JP2001341567A - シート取付構造 - Google Patents

シート取付構造

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JP2001341567A
JP2001341567A JP2000165729A JP2000165729A JP2001341567A JP 2001341567 A JP2001341567 A JP 2001341567A JP 2000165729 A JP2000165729 A JP 2000165729A JP 2000165729 A JP2000165729 A JP 2000165729A JP 2001341567 A JP2001341567 A JP 2001341567A
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seat
seat mounting
strength
mounting structure
mounting portion
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JP2000165729A
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Masato Kobayashi
正人 小林
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Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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    • B62DMOTOR VEHICLES; TRAILERS
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  • Aviation & Aerospace Engineering (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Seats For Vehicles (AREA)
  • Body Structure For Vehicles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 側面衝突時のエネルギ吸収特性を向上させな
がら、センターピラーなどと乗員との間の接触を抑制す
ることを可能とする。 【解決手段】 軽金属の押し出し材の閉断面構造を有す
るフロア2車体前後方向に沿ったサイドシル3と、フロ
ア2の車幅方向中央部に車両上方へ突出して前後方向に
沿って配置されたフロアトンネル4とを備え、サイドシ
ル3及びフロアトンネル4に、少なくとも前側2カ所及
びセンターピラー15に前後位置が対応する後側2カ所
のシート取付部P1,P2,P3,P4によりシートS
を取付け、サイドシル3の前後のシート取付部P1,P
3の前側P1及びフロアトンネル4の前後のシート取付
部P2,P4の後側P4を、サイドシル3の前後のシー
ト取付部P1,P3の後側P3及びフロアトンネルの前
後のシート取付部P2,P4の前側P2よりも強度を高
く設定したことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車などに適用
されるシート取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のシート取付構造としては、例えば
特開平5−330365号公報に記載されたものがあ
る。このシート取付構造は、フロアの左右を結ぶ連結部
材上にシート取付部を有し、連結部材の両端部はサイド
シル部に貫通して配置されたものである。これによっ
て、側面衝突時に連結部材を介しシートを車室内側へ移
動させ、センターピラー又はドアが乗員に当たるときの
速度差を低減するようにし、乗員保護を図ることができ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、シート
の前後に大きな連結部材を有するため、部品点数が増加
するばかりでなく、重量増を招くと共に、接合点数が増
加し、コストも上昇するという問題がある。
【0004】本発明は、連結部材を不要とし、センター
ピラーの付け根部を最大変形部とする変形モードに対し
て適正なシートの支持を行わせ、乗員の保護性能を向上
することのできるシート取付構造の提供を課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、軽金
属の押し出し材で形成され押し出し方向が車体前後方向
の閉断面構造を有するフロアと、前記フロアの車幅方向
外端部に配置されて車体前後方向に沿ったサイドシル
と、前記フロアの車幅方向中央部に車両上方へ突出し車
体前後方向に沿って配置されたフロアトンネルとを備
え、前記サイドシル及びフロアトンネルの前側とセンタ
ーピラーに対応する後側とに設けたシート取付部により
シートを取付け、前記サイドシルの前側シート取付部及
びフロアトンネルの後側シート取付部を、前記サイドシ
