JP2544782Y2 - 電磁式ダイアフラムポンプ用マグネットホルダ - Google Patents

電磁式ダイアフラムポンプ用マグネットホルダ

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JP2544782Y2
JP2544782Y2 JP1988167747U JP16774788U JP2544782Y2 JP 2544782 Y2 JP2544782 Y2 JP 2544782Y2 JP 1988167747 U JP1988167747 U JP 1988167747U JP 16774788 U JP16774788 U JP 16774788U JP 2544782 Y2 JP2544782 Y2 JP 2544782Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は電磁式ダイアフラムポンプ用マグネットホル
ダに関するものであり、特に、電磁式ダイアフラムポン
プの効率を向上させることのできる電磁式ダイアフラム
ポンプ用マグネットホルダに関するものである。
(従来の技術) 以下に、図面を用いて電磁式ダイアフラムポンプを簡
単に説明する。
第17図は従来の電磁式ダイアフラムポンプを正面から
見た断面図、第18図は従来の電磁式ダイアフラムポンプ
の平面図、第19図は従来の電磁式ダイアフラムポンプの
左側面図であり、第18図をX−X線から見た図である。
第18図においては、同図右側に示されたポンプ部分が断
面で示されている。
各々の図において、ハウジング1は金属板のプレス加
工により成型されていて、互いに対向するように折り曲
げられた一対の側面板1Aには、円形穴1Bが穿設されてい
る。
ダイアフラムプレート2は前記円形穴1Bに嵌合され、
そして、ゴム等の弾性材料により成型されたダイアフラ
ム4は、前記ダイアフラムプレート2及びヘッドカバー
3で挟持されている。それらは、おねじ18を用いて前記
ハウジング1の側面板1Aに取り付けられている。
一対の板状マグネット8は、アルミニウム等の材料に
より形成されたマグネットホルダ6に取り付けられ、接
着剤により固定されている。前記ダイアフラム4は、抑
え具5及びおねじ7を用いて、このマグネットホルダ6
の両端に取り付けられている。前記マグネットホルダ6
及びマグネット8は、当該電磁式ダイアフラムポンプの
振動子を構成している。
前記ヘッドカバー3には、第18図に示されるように、
ダイアフラム室3Aが形成されている。このダイアフラム
室3Aには、吸入口14A及び吸入弁14、並びに吐出口15A及
び吐出弁15が形成され、取り付けられている。
フィールドコア9は、E字形状に成型されたけい素鋼
板を積層した成層鉄心であり、図示されるように、その
中央脚には、ボビン10に巻回されたコイル11が挿通され
ている。
当該電磁式ダイアフラムポンプはこのフィールドコア
9を二つ備えていて、それらは、前記マグネットホルダ
6を挟むように、ハウジング1の底面に固定されてい
る。この固定は、おねじ12及びめねじ13を用いて行われ
るが、フィールドコア9をハウジング1の底面から所定
距離だけ離す必要があるため、第19図に示されるよう
に、おねじ12にはスリーブ16が挿通される。
このような電磁式ダイアフラムポンプは、例えば防振
ゴム19を介して、流体タンク20(第17図参照)に取り付
けられる。そして、前記ヘッドカバー3に接続されたチ
ューブ17より、前記タンク20に空気等の流体が吐出され
る。
さて、第20図に当該電磁式ダイアフラムポンプの動作
原理を示す概略平面図を示す。第20図において、第17図
ないし第19図と同一の符号は、同一又は同等部分を示し
ている。
第20図に示されるように、マグネットホルダ6に取り
付けられる一対のマグネット8は、図示されるように、
隣接するマグネット8の磁極が互いに逆となるように配
置されている。
したがって、一方のフィールドコア9から他方のフィ
ールドコア9へ磁束が通過(矢印P,Q方向)するよう
に、コイル11に交流電源を接続すれば、マグネットホル
ダ6は矢印R方向に往復動し、ダイアフラム4が振動す
