部をクォータピラー下部のリヤサス
    ペンション支持用ブラケットに固着された第2の強度部
    材に固着したことを特徴とするスライドドア開口部のス
    テッププレート取付構造。
JP1991004175U 1991-01-16 1991-01-16 スライドドア開口部のステッププレート取付構造 Expired - Fee Related JP2545259Y2 (ja)

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JPH0495543U JPH0495543U (ja) 1992-08-19
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JPS5819944U (ja) * 1981-07-30 1983-02-07 大日本印刷株式会社 合成樹脂製の蓋
JPH0417401Y2 (ja) * 1985-02-18 1992-04-17

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