ルの後側シート取付部及びフロアトンネルの前側シート
取付部よりも強度を高く設定したことを特徴とする。
【0006】請求項2の発明は、請求項1記載のシート
取付構造であって、前記各シート取付部は、取り付け用
のブラケットを備え、前記シート取付部の強度を、前記
ブラケットにより設定することを特徴とする。
【0007】請求項3の発明は、請求項2記載のシート
取付構造であって、前記シート取付部の強度を、前記ブ
ラケットの板厚差により設定したことを特徴とする。
【0008】請求項4の発明は、請求項2記載のシート
取付構造であって、前記シート取付部の強度を、相対的
に低く設定するときは前記ブラケットを開断面に形成
し、相対的に高く設定するときは前記ブラケットを閉断
面に形成することを特徴とする。
【0009】請求項5の発明は、請求項2記載のシート
取付構造であって、前記シート取付部の強度を、相対的
に高く設定するときは前記ブラケットにリブを設定する
ことを特徴とする。
【0010】請求項6の発明は、請求項2記載のシート
取付構造であって、前記シート取付部の強度を、相対的
に低く設定するときは前記ブラケットに潰れビードを設
定することを特徴とする。
【0011】請求項7の発明は、請求項1記載のシート
取付構造であって、前記シート取付部の強度を、相対的
に高く設定するときは前記サイドシル及びフロアトンネ
ルに補強材を設けることを特徴とする。
【0012】請求項8の発明は、請求項1記載のシート
取付構造であって、前記シート取付部の強度を、相対的
に低く設定するときは前記サイドシル及びフロアトンネ
ルにスリットを設けることを特徴とする。
【0013】請求項9の発明は、請求項1記載のシート
取付構造であって、前記各シート取付部は、前記サイド
シル及びフロアトンネルに取り付けられたシートスライ
ド装置と、該シートスライド装置に前記シートを支持す
るシート脚部とを備え、前記シート取付部の強度を、前
記シート脚部により設定することを特徴とする。
【0014】請求項10の発明は、請求項9記載のシー
ト取付構造であって、前記シート取付部の強度を、前記
シート脚部の肉厚変更により設定することを特徴とする
シート。
【0015】請求項11の発明は、請求項9記載のシー
ト取付構造であって、前記シート取付部の強度を、相対
的に低く設定するときは前記シート脚部を開断面に形成
し、相対的に高く設定するときは前記シート脚部を閉断
面に形成することを特徴とする。
【0016】請求項12の発明は、請求項9記載のシー
ト取付構造であって、前記シート取付部の強度を、相対
的に高く設定するときは前記シート脚部にリブを設定す
ることを特徴とする。
【0017】請求項13の発明は、請求項9記載のシー
ト取付構造であって、前記シート取付部の強度を、相対
的に低く設定するときは前記シート脚部に潰れビードを
設定することを特徴とする。
【0018】請求項14の発明は、請求項1又は9記載
のシート取付構造であって、前記シートは、前部又は後
部の少なくとも一方に、シートの車幅方向外側からの荷
重を同内側へ伝達し得る左右に渡った連結部材を備えた
ことを特徴とする。
【0019】請求項15の発明は、請求項14記載のシ
ート取付構造であって、前記シートは、車幅方向外側か
ら前記シートへ入力される荷重を前記連結部材に伝達補
助する補強部材を備えたことを特徴とする。
【0020】請求項16の発明は、請求項14記載のシ
ート取付構造であって、前記後部の連結部材は、車幅方
向外側が高くなるように傾斜設定されていることを特徴
とする。
【0021】
【発明の効果】請求項1の発明では、軽金属の押し出し
材で形成され、押し出し方向が車体前後方向の閉断面構
造を有するフロアと、前記フロアの車幅方向外端部に配
置された車体前後方向に沿ったサイドシルと、前記フロ
アの車幅方向中央部に車両上方へ突出して前後方向に沿
って配置されたフロアトンネルとを備え、前記サイドシ
ル及びフロアトンネルに少なくとも前側2カ所及びセン
ターピラーに前後位置が対応する後側2カ所のシート取
付部によりシートを取り付け、前記サイドシルの前側シ
ート取付部及びフロアトンネルの後側シート取付部を前
記サイドシルの後側シート取付部及びフロアトンネルの
前側シート取付部よりも強度を高く設定している。従っ
て、側面衝突時に最もエネルギ吸収量に優れた変形モー
ドであるセンターピラーの付け根部を最大変形部とする
ように変形させた場合に、前記強度の設定によってシー
ト前部の車幅方向内側への移動量を大きく、同後部の移
動量を小さくすることができる。このため、センターピ
ラーとシートバックとが干渉しやすくなり、乗員が早期
にセンターピラーに当たることを防ぐことができる。
又、センターピラーからシートバックへ伝達される荷重
を大きくすると共に、フロアからシートの後部へ伝達さ
れる荷重を少なくすることができる。従って、センター
ピラーの上端側を中心にして発生するモーメントを小さ
くすることができ、センターピラーなどの薄板化によっ
て軽量化が可能となる他、エネルギ吸収量に優れた変形
モードとしてピラーの付け根部を積極的に圧潰させるこ
とができる。
【0022】請求項2の発明では、請求項1の発明の効
