JPH0355832Y2 - - Google Patents

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JPH0355832Y2
JPH0355832Y2 JP1986157501U JP15750186U JPH0355832Y2 JP H0355832 Y2 JPH0355832 Y2 JP H0355832Y2 JP 1986157501 U JP1986157501 U JP 1986157501U JP 15750186 U JP15750186 U JP 15750186U JP H0355832 Y2 JPH0355832 Y2 JP H0355832Y2
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JP
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mover
center plate
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pump
electromagnet
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JP1986157501U
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JPS6363586U (ja
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  • Compressors, Vaccum Pumps And Other Relevant Systems (AREA)
  • Reciprocating Pumps (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [技術分野] 本考案は、流体、例えば空気をダイアフラムに
より吸入,吐出するポンプの可動子の止め構造に
関するものである。
[背景技術] 第4図はこの種のポンプの構造を示すものであ
り、中央のダイアフラムブロツクAと、このダイ
アフラムブロツクAの両側に取着された弁室ブロ
ツクBとから構成されている。まず、ダイアフラ
ムブロツクAについて説明する。円筒状の本体ケ
ース10の中央部の内面には磁極となるヨーク1
8と、このヨーク18の外周に巻回されたコイル
1とからなる電磁石部2が配設してある。本体ケ
ース10の両端部の内周面には内部を閉塞する形
でゴムからなるダイアフラム6が支持部材11に
より支持されて配置されている。電磁石部2のヨ
ーク18間のエアーギヤツプ部に永久磁石3を有
する可動子4′が配置される。可動子4′の端部と
ダイアフラム6とを接続するのに以下のようにし
ている。すなわち、ダイアフラム6の中央部に孔
を穿孔すると共に、ダイアフラム6の両側にセン
タープレート5を配置し、可動子4′の端部に設
けた軸をセンタープレート5及びダイアフラム6
に挿通してナツトなどで、可動子4′とダイアフ
ラム6とを結合している。
外側向けに吐出口13を設けた外ケース12の
内側には弁室パツキン15を介して弁室ケース1
4が配設される。弁室ケース14には、ダイアフ
ラム6側に吸入弁16と、吐出口13側に吐出弁
17とを夫々有し、ダイアフラム6の振動により
吸入弁16より流体つまり空気を吸入し、吐出口
13より空気を吐出するようにしている。すなわ
ち、交流電源が印加されてコイル1に流れる電流
によりエアーギヤツプ部に磁束を発生せしめ、そ
の磁気吸引力により可動子4′を往復振動させる
ことで、ダイアフラム6を振動させる。このダイ
アフラム6の振動により上記のように空気を吸
入,吐出させるものである。
次に、本考案の問題点について説明する。第5
図に示すように電磁石部2の磁気回路のヨーク1
8の磁極間のエアーギヤツプ部(空間)で可動子
4′が振動する。この場合、ヨーク18の端面と
可動子4′に取り付けた永久磁石3の側面との隙
間l1,l2はできるだけ小さい方が強い吸引力が得
られる。しかしながら、第6図に示すように軸支
している可動子4′の周方向に取付ズレθが生じ
ると、隙間l1,l2が小さくなり、図中のイのよう
にヨーク18と永久磁石3とが接触するので、隙
間l1,l2はあまり小さくできない。従つて、上記
隙間l1,l2を小さくし、吸引力を強くするために
は、可動子4′の回転方向つまり周方向の取付ズ
レθを小さくする必要がある。
このための従来の方法として、ダイアフラムの
中心部に圧着されたカシメピンに凹凸部を設け
て、この凹凸部に可動子を嵌合するようにした実
開昭52−142215号公報とか、第7図に示すような
方法が採られている。すなわち、第7図に示すよ
うに、センタープレート5の孔23の両側に半円
形の凸部19を突設し、この一対の凸部19,1
9の間に溝20を形成した形状にプラスチツクで
成形するようにしたものである。そして、この溝
20に嵌合する突部21を、可動子4′の端部に
突設している。突部21の先端面に設けた軸22
をセンタープレート5の孔23に挿通して、突部
21を溝20内に嵌合して可動子4′の取付ズレ
をなくすようにしたものである。しかし、この形
状では、可動子4′の突部21と嵌合する溝20
の長さ、つまり凸部19の長さLが短いため、可
動子4′の周方向のズレθは第8図に示すように
相当大きくなる。
これを防ぐために、第9図に示すように、細長
形状の凸部24を形成したものがある。しかし、
かかる場合、該凸部24を設けたセンタープレー
ト5はプラスチツク成形であるために、成形時に
凸部24の長手方向に第10図に示すように反り
が生じ易く、ダイアフラム6の押圧力が場所によ
りばらつくという問題を生じる。
[考案の目的] 本考案は、上述の点に鑑みて提供したものであ
つて、センタープレートの反りによるダイアフラ
ムの押圧力のばらつきなしの状態で可動子の周方
向のズレをなくすことを目的としたポンプの可動
子の止め構造を提供するものである。
[考案の開示] (構成) 本考案は、コイルに流れる電流によりエアーギ
ヤツプ部に磁束を発生させる電磁石部と、電磁石
部のエアーギヤツプ部に配置され永久磁石が組み
込まれた可動子と、往復振動する可動子の両端を
略中央部に設けたプラスチツク成型品からなるセ
ンタープレートで支持するダイアフラムとを有
し、電源の投入により電磁石部に駆動された可動
子の往復振動により流体を吸入,吐出するように
したポンプにおいて、上記センタープレートの端