る。
この結果、第18図に示されるように、ハウジング1の
側面板1A、ダイアフラムプレート2及びヘッドカバー3
に形成された開口部1D、吸入口14A並びに吸入弁14を通
過して、ダイアフラム室3A内に流体が吸引(矢印A方
向)され、また、その流体は、吐出口15A及び吐出弁15
を通過(矢印B方向)し、そして第17図に示されるよう
に、チューブ17から流体タンク20に吐出される(矢印C
方向)。
このような電磁式ダイアフラムポンプは、例えば、特
開昭61−252881号公報、実開昭63−100682号公報及び実
開昭61−137892号公報に記載されている。
ところで、当該電磁式ダイアフラムポンプの効率を向
上させるために、種々の提案が成されている。
実公昭56−42448号公報には、一対のマグネット8を
保持するマグネットホルダ6の、該マグネット8間の部
分6A(第17図)を完全に欠如させ、換言すれば一対のマ
グネットを、1つのマグネット穴内に挿入、配置し、マ
グネットホルダ6内でうず電流が発生しないようにする
技術が示されている。このうず電流の発生防止により、
マグネットホルダが発熱せず、当該電磁式ダイアフラム
ポンプの電磁的エネルギのロスを減少させ、その効率を
向上させることができる。
また、実開昭63−134179号公報には、マグネットホル
ダ6の、振動方向両側部分6B(第17図)にスリットを設
け、同様に、うず電流の発生を防止する技術が示されて
いる。
(考案が解決しようとする課題) 上記した従来の技術は、次のような問題点を有してい
た。
すなわち、前述したうず電流の発生を防止するための
各技術は、マグネットホルダの、一対のマグネット間の
部分を欠如させ、あるいは、マグネットホルダの、振動
方向両側の部分にスリットを設けるものであるが、この
ような構成によると、マグネットと対向するフィールド
コアより発生する強力が磁力により、該マグネットホル
ダが湾曲し、該マグネットホルダの理想的な振動が妨げ
られることがある。
すなわち、第20図に示したように、マグネットホルダ
6に支持された一対のマグネット8と対向する一対のフ
ィールドコア9間には強力な磁力が発生しており、この
磁力が前記マグネット8より発生する磁力と作用して、
振動子が往復動されるが、該振動子は、ゴム等の可撓性
を有する材料により形成されたダイアフラム4のみで支
持されているので、その往復動の際に、前記一対のフィ
ールドコア9のいずれかの方向に偏倚することがある。
この、フィールドコア9側への偏倚により、マグネッ
トホルダ6にねじれ力が発生するが、前述したように、
マグネットホルダ6の、一対のマグネット間の部分6Aが
欠如していたり、該マグネットホルダ6の、振動方向両
側の部分6Bにスリットが設けられていたりすると、マグ
ネットホルダ6が、その強度不足のために、ねじれて、
振動子の良好な往復動が妨げられることがある。
また、このねじれにより、マグネットホルダ6及びマ
グネット8を固定している接着剤が剥離し、該マグネッ
ト8がマグネットホルダ6から離脱したりするおそれも
ある。この結果、当該電磁式ダイアフラムポンプの耐久
性が低下する。
本考案は、前述の問題点を解決するためになされたも
のであり、その目的は、強度を低下させることなく、う
ず電流の発生を防止して電磁式ダイアフラムポンプの効
率を向上させることのできる電磁式ダイアフラムポンプ
用マグネットホルダを提供することにある。
(課題を解決するための手段及び作用) 前記の問題点を解決するために、本考案は、一対の偏
平マグネットを同一平面に保持するマグネット挿入窓
を、該マグネット挿入窓内の所定位置に配置されるマグ
ネット間の距離よりも小さい幅の補強部材で2つの小窓
に仕切るようにした点に特徴がある。
これにより、マグネットホルダの強度が低下すること
がなくなる。
また、マグネット挿入窓内に挿入された一対のマグネ
ットを、マグネットホルダの両端部に取り付けられるダ
イアフラムの方向に押し、該マグネット相互の間隔を決
める位置決め部材を、前記補強部材に形成するようにし
た点にも特徴がある。
これにより、マグネットを、前記マグネット挿入窓内
に挿入するだけで該マグネットの位置決めが行われるよ
