JPH0593026U - 閉磁路型点火コイル - Google Patents

閉磁路型点火コイル

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Publication number
JPH0593026U
JPH0593026U JP10990291U JP10990291U JPH0593026U JP H0593026 U JPH0593026 U JP H0593026U JP 10990291 U JP10990291 U JP 10990291U JP 10990291 U JP10990291 U JP 10990291U JP H0593026 U JPH0593026 U JP H0593026U
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JP
Japan
Prior art keywords
bobbin
magnetic circuit
iron cores
closed magnetic
ignition coil
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Pending
Application number
JP10990291U
Other languages
English (en)
Inventor
嘉宏 栂崎
Original Assignee
阪神エレクトリック株式会社
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Filing date
Publication date
Application filed by 阪神エレクトリック株式会社 filed Critical 阪神エレクトリック株式会社
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 1次コイルのボビン中で突き合わせて密着、
結合する二つの、対の鉄心のボビン挿入脚の先端の形状
を同一にし、生産設備の低減、誤組付けの防止を図り、
性能のバラツキがない閉磁路型点火コイルを提供する。 【構成】 二つの相対向したコ形鉄心のボビン挿入脚6
を1次コイル1のボビン1′中に各端部から挿入し、上
記両挿入脚6,6の先端同志を前記ボビン1中で密着、
結合した閉磁路型点火コイルにおいて、上記各鉄心5
a,5bの挿入脚6,6の先端に相対応した凸部7と凹
部8とを夫々設ける。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は自動車などの内燃機関に使用する閉磁路型点火コイルに関する。
【0002】
【従来の技術】
点火コイルの閉磁路を構成する相対向した二つの鉄心の間に、鉄心の磁気飽和 を防ぐためエアギャップを設ける必要があるが、このエアギャップを、1次コイ ルのボビン中に各端部から挿入する鉄心のボビン挿入脚の端部間に形成すると、 エアギャップが大きな磁気抵抗になり、エアギャップの部分で磁束の分散が発生 し、二次電圧(高圧)の発生効率が低下する。 このため、本出願人は実願平2−71100号でケースの外で対向した鉄心間 にエアギャップを設け、これにより磁束の分散を最小限に保って有効磁束力を増 大し、二次電圧の発生効率を高め、同一重量寸法であれば出力電圧(二次電圧) を約10%向上させ、又、同一出力電圧であれば鉄心の約20%の軽量化を可能 にすることを提案した。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
この場合は1次コイルのボビン内での、ボビン各端から挿入した二つの鉄心の 挿入脚の突き合わせかたが悪く、その間に隙間が生じると製品の性能にバラツキ が生じる。 上記従来例では一方のボビン挿入脚の端部に凸部、他方のボビン挿入脚の端部 に、上記凸部が嵌合する凹部を設け、その凸部と凹部を噛み合わせ、両挿入脚の 端面間に間隙が生じないようにしてあるが、そうするとボビン挿入脚の端部が凸 部になっている鉄心と、凹部になっている鉄心の二種類が必要になり、鉄心の組 み付け時に誤組み付けする可能性があると共に、鉄心の生産設備が二種類必要に なるなど生産性を低下させる要因となり、コスト面でも不利になる。 又、点火コイルの二個の鉄心形状を同一にするには鉄心の対向面を平面にし、 その平面の対向面を密着するために接着剤を使用する以外にないが、接着剤が硬 化するまで対向面を密着状態に保つのに治具を使用しなければならず、矢張り生 産性を低下させる要因となり、コスト面でも不利である。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案は上記課題を解消するために提案されたもので、二つの相対向したコ形 鉄心のボビン挿入脚を1次コイルのボビン中に各端部から挿入し、上記両挿入脚 の先端同志を前記ボビン中で密着、結合した閉磁路型点火コイルにおいて、上記 各鉄心の挿入脚の先端に相対応した凸部と凹部とを夫々設けたことを特徴とする 。
【0005】
【実施例】
図示の実施例において、1は1次コイル、1′はその1次ボビン、2は1次コ イルの外に嵌合した2次コイル、3は合成樹脂で成形した有底のケースである。 上記ケースの底3′には開口があり、1次、2次両コイル1,2をケース内に収 容する際に1次ボビン1′の一端部で上記開口を塞ぎ、それからケース内に絶縁 樹脂(例えばエポキシ樹脂)を注型し、硬化した絶縁樹脂4でケース3中に1次 、2次両コイル1,2を固定する。
【0006】 それからケースの底の開口と、ケース内の絶縁樹脂層4の上面に開口した1次 コイルのボビンの端部とから2つのコ形鉄心(C形鉄心、又はU形鉄心とも言う 。)5a,5bの各ボビン挿入脚6,6を1次ボビンの内部に挿入し、その端部 同志を密着結合する。このため、各コ形鉄心5a,5bは、ボビン挿入脚の端部 に凸部7を有する積層片7′と、上記凸部7と噛合う凹部8を有する積層片8′ とからなり、コ形鉄心5a,5bの各ボビン挿入脚を1次ボビン1′のなかに挿 入して押付けると、鉄心5aの積層片7′の凸部7は鉄心5bの積層片8′の凹 部8に、又、鉄心5bの積層片7′の凸部7は鉄心5aの積層片8′の凹部8に 夫々噛合い、両鉄心5a,5bの挿入脚6,6の端部を密着して結合する。
【0007】 両鉄心5a,5bは挿入脚6と平行なケース3の外で対向する短い脚9を有す るので、上記のように挿入脚6,6の端部同志を密着結合する際、ケースの外に 設けた脚収納筒部10のなかに接着剤を注入し、その各脚を収納筒部10のなか に各端部から挿入する。そして、接着剤を熱硬化させることにより脚9,9の端 部間に硬化した接着剤でエアギャップ11を形成し、同時に両鉄心5a,5bの 脚9,9を収納筒部10に接着し、両鉄心5a,5bをケース3に強力に固定で きる。
【0008】 図1,2の積層片7′の凸部7は挿入脚の先端から真直ぐに突出するΩ形であ り、積層片8′の凹部8は挿入脚の先端に開口したΩ形である。この場合、挿入 脚同志の先端を1次ボビン1′の内部で突き合わせ、互いに凸部7を凹部8に押 し込む際に、凸部7の一部同志が衝突して押し込めなくなることを防止するため 、凸部7を有する積層片7′の積層枚数は、凹部8を有する積層片8′の積層枚 数よりも少なくし、厚さを薄くしておくことが好ましい。
【0009】 又、両鉄心5a,5bを構成する積層片7′と8′は図1,2に示すもの以外 、両挿入脚を1次ボビン1′の内部で突き合わせて押込むと、カムの作用で乗り 上げて噛合う図3,図4に示すような鈎形凸部7と、逆の鈎形凹部8を有するも のであってもよい。この場合も、どちらか一方の積層片の厚さを、他方よりも薄 くしておくとよい。 いずれの場合も、鉄心5aと5bは対向させるので、鉄心5aと5bの積層片 7′と8′は同じ向きに配置すればよいので鉄心5a,5bの製作を間違えるこ とがない。
【0010】
【考案の効果】
以上で明らかなように、本考案では対向して結合する二つの対の鉄心5a,5 bの各挿入脚の端部を、相対応し凸部7と、凹部8を有する同一形状にすること ができるため、生産設備の低減、誤組付けの防止が可能な上、二次電圧の発生効 率に悪影響を及ぼす問題が生じないため、性能のバラツキの少ない小型軽量で、 安価な閉磁路型点火コイルを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案による閉磁路型点火コイルの断面図であ
る。
【図2】図1の点火コイルに使用した2つの対の鉄心の
斜視図である。
【図3】本考案に使用できる対の鉄心の他の1つの斜視
図である。
【図4】本考案に使用できる対の鉄心の別の1つの斜視
図である。
【符号の説明】
1 1次コイル 1′ 1次ボビン 2 2次コイル 3 有底のケース 4 絶縁樹脂層 5a コ形鉄心 5b コ形鉄心 6 コ形鉄心のボビン挿入脚 7 凸部 7′ 積層片 8 凹部 8′ 積層片

