JPH0424149Y2 - - Google Patents

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JPH0424149Y2
JPH0424149Y2 JP2665187U JP2665187U JPH0424149Y2 JP H0424149 Y2 JPH0424149 Y2 JP H0424149Y2 JP 2665187 U JP2665187 U JP 2665187U JP 2665187 U JP2665187 U JP 2665187U JP H0424149 Y2 JPH0424149 Y2 JP H0424149Y2
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JP
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movable body
connecting shaft
slit
body frame
frame
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JP2665187U
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Description

【考案の詳細な説明】 [技術分野] 本考案は、電磁ポンプのような電磁駆動装置の
可動体の構造に関し、詳しくは永久磁石を保持し
ている金属製の可動体フレームに渦電流が生じる
のを防止するものでありながら、可動体フレーム
の強度低下を防止する技術に関する。
[背景技術] 従来、ケーシングに交流励磁する電磁石を対向
させて固定し、電磁石の対向磁極間に永久磁石を
有する可動体を配し、可動体の両端部の接続軸に
ダイヤフラムを取付け、電磁石のコイルへの交流
電流の通電により生じる磁力により可動体を往復
駆動し、ダイヤフラムの往復動により圧力流体を
吐出する電磁駆動装置の一例としての電磁ポンプ
において、交流電流による磁力線が永久磁石を通
過する際に、金属製の可動体フレームに第9図に
示すように、渦電流cが生じ、温度上昇、消費電
力上昇の問題が生じていた。第8図において、d
は磁気経路(磁束)を示す。このような問題を解
消するのに、第10図に示すように、可動体フレ
ーム1にスリツト2aを設ける方法がある。とこ
ろで、このように可動体フレーム1にスリツト2
aを入れることで渦電流を遮断できるが、可動体
フレーム1から突出した軸3に引張力が加わるた
め、往復駆動により繰り返し応力によつて、スリ
ツト2aから可動体フレーム1が破壊するという
問題がある。
[考案の目的] 本考案はこのような問題に鑑みてなされたもの
であり、その目的とするところは、可動体フレー
ムに渦電流が発生するのを防止するものでありな
がら、可動体フレームの強度低下を防止できる電
磁駆動装置の可動体の構造を提供することにあ
る。
[考案の開示] 本考案の電磁駆動装置の可動体の構造は、永久
磁石4を保持していて交流励磁される電磁石7の
磁力により往復可動される金属製の可動体フレー
ム1の可動方向の両側から接続軸3を突設した電
磁駆動装置の可動体の構造であつて、可動体8の
可動方向の両端の側部フレーム部分1aにスリツ
ト2を形成し、このスリツト2に上記接続軸3を
電気絶縁して挿合し、接続軸3を側部フレーム部
分1aに締結具20を介して固定して成ることを
特徴とするものであり、このように構成すること
により、上記目的を達成したものである。つま
り、可動体フレーム1にスリツト2を形成するこ
とで、可動体フレーム1に渦電流が発生するのを
回避するものでありながら、スリツト2に電気絶
縁して接続軸3を挿合し、締結具20にて接続軸
3を可動体フレーム1に固定することで、スリツ
ト2を形成したといえどもスリツト2を形成して
いないのと略同等のフレーム強度を得ることがで
き、しかもこのようにスリツト2を設けながらス
リツト2を利用して接続軸3を設けることがで
き、接続軸3と可動体フレーム1とを別体にで
き、製作面においても有利となるようにしたもの
である。
以下本考案の実施例を図面に基づいて詳述す
る。
電磁ポンプPはケーシング6に電磁石7を対向さ
せて固定し、電磁石7の対向磁極間に永久磁石4
を有する可動体8を配し、可動体8の両端部にダ
イヤフラム9を接続し、中央ケース10と側部ケ
ース11,11間にダイアフラム9,9を挟持し
て取り付け、電磁石7のコイルへの通電により生
じる磁力により可動体8を往復駆動し、ダイヤフ
ラム9の往動により、ケーシング6の外部と連通
している吸入室13から吸入弁13を介して吸入
圧縮室14に外気を吸入し、そしてダイヤフラム
9の復動により、吸入圧縮室14から圧力空気を
吐出弁15を介し、吐出室16を経て吐出口17
から吐出することができるように構成してある。
鉄芯18が貫通しているコイルボビンにコイル
を巻いて電磁石7を構成してあり、このような一
対の電磁石7を振動経路を挟んで対向させてあ
る。これら一対の電磁石7のコイルの巻き方向は
互いに逆方向にしてある。そして振動経路におい
て可動体フレーム1に永久磁石4,4を支持した
可動体8を接続軸3を介して上記ダイアフラム
9,9間に架設し、電磁石7に交流電流を印加さ
せることで、可動体8を往復動させてダイアフラ
ム9,9を往復駆動させることができるようにし
てある。
第1図に示すように、可動体8の金属製の可動