うになる。
(実施例) 以下に、図面を参照して、本考案を詳細に説明する。
第14図は本考案の第1の実施例が適用された電磁式ダ
イアフラムポンプを正面から見た断面図、第15図は第14
図に示された電磁式ダイアフラムポンプの平面図、第16
図は第14図に示された電磁式ダイアフラムポンプの左側
面図であり、第15図をY−Y線から見た図である。この
第14図ないし第16図は、第17図ないし第19図と同様の図
である。また、第14図ないし第16図において、第17図な
いし第19図と同一の符号は、同一又は同等部分をあらわ
しているので、その説明は省略する。
第14図ないし第16図において、マグネットホルダ160
及び一対のマグネット8は、当該電磁式ダイアフラムポ
ンプの振動子を構成している。このマグネット8は、第
1図に関して後述するように、マグネットホルダ160に
形成されたマグネット挿入窓内に挿入され、接着により
該マグネットホルダ160に固定されている。
符号100はハウジングであり、樹脂による成形品、あ
るいはアルミニウム等の金属による鋳造品である。ハウ
ジング100の底面には、二つのフィールドコア9を位置
決めし、固定するための架台100A及び100Bが形成されて
いる。この架台100A及び100Bには、第16図に示されるよ
うに、めねじ100Cが埋め込まれている。もちろん、ハウ
ジング100が金属により成型されていて、該金属が十分
な強度を有していれば、架台100A及び100Bに直接めねじ
を形成しても良い。
また、ハウジング100には、ダイアフラム4を嵌合す
るための嵌合部100Dが形成されている。すなわち、ハウ
ジング100には、第17図及び第18図に示されたダイアフ
ラムプレートが一体的に形成されている。
さらに、図示されていないが、その強度を増すため、
必要に応じて、ハウジング100にリブ等の補強を施して
も良い。
このように構成されたハウジング100の架台100A及び1
00Bに、コイル11が取り付けられたフィールドコア9が
載置、位置決めされ、そして、おねじ120を架台100A及
び100Bに埋設されためねじ100Cに螺合させ、該架台100A
及び100Bにフィールドコア9を固定する。
ここで、ハウジング100が樹脂等により成型されてい
る場合には、互いに対向するフィールドコア9を固定す
るおねじ120を補強部材200に挿通しておく。この際、補
強部材200がマグネットホルダ160に接触しないように、
該補強部材200とフィールドコア9との間には、スリー
ブ200Aが配置される。補強部材200を設けることによ
り、対向するフィールドコア9間に強力な磁力が働いて
も、ハウジング100がたわんだり、フィールドコア9の
上部同士が接近するおそれがない。
なお、互いに対向するフィールドコア9を固定するた
めのおねじ120間に補強部材200を配置する代りに、ハウ
ジング100の、嵌合部100Dが形成された側面板100U及び
底面に直交する、一対の側面板100V間に、補強部材(図
示せず)をねじ止め等により固定するようにしても良い
ことは当然である。
マグネットホルダ160には、その上面に所定の間隔を
隔てて、二つの爪160Aが形成されている。
また、コイル11が巻装された2つのボビンのうちの一
方のボビン10Aの、他方のボビン10と対向する側の上端
中央部分には、突出部10Bが形成されていて、該突出部1
0Bには、電源遮断スイッチ210がおねじ220により取り付
けられている。
この電源遮断スイッチ210は、並列接続された一対の
コイル11と、交流電源(図示せず)との間に、電気的に
接続される。
この電源遮断スイッチ210はがオンである場合には、
コイル11に通電が行われ、マグネットホルダ160が所定
の振動数で往復動する。そして、ダイアフラム4が往復
動し、流体の吐出が行われる。ここで、ダイアフラム4
に破損等が生じていない場合には、一対の爪160Aの振動
の中心は電源遮断スイッチ210の作動端212Bの位置にあ
るので、爪160Aが振動しても、該爪160Aは作動端212Bに
当接しない。
しかし、ダイアフラム4に亀裂等が生じると、マグネ