果に加え、各シート取付部は取り付け用のブラケットを
備え、シート取付部の強度をブラケットにより設定して
いる。従って、ブラケットの強度を設定するだけであ
り、構造を簡単にすることができる。
【0023】請求項3の発明では、請求項2の発明の効
果に加え、シート取付部の強度をブラケットの板厚差に
より設定しているため、構造が簡単である。
【0024】請求項4の発明では、請求項2の発明の効
果に加え、シート取付部の強度を相対的に低く設定する
ときはブラケットを開断面に形成し、相対的に高く設定
するときはブラケットを閉断面に形成するから構造が簡
単であると共に、ブラケットの軽量化も可能である。
【0025】請求項5の発明では、請求項2の発明の効
果に加え、シート取付部の強度を相対的に高く設定する
ときはブラケットにリブを設定するから、構造が簡単で
あると共に、ブラケットの軽量化が可能である。
【0026】請求項6の発明では、請求項2の発明の効
果に加え、シート取付部の強度を相対的に低く設定する
ときは、ブラケットに潰れビードを設定するから、構造
が簡単であると共に、ブラケットの軽量化も可能であ
る。
【0027】請求項7の発明では、請求項1の発明の効
果に加え、シート取付部の強度を相対的に高く設定する
ときは、サイドシル及びフロアトンネルに補強材を設け
るから、シート側の構造を簡単にすることができる。
【0028】請求項8の発明では、請求項1の発明の効
果に加え、シート取付部の強度を相対的に低く設定する
ときは、サイドシル及びフロアトンネルにスリットを設
けるため、軽量化を図ることができる。
【0029】請求項9の発明では、請求項1の発明の効
果に加え、各シート取付部はサイドシル及びフロアトン
ネルに取り付けられたシートスライド装置と、シートス
ライド装置にシートを支持するシート脚部とを備え、シ
ート取付部の強度をシート脚部により設定するため、必
要部品の利用により構造を簡単にすることができる。
【0030】請求項10の発明では、請求項9の発明の
効果に加え、シート取付部の強度をシート脚部の肉厚変
更により設定するため、構造を簡単にすることができ
る。
【0031】請求項11の発明では、請求項9の発明の
効果に加え、シート取付部の強度を相対的に低く設定す
るときはシート脚部を開断面に形成し、相対的に高く設
定するときはシート脚部を閉断面に形成するため、構造
を簡単にすると共に軽量化を図ることができる。
【0032】請求項12の発明では、請求項9の発明の
効果に加え、シート取付部の強度を相対的に高く設定す
るときはシート脚部にリブを設定するため、軽量化を図
ることができる。
【0033】請求項13の発明では、請求項9の発明の
効果に加え、シート取付部の強度を相対的に低く設定す
るときはシート脚部に潰れビードを設定するため、シー
ト取付部の強度を確実に低く設定することができると共
に、構造が簡単である。
【0034】請求項14の発明では、請求項1又は9の
発明の効果に加え、シートは前部又は後部の少なくとも
一方にシートの車幅方向外側からの荷重を同内側へ伝達
し得る左右に渡った連結部材を備えたため、前記シート
取付部の強度設定と連結部材とにより、連結部材をシー
トの前部に備えた場合には、特に側面衝突時のシート前
部のサイドシル側におけるシート取付部へかかる入力を
連結部材を介してフロアトンネル側の低い強度のシート
取付部へ伝達し、シート前部のシート取付部をより積極
的に変形させることができる。従って、シート前部の車
室内側への移動量をより増大することができ、センター
ピラーとシートバックとをより干渉しやすくすることが
でにより、乗員が早期にセンターピラーに当たることを
防ぐことができる。又、連結部材をシートの後部に備え
た場合には、特に、側面衝突時のセンターピラーからシ
ートバックへ伝達される荷重を連結部材を介し、フロア
トンネル側の高い強度のシート取付部へ確実に伝達し、
構造を強固にすることができる。従って、センターピラ
ーに発生する曲げモーメントをより小さくすることがで
き、板厚の減少などによって、さらなる軽量化を図るこ
とが可能になる。
【0035】請求項15の発明では、請求項14の発明
の効果に加え、シートは車幅方向外側からシートへ入力
される荷重を連結部材に伝達補助する補強部材を備えた
ため、特に側面衝突時にセンターピラーからシートバッ
クへ伝達される荷重を、連結部材を介してフロアトンネ
ル側のシート取付部へ伝達しながら、補強部材の変形に
よっても荷重をある程度吸収するから、サイドシルから
シート取付部、連結部材を介して伝達される荷重をより
低く抑えることができる。従って、シート後部の移動を
抑えながらも、センターピラー付け根部近傍においてフ
ロアを積極的に潰すことができ、エネルギ吸収特性をよ
り向上させることができる。
【0036】請求項16の発明では、請求項14の発明
の効果に加え、後部の連結部材は車幅方向外側が高くな
るように傾斜設定されているため、サイドシル及びフロ
アのセンターピラー付け根部近傍に入力される荷重の割
合を増加させ、より積極的に変形させ、エネルギ吸収特
性をより向上させることができる。
【0037】
【発明の実施の形態】(第1実施形態)図1,図2,図
