JPH0543268Y2 - - Google Patents

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JPH0543268Y2
JPH0543268Y2 JP1985181001U JP18100185U JPH0543268Y2 JP H0543268 Y2 JPH0543268 Y2 JP H0543268Y2 JP 1985181001 U JP1985181001 U JP 1985181001U JP 18100185 U JP18100185 U JP 18100185U JP H0543268 Y2 JPH0543268 Y2 JP H0543268Y2
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vibrator
permanent magnet
diaphragm
pins
halves
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Description

【考案の詳細な説明】 [技術分野] 本考案はリニア駆動電磁ポンプ、さらに詳しく
は、振動子が往復移動してダイアフラムを駆動す
るリニア駆動電磁ポンプに関するものである。
[背景技術] 従来のこの種のリニア駆動電磁ポンプの振動子
は、第7図ないし第10図に示すように構成され
ていたものであつて、電磁石との間の電磁駆動力
により振動子1を往復移動させる永久磁石2が、
両端部にダイアフラム3との結合をするねじ部4
を備え表裏に貫通した形状の枠5内に装着されて
いた。すなわち、永久磁石2は枠5内に収めら
れ、治具を用いて両者の位置が固定された状態で
接着剤9により永久磁石2と枠5とが固定されて
いたのであり、この構成においては、永久磁石2
と枠5との位置決めを行なう治具が必要となつて
組立作業が面倒であり、また枠5に歪みがあると
永久磁石2と枠5との位置決めが正確に行なわれ
ず組立精度が悪くなる問題があつた。
[考案の目的] 本考案は上述の点に鑑みて為されたものであつ
て、その主な目的とするところは、永久磁石を治
具を用いずに振動子の所定の位置に位置決めでき
るようにしたリニア駆動電磁ポンプを提供するこ
とにある。
[考案の開示] (実施例) 以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明す
る。第5図および第6図は本考案に係るリニア駆
動電磁ポンプを示す。ケーシング10には略E字
形に形成された一対の鉄芯11が中央片の先端面
である磁極面12を互いに離間して対向させる形
で装着されており、各鉄芯11の中央片の回りに
はそれぞれコイル13が巻装されて電磁石が構成
されている。ここで、コイル13は相対向する磁
極面12が異極となるように接続されている。磁
極面12間のギヤツプ内には永久磁石2を備えた
振動子1が配設される。振動子1は、コイル13
に交流電圧を印加したときに磁極面12間に生じ
る交番磁界と永久磁石2の磁界との相互作用によ
り両磁極面12を結ぶ方向とは直交する方向に往
復動する。振動子1の往復方向の両端部にはダイ
アフラム3が固着されており、振動子1の往復移
動に伴なつてダイアフラム3がその厚み方向に変
位するようになつている。ケーシング10は鉄芯
11とコイル13と振動子1とを納装するケース
本体10aと、ダイアフラム3との間に空気室6
を形成する空気ケース10bとを結合して形成さ
れている。空気ケース10bには吸気弁(図示せ
ず)と排気弁(図示せず)とが設けられており、
ダイアフラム3の変位に伴なつて空気室6の吸排
気が行なわれポンプとして動作するのである。
ところで、振動子1は第1図乃至第4図に示す
ように構成されているのであつて、合成樹脂等の
絶縁材料により細長形状に形成された一対の半割
体7a,7bからなるケース7と、ケース7内に
納装される一対の永久磁石2と、ケース7の長手
方向の両端部に配設されるねじ体8とから構成さ
れる。ケース7は幅方向の両側面に永久磁石2に
対応して永久磁石2の着磁面が露出する開口窓1
6を有する形状に形成されている。開口窓16に
対応する部分は永久磁石2を保持する凹所22と
なつており、開口窓16の開口周縁には永久磁石
2の抜け止めをする内鍔23が延設されている。
両半割体7a,7bは、対向面(内側面)が矩形
状となるように同形状に形成されていて、一方の
対角線の両端部にはそれぞれピン17が突設さ
れ、他方の対角線の両端部にはそれぞれピン17
が挿通可能な貫通孔18が穿設されている。両半
割体7a,7bを結合する際には、ピン17を互
いに他方の半割体7a,7bの貫通孔18に挿通
して互いの位置決めを行うのである。ピン17を
貫通孔18に挿通した状態でピン17の先端部は
半割体7a,7bの外側面に突出し、この突出部
分を溶着することにより両半割体7a,7bが固
着されるのである。永久磁石2は振動子1の長手
方向において異極に配設され、また各永久磁石2
の厚み方向においては表裏が異極に着磁されてい
る。ねじ体8は周面に雄ねじが形成されたねじ部
19と、ねじ部19の一端に連続する突起部20
とを備えており、ケース7の長手方向の両端部に
形成された凹所21内に突起部20が嵌合するこ
とにより、ねじ体8がケース7の長手方向の両端
部にねじ部19を突出させる形で装着されるよう
になつている。このようにして永久磁石2とねじ
体8とがケース7内に装着された状態で両半割体
7a,7bが上述のようにして一体に結合される
のである。以上のようにケース7を構成する一対
の半割体7a,7b間に永久磁石2とねじ体8と
を挟装するから、治具を用いずに容易に組立が行
なえるものである。また、永久磁石2をケース7
に対して位置決めする必要がないから、組立精度
