JP2003291858A - 車両のサイドシル補強構造 - Google Patents

車両のサイドシル補強構造

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JP2003291858A
JP2003291858A JP2002100180A JP2002100180A JP2003291858A JP 2003291858 A JP2003291858 A JP 2003291858A JP 2002100180 A JP2002100180 A JP 2002100180A JP 2002100180 A JP2002100180 A JP 2002100180A JP 2003291858 A JP2003291858 A JP 2003291858A
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side sill
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vehicle
reinforcing
outer member
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Seiji Yamazaki
省二 山崎
Hideki Koga
英樹 古賀
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Honda Motor Co Ltd
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    • B62DMOTOR VEHICLES; TRAILERS
    • B62D21/00Understructures, i.e. chassis frame on which a vehicle body may be mounted
    • B62D21/15Understructures, i.e. chassis frame on which a vehicle body may be mounted having impact absorbing means, e.g. a frame designed to permanently or temporarily change shape or dimension upon impact with another body
    • B62D21/157Understructures, i.e. chassis frame on which a vehicle body may be mounted having impact absorbing means, e.g. a frame designed to permanently or temporarily change shape or dimension upon impact with another body for side impacts
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62DMOTOR VEHICLES; TRAILERS
    • B62D25/00Superstructure or monocoque structure sub-units; Parts or details thereof not otherwise provided for
    • B62D25/02Side panels
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62DMOTOR VEHICLES; TRAILERS
    • B62D25/00Superstructure or monocoque structure sub-units; Parts or details thereof not otherwise provided for
    • B62D25/04Door pillars ; windshield pillars

Abstract

(57)【要約】 【解決手段】 補強部材32は、アウタパネル31の上
部31aの下面31bに沿わせて折曲げるとともに、こ
の折曲げ部としての上部取付部42をアウタパネル31
の上部31aに結合し、この上部取付部42の先を下方
に折曲げてなるV字断面部46を含む。 【効果】 補強部材の上部取付部をアウタ部材上部に結
合することにより、アウタ部材上部を補強することがで
きるとともに、補強部材のV字断面部によりアウタ部材
上部とサイドシル下部とを連結することで、アウタ部材
上部とサイドシル下部とを強固に結合することができ、
簡単な構造によってサイドシルの曲げ及びねじりに対す
る剛性を効率良く向上させることができる。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、簡単な構造によっ
てサイドシルの曲げ及びねじりに対する剛性を向上させ
るのに好適な車両のサイドシル補強構造に関する。 【0002】 【従来の技術】車両の左右側部に、それぞれ前後方向に