3は本発明の第1実施形態を適用したシート取付構造に
係り、図1は概略斜視図、図2はシートSの前部側、図
3は同後部側のシート取付構造を示す概略断面図であ
る。
【0038】まず、車体側の構造であるが、フロアとし
てフロントフロア2が備えられ、該フロントフロア2の
車幅方向外端部にサイドシル3が配置されている。前記
フロントフロア2は、アルミ合金、マグネシウム合金な
どの軽金属の押し出し材で形成され、その押し出し方向
が車体前後方向となっており、閉断面構造を有してい
る。フロントフロア2の車幅方向中央部には、フロアト
ンネル4が配置されている。フロアトンネル4は、車両
上方へ突出して前後方向に沿って配置されている。
【0039】前記サイドシル3は、フロントフロア2の
車幅方向外端部に配置されて、車体前後方向に沿ってい
る。このサイドシル3は、サイドシルインナ3a及びサ
イドシルアウタ3bとから成り、サイドシルインナ3a
は、前記フロントフロア2と一体に押し出し成形されて
おり、サイドシルアウタ3bは、例えば車体側部を構成
するボディサイド構造体としてセンターピラー15など
一体にアルミ合金、マグネシウム合金などの軽金属の鋳
物によって形成されている。サイドシルインナ3aとサ
イドシルアウタ3bとは、レーザ溶接などによって結合
されている。
【0040】前記シートSは、シートクッション10
と、シートバック16とを備えている。図示はしない
が、シートクッション10にはシートクッションフレー
ムが備えられ、また、シートバック16にはシートバッ
クフレーム16aが備えられている。かかるシートS
は、少なくとも前側2カ所及び後側2カ所のシート取付
部P1,P2,P3,P4によりサイドシル3及びフロ
アトンネル4に取り付けられている。後側のシート取付
部P3,P4は、センターピラー15に前後位置が対応
し、これによってシートバック16がセンターピラー1
5に車幅方向で対向することができる配置となってい
る。
【0041】前記シートSのシートクッション10は、
フレームQ上に搭載されている。フレームQは、シート
クッション10の前部及び側部に渡る形状に形成され、
前部は連結部材13aとなっている。この連結部材13
aはシートSの車幅方向外側からの荷重を同内側へ伝達
し得るように左右に渡って備えられた構成となってい
る。又、シートSの後部側には、シートバックフレーム
16aの下端部間に左右に渡って備えられた連結部材1
3bが設けられている。連結部材13bもシートの車幅
方向外側からの荷重を同内側へ伝達し得るものである。
前記連結部材13bの車幅方向外端部と前記シートバッ
クフレーム16aの下端側との間には、補強部材14が
設けられている。この補強部材14は、車幅方向外側か
らシートSへ入力される荷重を連結部材13bに伝達補
助するものである。
【0042】シートSの前部又は後部の連結部材13
a,13bは少なくとも一方が設けられればよく、前部
の連結部材13aのみ、あるいは後部の連結部材13b
のみを設ける構成にすることもできる。
【0043】前記シートSの前部側左右には、外前側の
シート脚部11a、内前側のシート脚部11cが備えら
れ、同後側には外後側のシート脚部11b、内後側のシ
ート脚部11dが備えられている。前記外前側のシート
脚部11aは、その上端が前記フレームQに取り付けら
れ、下端側はシートスライドレール6aにスライド自在
に支持されている。前記内前側のシート脚部11cには
潰れビード12cが設けられ、その上端が前記フレーム
Qの車幅方向内側に取り付けられ、その下端がフロアト
ンネル4側のシートスライドレール6bにスライド自在
に支持されている。
【0044】前記外後側のシート脚部11bには潰れビ
ード12bが設けられ、その上端が前記フレームQの後
端に結合され、その下端は前記サイドシル3側のシート
スライドレール6aにスライド自在に支持されている。
前記内後側のシート脚部11dは、その上端が前記フレ
ームQの後部側に結合され、その下端がフロアトンネル
4側のシートスライドレール6bにスライド自在に支持
されている。
【0045】前記サイドシル3側のシートスライドレー
ル6aには、その前後部に外前側のブラケット5a、外
後側のブラケット5bが結合され、外前側のブラケット
5aは補強部材8aを介してフロントフロア2側に結合
されている。外前側のブラケット5aとシートスライド
レール6aとの間の結合は、車幅方向での面合わせによ
る結合であり、車幅方向からの荷重によってその合わせ
面に圧縮力が働くようになっている。又、外前側のブラ
ケット5aと補強部材8との間の結合は、略車幅方向に
沿った面合わせとなっており、車幅方向外側からの荷重
によりその合わせ面に剪断力が働くようになっている。
【0046】前記補強部材8は、その一方がサイドシル
インナ3aに結合され、他方はフロントフロア2の縦壁
部2aに結合されている。補強部材8のサイドシルイン
ナ3aに対する結合は、略車幅方向に沿った面で結合さ
れ、車幅方向外側からの荷重によって剪断力が働くよう
になっている。又、補強部材8と縦壁部2aとの間の結
合は、車幅方向の面合わせであり、車幅方向の荷重によ
りその合わせ面に圧縮力が働くようになっている。
