JP3750127B2 - ボイスコイル形リニアモータ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、組立易いボイスコイル形リニアモータに関するものである。
【0002】
【従来技術】
従来のボイスコイル形リニアモータは、図5に示すように構成してある。
図において、50、51は強磁性体からなる外側ヨーク、52は前記外側ヨーク50、51に空隙を介して対向させた強磁性体からなるセンタヨーク、53、54は前記外側ヨーク50、51とセンタヨーク52の両端相互間を連結する強磁性体からなるサイドヨークで、前記外側ヨーク50、51とセンタヨーク52およびサイドヨーク53、54により磁路を形成している。55、56、57、58は永久磁石で、前記外側ヨーク50の内側に取付けた永久磁石55と外側ヨーク51の内側に取付けた永久磁石57は、それぞれ外側ヨーク50、51と対向する面を同極性にして、例えば図5ではN極にして配置してある。また、前記外側ヨーク50の内側に取付けた永久磁石56と外側ヨーク51の内側に取付けた永久磁石58は、それぞれ外側ヨーク50、51と対向する面を同極性にして、例えば図5ではS極にして配置し、さらに、隣の永久磁石55、57とは異極性になるように配置している。なお、前記永久磁石55と永久磁石56は軸方向に所定ピッチ離して取付け、永久磁石57と永久磁石58は軸方向に所定ピッチ離して取付けている。59、60、61、62は永久磁石で、前記永久磁石55、56、57、58に対向する面を異極性にして前記永久磁石55、56、57、58に径方向の空隙を介して前記センタヨーク52に取付けてある。63は電機子で、非磁性のボビン64にコイル65を巻回してある。前記ボビン64の片側もしくは両側の側面にはスラスト板(図示せず)が設けられいる。
つぎに、このようなボイスコイル形リニアモータの組立作業について説明をする。
サイドヨーク53に外側ヨーク50、51およびセンタヨーク52を取付ける。前記外側ヨーク50、51に永久磁石55、56、57、58を取付ける。前記センタヨーク52に永久磁石59、60、61、62を外側ヨーク50、51に取付けた永久磁石55、56、57、58に対向するものは異極性に、隣のものは異極性になるように軸方向に所定ピッチで配置する。前記永久磁石55、56、57、58と永久磁石59、60、61、62の間に電機子63を挿入し、サイドヨーク54を前記外側ヨーク50、51およびセンタヨーク52の端面に固定する。
つぎに、ボイスコイル形リニアモータのの動作について説明をする。
ボイスコイル形リニアモータの磁束はΦAで示す磁路を通り、この状態で電機子63のコイル65を励磁すると、電機子63が軸線方向に移動する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、従来のボイスコイル形リニアモータは、外側ヨーク50、51、センタヨーク52およびサイドヨーク53、54が強磁性体で構成され、この外側ヨーク50、51あるいはセンタヨーク52に永久磁石55、56、57、58、59、60、61、62を固定しているため、強力な吸引力が外側ヨーク50、51あるいはセンタヨーク52と永久磁石55、56、57、58、59、60、61、66との間に働き、組立作業の障害となっていた。
そこで、本発明は、永久磁石の磁束が外側ヨークあるいはセンタヨークを通らないようにして永久磁石の取付けを簡単にすることを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記問題点を解決するために、本発明は、外側部材の両端相互間を連結する側板を設け、前記外側部材の対向する面に永久磁石を設け、前記永久磁石の内側に空隙を介し、非磁性体よりなるボビンにコイルを巻装した電機子を、軸方向に移動自在に設けたボイスコイル形リニアモータにおいて、非磁性材からなる外側部材および側板と、前記外側部材の内面に前記外側部材の長手方向に着磁し隣同志を同極性にして配置した永久磁石と、前記永久磁石の側面に配置し外側部材の内面に取付けた磁性材からなるポールピースと、前記永久磁石に空隙を介し、前記永久磁石の着磁方向と逆向きに着磁した永久磁石とこの永久磁石の側面に配置した磁性材からなるポールピースからなり前記側板間に配置したセンター部材と、前記外側部材の内側に取付けた永久磁石およびポールピースと、前記側板間に設けた永久磁石とポールピースよりなるセンター部材との間に空隙を介して設けた電機子とを設けている。