ットホルダ160の振動が一方のダイアフラム4の方に偏
ったり、振動の振幅が大きくなったりし、一対の爪160A
の振動の中心がずれて、一対の爪160Aのうちの一方が作
動端212Bに当接する。この結果、レバー212が回動し、
スイッチ210の電気接点の接触がはずれて、該電源遮断
スイッチ210がオフとなる。すなわち、コイル11への通
電が解除される。
ダイアフラム4の交換後は、レバー212を動かして、
電気接点を再び接触させれば、当該電磁式ダイアフラム
ポンプの動作が可能となる。
マグネットホルダ160の爪160Aは、前記電源遮断スイ
ッチ210を設けない場合は不要である。
さて、つぎに、マグネットホルダ160を詳細に説明す
る。
第1図は第14〜16図に示された本考案の第1の実施例
の正面図、第2図は第1図の側面図である。この第1,2
図においては、第14図に示された爪160Aは省略されてい
る。
第1,2図において、マグネットホルダ160の、振動方向
両端には、第14,15図に示されたおねじ7を螺合するた
めのめねじ160Bが形成されている。
また、このマグネットホルダ160には、一対のマグネ
ット8を挿入するためのマグネット挿入窓160Zが形成さ
れていて、このマグネット挿入窓160Zのほぼ中間部、す
なわちマグネット挿入窓160Zの両側に挿入される一対の
マグネット8の中間には、補強部材160Dが形成されてい
る。この補強部材160Dは、前記マグネット挿入窓160Zの
両側に配置される一対のマグネット8間の距離Sよりも
小さい幅を有している。
この補強部材160Dの中央部には、マグネット8を、各
マグネット挿入窓160Zのダイアフラム4側(振動子の振
動方向側)に接触させて、該マグネット8を位置決めす
るように、一対のマグネット押え(位置決め部材)160E
が形成されている。
この補強部材160D及びマグネット押え160Eにより、マ
グネット挿入窓160Zに配置される一対のマグネット8間
には、4か所の空間160Yが形成されることになる。
このマグネット押え160Eが形成されることにより、マ
グネット挿入窓160Z内に配置されるマグネット8が所定
の位置に位置決めされ、該マグネット8の配置を容易に
行うことができる。
なお、マグネット8の、マグネット挿入窓160Z内への
挿入の際には、該マグネット挿入窓160Zの内側及びマグ
ネット押え160Eの先端部に接着剤を塗付しておく。ま
た、必要に応じてマグネット8をマグネット挿入窓160Z
内に配置した後、マグネットホルダ160の両面に接着剤
を塗布し、マグネット8の固定をさらに確実なものにし
ても良い。
さて、マグネット8の位置決め作業、すなわちマグネ
ット8をマグネット挿入窓160Z内に挿入した後、該マグ
ネット8を振動子の振動方向側に移動させる作業を、当
該振動子の組み立て作業者の手で行うようにする場合に
は、前記マグネット押え160Eは不要である。この例を第
3図に示す。
第3図は本考案の第2の実施例の正面図である。第3
図において、第1図と同一の符号は同一又は同等部分を
あらわしている。
この第3図に示されたマグネットホルダ170は、第1
図に示されたマグネットホルダ160よりマグネット押え1
60Eを取り除いたものである。
また、補強部材にマグネット押えを設ける場合、該マ
グネット押えは、補強部材の中央部に設けられる必要は
ない。この例を、第4図に示す。
第4図は本考案の第3の実施例の正面図である。第4
図において、第1図と同一の符号は同一又は同等部分を
あらわしている。
この第4図に示されたマグネットホルダ180は、補強
部材160Dの両端部に、マグネット挿入窓160Z内に配置さ
れるマグネット8の位置決めするマグネット押え180Fを
備えている。
さて、本考案者は、このように、マグネット挿入窓16
0Zの中間部に、マグネット挿入窓160Z内の所定位置に配
置される一対のマグネット8間の距離Sよりも小さい幅
を有する補強部材が形成されたマグネットホルダを用い
た電磁式ダイアフラムポンプの性能を、実験により確認
した。この実験結果を、第12図、第13図に示す。
第12図は第4図に示されたマグネットホルダ180を用
