JP2523719Y2 - イグニッションコイル - Google Patents

イグニッションコイル

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JP2523719Y2
JP2523719Y2 JP1987183932U JP18393287U JP2523719Y2 JP 2523719 Y2 JP2523719 Y2 JP 2523719Y2 JP 1987183932 U JP1987183932 U JP 1987183932U JP 18393287 U JP18393287 U JP 18393287U JP 2523719 Y2 JP2523719 Y2 JP 2523719Y2
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JP
Japan
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iron core
magnet
primary coil
coil
ignition coil
Prior art date
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Application number
JP1987183932U
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English (en)
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JPH0187518U (ja
Inventor
洋一郎 馬場
誠 酒巻
Original Assignee
東洋電装 株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は車両用エンジン等に用いるイグニッションコ
イルに係り、特に鉄心の軽量、コンパクト化並びに耐久
性の向上が図れるイグニッションコイルに関する。
[従来の技術] イグニッションコイルの出力増大を図るため、鉄心に
よって形成される磁路内に逆バイアスをかけるマグネッ
トを挿入し、これを入力エネルギーの一部として利用す
るものが既に提案されている(フランス公開特許第2531
751号、同2531752号参照)。これによれば、磁路断面積
の減少分に応じて鉄心を軽量、コンパクト化することも
可能となる。
[考案が解決しようとする問題点] ところで、上記従来構造では、マグネットがコイルケ
ースの外部にあるため、鉄心の振動等によって欠損、欠
落しないように取付ける必要がある。
本考案は、マグネットの欠落及び欠損の防止を容易に
するイグニッションコイルの提供を目的とする。
[問題点を解決するための手段] 本考案のイグニッションコイルは、複数の構成片をつ
なぎ合わせてループ状に形成される鉄心と、構成片相互
の接続部の一部に介在されて鉄心に形成される閉磁路に
逆バイアスをかけるマグネットと、鉄心の周囲に巻回さ
れた一次コイル及び二次コイルとを備え、一次コイルの
筒状をなす一次コイルボビン内に、マグネットを挟んだ
状態の鉄心の一部を収容したイグニッションコイルにお
いて、マグネットの表面とこの表面に向かい合う鉄心の
端面との間にクッション性のある部材を介在させたこと
を特徴とする。
[考案の作用] 本考案に係るイグニッションコイルは、一次コイルの
筒状をなす一次コイルボビン内に、マグネットを挟んだ
状態の鉄心の一部を収容しているので、マグネットは一
次コイルボビン及び鉄心に囲まれて使用中に欠落しなく
なる。
さらに、マグネットの表面とこの表面に向かい合う鉄
心の端面との間にクッション性のある部材が介在するた
め、このクッション性のある材料によって、マグネット
へ加えられる鉄心側の振動が吸収される。ゆえに、マグ
ネットはクッション性のある部材によって保護され、使
用中に破損しにくくなる。
[実施例] 図はイグニッションコイルの断面を示し、適当な樹脂
からなり一端に開口部を有するコイルケース1内には、
一次コイル2及び二次コイル3が収容されている。一次
コイル2は筒状の一次コイルボビン2aの周囲に巻回され
ており、一次コイルボビン2aは両端をコイルケース1の
開口部と底部1aとに開口し、その中空部はコイルケース
1内を貫く鉄心通路をなしている。なお、一次コイルボ
ビン2aと底部1aとは適宜方法により液密に接続されてい
る。コイルケース1内にはエポキシ樹脂等の適宜な樹脂
4が充填されている。
一次コイルボビン2aの中空部内にはループ状をなす鉄
心の一部が通されている。鉄心は複数の構成片をループ
状につないだものであり、このような構成片として例え