のばらつきも少なくなる利点がある。さらに、永
久磁石2とケース7との結合に接着剤を用いてい
ないから、接着剤の乾燥のための時間等が不要に
なるのである。上述の実施例において半割体7
a,7bを溶着しているが、ねじによる結合でも
同様の効果を奏することができるものである。
[考案の効果] 本考案は上述のように、振動子が振動子の往復
方向において異極に着磁された永久磁石と、振動
子の往復方向の先端部に配設されダイアフラムの
中心部に穿設された挿通孔に挿通されてダイアフ
ラムを振動子に固定するねじ体と、振動子の往復
方向とは直交する方向に分割される絶縁材料で形
成された一対の半割体とから成り、各半割体は、
対向面が矩形状となるように同形状に形成されて
いて、対向面の一方の対角線の両端部にそれぞれ
ピンが突設されるとともに、他方の対角線の両端
部にそれぞれピンが挿通可能な貫通孔が穿設さ
れ、ピンを互いに他の半割体の貫通孔に挿入した
形で永久磁石とねじ体とが両半割体間に一体に挟
装されているものであつて、一方の半割体に永久
磁石を装着し、他方の半割体を被嵌して結合すれ
ば、永久磁石が両半割体間に挟持されて永久磁石
のケースに対する位置固定が行なわれるのであ
り、永久磁石の位置決めのための治具が不要であ
るという利点を有する。しかも、各半割体の対向
面には、永久磁石およびねじ体がそれぞれ嵌合す
る複数の凹所が形成されているので、永久磁石お
よびねじ体が各半割体に形成された凹所に嵌合す
ることによりケースに対して位置決めされるので
あつて、両半割体同士がピンと貫通孔との嵌合に
よつて正確に位置決めされることとあいまつて、
ケースに多少の歪みがあつても半割体を結合する
ことで、歪みの補正が行なわれ、完成品の精度の
ばらつきが少なくなるという利点を有するのであ
る。各半割体が、対向面が矩形状となるように同
形状に形成されていて、対向面の一方の対角線の
両端部にそれぞれピンが突設されるとともに、他
方の対角線の両端部にそれぞれピンが挿通可能な
貫通孔が穿設され、ピンを互いに他の半割体の貫
通孔に挿入した形で永久磁石とねじ体とが両半割
体間に一体に挟装されるので、一方の半割体に突
設されたピンを他方の半割体に穿設された貫通孔
に挿入すれば、両半割体同士の位置決めがなされ
るのであつて、精度のばらつきが一層少なくなる
のである。さらに、一方の対角線の両端部にピン
を突設し、他方の対角線の両端部に貫通孔を形成
しているので、半割体を結合する際に位置決めし
ながらも、両半割体を同形状に形成できるのであ
つて、半割体を形成する型が1種類でよく、コス
トの低減につながるという利点を有する。
要するに、振動子の組立作業が容易であつて組
立性がよいとともに、振動子に用いる両半割体が
同形状であつて金型が1種類でよいことから、生
産性も高いのである。また、永久磁石およびねじ
体をケースと同時成形した場合に比較すれば、永
久磁石やねじ体に対して振動子の形成時に熱応力
が作用しないのであり、永久磁石が割れたりねじ
体が曲がつたりするなどの障害が発生しないとい
う作用効果もある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るリニア駆動電磁ポンプの
一例を示す分解斜視図、第2図ないし第4図は同
上に使用する振動子の平面図、正面図、および側
面図、第5図は本考案に係るリニア駆動電磁ポン
プの一例を示す断面図、第6図は同上の要部斜視
図、第7図は従来の振動子を示す斜視図、第8図
ないし第10図は同上の振動子を示す平面図、正
面図、および側面図である。 1は振動子、2は永久磁石、3はダイアフラ
ム、6は空気室、7はケース、7a,7bは半割
体、8はねじ体である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 電磁石と、電磁石の極性とは直交する方向に往
    復移動自在に配設された振動子と、振動子の往復
    方向の先端部に固着されたダイアフラムとがケー
    シング内に納装され、振動子の往復動に伴つてダ
    イアフラムとケーシングの内周面の一部との間に
    囲まれる空気室内の吸排気を行うリニア駆動電磁
    ポンプにおいて、振動子は、振動子の往復方向に
    おいて異極に着磁された永久磁石と、振動子の往
    復方向の先端部に配設されダイアフラムの中心部
    に穿設された挿通孔に挿通されてダイアフラムを
    振動子に固定するねじ体と、振動子の往復方向と
    は直交する方向に分割される絶縁材料で形成され
    た一対の半割体とから成り、各半割体は、矩形状
    である対向面に永久磁石およびねじ体がそれぞれ
    嵌合する複数の凹所を有した同形状に形成され、
    対向面の一方の対角線の両端部にそれぞれピンが
    突設されるとともに、他方の対角線の両端部にそ
    れぞれピンが挿通可能な貫通孔が穿設され、ピン
    を互いに他の半割体の貫通孔に挿入した形で永久
    磁石とねじ体とが両半割体間に一体に挟装されて
    成るリニア駆動電磁ポンプ。
JP1985181001U 1985-11-25 1985-11-25 Expired - Lifetime JPH0543268Y2 (ja)

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JPS6288890U JPS6288890U (ja) 1987-06-06
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JPS6288890U (ja) 1987-06-06

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