いた電磁式ダイアフラムポンプの特性を示す図表、第13
図は第17図に示されたような従来のマグネットホルダ6
を用いた電磁式ダイアフラムポンプの特性を示す図表で
ある。
なお、第4図に示されたマグネットホルダ180の各部
の寸法は、a=70[mm]、b=14[mm]、c=11[m
m]、d=25.4[mm]、e=1.5[mm]、f=42.4[m
m]、g=3.7[mm]、h=20[mm]、i=50[mm]であ
り、該マグネットホルダ180の厚さは6[mm]である。
第17図に示されたマグネットホルダ6の寸法は、eを
除き同一である。
また、マグネットホルダ以外の形状、寸法等は、全て
同一であり、例えばダイアフラム4の径は73[mm]、厚
さ1.78[mm]である。
フィールドコアに巻回されたコイルに印加された電圧
は、AC100[V]であり、電源周波数50[Hz]及び60[H
z]の両方で実験を行った。
消費電力は、電力計を用いて計測した。
また、第12,13図において、吐出圧力とは第14,17図の
チューブ17より吐出される流体の圧力、また吐出圧力が
オープンとは、該チューブ17を大気に開放した場合を示
している。
なお、第12,13図には示されていないが、第4図に示
されたマグネットホルダ180を用いた場合で、前記チュ
ーブ17を閉塞したときは、電源周波数50[Hz]で、吐出
圧力=0.40[kgf/cm2]、電流I=1.92[A]、消費電
力P=31[W]、また電源周波数60[Hz]で、吐出圧力
=0.44[kgf/cm2]、電流I=1.48[A]、消費電力P
=27[W]であった。
同様に、第17図に示されたマグネットホルダ6を用い
た場合で、前記チューブ17を閉塞したときは、電源周波
数50[Hz]で、吐出圧力=0.42[kgf/cm2]、電流I=
2.00[A]、消費電力P=43[W]、また電源周波数60
[Hz]で、吐出圧力=0.46[kgf/cm2]、電流I=1.56
[A]、消費電力P=38[W]であった。
また、当該電磁式ダイアフラムポンプの定格吐出圧力
は、0.15[kgf/cm2]である。
この第12,13図より明らかなように、流量Qがほぼ一
定でも、本考案による電磁式ダイアフラムポンプ用マグ
ネットホルダを用いた場合には、従来の電磁式ダイアフ
ラムポンプ用マグネットホルダを用いた場合に比較し
て、消費電力Pは7〜21%程度減少していることがわか
る。
また、本考案によるマグネットホルダ180を用いた場
合には、該マグネットホルダ180の発熱は、ほとんど認
められなかった。つまり、うず電流の発生はほとんどな
いといえる。
第5図は本考案の第4の実施例の正面図である。第5
図において、第4図と同一の符号は同一又は同等部分を
あらわしている。
この第5図に示されたマグネットホルダ190は、補強
部材160Dの両端部から所定の間隔をおいて、マグネット
挿入窓160Z内に配置されるマグネット8を位置決めする
マグネット押え190Fが形成されている。すなわち、マグ
ネットホルダ190の外枠とマグネット押え190Fとの間に
は、凹部190Gが形成されている。
前述したように、マグネット8の、マグネット挿入窓
160Z内への挿入の際には、該マグネット挿入窓160Zの内
側及びマグネット押え190Fの先端部には接着剤を塗付し
ておくが、マグネット8の取り付け後、前記凹部190G内
に接着剤を充填すれば、マグネットホルダ190とマグネ
ット8との間に接着剤が流れ込みやすくなり、該マグネ
ット8の接着が堅固に行われる。
第6図は本考案の第5の実施例の正面図である。第6
図において、第5図と同一の符号は同一又は同等部分を
あらわしている。この実施例は、前記第4の実施例の変
形例である。
第6図において、マグネットホルダ710には、第5図
に示されたマグネットホルダ190と同様にマグネット押
え710Fが形成されているが、マグネット挿入窓160Z内に
マグネット8を挿入後、該マグネット8の位置決めが損
なわれない程度に、該マグネットホルダ710とマグネッ
ト8との間に複数箇所の間隙が形成されるように、マグ
ネット挿入窓160Zに凹部710H,710I及び710Jが形成され
ている。