【0005】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を図に示す実施例に基づいて説明する。
図1は本発明の実施例を示すボイスコイル形のリニアモータの斜視図、図2はボイスコイル形のリニアモータの側断面図である。
図において、1、2は非磁性材からなる外側部材、3、4は非磁性材からなる側板で、前記外側部材1、2と側板3、4によりロ字状に構成してある。5、6、7、8は永久磁石で、前記永久磁石5、6は、前記外側部材1の長手方向に着磁し外側部材1の内側に隣同志の磁極面が同極となるように固定し、前記永久磁石7、8は、前記外側部材2の長手方向に着磁し外側部材2の内側に隣同志の磁極面が同極となるように固定してある。9、10、11、12、13、14は磁性材からなるポールピースで、ポールピース9、12は永久磁石5、7の右側に配置し前記外側部材1、2の内側に固定してある。ポールピース10、13は永久磁石5と6との間あるいは永久磁石7と8との間に配置し前記外側部材1、2の内側に固定してある。ポールピース11、14は永久磁石6、8の左側に配置し外側部材1、2の内側に固定してある。44はセンター部材で、前記外側部材1と外側部材2との間にあって、隣同志の磁極面が同極となり、外側部材1、2に固定した永久磁石5、6、7、8の磁極の向きに対し反対にした永久磁石15、16と、この永久磁石15、16の側面および永久磁石15、16の間に配置したポールピース17、18、19よりなり、前記側板3、4間に配置してある。20は電機子で、この電機子20にコイル21、22が設けてある。前記コイル21、22は、前記永久磁石5、6あるいは7、8と同一のピッチで配置し、コイル21、22の巻き方向は前記電機子18の推力が同一方向になるように巻いてある。
つぎに、このようなボイスコイル形リニアモータの組立作業について説明をする。
外側部材1、2の端面に側板4を固定する。前記外側部材1、2の内側に永久磁石5、6、7、8を取付ける。前記側板4にポールピース17、永久磁石15、ポールピース18、永久磁石16、ポールピース19よりなるセンター部材44を取付ける。前記外側部材1、2に取付けた永久磁石5、6、7、8とセンター部材44との間に電機子20を入れ込んで側板3を外側部材1、2に固定して構成する。
つぎに、前記ボイスコイル形リニアモータの動作について説明をする。
図2における永久磁石5からの磁束Φ1は、永久磁石5からポールピース9、電機子20を経てポールピース17、永久磁石15、ポールピース18より電機子20を通ってポールピース10から永久磁石5にいたる磁路に流れる。永久磁石6からの磁束Φ2は、永久磁石6からポールピース11、電機子20を経てポールピース19、永久磁石16、ポールピース18より電機子20を通ってポールピース10から永久磁石6にいたる磁路に流れる。永久磁石7からの磁束Φ3は、永久磁石7からポールピース12、電機子20を経てポールピース17、永久磁石15、ポールピース18より電機子20を通ってポールピース13から永久磁石7にいたる磁路に流れる。永久磁石8からの磁束Φ4は、永久磁石8からポールピース14、電機子20を経てポールピース19、永久磁石16、ポールピース18より電機子20を通ってポールピース13から永久磁石8にいたる磁路に流れる。この状態からコイル21、22を励磁すると、電磁作用により電機子20を軸線方向に作動する。
このように本発明のボイスコイル形リニアモータは、永久磁石5、6、7、8からの磁束が永久磁石5、6、7、8の側面に設けたポールピース9、10、11、12、13を通る磁路に流れ、非磁性材の外側部材1、2および側板3、4に磁束が流れない。したがって、永久磁石5、6、7、8と外側部材1、2あるいは側板3、4との間に磁気吸引力が働かないので外側部材1、2に永久磁石5、6、7、8を簡単に取付けることができる。