【0047】前記外後側のブラケット5bには、潰れビ
ード7が設けられ、その上端がシートスライドレール6
aに結合され、下端はフロントフロア2の傾斜部2bに
結合されている。外後側のブラケット5bと、シートス
ライドレール6aとの間の結合は、車幅方向の面合わせ
であり、車幅方向外側からの荷重によりその合わせ面に
圧縮力が働くようになっている。外後側のブラケット5
bと斜面2bとの間の結合は傾斜した合わせ面であり、
車幅方向外側からの荷重によりその合わせ面に圧縮力と
剪断力とが働くようになっている。
【0048】前記フロアトンネル4側のシートスライド
レール6bには、内前側のブラケット5cと内後側のブ
ラケット5dとにより、フロアトンネル4に結合されて
いる。内前側のブラケット5cには、潰れビード7が設
けられ、その上端がシートスライドレール6に結合さ
れ、下端はフロアトンネル4に結合されている。内前側
のブラケット5cとシートスライドレール6bとの間の
結合は、車幅方向の面合わせで行われ、車幅方向からの
荷重によりその合わせ面に圧縮力が働くようになってい
る。内前側のブラケット5cとフロアトンネル4との結
合は、フロアトンネル4の上面部4aで行われ、車幅方
向外側からの荷重によりその合わせ面に剪断力が働くよ
うになっている。
【0049】前記内後側のブラケット5dは、その上部
がシートスライドレール6bに結合されると共に、下部
がフロアトンネル4の縦壁部4bに結合されている。内
後側のブラケット5dとシートスライドレール6bとの
間は、車幅方向の面合わせで結合され、車幅方向外側か
らの荷重によりその合わせ面に圧縮力が働くようになっ
ている。内後側のブラケット5dとフロアトンネル4の
縦壁部4bとの間は、車幅方向に突き当てられ、車幅方
向外側からの荷重に対し、その合わせ部に圧縮力が働く
ようになっている。
【0050】前記フロアトンネル4には補強部材8bが
設けられている。補強部材8bは、シートSの後側のシ
ート取付部P4に対応して設けられ、縦壁部4bと上壁
部4aとに結合されている。なお、図示はしていない
が、補強部材8bは左右対称形状に形成され、フロアト
ンネル4の反対側の縦壁部にも同様に結合されている。
補強部材8bは、縦壁部4bに対し車幅方向に突き当て
られて結合され、上壁部4aには上下方向に突き当てて
結合されている。従って、補強部材8bの縦壁4bに対
する結合は、車幅方向からの入力に対し面の圧縮力が増
大し、上壁部4aに対する結合では剪断力が働くように
なっている。
【0051】そして、前記サイドシル3の前後のシート
取付部P1,P3の前側P1及びフロアトンネル4の前
後のシート取付部P2,P4の後側P4を、サイドシル
3の前後のシート取付部P1,P3の後側P3及びフロ
アトンネル4の前後のシート取付部P2,P4の前側P
2よりも強度を高く設定している。
【0052】すなわち、前記外前側のブラケット5a及
び内後側のブラケット5dの板厚及び材質は、前記外後
ブラケット5b及び内前ブラケット5cよりも厚板かつ
高強度部材により形成されている。又、外前側のシート
脚部11a及び内後側のシート脚部11dの板厚及び材
質は、外後側のシート脚部11b及び内前側のシート脚
部11cよりも厚板かつ高強度部材により構成されてい
る。
【0053】これらのブラケット5a,5b,5c,5
d、シート脚部11a,11b,11c,11dの板厚
及び材質の設定と、前記潰れビード7,12、補強部材
8a,8b,14の設定により、前記シート取付部P
1,P2,P3,P4の強度設定を行っている。
【0054】なお、前記強度設定は、ブラケット5a,
5b,5c,5dの板厚設定、材質設定、シート脚部1
1a,11b,11c,11dの板厚及び材質の設定、
潰れビード7,12の設定、補強材8a,8bの設定の
何れかを選択して設定することもできる。何れの設定で
も構造を簡単にすることができる。
【0055】次に、図4〜図6をも参照しながら作用を
説明する。
【0056】側面衝突時の車体の変形モードは、上記に
記すようなフロア構造においては、サイドシル3のセン
ターピラー15の付け根部3c付近を最大変形部となる
ように変形させるモードが最もエネルギ吸収効率の高い
モードであると考えられ、車体はそのように変形させる
ものとする。この際、一般的にはセンターピラー付け根
部3cとサイドシル3後側のシート取付部P3とが近い
ため、サイドシル後側シート取付部P3はサイドシル3
前側のシート取付部P1よりも多く車両内側へ侵入す
る。だが、サイドシル3前側のシート取付部P1、外前
側のブラケット5a、及び外前側のシート脚部11aが
高強度であることにより、サイドシル3前側のシート取
付部P1からシートクッション10の外側10a1へ側
面衝突時の荷重を確実に伝えることができる。
【0057】また、前部の連結部材13aにより、シー
トクッション10の変形を抑えながら、シートクッショ
ン10の外側10a1からシートクッション10の内側
10a2へ側面衝突時の荷重を確実に伝えることができ
る。さらに、内前側のシート脚部11c、及び内前側の
ブラケット5cが低強度であることにより、シートクッ
ション10の内側10a2へ伝達された側面衝突時の荷