この例によれば、マグネット挿入窓160Z内にマグネッ
ト8を挿入後、前記凹部710H,710I及び710Jに接着剤を
充填すれば、マグネットホルダ710とマグネット8との
間に接着剤が流れ込みやすくなり、該マグネット8の接
着がさらに堅固に行われる。
第7図は本考案の第6の実施例の正面図、第8図は第
7図をJ−J線から見た図である。第7,8図において、
第6図と同一の符号は同一又は同等部分をあらわしてい
る。この実施例は、前記第5の実施例の変形例である。
第7,8図において、マグネットホルダ720には、マグネ
ットホルダ710と同様に、マグネット挿入窓160Zに、凹
部720H,720I及び720Jが形成されているが、この凹部720
H,720I及び720Jは、マグネット挿入窓160Zの内壁であっ
て、マグネットホルダ720の一方の側のみに形成されて
いる。すなわち、前記凹部720H,720I及び720Jの、マグ
ネットホルダ720の他方の側には、該凹部を覆うように
段部720Kが形成されている。
この例によれば、前記凹部720H,720I及び720Jに接着
剤を充填しても、接着剤がマグネットホルダ720の他方
の側にはみでることがあまりないので、接着剤の充填作
業を容易に行うことができる。
第9図は本考案の第7の実施例の正面図、第10図は第
9図をK−K線から見た図である。第9,10図において、
第7,8図と同一の符号は同一又は同等部分をあらわして
いる。この実施例は、前記第6の実施例の変形例であ
る。
第9,10図において、マグネットホルダ730には、マグ
ネットホルダ720と同様に、マグネット挿入窓160Zの内
壁であって、マグネットホルダ730の一方の側のみに凹
部720H,720I及び720Jが形成されているが、マグネット
ホルダ730の他方の側には、マグネット挿入窓160Zの外
径寸法よりも小さい、すなわちマグネット8の輪郭形状
よりも小さいストッパ730Kが形成されている。
一般に、マグネットホルダの厚さは、マグネット8の
厚さと同一の寸法に設定されている。また、マグネット
8は、当該電磁式ダイアフラムポンプの吐出流量等が小
さくて良い場合には、マグネット8は磁力の小さいもの
を用いることができるので、その厚さを小さくしたほう
が、当該電磁式ダイアフラムポンプの重量及びコストを
小さくでき、都合が良い。
ところが、マグネットホルダは、ダイアフラム4を取
り付けるためのめねじ160Bを形成する必要があるため、
所定厚さ以下とすることができない。
したがって、マグネットホルダの厚さよりも小さな厚
さを有するマグネットを、該マグネットホルダに取り付
ける場合には、マグネットを、マグネットホルダの厚さ
方向の中心に取り付けるために、従来においては所定の
治具を必要とする。
このような場合、第9,10図に示されたマグネットホル
ダ730の、ストッパ730Kの厚さを、マグネットホルダ730
の厚さからマグネット8の厚さを減じた差の1/2に設定
しておけば、マグネット8Aをマグネット挿入窓160Zに挿
入するだけで、該マグネット8Aを、マグネットホルダ73
0の厚さ方向の中心に位置決めすることができ、治具等
が不要となる。
第11図は本考案の第8の実施例の正面図である。第11
図において、第9,10図と同一の符号は同一又は同等部分
をあらわしている。この実施例は、前記第7の実施例の
変形例である。
第11図において、マグネットホルダ740には、マグネ
ットホルダ730と同様に、凹部720I,720H及び720J、並び
にストッパ730Kが形成されているが、該ストッパ730Kに
は、図示されるように、凹部740Lが形成されている。
この凹部740Lの形成により、マグネット8Aの、フィー
ルドコアと対向する部分の面積が、第9図に示された第
7実施例に比較して広くなり、マグネット8Aより発生す
る磁力を、有効に振動子の往復動に寄与させることがで
きる。
(考案の効果) 以上の説明から明らかなように、本考案によれば、次
のような効果が達成される。
(1)実用新案登録請求の範囲第1項記載の電磁式ダイ
アフラムポンプ用マグネットホルダによれば、マグネッ
ト挿入窓を、該マグネット挿入窓内に配置されるマグネ