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 二つの相対向したコ形鉄心のボビン挿入
    脚を1次コイルのボビン中に各端部から挿入し、上記両
    挿入脚の先端同志を前記ボビン中で密着、結合した閉磁
    路型点火コイルにおいて、上記各鉄心の挿入脚の先端に
    相対応した凸部と凹部とを夫々設けたことを特徴とする
    閉磁路型点火コイル。
JP10990291U 1991-12-16 1991-12-16 閉磁路型点火コイル Pending JPH0593026U (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10990291U JPH0593026U (ja) 1991-12-16 1991-12-16 閉磁路型点火コイル

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JP10990291U JPH0593026U (ja) 1991-12-16 1991-12-16 閉磁路型点火コイル

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JPH0593026U true JPH0593026U (ja) 1993-12-17

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ID=14522058

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JP10990291U Pending JPH0593026U (ja) 1991-12-16 1991-12-16 閉磁路型点火コイル

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012064610A (ja) * 2010-09-14 2012-03-29 Hitachi Automotive Systems Ltd 閉磁路型変圧装置

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5455072A (en) * 1977-10-12 1979-05-01 Asahi Chem Ind Co Ltd Method of biaxial orentation of tubular polyhexamethylene adipamide film
JPS58153314A (ja) * 1982-03-06 1983-09-12 Toyo Denso Co Ltd 閉磁路型イグニシヨンコイル用鉄心

Patent Citations (2)

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A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 19950328