重により本部位を変形させ、以上によりシート前部10
aを車室内側へ侵入させやすくすることが可能となる。
【0058】次に、外後側のブラケット5b、及び外後
側のシート脚部11bが低強度であることにより、本部
位の変形を伴いつつ、側面衝突時の荷重を極力シート後
部外側10b1へ伝達させない。また、シート後側の連
結部材13bにより、シート後部10bの変形を抑えな
がら、シート後部外側10b1からシート後部内側10
b2へ側面衝突時の荷重を確実に伝えることができる。
さらに、内後側のシート脚部11d、内後側のブラケッ
ト5d、及びフロアトンネル4後側のシート取付部P4
が高強度であることにより、シート後部内側10b2か
ら伝達される側面衝突時の荷重を支え、シート後部10
bを車室内側へ侵入させにくくすることが可能になる。
【0059】以上により、側面衝突時、シートSの前側
を車室内側へ侵入させやすく、シートSの後側を車室内
側へ侵入させにくくすることで、センターピラー15と
シートバック16とを干渉させやすくしてセンターピラ
ー15と乗員17とが早期に干渉することを防ぐことが
できる。
【0060】図7は、センターピラー15、及びシート
Sの後部付近の、側面衝突時の荷重の流れに着目してい
る。側面衝突によるセンターピラー15への入力Fは、
サイドシル3への入力F、ルーフへの入力F、及び
シートバック16への入力F に分けられる。またサイ
ドシル3への入力Fは、フロントフロア2への入力f
、及びシートSの後部への入力fに分けられる。こ
のときシートSの後部からフロアトンネル4への入力f
=F+fとなる。ここで上記したようにセンター
ピラー15とシートバック16とを干渉し易くすること
によりFは大きくなる。従って、 F及びFを小
さくでき、センターピラー15に発生するモーメントを
小さくできることにより、センターピラー15の板厚低
下、補強材削減等の軽量化が可能になる。
【0061】シートバック16への入力Fを大きくす
ることができるため、シートバック16及び、シートバ
ック16から内後側の高強度設定のシート取付部P4を
介したフロアトンネル4側への荷重分散を確実に行うこ
とができ、エネルギ吸収を確実に行うことができる。
【0062】また、シートS後部の連結部材13bは外
側上方に補強材14を備えることにより、Fは伝達し
やすく、fは伝達しにくい構造となっている。このた
め、Fを極力大きくして前述の効果を増加させると共
に、fを極力小さくしてF にしめるfの割合を増
加させ、サイドシル3及びフロントフロア2のセンター
ピラー付け根部3c付近を積極的に変形させることを可
能にしている。したがって、側面衝突時に最もエネルギ
吸収量に優れた変形モードであるセンターピラー付け根
部3cを最大変形部とするように変形させ、エネルギー
吸収特性を向上させることができる。
【0063】このように、シート取付部P1,P2,P
3,P4の強度設定によってシートS前部の車幅方向内
側への移動量を大きく、同後部の移動量を小さくするこ
とができる。このため、シートSを回転させることがで
き、センターピラー15とシートバック16とが干渉し
やすくなり、乗員が早期にセンターピラーに当たること
を防ぐことができると共にシートバック16を介して荷
重分散を確実に行うことができる。又、センターピラー
15からシートバック16へ伝達される荷重を大きくす
ると共に、フロントフロア2からシートSの後部へ伝達
される荷重を少なくすることができる。従って、センタ
ーピラー15の上端側を中心にして発生するモーメント
を小さくすることができ、センターピラー15などの薄
板化によって軽量化が可能となる他、エネルギ吸収量に
優れた変形モードとしてピラーの付け根部3cを積極的
に圧潰させることができる。
【0064】(第2実施形態)図8〜図12は本発明の
第2実施形態に係り、図8はシートSの前部側の支持を
示す概略断面図、図9はシートSの後部側の支持を示す
概略断面図、図10,図11、図12は作用説明図であ
る。尚、第1実施形態と対応する構成部分には同符号を
付して説明する。
【0065】図8,図9のように、本実施形態では、外
前側のブラケット5a、及び内後側のブラケット5dを
閉断面構造とし、さらにリブ5eを設けている。外後側
のブラケット5b、及び内前側のブラケット5cは開断
面構造としている。また、これらブラケット5a,5
b,5c,5dが取付くフロア構造については、サイド
シル3側の後側のシート取付部P3、及びフロアトンネ
ル4側の前側の縦壁部4bにはスリット20がそれぞれ
設けられている。また、シートクッション10を支える
シート脚部11a,11b,11c,11dをシートS
の前後左右に有し、外前側のシート脚部11a、及び内
後側のシート脚部11dは閉断面構造として更にリブ1
11a,111dを設けている。外後側のシート脚部1
1b、及び内前側のシート脚部11cは開断面構造とし
ている。また後側の連結部材13bは、車両外側が高く
なるように傾斜して配されている。
【0066】次に作用を説明する。図10,図11をも
参照すると、側面衝突時の車体の変形モードは、上記に
記すようなフロア構造においては、上記同様にサイドシ