体フレーム1には貫通孔19を形成してある。貫
通孔19と略等しい大きさの永久磁石4を貫通孔
19に貫通して接着剤にて接着して取着してあ
る。
そして第1図に示すように、可動体8の可動方
向の両端の側部フレーム部分1aにスリツト2を
形成してある。このスリツト2に電気絶縁皮膜5
(第1図において斜線域で示す)にて頭部3a及
び首下部3bを覆つた接続軸3を挿合し、可動体
フレーム1と金属製の接続軸3との間で電気絶縁
を図り、そして、電気絶縁材にて形成された角筒
状の締結具20を側部フレーム部分1aの突出部
1b,1bに圧力挿合して、可動体フレーム1と
接続軸3とを充分な強度をもつて締結するのであ
る。ところで可動体フレーム1はアルミニウム製
であるが、導電材であればよい。
このように、可動体フレーム1にスリツト2を
形成して、可動体フレーム1に渦電流が発生する
のを遮断しながら、スリツト2に電気絶縁して接
続軸3を挿合し、締結具20にて接続軸3を可動
体フレーム1に固定することで、接続軸3にその
軸芯方向に推力がかかつても、可動体フレーム1
と接続軸3との締結方向に対して略直角にかかる
から、その強度低下はなく、スリツト2を形成し
たといえどもスリツト2を形成していないのと略
同等のフレーム強度を得るのであり、しかもこの
ようにスリツト2を設けながらスリツト2を利用
して接続軸3を設けて、接続軸3と可動体フレー
ム1とを別体にし、製作面においても有利となす
ものである。接続軸3は合成樹脂製にしてもよ
い。
第5図は他の実施例を示していて、可動体フレ
ーム1を2分割して、分割半体間に接続軸3を締
結具20を介して固定するのであり、このように
2分割したものを締結するから、スリツト2を形
成したものに接続軸3を挿合して締結する構成の
ものに比べて、可動体フレーム1と接続軸3との
密着程度を高めることができ、接続軸3の可動体
フレーム1への固定強度を高め得る。第6図は更
に他の実施例を示していて、締結具20を有底筒
状にし、この底部20aに螺子孔20bを形成
し、この螺子孔20bに接続軸3の螺子部3cを
螺合したものであり、このように接続軸3の螺子
部3cを締結具20の螺子孔20bに螺合させる
ことで、締結具20が外れることがないものであ
る。
[考案の効果] 以上要するに本考案は、可動体フレームにスリ
ツトを形成してあるから、可動体フレームに渦電
流が発生するのを回避するものでありながら、ス
リツトに電気絶縁して接続軸を挿合し、締結具に
て接続軸を可動体フレームに固定するから、スリ
ツトを形成したといえどもスリツトを形成してい
ないのと略同等のフレーム強度を得ることがで
き、しかもこのようにスリツトを設けながらスリ
ツトを利用して接続軸を設けることができ、接続
軸と可動体フレームとを別体にでき、製作面にお
いても有利であるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の可動体の一実施例の分解斜視
図、第2図は同上の可動体の断面図、第3図及び
第4図は同上の電磁ポンプの詳細縦断面図、詳細
横断面図、第5図は同上の可動体の他の実施例の
分解斜視図、第6図は同上の更に他の実施例の分
解斜視図、第7図は同上の固定状態の断面図、第
8図は従来例の可動体と電磁石との関係を示す説
明図、第9図は同上の可動体に生じた渦電流を示
す説明図、第10図は同上の他の従来例の可動体
の正面図であり、1は可動体フレーム、1aは側
部フレーム部分、2はスリツト、3は接続軸、4
は永久磁石、7は電磁石、8は可動体、20は締
結具である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 永久磁石を保持していて交流励磁される電磁石
    の磁力により往復可動される金属製の可動体フレ
    ームの可動方向の両側から接続軸を突設した電磁
    駆動装置の可動体の構造であつて、可動体の可動
    方向の両端の側部フレーム部分にスリツトを形成
    し、このスリツトに上記接続軸を電気絶縁して挿
    合し、接続軸を側部フレーム部分に締結具を介し
    て固定して成る電磁駆動装置の可動体の構造。
JP2665187U 1987-02-25 1987-02-25 Expired JPH0424149Y2 (ja)

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JP2665187U JPH0424149Y2 (ja) 1987-02-25 1987-02-25

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JP2665187U JPH0424149Y2 (ja) 1987-02-25 1987-02-25

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JPS63134180U JPS63134180U (ja) 1988-09-02
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JP6374061B2 (ja) * 2017-07-06 2018-08-15 ミネベアミツミ株式会社 振動発生器
JP6640312B2 (ja) * 2018-11-15 2020-02-05 ミネベアミツミ株式会社 振動発生器

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