JP2000217329A - 二磁路型ボイスコイルモ―タ - Google Patents

二磁路型ボイスコイルモ―タ

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JP2000217329A
JP2000217329A JP11012202A JP1220299A JP2000217329A JP 2000217329 A JP2000217329 A JP 2000217329A JP 11012202 A JP11012202 A JP 11012202A JP 1220299 A JP1220299 A JP 1220299A JP 2000217329 A JP2000217329 A JP 2000217329A
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JP
Japan
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voice coil
outer yoke
magnetic
coil motor
yoke
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Pending
Application number
JP11012202A
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English (en)
Inventor
Akio Sakai
明雄 坂井
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Yaskawa Electric Corp
Original Assignee
Yaskawa Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 小形・軽量な二磁路型ボイスコイルモータを
提供する。 【解決手段】 外ヨ−ク4Aのそれぞれの水平部分の中
に、2分割した永久磁石6A、6B、7A、7Bを隣接
して埋め込むとともに、それぞれの永久磁石6A、6
B、7A、7Bを、互いに近接する部分が外ヨーク4A
の水平部分の外側に位置するように、同極どうしを対向
させてハの字状に傾斜させるようにする。このようにす
ることにより、永久磁石6A、6B、7A、7Bの取付
けスペースを別に設ける必要がなくなり、二磁路型ボイ
スコイルモータ1Aの大きさを小さくできる。さらに、
外ヨーク4Aの一部を取り除くので、二磁路型ボイスコ
イルモータ1Aの重量も軽くできる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、二磁路型ボイスコ
イルモ−タに関するもので、特に固定部の構造に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来の二磁路型ボイスコイルモ−タは、
図3に示すように構成されている。図において、1は二
磁路型ボイスコイルモータで、固定部2と可動部3から
なっている。前記固定部2は、中央部に空間を有し磁気
的に閉じられた四角形状をしている外ヨーク4と、前記
外ヨーク4の内部空間の中央部に、空隙を挟んで左右に
延びて形成されるとともに、前記外ヨーク4に固定され
た内ヨーク5a、5bと、前記外ヨーク4の水平部分の
内側に取り付けられた永久磁石6、7とからなってい
る。また、可動部3は、丸形あるいは角形をしたリング
状のボビン8と、このボビン8の外周面に巻装されたボ
イスコイル9とからなっており、前記リング状のボビン
8の内部空間に、前記内ヨーク5a、5bをギャップを
介して通すようにして、前記永久磁石6、7と内ヨーク
5a、5b間の磁気的空隙内に摺動自在に配置してい
る。このように構成において、前記可動部3のボイスコ
イル9に電流を流すと、図4に示すように、ボイスコイ
ル9に磁束Φが発生し、この磁束Φと固定部2の永久磁
石6、7との電磁作用により、可動部3が矢印で示すス
トロ−ク方向(水平方向)へ移動する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来の二磁
路型ボイスコイルモ−タにおいては、次のような問題が
あった。 (1) 永久磁石6、7を、外ヨ−ク4と内ヨ−ク5a、5