ル3のセンターピラー15の付け根部3c付近を最大変
形部となるように変形させるものとする。この際、一般
的にはセンターピラー付け根部3cとサイドシル3の後
側のシート取付部P3が最大変形部に近いため、サイド
シル3の後側のシート取付部P3はサイドシル3の前側
のシート取付部P1よりも多く車室内側へ侵入する。し
かし、外前側のブラケット5a、及び外前側のシート脚
部11aが高強度であることにより、サイドシル3の前
側のシート取付部P1からシートSの前部外側に対し側
面衝突時の荷重を確実に伝えることができる。
【0067】また、前記連結部材13aにより、シート
クッション10の前部10aの変形を抑えながら、シー
トクッション10の前部外側10a1から同前部内側1
0a2へ側面衝突時の荷重を確実に伝えることができ
る。さらに、内前側のシート脚部11c、内前側のブラ
ケット5c、及びフロアトンネル4側の前側のシート取
付部P2が低強度であることにより、シートクッション
10の前部内側10a2へ伝達された側面衝突時の荷重
によりシート取付部P2を変形させ、以上によりシート
クッション10の前部10aを車室内側へ侵入させやす
くすることが可能となる。
【0068】次に、サイドシル3の後側のシート取付部
P3、すなわち外後側のブラケット5b、及び外後側の
シート脚部11bが低強度であることにより、本部位の
変形を伴いつつ、側面衝突時の荷重を極力シートクッシ
ョン10の後部外側10b1へ伝達させない。また、シ
ートSの後側の連結部材13bにより、シートクッショ
ン10の後部10bの変形を抑えながら、シートクッシ
ョン10の後部外側10b1からシートクッション10
の後部内側10b2へ側面衝突時の荷重を確実に伝える
ことができる。また、内後側のシート脚部11d、及び
内後側のブラケット5dが高強度であることにより、シ
ートクッション10の後部内側10b2から伝達される
側面衝突時の荷重を支える。このようにして、シートS
の後部を車室内側へ侵入させにくくすることが可能にな
る。
【0069】以上により、側面衝突時、シートクッショ
ン10の前部10aを車室内側へ侵入させやすく、シー
トSの後側を侵入させにくくすることで、センターピラ
ー15とシートバック16とを干渉させやすくしてセン
ターピラー15と乗員17とが早期に干渉することを防
ぐことができる。
【0070】ここで、図12のようにセンターピラー1
5及びシートクッション10の後部10b付近の、側面
衝突時の荷重の流れに着目する。側面衝突によるセンタ
ーピラー15への入力Fは、上記したようにサイドシル
3への入力F、ルーフへの入力F、及びシートバッ
ク16への入力Fに分けられる。またサイドシル3へ
の入力Fは、フロア2への入力f、及びシート後部
10bへの入力fに分けられる。このときシート後部
10bからフロアトンネル4への入力f=F +f
となる。ここで、センターピラー15とシートバック1
6とを干渉し易くすることにより Fは大きくなる。
従って、F及びFを小さくでき、センターピラー1
5に発生するモーメントを小さくできることにより、セ
ンターピラー15の板厚低下、補強材削減等の軽量化が
可能になる。さらに、シートSの後部の連結部材13b
は外側が上方に傾斜されて配置されていることにより、
は伝達しやすく、fは伝達しにくい構造となって
いる。Fを極力大きくして前述の効果を増加させると
共に、fを極力小さくしてFにしめるfの割合を
増加させ、サイドシル3及びフロントフロア2のセンタ
ーピラー付け根部3c付近をより積極的に変形させるこ
とを可能にしている。
【0071】従って本実施形態においても、第1実施形
態とほぼ同様な作用効果を奏することができる。また本
実施形態では、後部の連結部材13bは車幅方向外側が
高くなるように傾斜設定されているため、サイドシル3
及びフロア2のセンターピラー付け根部近傍3cに入力
される荷重の割合を増加させ、より積極的に変形させ、
エネルギ吸収特性をより向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係るシート取付構造の
概略斜視図である。
【図2】第1実施形態に係り、シートの前部側の取付構
造を示すシートを後方から見た概略断面図である。
【図3】シートの後部側の取付構造を示すシートを後方
から見た概略断面図である。
【図4】第1実施形態に係り、作用説明図である。
【図5】第1実施形態に係り、作用説明図である。
【図6】第1実施形態に係り、作用説明図である。
【図7】第1実施形態に係り、作用説明図である。
【図8】本発明の第2実施形態に係るシートの前部側の
取付構造を示すシートを後方から見た概略断面図であ
る。
【図9】第2実施形態に係り、シートの後部側の取付構
造を示すシートを後方から見た概略断面図である。
【図10】第2実施形態に係り、作用説明図である。
【図11】第2実施形態に係り、作用説明図である。
【図12】第2実施形態に係り、作用説明図である。
【符号の説明】
2 フロントフロア(フロア) 3 サイドシル 4 フロアトンネル 5a,5b,5c,5d ブラケット 6a,6b シートスライドレール 7,12 潰れビード 8a,8b,14 補強部材 13a,13b 連結部材 15 センターピラー S シート P1,P2,P3,P4 シート取付部