延びるように配置するサイドシルは、サイドボデーを構
成する部材であり、このサイドシルからフロントピラー
及びセンタピラーを立上げ、これらの各ピラーにルーフ
を取付けることで車室の骨格を形成する。このように、
サイドシルは車室骨格のベースとなり、車体の剛性を大
きく左右する部材である。例えば、車両に他の車両が側
面衝突した際には、車室骨格の変形を最小限に抑える必
要があり、サイドシルの補強が重要となる。 【0003】以下に車両の側面衝突時のサイドシルの変
形状態を説明する。図5(a),(b)は従来のサイド
シルの説明図である。(a)は車両の車体骨格構造を示
す斜視図であり、サイドシル100の前端からフロント
ピラー101を立上げ、サイドシル100の中間部から
センタピラー102を立上げ、フロントピラー101の
上端及びセンタピラー102の上端にフールサイドレー
ル103を取付け、左右のフールサイドレール103に
ルーフレール104を渡し、左右のサイドシル100の
間にフロントフロアクロスメンバ105を渡すことで、
客室の骨格を形成する。 【0004】(b)は(a)のb−b線断面図であり、
サイドシル100は、アウタ部材108と、このアウタ
部材108の車室側に取付けたインナ部材111とから
なる。以下に、サイドシル100より上方のセンタピラ
ー102に、白抜き矢印の向きに側面衝突時に作用する
荷重に相当する荷重Pを受けた場合のサイドシル100
の変形について説明する。 【0005】図6は従来のサイドシルの変形について説
明する斜視図であり、図5(a),(b)に示したサイ
ドシル及びセンタピラーをモデルで近似したものであ
る。即ち、サイドシル100の両端部を支点となる支持
部材112,113で支えるとともに、センタピラー1
02の上端部を支点となる支持部材114で支える。そ
して、サイドシル100より上方のセンタピラー102
に、白抜き矢印の向きに前述の荷重Pを加える。 【0006】図7(a),(b)は従来のサイドシルの
変形を説明する第1作用図であり、(a)は図6のa矢
視図、(b)は図6のb矢視図である。(a)におい
て、センタピラー102の荷重作用点をA、サイドシル
100の断面中心点をBとし、荷重作用点Aと断面中心
点Bとの距離をLとすると、サイドシル100にはねじ
りモーメントPLが発生する。また同時に(b)におい
て、支持部材112,113の間のサイドシル100に
は曲げモーメントPMが発生する。 【0007】図8(a),(b)は従来のサイドシルの
変形を説明する第2作用図であり、サイドシル100及
びセンタピラー102の要部拡大図で説明する。(a)
において、ねじりモーメントPLが発生したサイドシル
100には、せん断力が発生し、サイドシル100を上
壁100a、下壁100b、左壁100c及び右壁10
0dから構成した場合に、例えば、上壁100a、右壁
100dの各部に、サイドシル100の軸線に対して傾
斜した引張力TEとこの引張力TEに直交する圧縮力C
Mとがそれぞれ発生する。 【0008】(b)において、曲げモーメントPMが発
生したサイドシル100には、J−J線(このJ−J線
は、サイドシル100の軸線に直交して水平方向に延び
る。)方向において、断面中心点Bから左壁100c側
では全体として引張力(「Tens」,「(−)」で表
す。この引張力はJ−J線に沿って断面中心点Bから離
れるほど大きくなる。)が発生し、右壁100d側では
全体として圧縮力(「Comp」,「(+)」で表す。
この圧縮力はJ−J線に沿って断面中心点Bから離れる
ほど大きくなる。)が発生する。 【0009】図9(a),(b)は従来のサイドシルの
変形を説明する第3作用図であり、サイドシル100に
発生する引張力及び圧縮力を(a)では斜視図で示し、
(b)では断面図で示す。(a)において、上壁100
a及び右壁100dでは圧縮力CCが発生し、左壁10
0c及び下壁100bでは引張力TTが発生する。上記
の圧縮力CC及び引張力TTは、それぞれ図8(a)に
示した圧縮力CMと引張力TEとの全体の合力であり、
圧縮力CCは上壁100aと右壁100dとが交わる角
部100eに近づくにつれて大きくなり、引張力TTは
左壁100cと下壁100bとが交わる角部100fに
近づくにつれて大きくなる。 【0010】即ち、(b)において、サイドシル100
の断面では、K−K線を境にして一方の側に圧縮力
(「Comp」,「(+)」で表す。)、他方の側に引
張力(「Tens」,「(−)」で表す。)が発生す
る。 【0011】この結果、以上で述べた2種のモーメン
ト、即ち、ねじりモーメントPL(図7(a)参照)と
曲げモーメントPM(図7(b)参照)ととが同時に発
生したサイドシル100にはこれらのモーメントの合成
により、サイドシル100にはK−K線回りの曲げモー
メント、即ちK−K線に直交するN−N線が延びる方向
にサイドシル100を曲げようとする曲げモーメントF
Fが発生することになる。 【0012】このように、サイドシル100の断面のA
A側(K−K線を境にして一方の側)には圧縮力、サイ
ドシル100の断面のBB側(K−K線を境にして他方
の側)には引張力が作用することになり、サイドシル1
