JPH0215285Y2 - - Google Patents

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JPH0215285Y2
JPH0215285Y2 JP5768384U JP5768384U JPH0215285Y2 JP H0215285 Y2 JPH0215285 Y2 JP H0215285Y2 JP 5768384 U JP5768384 U JP 5768384U JP 5768384 U JP5768384 U JP 5768384U JP H0215285 Y2 JPH0215285 Y2 JP H0215285Y2
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yoke
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JP5768384U
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Description

【考案の詳細な説明】 [技術分野] 本考案は、電磁石駆動装置に係り、特にカメラ
等に内装される小型の電磁石装置の改良に関す
る。
[背景技術] 近年、カメラの電子化が進み、シヤツタ、絞
り、ミラー等の駆動用として小型の電磁石駆動装
置が多用されている。この種電磁石駆動装置は、
カメラに内装する関係上小型化の要請が極めて大
きなものである。しかも、駆動機能自体の低下を
招くものであつてはならない。
ところで、小型化を達成する上で、一番問題と
なるのが電磁石駆動装置をプレート等の被取付部
に取付固定するための取付部の構造である。第1
図には従来の電磁石駆動装置の構造が示され、図
中、一対のヨーク1には夫々コイル2が巻回され
るとともに、ヨーク1の一端側は永久磁石3を挾
んだ状態で固定枠4により保持され、他端側の可
動鉄片5は前記コイル2の磁力作用等により着脱
されるようになつている。
このような従来構造において、小型化の要請に
応えるため問題となるのが前記固定枠4に一体的
に形成された取付部6の構造である。
即ち、取付けねじの大きさをある程度確保する
ため(取付けねじがM1.4以下では強度的に劣
る。)、取付部6に穿設された取付孔7の大きさや
2つの取付孔7間の距離(ピツチ)をあまり小さ
なものとすることはできない。
しかしながら、従来の電磁石駆動装置は、可動
鉄片5の離反、吸着保持力の低下を招かないよう
にするとこるから、永久磁石3の両側面の全体に
一対のヨーク1の夫々が当接するようにして永久
磁石3の磁束を有効にヨーク1に導入させてい
た。その結果ヨーク1を長尺なものとし、これら
ヨーク1の一端側の間に永久磁石3を挾持させ、
この状態が保持されるよう固定枠4によりかしめ
させたり、ロウ付け、接着剤による接着等により
保持させていた。そのため、取付部6をヨーク1
の縦方向に沿つて配置させた場合には全体として
長尺なものとなり、また、取付部6を横方向に配
置させたとき(図中2点鎖線参照)には横寸法が
大きくなり、何れにしても小型化の要請に十分応
えられるものではなかつた。
[考案の目的] 本考案の目的は、小型で、且つ、吸着保持力等
の低下を招くことのない電磁石駆動装置を提供す
ることにある。
[考案の構成] そのため、本考案は、コイルの大きさは離反の
ため等の磁力の大きさを確保するためには小型化
することができないが、一方、永久磁石はその磁
力を低下させずにその大きさを小さくすること
が、今日、材質の変更(例えばアルニコから希土
類への変更等)により可能であることに着目して
なされたものであり、その構成は、永久磁石をそ
の磁力を低下させることなく挾巾に形成し、この
永久磁石の磁束を有効に吸収するために永久磁石
の両側面全体に磁性材ブロツクを当接させ、この
状態で固定枠に保持させ、磁性材ブロツクの更に
外側に一対のヨークを一部当接するよう配置さ
せ、ヨークに当接しない磁性材ブロツクの両側位
置に取付部を形成するようにして、前記目的を達
成しようとするものである。
[実施例の説明] 以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明す
る。
第2図には本考案に係る電磁石駆動装置の一実
施例の全体構成が示され、図中、一対のヨーク1
1は所定間隔を隔てて平行に配置され、且つ、
夫々のヨーク11にはボビン12を介して励磁コ
イル13が巻回され、また、ボビン12の両端か
らは所定長だけヨーク11が突出されている。ボ
ビン12の一端側から突出されたヨーク11の
夫々の突出量は、従来構造と比較して、十分短尺
化されており、即ち、ヨーク11は従来より短
く、これら一端側の間には永久磁石14および磁
性材ブロツク15が配置されている。永久磁石1
4は挾巾に形成され、しかしながら、その材質は
希土類等であり、磁力の大きさは従来の大きな永
久磁石と比較して低下されないものとなつてい
る。このような永久磁石14の両側面全体に前記
磁性材ブロツク15が夫々当接され、且つ、この
状態でこれら永久磁石14および磁性材ブロツク
15は固定枠16により保持されている。
固定枠16は鉄等の強磁性板より形成され、第
3図に示されるように、底部16Aより曲げ起こ
されて一体的に形成されたコ字型の保持部16B
により、前記永久磁石14および磁性材ブロツク
15がかしめつけられ、あるいはロウ付けや接着
剤による接着等により保持され、互いの密着性が
高められている。また、底部16Aには切込み部
16Cが形成され、この切込み部16Cの形状、
大きさ等により固定枠16の磁気抵抗が調整され
ている。
前記コ字型の保持部16Bは磁性材ブロツク1
5の外側面の全体を挾持してはおらず、別言すれ
ば、保持部16Bは磁性材ブロツク15の外側面
の一部にのみ当接し、前記外側面には保持部16
Bが当接しない部分が設けられている。これら保
持部16Bが当接されない部分には、夫々、前記
ヨーク11の一端側が当接されており、且つ、磁
性材ブロツク15の外側に夫々配置された一対の