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軽金属の押し出し材で形成され押し出し
    方向が車体前後方向の閉断面構造を有するフロアと、 前記フロアの車幅方向外端部に配置されて車体前後方向
    に沿ったサイドシルと、 前記フロアの車幅方向中央部に車両上方へ突出し車体前
    後方向に沿って配置されたフロアトンネルとを備え、 前記サイドシル及びフロアトンネルの前側とセンターピ
    ラーに対応する後側とに設けたシート取付部によりシー
    トを取付け、 前記サイドシルの前側シート取付部及びフロアトンネル
    の後側シート取付部を、前記サイドシルの後側シート取
    付部及びフロアトンネルの前側シート取付部よりも強度
    を高く設定したことを特徴とするシート取付構造。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のシート取付構造であっ
    て、 前記各シート取付部は、取り付け用のブラケットを備
    え、 前記シート取付部の強度を、前記ブラケットにより設定
    することを特徴とするシート取付構造。
  3. 【請求項3】 請求項2記載のシート取付構造であっ
    て、 前記シート取付部の強度を、前記ブラケットの板厚差に
    より設定することを特徴とするシート取付構造。
  4. 【請求項4】 請求項2記載のシート取付構造であっ
    て、 前記シート取付部の強度を、相対的に低く設定するとき
    は前記ブラケットを開断面に形成し、相対的に高く設定
    するときは前記ブラケットを閉断面に形成することを特
    徴とするシート取付構造。
  5. 【請求項5】 請求項2記載のシート取付構造であっ
    て、 前記シート取付部の強度を、相対的に高く設定するとき
    は前記ブラケットにリブを設定することを特徴とするシ
    ート取付構造。
  6. 【請求項6】 請求項2記載のシート取付構造であっ
    て、 前記シート取付部の強度を、相対的に低く設定するとき
    は前記ブラケットに潰れビードを設定することを特徴と
    するシート取付構造。
  7. 【請求項7】 請求項1記載のシート取付構造であっ
    て、 前記シート取付部の強度を、相対的に高く設定するとき
    は前記サイドシル及びフロアトンネルに補強材を設ける
    ことを特徴とするシート取付構造。
  8. 【請求項8】 請求項1記載のシート取付構造であっ
    て、 前記シート取付部の強度を、相対的に低く設定するとき
    は前記サイドシル及びフロアトンネルにスリットを設け
    ることを特徴とするシート取付構造。
  9. 【請求項9】 請求項1記載のシート取付構造であっ
    て、 前記各シート取付部は、前記サイドシル及びフロアトン
    ネルに取り付けられたシートスライド装置と、該シート
    スライド装置に前記シートを支持するシート脚部とを備
    え、 前記シート取付部の強度を、前記シート脚部により設定
    することを特徴とするシート取付構造。
  10. 【請求項10】 請求項9記載のシート取付構造であっ
    て、 前記シート取付部の強度を、前記シート脚部の肉厚変更
    により設定することを特徴とするシート取付構造。
  11. 【請求項11】 請求項9記載のシート取付構造であっ
    て、 前記シート取付部の強度を、相対的に低く設定するとき
    は前記シート脚部を開断面に形成し、相対的に高く設定
    するときは前記シート脚部を閉断面に形成することを特
    徴とするシート取付構造。
  12. 【請求項12】 請求項9記載のシート取付構造であっ
    て、 前記シート取付部の強度を、相対的に高く設定するとき
    は前記シート脚部にリブを設定することを特徴とするシ
    ート取付構造。
  13. 【請求項13】 請求項9記載のシート取付構造であっ
    て、 前記シート取付部の強度を、相対的に低く設定するとき
    は前記シート脚部に潰れビードを設定することを特徴と
    するシート取付構造。
  14. 【請求項14】 請求項1又は9記載のシート取付構造
    であって、 前記シートは、前部又は後部の少なくとも一方に、シー
    トの車幅方向外側からの荷重を同内側へ伝達し得る左右
    に渡った連結部材を備えたことを特徴とするシート取付
    構造。
  15. 【請求項15】 請求項14記載のシート取付構造であ
    って、 前記シートは、車幅方向外側から前記シートへ入力され
    る荷重を前記連結部材に伝達補助する補強部材を備えた
    ことを特徴とするシート取付構造。
  16. 【請求項16】 請求項14記載のシート取付構造であ
    って、 前記後部の連結部材は、車幅方向外側が高くなるように
    傾斜設定されていることを特徴とするシート取付構造。
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