00の剛性を向上させるためには、N−N線方向の剛性
を高める必要がある。 【0013】図10は従来のサイドシルの変形を説明す
る第4作用図であり、(a)は実際のサイドシル100
の断面図、(b)は図9で説明した曲げモーメントFF
が作用した状態を示す断面図である。(a)に示す実際
のサイドシル100には、アウタ部材108の上部11
5に、雨水が車室内に浸入するのを防止する段部116
が設けてあり、(b)に示すように、曲げモーメントF
Fがアウタ部材108の上部に圧縮力として作用するこ
とにより、アウタ部材108の上部115は、想像線で
示す初期の状態から実線で示す状態へ、段部116付近
で大きく変形することになる。従って、N−N線の延び
る方向に補強すれば、サイドシル100の曲げ剛性が高
められる。 【0014】図11は従来のサイドシルの剛性を示すグ
ラフであり、縦軸は図5(b)に示したセンタピラーに
作用する水平な荷重P、横軸は荷重Pによるサイドシル
の水平方向の変形量δを表す。図中の120は、アウタ
部材108と、インナ部材111と、これらアウタ部材
108及びインナ部材111のそれぞれの間に介在させ
た補強材121とからなるサイドシルであり、図5に示
したサイドシル100とほぼ同じ荷重ー変形量曲線を描
く。即ち、センタピラーに側方から荷重が入力した場合
には、サイドシルに図のような形状の補強材121を設
けても効果は小さい。 【0015】これは、図10(b)で説明したように、
センタピラーに側方から荷重が作用した場合には、サイ
ドシル100に合成された曲げモーメントFFが斜め方
向に発生して、特にアウタ部材108の上部115に大
きな荷重が作用して変形するのに対して、補強材121
は縦向きに設けたものであるからサイドシル120のア
ウタ部材108の変形を抑制する構造にはなっていない
からである。 【0016】また、サイドシルの補強構造としては、例
えば、特開2000−238666公報「自動車のサイ
ドシル構造」が知られている。 【0017】同公報の図2には、サイドシル3(符号に
ついては、同公報に記載されているものを使用した。以
下同じ。)を、車体の外側に設けたサイドシルアウタ4
と、このサイドシルアウタ4の内側に設けたサイドシル
インナ6と、これらのサイドシルアウタ4及びサイドシ
ルインナ6との間に設けるとともにこれらのサイドシル
アウタ4及びサイドシルインナ6の各上部と各下部とを
連結するサイドシル・ストレングス13と、このサイド
シル・ストレングス13に設けたサイドシル・ストレン
グス突出部18の背面を塞ぐように取付けた補強板30
とから構成した構造が記載されている。 【0018】 【発明が解決しようとする課題】上記のサイドシル3
は、サイドシルアウタ4とサイドシルインナ6とを、サ
イドシル・ストレングス13及び補強板30で補強する
構造であり、部品数が多くなるとともにサイドシル3の
構造が複雑になる。更に、サイドシル・ストレングス1
3は、サイドシル3の上下を単に連結するものであり、
図11に示した補強材121とほぼ同様にサイドシルア
ウタ4の上部の変形にほとんど寄与しないと予想され
る。 【0019】そこで、本発明の目的は、車両のサイドシ
ル補強構造を改良することで、簡単な構造によってサイ
ドシルの曲げ及びねじりに対する剛性を効率良く向上さ
せることにある。 【0020】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1は、縦向きに配置した補強部材の両面に断面
がほぼコ字状のアウタ部材とインナ部材とを接合して閉
断面構造にした車両のサイドシルにおいて、補強部材
を、アウタ部材上部の下面に沿わせて折曲げるととも
に、この折曲げ部をアウタ部材上部に結合し、この折曲
げ部の先を下方に折曲げてなるV字断面部を含むものと
したことを特徴とする。 【0021】補強部材の折曲げ部をアウタ部材上部に結
合することにより、アウタ部材上部を補強することがで
きるとともに、補強部材のV字断面部によりアウタ部材
上部とサイドシル下部とを連結することで、アウタ部材
上部とサイドシル下部とを強固に結合することができ、
簡単な構造によってサイドシルの曲げ及びねじりに対す
る剛性を効率良く向上させることができる。 【0022】 【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を添付図に基
づいて以下に説明する。なお、図面は符号の向きに見る
ものとする。図1は本発明に係るサイドシル補強構造を
採用した車両の骨格構造を示す斜視図であり、車室の両
側方下方にサイドシル10,10(奥側のサイドシル1
0は不図示)の前端からそれぞれ上方へフロントピラー
11,11を延ばし、サイドシル10,10の中間部か
らそれぞれセンタピラー12,12(奥側のセンタピラ
ー12は不図示)を上方へ延ばし、これらのフロントピ
ラー11,11及びセンタピラー12,12にルーフサ
イドレール13,13を取付け、これらのルーフサイド
レール13,13間をルーフレール14,15,16で
連結した状態を示す。なお、18,18は車室下部から
エンジン室内に延ばしたサイドフレーム、21,22は