ット間の距離よりも小さい幅の補強部材で仕切るように
したので、当該マグネットホルダの強度が低下すること
なく、かつ、うず電流の発生を防止できるので電磁式ダ
イアフラムポンプの効率を向上させることができる。
(2)実用新案登録請求の範囲第2項記載の電磁式ダイ
アフラムポンプ用マグネットホルダによれば、マグネッ
ト挿入窓内に挿入された一対のマグネットを、マグネッ
トホルダの両端部に取り付けられるダイアフラムの方向
に押し、該マグネット相互の間隔を決める位置決めを、
前記補強部材に形成するようにしたので、マグネットを
前記マグネット挿入窓内に挿入するだけで該マグネット
の位置決めが行われるようになる。
この結果、マグネットの取り付けが容易になり、当該
電磁式ダイアフラムポンプの生産性が向上する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の第1の実施例の正面図である。 第2図は第1図の側面図である。 第3図は本考案の第2の実施例の正面図である。 第4図は本考案の第3の実施例の正面図である。 第5図は本考案の第4の実施例の正面図である。 第6図は本考案の第5の実施例の正面図である。 第7図は本考案の第6の実施例の正面図である。 第8図は第7図をJ−J線から見た図である。 第9図は本考案の第7の実施例の正面図である。 第10図は第9図をK−K線から見た図である。 第11図は本考案の第8の実施例の正面図である。 第12図は第4図に示されたマグネットホルダを用いた電
磁式ダイアフラムポンプの特性を示す図表である。 第13図は第17図に示されたような従来のマグネットホル
ダを用いた電磁式ダイアフラムポンプの特性を示す図表
である。 第14図は本考案の第1の実施例が適用された電磁式ダイ
アフラムポンプを正面から見た断面図である。 第15図は第14図に示された電磁式ダイアフラムポンプの
平面図である。 第16図は第14図に示された電磁式ダイアフラムポンプの
左側面図であり、第15図をY−Y線から見た図である。 第17図は従来の電磁式ダイアフラムポンプを正面から見
た断面図である。 第18図は従来の電磁式ダイアフラムポンプの平面図であ
る。 第19図は従来の電磁式ダイアフラムポンプの左側面図で
あり、第18図をX−X線から見た図である。 第20図は電磁式ダイアフラムポンプの動作原理を示す概
略平面図である。 4…ダイアフラム、8,8A…マグネット、9…フィールド
コア、11…コイル、14…吸入弁、15…吐出弁、160,170,
180,190,710,720,730,740…マグネットホルダ、160D…
補強部材、160E,180F,190F,710F…マグネット押え

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】互いに対向するように配置された一対のダ
    イアフラムを連結すると共に、前記ダイアフラムの間に
    位置し、ダイアフラムの中心部相互を結ぶ仮想線を挟ん
    で対向する磁極を、所要間隔を隔てて三対並設した電磁
    式ダイアフラムポンプの前記ダイアフラムの配列方向
    に、所定の間隔をおいて一対の偏平マグネットを同一平
    面に保持するマグネット挿入窓を備えたマグネットホル
    ダであって、 前記マグネット挿入窓は、該マグネット挿入窓の所定位
    置に配置されるマグネット間の距離よりも小さい幅の補
    強部材により、前記一対の偏平マグネットを個々に保持
    する2つの小窓に仕切られており、かつ前記マグネット
    と前記補強部材との間に予定の空隙が形成されているこ
    とを特徴とする電磁式ダイアフラムポンプ用マグネット
    ホルダ。
  2. 【請求項2】前記補強部材には、各マグネット挿入窓に
    個別に挿入配置される一対のマグネット相互の前記間隔
    を決めるマグネットの位置決め部材が形成されているこ
    とを特徴とする前記実用新案登録請求の範囲第1項記載
    の電磁式ダイアフラムポンプ用マグネットホルダ。
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