図3は、本発明の第2の実施例を示す側断面図で、ポールピース23、24、25、26、27、28、29、30、31をコイル21、22に対向する面の断面積を狭くしている。このように構成することによりコイル21、22からの磁束をポールピース23、24、25、26、27、28、29、30、31の中央に集中させ、ポールピース23、24、25、26、27、28、29、30、31の端部の漏洩磁束を低減させることができるので、電機子の推力を向上することができる。
図4は、本発明の第3の実施例を示す側断面図で、ポールピース32、33、34、35、36、37、38、39、40、41、42、43の断面積を永久磁石に近い側を狭く、永久磁石から遠ざかるにしたがって広くしている。このように構成することにより、ポールピースとコイルとのギャップの磁束密度が均一となるので、電機子の推力方向の推力変化を低減することができる。
【0006】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によればつぎのような効果がある。
(1) 外側部材および側板を非磁性材で構成したので、外側部材への永久磁石の取付けが簡単となる。
(2) ポールピースのコイルに対向する面側の断面積を小さくしたので、永久磁石端部の漏洩磁束を低減して電機子の推力を向上することができる。
(3) ポールピースの断面積を永久磁石に近い側を狭く、遠ざかるにしたがって広くしたので、電機子の推力変化を低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示すボイスコイル形リニアモータの斜視図である。
【図2】本発明の第1の実施例を示すボイスコイル形リニアモータの側断面図である。
【図3】本発明の第2の実施例を示すボイスコイル形リニアモータの側断面図である。
【図4】本発明の第3の実施例を示すボイスコイル形リニアモータの側断面図である。
【図5】従来のボイスコイル形リニアモータの側断面図である。
【符号の説明】
1、2 外側部材、 3、4 側板、 5、6、7、8 永久磁石、
9、10、11、12、13、14 ポールピース、
15、16 永久磁石、 17、18、19 ポールピース、
20 電機子、 21、22 コイル、
23、24、25、26、27、28、29、39、31 ポールピース、
44 センター部材

Claims (3)

  1. 外側部材(1、2)の両端相互間を連結する側板(3、4)を設け、前記外側部材の対向する面に永久磁石を取付け、前記永久磁石の内側に空隙を介し、非磁性体よりなるボビンにコイル(21、22)を巻装した電機子(20)を、軸方向に移動自在に設けたボイスコイル形リニアモータにおいて、
    非磁性材からなる外側部材(1、2)および側板(3、4)と、
    前記外側部材(1、2)の内面に前記外側部材(1、2)の長手方向に着磁し隣同志を同極性にして配置した永久磁石(5、6、7、8)と、
    前記永久磁石(5、6、7、8)の側面に配置し外側部材の内面に取付けた磁性材からなるポールピース(9、10、11、12、13、14)と、
    前記永久磁石(5、6、7、8)に空隙を介し、前記永久磁石(5、6、7、8)の着磁方向と逆向きに着磁した永久磁石(15、16)とこの永久磁石(15、16)の側面に配置した磁性材からなるポールピース(17、18、19)よりなり側板(3、4)間に配置したセンター部材(44)と、
    前記外側部材(1、2)の内側に取付けた永久磁石(5、6、7、8)およびポールピース(9、10、11)と、前記側板(3、4)間に設けたセンター部材(44)との間に空隙を介して設けた電機子(20)と、
    を有することを特徴とするボイスコイル形リニアモータ。
  2. ポールピース(23、24、25、26、27、28、29、30、31)のコイル(21、22)に対向する面側の断面積を小さくした請求項1記載のボイスコイル形リニアモータ。
  3. ポールピース(32、33、34、35、36、37、38、39、40、41、42、43)の断面積を永久磁石(5、6、7、8、15、16)に近い側を狭く、永久磁石から遠ざかるしたがって広くした請求項1記載のボイスコイル形リニアモータ。
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