サイドシル10,10から後方に延ばしたリヤフレーム
である。 【0023】図2(a),(b)は本発明に係るサイド
シル補強構造(第1の実施の形態)を示す断面図であ
る。(a)において、サイドシル10は、断面がほぼコ
字状のアウタ部材としてのアウタパネル31と、このア
ウタパネル31の車室側に、補強部材32を介して合わ
せた断面がほぼコ字状のインナパネル33とからなる。 【0024】アウタパネル31は上端部及び下端部に外
フランジ35,36を形成し、インナパネル33は上端
部及び下端部に内フランジ37,38を形成した部材で
あり、外フランジ35と内フランジ37との間に補強部
材32の上部を挟んで共に結合させ、外フランジ36と
内フランジ38との間に補強部材32の下部を挟んで共
に結合させる。 【0025】補強部材32は、上部に折曲げて形成する
ことで外フランジ35と内フランジ37との間に介在さ
せた上部フランジ部41と、このフランジ部41からア
ウタパネル31の上部31aの下面31bに沿わせて延
ばすとともに下面31bに取付けた折曲げ部としての上
部取付部42と、この上部取付部42の先端からV字状
に折曲げて車体内方で且つ下方へ傾斜させて延ばした傾
斜部43と、この傾斜部43の下端から下方に延ばして
外フランジ36と内フランジ38との間に挟んだ下部延
出部44とからなる。なお、31cはアウタパネル31
の上部31aよりも下方に設けた段部である。上記の上
部取付部42及び傾斜部43は、請求項1に記載したV
字断面部46を形成する部分である。 【0026】(b)において、センタピラー12に車両
側方から白抜き矢印の向きに荷重Pが作用すると、サイ
ドシル10にねじりモーメントPL(図7(a)参照)
及び曲げモーメントPM(図7(b)参照)が作用する
が、アウタパネル31の上部31aの下面31bに補強
部材32の上部取付部42を取付けたことで、アウタパ
ネル31の上部31aの剛性が増すとともに、傾斜部4
3が延びる矢印の方向、傾斜部43に直交する矢印
の方向、補強部材32がサイドシル10の下部側を中心
にして揺動する矢印の方向等のアウタパネル31の全
体の剛性も増して、アウタパネル31の上部31aの変
形及びアウタパネル31の全体の変形を抑えることがで
き、ひいてはサイドシル10の全体剛性を高めることが
できる。 【0027】図3は本発明に係るサイドシル(第1の実
施の形態)に作用する荷重と変位量との関係を示すグラ
フであり、縦軸はセンタピラーに車両内方へ向けて作用
する水平な荷重P、横軸は荷重Pによるサイドシルの水
平方向の変位量δを表す。グラフ中には、本発明の実施
例に加え、比較例1(図11に示した補強材121を追
加したサイドシル120)、比較例2(図11に示した
補強をほどこしていないサイドシル100)も示した。
実施例では、比較例1及び比較例2に対して荷重Pが大
幅に増加した。補強部材32(図2参照)の効果が顕著
に表われている。 【0028】以上の図2(a),(b)で説明したよう
に、本発明は、縦向きに配置した補強部材32の両面に
断面がほぼコ字状のアウタパネル31とインナパネル3
3とを接合して閉断面構造にした車両のサイドシル10
において、補強部材32が、アウタパネル31の上部3
1aの下面31bに沿わせて折曲げるとともに、この折
曲げ部としての上部取付部42をアウタパネル31の上
部31aに結合し、この上部取付部42の先を下方に折
曲げてなるV字断面部46を含むことを特徴とする。 【0029】補強部材32の上部取付部42をアウタパ
ネル31の上部31aに結合することにより、アウタパ
ネル31の上部31aを補強することができるととも
に、補強部材32のV字断面部46によりアウタパネル
31の上部31aとサイドシル10の下部とを連結する
ことで、アウタパネル31の上部31aとサイドシル1
0の下部とを強固に結合することができ、簡単な構造に
よってサイドシル10の曲げ及びねじりに対する剛性を
効率良く向上させることができる。また、サイドシル1
0を簡単な構造にしたので、サイドシル10のコストを
下げることができ、更に、サイドシル10を軽量にする
ことができる。 【0030】図4(a)〜(c)は本発明に係るサイド
シル補強構造の別の実施の形態を示す断面図である。な
お、図2に示した第1の実施の形態と同一構成について
は同一符号を付け、詳細説明は省略する。(a)に示す
サイドシル50(第2の実施の形態)は、アウタパネル
31に補強部材51を介してインナパネル33を取付け
た部材である。 【0031】補強部材51は、上部フランジ部41と、
この上部フランジ部41からアウタパネル31の上部3
1aの下面31bに沿わせて上部31aの途中まで延ば
すとともに下面31bに取付けた折曲げ部としての上部
取付部52と、この上部取付部52の先端から下方に延
ばした小延出部53と、この小延出部53の下端から車
体内方で且つ下方へ傾斜させて延ばした傾斜部54と、
この傾斜部54の下端から下方に延ばして外フランジ3
6と内フランジ38との間に挟んだ下部延出部55とか
らなる。 【0032】上記した上部取付部52、小延出部53及
び傾斜部54は、ほぼV字状に折曲げた部分であり、V