ヨーク11は、更に外側から挾持部16Dにより
挾持され、この挾持部16Dは前記底部16Aよ
り曲げ起こされて一体的に形成され、また、この
挾持部16Dにより永久磁石14、磁性材ブロツ
ク15、およびヨーク11相互間の密着性が高め
られた状態で互いにかしめつけられ、あるいは、
ロウ付けや接着剤による接着等により保持されて
いる(第4図参照)。
前記保持部16Bの両側位置、別言すれば、ヨ
ーク11に当接されない磁性材ブロツク15の両
側位置には夫々取付部16Eが形成されている。
取付部16Eは底部16Aと同一平面上に形成さ
れるとともに、プレート等の被取付部への取付固
定のために用いられる取付ねじ(図示せず)が挿
通される取付孔16Fが穿設されている。
また、前記一対のヨーク11の他端側には可動
鉄片24が配置され(第2図参照)、この可動鉄
片24は付勢手段25によりヨーク11から離隔
する位置に付勢されており、前記コイル13の磁
力作用により付勢手段25の付勢力に従うととも
に永久磁石14の吸引力に抗して前記ヨーク11
から可動鉄片24が離反されるよう構成されてい
る。
このような本実施例によれば次のような効果が
ある。
ヨーク11の長さを短くし、これによりヨーク
11が当接されない磁性材ブロツク15の側面部
分が設けられるようにし、この部分に取付部16
Eを配置することができるようにしたため、ヨー
ク11の更に外側に取付部16Eを配置した構成
と同様の従来構造と比較して、取付部16Eの横
寸法を小さくすることができる。
また、コ字型の前記保持部16Bの縦方向の更
に外側に取付部16Eを設けたのと同様の従来構
造と異なり、取付部16Eが保持部16Bの両側
に配置されており、縦寸法についても同様にして
小さくすることができるという効果がある。
しかも、挾巾に形成した永久磁石14はその材
質を選択することによりその磁力の大きさを低下
させないことが可能であり、且つ、永久磁石14
の両側面全体に磁性材ブロツク15を当接させ、
これら磁性材ブロツク15の外側面の一部にヨー
ク11を当接させてあるため、恰も永久磁石14
の両側面全体にヨーク11を当接させた場合と同
様に、永久磁石14の磁束がヨーク11に有効に
吸収され、この点からも離反力、吸着保持力等の
低下を招くことがないという効果がある。なお、
永久磁石14の両側面の一部に直接ヨーク11を
当接させた場合には、永久磁石14の磁束の損失
を来たし、その結果吸引力等の低下を招くもので
ある。
なお、実施にあたり、前記固定枠16は全体と
して1枚の磁性板が折曲されて形成されるものと
したが、例えば2つの部品が互いにかしめられ或
いは溶接、接着される等して形成されてもよい。
但し、1枚の板上であれば加工が容易であるとと
もに磁束の漏れも少ないという効果がある。
また、加工上の困難性は伴なうがヨーク11と
磁性材ブロツク15とを一枚の連続板より適宜箇
所にて折曲して形成し、あるいは、鋳造等により
一体的に製造することとし、組立作業の効率を向
上させるとともに挾持部16D等を不要とする構
造にして一層簡単な構成とすることもできる。
[考案の効果] 上述のように本考案によれば、小型で且つ吸引
力等の低下を招くことのない電磁石駆動装置を提
供できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の電磁石駆動装置の構造を示す一
部を切欠いた平面図、第2図は本考案に係る電磁
石駆動装置の一実施例の全体構成を示す一部を切
欠いた平面図、第3図は前記実施例の要部を拡大
して示す分解斜視図、第4図は第2図の−線
に従う矢視端面図である。 11……ヨーク、12……ボビン、13……励
磁コイル、14……永久磁石、15……磁性材ブ
ロツク、16……固定枠、16B……保持部、1
6D……挾持部、16E……取付部、24……可
動鉄片。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 所定間隔を隔てて平行に配置された一対のヨー
    クの一端側が永久磁石を介して互いに接続される
    とともに、他端側には可動鉄片が配置され、前記
    ヨークに巻回されたコイルの磁力作用により可動
    鉄片がヨークに着脱する電磁石駆動装置におい
    て、前記永久磁石が狭巾に形成され、その両側面
    全体に磁性材ブロツクが当接されて固定枠に保持
    されるとともに、磁性材ブロツクの更に外側には
    前記一対のヨークが一部当接して配置され、ヨー
    クに当接されない磁性材ブロツクの両側位置に被
    取付部への取付固定のための取付部が形成されて
    いることを特徴とする電磁石駆動装置。
JP5768384U 1984-04-18 1984-04-18 電磁石駆動装置 Granted JPS60169810U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5768384U JPS60169810U (ja) 1984-04-18 1984-04-18 電磁石駆動装置

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JP5768384U JPS60169810U (ja) 1984-04-18 1984-04-18 電磁石駆動装置

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Publication Number Publication Date
JPS60169810U JPS60169810U (ja) 1985-11-11
JPH0215285Y2 true JPH0215285Y2 (ja) 1990-04-25

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JP5768384U Granted JPS60169810U (ja) 1984-04-18 1984-04-18 電磁石駆動装置

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