bの間に配置しているので、永久磁石6、7の厚さ分だ
け二磁路型ボイスコイルモータ1の寸法が厚くなってい
た。 (2) 外ヨーク4の水平部分は、中央付近で磁束量が少な
いにもかかわらず、磁束量の多い両端と同じ断面積を有
しており、無駄が生じていた。そのため、二磁路型ボイ
スコイルモータ1の質量を必要以上に重くしていた。 本発明は、このような問題を解消するためになされたも
ので、小形・軽量な二磁路型ボイスコイルモータを提供
することを目的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに、本発明は、水平部分と垂直部分を有する磁気的に
閉じられた角状の外ヨーク4と、前記外ヨーク4の内部
空間の中央部に、空隙を挟んで左右に延びて形成される
とともに、前記外ヨーク4に固定された内ヨーク5a、
5bと、前記外ヨーク4の水平部分に取り付けられた永
久磁石6、7とからなる固定部と、リング状のボビン8
と、このボビン8の外周面に巻装されたボイスコイル9
とからなり、前記リング状のボビン8の内部空間に、前
記内ヨーク5a、5bをギャップを介して通すようにし
て、前記外ヨークと内ヨーク5a、5b間の磁気的空隙
内に摺動自在に配置した可動部とからなる二磁路型ボイ
スコイルモータにおいて、前記外ヨ−ク4Aのそれぞれ
の水平部分の中に、2分割した永久磁石6A、6B、7
A、7Bを隣接して埋め込むとともに、それぞれの永久
磁石6A、6B、7A、7Bを、互いに近接する部分が
外ヨーク4Aの水平部分の外側に位置するように、同極
どうしを対向させてハの字状に傾斜させるようにしたも
のである。このようにすることにより、永久磁石の取付
けスペースを別に設ける必要がなくなり、二磁路型ボイ
スコイルモータの大きさを小さくできる。さらに、外ヨ
ークの一部を取り除くので、二磁路型ボイスコイルモー
タの重量も軽くできる。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図に示す実施例に
基づいて説明する。図1は本発明の実施例を示す二磁路
型ボイスコイルモ−タの側断面図、図2は図1の二磁路
型ボイスコイルモータにおける磁束の流れを示す説明図
である。図3および図4と同一のものは、同一符号を付
して詳細な説明を省略する。本発明の二磁路型ボイスコ
イルモータ1Aは、基本的な構成は従来の二磁路型ボイ
スコイルモ−タと同一であるが、固定部の構成が従来の
ものと異なっている。すなわち、図1に示すように、固
定部2Aは、従来外ヨーク4Aのそれぞれの水平部の内
側に取り付けていた長い1個の永久磁石を2分割して、
それぞれ2つの永久磁石6A、6B、7A、7Bとし、
これらの永久磁石6A、6B、7A、7Bを前記外ヨー
ク4Aの水平部の中に隣接するように埋設している。ま
た、埋設にあたっては、それぞれの永久磁石6A、6
B、7A、7Bを、互いに近接する部分を外ヨーク4A
の水平部分の外側に位置させ、かつ同極どうし(図では
例としてN極どうし)を対向させてハの字状に傾斜させ
ている。ボイスコイル9を巻回したボビン8は、永久磁
石6A、6B、7A、7Bと内ヨーク5a、5bの間の
磁気的空間ではなく、外ヨーク4Aの水平部分と内ヨー
ク5a、5bの間の磁気的空間に摺動自在に配設され
る。このような構成において、前記永久磁石6A、6
B、7A、7Bは、ストロ−ク方向と平行な向きから適
当な角度だけ傾けてハの字状に配置されているので、図
4に示すように、永久磁石6A、6B、7A、7Bから
の磁束Φは、同極(N極)どうしの反発により内ヨ−ク
5a、5b側に向けられ、磁気的空隙を通って内ヨ−ク
5a、5bに達し、さらに外ヨ−ク4Aの左右の垂直部
分を通って磁気回路を閉じる(下側の磁束の流れは上側
の磁束の流れと対称になるので、わかりやすくするため
図示は省略している)。可動部3Aの駆動については従
来と変わらず、前記可動部3Aのボイスコイル9に電流
を流すと、ボイスコイル9に磁束が発生し、この磁束と
固定部2Aの永久磁石6A、6B、7A、7Bとの電磁
作用により、可動部3Aが矢印で示すストロ−ク方向へ
移動する。本発明においては、磁気的空隙の寸法を従来
と同じとして、従来とト−タルボリュ−ムの等しい同特
性の永久磁石6A、6B、7A、7Bを使えば、外ヨ−
ク4A、内ヨ−ク5a、5bの断面積は変更する必要が