字断面部57を形成するものである。補強部材51の上
部取付部52をアウタパネル31の途中まで延ばすこと
で、補強部材51の上部フランジ部41から下部延出部
55までの寸法を短くすることができ、補強部材51の
軽量化、材料費の低減を図りつつサイドシル50の剛性
を高めることができる。 【0033】(b)に示すサイドシル60(第3の実施
の形態)は、アウタパネル31に補強部材32を介して
インナパネル33を取付け、補強部材32に補強プレー
ト61を取付けた部材である。 【0034】補強プレート61は、上端を補強部材32
の上部取付部42の一端部に取付け、下端を下部延出部
44の上部側面に取付けた部材である。このように、補
強部材32に補強プレート61を取付けることで、補強
プレート61にて補強部材32の変形を抑えることがで
き、アウタパネル31、ひいてはサイドシル60の剛性
をより一層高めることができる。 【0035】(c)に示すサイドシル70(第4の実施
の形態)は、アウタパネル31に補強部材71を介して
インナパネル33を取付けた部材である。補強部材71
は、第1補強材72と、この第1補強材72に連結した
第2補強材73とからなる。 【0036】第1補強材72は、上部フランジ部41
と、この上部フランジ部41からアウタパネル31の上
部31aの下面31bに沿わせて上部31aの途中まで
延ばすとともに下面31bに取付けた上部取付部52
と、この上部取付部52の先端から下方に延ばした小延
出部53とからなる。 【0037】第2補強材73は、第1補強材72の小延
出部53に結合させた上部連結部76と、この上部連結
部76の下端から車体内方で且つ下方へ傾斜させて延ば
した傾斜部77と、この傾斜部77の下端から下方に延
ばして外フランジ36と内フランジ38との間に挟んだ
下部延出部55とからなる。 【0038】上記した第1補強材72の上部取付部5
2、小延出部53及び第2補強材73の上部連結部7
6、傾斜部77は、ほぼV字状に折曲げた部分であり、
V字断面部78を形成するものである。 【0039】補強部材71を第1補強部材72と第2補
強部材73とに分割したことで、例えば、第2補強部材
73を取付けずに第1補強部材72のみを取付けること
もできる。即ち、車両によっては、アウタパネル31、
インナパネル33及び第1補強材72からなるサイドシ
ルでアウタパネル31の上部31aを補強するだけで十
分な剛性を得ることも可能になる。 【0040】尚、本発明のサイドシル補強構造は、サイ
ドシルの長手方向全体に採用してもよいし、サイドシル
の長手方向の一部、特にセンタピラーの近傍のみに採用
してもよい。 【0041】 【発明の効果】本発明は上記構成により次の効果を発揮
する。請求項1の車両のサイドシル補強構造は、補強部
材を、アウタ部材上部の下面に沿わせて折曲げるととも
に、この折曲げ部をアウタ部材上部に結合し、この折曲
げ部の先を下方に折曲げてなるV字断面部を含むものと
したので、補強部材の折曲げ部をアウタ部材上部に結合
することにより、アウタ部材上部を補強することができ
るとともに、補強部材のV字断面部によりアウタ部材上
部とサイドシル下部とを連結することで、アウタ部材上
部とサイドシル下部とを強固に結合することができ、簡
単な構造によってサイドシルの曲げ及びねじりに対する
剛性を効率良く向上させることができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明に係るサイドシル補強構造を採用した車
両の骨格構造を示す斜視図 【図2】本発明に係るサイドシル補強構造(第1の実施
の形態)を示す断面図 【図3】本発明に係るサイドシル(第1の実施の形態)
に作用する荷重と変位量との関係を示すグラフ 【図4】本発明に係るサイドシル補強構造の別の実施の
形態を示す断面図 【図5】従来のサイドシルの説明図 【図6】従来のサイドシルの変形について説明する斜視
図 【図7】従来のサイドシルの変形を説明する第1作用図 【図8】従来のサイドシルの変形を説明する第2作用図 【図9】従来のサイドシルの変形を説明する第3作用図 【図10】従来のサイドシルの変形を説明する第4作用
図 【図11】従来のサイドシルの剛性を示すグラフ 【符号の説明】 10,50,60,70…サイドシル、31…アウタ部
材(アウタパネル)、31a…アウタ部材の上部、3
2,51,71…補強部材、42,52…折曲げ部(上
部取付部)、46,57,78…V字断面部。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 縦向きに配置した補強部材の両面に断面
    がほぼコ字状のアウタ部材とインナ部材とを接合して閉
    断面構造にした車両のサイドシルにおいて、 前記補強部材は、アウタ部材上部の下面に沿わせて折曲
    げるとともに、この折曲げ部を前記アウタ部材上部に結
    合し、この折曲げ部の先を下方に折曲げてなるV字断面
    部を含むことを特徴とする車両のサイドシル補強構造。
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