ば本実施例のように二つの対称形をなすC型鉄心5及び
6がある。このC型鉄心5及び6を上下から組合せ、そ
の一方のアーム部5a及び6aを他方のアーム部5b及び6bよ
りも若干短く形成しておき、各アーム部5a及び6aを一次
コイルボビン2aの中空部内へそれぞれ反対側から差し込
んだとき、その先端部内に所定の間隙が形成されるよう
になっている。したがって、一次コイルボビン2a内で鉄
心はアーム5aと6aに分断された状態となっており、この
間隙内にはマグネット7が挿入される。マグネット7は
永久磁石からなり、C型鉄心5及び6と共に構成される
ループ内に形成される閉磁路に対して逆バイアスをかけ
るように配設される。さらにマグネット7の表面と、こ
の表面を挟む鉄心のアーム5aと6aの各端面の間に、クッ
ション性のある部材8を介在してある。クッション性の
ある部材8はクッション性のある適宜な樹脂等の材料で
構成されている。両C型鉄心5及び6を図示しない適当
な枠部材によって連結一体化すれば、イグニッションコ
イルが形成される。なお、C型鉄心5及び6は図示しな
い非磁性体の枠部材によって連結一体化される。
このイグニッションコイルは、2個のC型鉄心5及び
6を組合せたループ状の鉄心内にマグネット7が介在す
ることになるので、一次コイル2に通電すると、C型鉄
心5及び6内に矢示方向の閉磁路が形成されるが、これ
に対してマグネット7が逆バイアスをかける。したがっ
て、マグネット7の磁気エネルギーをイグニッションコ
イルの入力エネルギーとして利用することができ、その
結果、磁路断面積を減少させることができるので鉄心の
軽量、コンパクト化を実現することができる。マグネッ
ト7は一次コイルボビン2a内にあって、さらに2つのC
型鉄心5及6のアーム部5a及び6aの先端部に挟まれた状
態となっているので、使用中にアーム部5a及び6aの端部
から欠落する事態は生じない。
そのうえ、マグネット7と各アーム部5a及び6aの端面
間にクッション性のある部材8が介在するので、このク
ッション性のある部材8によって、各アーム部5a及び6a
側からマグネット7へ加えられる振動が吸収されるた
め、鉄心の振動に対してマグネット7が保護され、使用
中に破損しにくくなる。このため耐久性を向上させるこ
とができる。
なお、本実施例では同一のC型鉄心5及び6を用いた
ので、部品点数を少なくすることができるが、これに代
ってC−I型又はL−L型など種々のものを用いること
ができる。
[考案の効果] 本考案は、一次コイルボビン内においてマグネットを
鉄心の構成片間の接続部で挟み、かつマグネットの表面
とこれを挟む鉄心の端面間にクッション性のある部材を
介在させた。ゆえに、使用中におけるマグネットの欠損
及び欠落を有効に防止することができ、耐久性を向上さ
せることができる。
【図面の簡単な説明】
図はイグニッションコイルの断面図である。 (符号の説明) 1……コイルケース、2……一次コイル、2a……一次コ
イルボビン、3……二次コイル、4……樹脂、5、6…
…C型鉄心、7……マグネット。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の構成片をつなぎ合わせてループ状に
    形成される鉄心と、構成片相互の接続部の一部に介在さ
    れて鉄心に形成される閉磁路に逆バイアスをかけるマグ
    ネットと、鉄心の周囲に巻回された一次コイル及び二次
    コイルとを備え、一次コイルの筒状をなす一次コイルボ
    ビン内に、マグネットを挟んだ状態の鉄心の一部を収容
    したイグニッションコイルにおいて、マグネットの表面
    とこの表面に向かい合う鉄心の端面との間にクッション
    性のある部材を介在させたことを特徴とするイグニッシ
    ョンコイル。
JP1987183932U 1987-12-02 1987-12-02 イグニッションコイル Expired - Lifetime JP2523719Y2 (ja)

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JPH0187518U JPH0187518U (ja) 1989-06-09
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JPS5439906B2 (ja) * 1973-05-18 1979-11-30
JPS5887317U (ja) * 1981-12-08 1983-06-14 ダイヤモンド電機株式会社 点火コイル

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