部の外周縁に近接して、かつ、センタープレート
と一体に一対の凸部を少なくとも2組形成し、こ
の一対の凸部間に嵌合する突部を可動子の端部に
形成し、可動子の端部に設けた突部をセンタープ
レートに形成した凸部間に嵌合するようにしたこ
とを特徴とする。
(実施例 1) 以下、本考案の一実施例を図面により説明す
る。尚、ポンプ全体の構成は従来と同様であるの
で、その説明は省略し、本考案の要旨である可動
子4とセンタープレート5との嵌合構造について
説明する。第1図に示すように、プラスチツク成
形からなる円盤状のセンタープレート5の中心に
は上述のように可動子4の軸22が挿通する孔2
3が穿孔してあり、この孔23を中心に上下に且
つセンタープレート5の外周縁に近接して夫々一
対の凸部7,7が一体に突設してある。また、両
凸部7,7間の溝25に嵌合する突部8が可動子
4の端部に長手方向に一体に形成してある。この
突部8の端面に固定用のネジからなる軸22が突
設してある。センタープレート5の上下方向の凸
部7,7間の寸法Lと、可動子4の突部8の長手
方向の寸法Lとは同じ長さにしてあり、突部8の
長さは大きく取つている。このように、可動子4
とセンタープレート5と嵌合する長さは、上下方
向の凸部7,7間の長さに対応した突部8の長さ
Lを大きく取つているため、第2図に示すよう
に、可動子4の軸22を中心とした周方向(回転
方向)のズレθは小さくなるものである。従つ
て、磁極となるヨーク18と、可動子4に取着す
る永久磁石3との間に隙間l1,l2を小さくでき、
吸引力が強くなるものである。尚、第1図に示す
実施例では、センタープレート5の一対の凸部
7,7を2組設けているが、2組に限らず、それ
以上形成してもよい。この場合、可動子4の突部
8の形状もそれに合つたものになるのはもちろん
である。
(実施例 2) 第3図は他の実施例を示し、センタープレート
5の孔23に挿通する軸22を設けた可動子4の
端部の基部26と、凸部7,7間の溝25に嵌合
する部分を腕片9とした部分以外の部分を切除し
たものである。従つて、第1図の場合と比べる
と、突部8を長手方向に全体にわたつて形成した
場合より、腕片9と基部26以外の部分を切除し
た場合の方が、切除した部分だけ重量が軽くな
り、換言すれば、可動子4の重量アツプがなく、
従つて、可動子4の振幅量の低下もなく、ポンプ
効率が低下することもないものである。
[考案の効果] 本考案は上述のように、コイルに流れる電流に
よりエアーギヤツプ部に磁束を発生させる電磁石
部と、電磁石部のエアーギヤツプ部に配置され永
久磁石が組み込まれた可動子と、往復振動する可
動子の両端を略中央部に設けたプラスチツク成型
品よりなるセンタープレートで支持するダイアフ
ラムとを有し、電源の投入により電磁石部に駆動
された可動子の往復振動により流体を吸入,吐出
するようにしたポンプにおいて、上記センタープ
レートの端部の外周縁に近接して、かつ、センタ
ープレートと一体に一対の凸部を少なくとも2組
形成し、この一対の凸部間に嵌合する突部を可動
子の端部に形成したものであるから、センタープ
レートの外周縁に近接して形成した一対の凸部間
に可動子の突部を嵌合することで、可動子の突部
をセンタープレートの凸部に沿つて長くすること
ができ、そのため、可動子の周方向のズレを小さ
くすることができて、電磁石部の磁極と可動子と
の隙間を小さくでき、吸引力が強くなるものであ
り、また、プラスチツク成型品よりなるセンター
プレートに設ける凸部を長く形成した従来とは異
なり、凸部をセンタープレートに外周縁に近接し
て局部的に設けるだけであるから、センタープレ
ートの反りは生ぜず、従つて、ダイアフラムの押
圧力は従来通り安定している効果を奏するもので
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例の要部分解斜視図、
第2図は同上の動作説明図、第3図は同上の他の
実施例の可動子の要部斜視図、第4図はポンプ全
体を示す断面図、第5図は従来例の要部正面図、
第6図は同上の動作説明図、第7図は他の従来例
の要部分解斜視図、第8図は同上の動作説明図、
第9図は更に他の従来例のセンタープレートの斜
視図、第10図は同上の動作説明図である。 1はコイル、2は電磁石部、3は永久磁石、4
は可動子、5はセンタープレート、6はダイアフ
ラム、7は凸部、8は突部、9は腕片である。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) コイルに流れる電流によりエアーギヤツプ部
    に磁束を発生させる電磁石部と、電磁石部のエ
    アーギヤツプ部に配置され永久磁石が組み込ま
    れた可動子と、往復振動する可動子の両端を略
    中央部に設けたプラスチツク成形品からなるセ
    ンタープレートで支持するダイアフラムとを有
    し、電源の投入により電磁石部に駆動された可
    動子の往復振動により流体を吸入,吐出するよ
    うにしたポンプにおいて、上記センタープレー
    トの端部の外周縁に近接して、かつ、センター
    プレートと一体に一対の凸部を少なくとも2組
    形成し、この一対の凸部間に嵌合する突部を可
    動子の端部に形成して成ることを特徴とするポ
    ンプの可動子の止め構造。 (2) 上記凸部間にのみ位置して嵌合する腕片を可
    動子の端部より突出形成したことを特徴とする
    実用新案登録請求の範囲第1項記載のポンプの
    可動子の止め構造。
JP1986157501U 1986-10-15 1986-10-15 Expired JPH0355832Y2 (ja)

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JP1986157501U JPH0355832Y2 (ja) 1986-10-15 1986-10-15

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JPS6363586U JPS6363586U (ja) 1988-04-26
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JP4603433B2 (ja) * 2005-07-11 2010-12-22 日東工器株式会社 電磁往復動流体装置
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