ないのでその厚さ寸法は従来と等しく、永久磁石6A、
6B、7A、7Bの厚さ寸法分だけ二磁路型ボイスコイ
ルモータ1Aの厚さ寸法を短くすることができる。ま
た、永久磁石6A、6B、7A、7Bが埋め込まれてい
る外ヨーク4Aの水平部分は、従来は単に磁路として使
われていた鉄であり、この部分がなくなることにより、
固定部2Aが軽量化できる。このように外ヨーク4A
は、中央に近づくほど減少していく水平部分中の磁束量
に対し、端から中央に向かって徐々に断面積が減少して
いく構成にしているので、無駄な部分がなく、二磁路型
ボイスコイルモ−タ1Aを必要最小限の質量に抑えるこ
とができる。さらに、高性能化するためには、永久磁石
6A、6B、7A、7Bの投入量を増やすとともに、外
ヨ−ク4Aの厚さ、内ヨ−ク5a、5bの厚さを増やさ
なければならなかったが、本発明では、永久磁石6A、
6B、7A、7Bの厚さの増加分は、二磁路型ボイスコ
イルモ−タ1Aの外形寸法に影響を与えないので、永久
磁石6A、6B、7A、7Bの寸法を厚くして高性能な
二磁路型ボイスコイルモ−タにすればするほど小形、軽
量化の効果が大きくなる。
【0006】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、外
ヨークの垂直部分を永久磁石の厚さ寸法分だけ短くする
ことができ、また外ヨークの水平部分の重量を永久磁石
分だけ軽くすることができるので、小形で軽量な二磁路
型ボイスコイルモータを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例を示す二磁路型ボイスコイル
モ−タの側断面図である。
【図2】 図1の二磁路型ボイスコイルモータにおける
磁束の流れを示す説明図である。
【図3】 従来の二磁路型ボイスコイルモータの側断面
図である。
【図4】 図3における二磁路型ボイスコイルモ−タに
おける磁束の流れを示す説明図である。
【符号の説明】
1、1A 二磁路型ボイスコイルモータ、 2、2A 固定部、 3、3A 可動部、 4、4A 外ヨーク、 5a、5b 内ヨーク、 6、6A、6B 永久磁石、 7、7A、7B 永久磁石、 8 ボビン、 9 ボビンコイル、 Φ 磁束

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水平部分と垂直部分を有する磁気的に閉
    じられた角状の外ヨークと、前記外ヨークの内部空間の
    中央部に、空隙を挟んで左右に延びて形成されるととも
    に、前記外ヨークに固定された内ヨークと、前記外ヨー
    クの水平部分に取り付けられた永久磁石とからなる固定
    部と、 リング状のボビンと、このボビンの外周面に巻装された
    ボイスコイルとからなり、前記リング状のボビンの内部
    空間に、前記内ヨークをギャップを介して通すようにし
    て、前記外ヨークの水平部分と内ヨーク間の磁気的空隙
    内に摺動自在に配置した可動部とからなる二磁路型ボイ
    スコイルモータにおいて、 前記外ヨ−クのそれぞれの水平部分の中に、2分割した
    永久磁石を隣接して埋め込むとともに、それぞれの永久
    磁石を、互いに近接する部分が外ヨークの水平部分の外
    側に位置するように同極どうしを対向させてハの字状に
    傾斜させたことを特徴とする二磁路型ボイスコイルモー
    タ。
JP11012202A 1999-01-20 1999-01-20 二磁路型ボイスコイルモ―タ Pending JP2000217329A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011217536A (ja) * 2010-03-31 2011-10-27 Sinfonia Technology Co Ltd リニア駆動装置の可動子及び固定子
JP2012142049A (ja) * 2010-12-28 2012-07-26 Tdk Corp ボイスコイルモータ用永久磁石部材及びボイスコイルモータ
CN105553223A (zh) * 2015-12-30 2016-05-04 哈尔滨工业大学 一种可自定位的异形磁钢结构的双磁路旋转式音圈电机

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