JPH1127920A - 電磁アクチュエータ - Google Patents
電磁アクチュエータInfo
- Publication number
- JPH1127920A JPH1127920A JP17363897A JP17363897A JPH1127920A JP H1127920 A JPH1127920 A JP H1127920A JP 17363897 A JP17363897 A JP 17363897A JP 17363897 A JP17363897 A JP 17363897A JP H1127920 A JPH1127920 A JP H1127920A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- center pole
- magnetic flux
- side plate
- electromagnetic actuator
- pole
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Reciprocating, Oscillating Or Vibrating Motors (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 漏れ磁束を少なくした構造の電磁アクチュエ
ータを提供することである。 【解決手段】 四角柱状センタポール10の四面に永久
磁石11を取り付け、この永久磁石11から所定の間隔
をあけて永久磁石11の周囲に側板12を取り付け、前
記側板12とその上下端に取り付けた基板14及び天板
15によって前記センタポール10を取り囲む磁気回路
を形成し、センタポール10と側板12との間に可動コ
イル13を配置したのである。
ータを提供することである。 【解決手段】 四角柱状センタポール10の四面に永久
磁石11を取り付け、この永久磁石11から所定の間隔
をあけて永久磁石11の周囲に側板12を取り付け、前
記側板12とその上下端に取り付けた基板14及び天板
15によって前記センタポール10を取り囲む磁気回路
を形成し、センタポール10と側板12との間に可動コ
イル13を配置したのである。
Description
【0001】
【発明の技術分野】この発明は、ボイスコイルモータか
ら成る電磁アクチュエータに関する。
ら成る電磁アクチュエータに関する。
【0002】
【従来の技術】交番電圧をボイスコイルに与え、ボイル
コイルを往復運動させるリニア振動アクチュエータは、
加振器や逆に振動を減衰させるアクティブサスペンショ
ンなどに用いられるが、一般に図4及び図5に示すよう
な構造になっている。即ち、ヨーク20a、20bの内
面に、永久磁石21a、21bが取り付けられ、センタ
ポール22の周囲に可動コイル23が配置されている。
コイルを往復運動させるリニア振動アクチュエータは、
加振器や逆に振動を減衰させるアクティブサスペンショ
ンなどに用いられるが、一般に図4及び図5に示すよう
な構造になっている。即ち、ヨーク20a、20bの内
面に、永久磁石21a、21bが取り付けられ、センタ
ポール22の周囲に可動コイル23が配置されている。
【0003】
【発明の課題】ところで、磁気回路においては、鉄心
(ヨークやセンタポール)と空気との透磁率の比は10
4 を超えることはない。従って磁束は鉄心の中だけでな
く周囲の空気中もある程度通ることになる。上記のよう
なアクチュエータの磁気回路では、図6のごとく主磁束
B1 のほかに相当の漏れ磁束B2 が生じる。この漏れ磁
束B2 は、磁石の強さ、鉄芯の飽和度等に関係するが、
側板(ヨーク20a、20b)に磁石の一方の極がある
ため発生し易い構造となっており、これ等が推力の減少
や外部機器に対するノイズの原因になることは間違いな
い。
(ヨークやセンタポール)と空気との透磁率の比は10
4 を超えることはない。従って磁束は鉄心の中だけでな
く周囲の空気中もある程度通ることになる。上記のよう
なアクチュエータの磁気回路では、図6のごとく主磁束
B1 のほかに相当の漏れ磁束B2 が生じる。この漏れ磁
束B2 は、磁石の強さ、鉄芯の飽和度等に関係するが、
側板(ヨーク20a、20b)に磁石の一方の極がある
ため発生し易い構造となっており、これ等が推力の減少
や外部機器に対するノイズの原因になることは間違いな
い。
【0004】そこで、この発明の課題は、漏れ磁束を少
くした構造の電磁アクチュエータを提供することであ
る。
くした構造の電磁アクチュエータを提供することであ
る。
【0005】
【課題の解決手段】上記の課題を解決するために、この
発明においては、四角柱状センタポールの四面に永久磁
石を取り付け、この永久磁石から所定の間隔をあけて前
記センタポールの周囲に側板を取り付け、前記センタポ
ールを取り囲む側板とその両端に取り付けた基板及び天
板によって磁気回路を形成し、前記センタポールと側板
との間に可動コイルを配置した構成を採用したのであ
る。
発明においては、四角柱状センタポールの四面に永久磁
石を取り付け、この永久磁石から所定の間隔をあけて前
記センタポールの周囲に側板を取り付け、前記センタポ
ールを取り囲む側板とその両端に取り付けた基板及び天
板によって磁気回路を形成し、前記センタポールと側板
との間に可動コイルを配置した構成を採用したのであ
る。
【0006】
【作用】四角柱状センタポールの四面に永久磁石を取り
付けているので、推力を増加できる上に、周囲を側板で
取り囲んでいるため外部への漏れ磁束がなく、またセン
タポール近辺の漏れ磁束は推力を減殺するものではな
く、むしろ主磁束に付加される方向に作用する。
付けているので、推力を増加できる上に、周囲を側板で
取り囲んでいるため外部への漏れ磁束がなく、またセン
タポール近辺の漏れ磁束は推力を減殺するものではな
く、むしろ主磁束に付加される方向に作用する。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施形態を図1
乃至図3に基づいて説明する。
乃至図3に基づいて説明する。
【0008】図1及び図2に示すように、四角柱状セン
タポール10の外面には、四角筒状の永久磁石11が取
り付けられている。この永久磁石11から所定の間隙を
あけてヨークとなる側板12がセンタポール10の周囲
に配置されており、側板12の上下端は基板14と天板
15に固定され、側板12と基板14及び天板15によ
ってボックス型のケーシングが形成されている。そして
前記永久磁石11と側板12の間には可動コイル13が
配置されている。
タポール10の外面には、四角筒状の永久磁石11が取
り付けられている。この永久磁石11から所定の間隙を
あけてヨークとなる側板12がセンタポール10の周囲
に配置されており、側板12の上下端は基板14と天板
15に固定され、側板12と基板14及び天板15によ
ってボックス型のケーシングが形成されている。そして
前記永久磁石11と側板12の間には可動コイル13が
配置されている。
【0009】上記センタポール10と永久磁石11、側
板12、基板14及び天板15によって磁気回路が形成
され、図3に示すような磁束が生じる。この場合、図6
と異なり側板12には磁石の極が無いため側板の外に漏
れ磁束が発生し難い構造となっている。またセンタポー
ル10近辺の漏れ磁束B2 は、主磁束B1 と共に推力に
利用することができる。
板12、基板14及び天板15によって磁気回路が形成
され、図3に示すような磁束が生じる。この場合、図6
と異なり側板12には磁石の極が無いため側板の外に漏
れ磁束が発生し難い構造となっている。またセンタポー
ル10近辺の漏れ磁束B2 は、主磁束B1 と共に推力に
利用することができる。
【0010】
【発明の効果】この発明によれば、以上のように、四角
柱状センタポールの四面に永久磁石を取り付け、この永
久磁石から所定の間隔をあけてヨークとなる側板で取り
囲むようにして磁気回路を形成したので、側板によって
外部への磁束の漏れを防止することができ、またセンタ
ポール近辺の漏れ磁束は主磁束と共に推力に利用できる
ので、磁束が有効利用され、推力の向上を図ることがで
き、電力消費量も節減できる効果がある。
柱状センタポールの四面に永久磁石を取り付け、この永
久磁石から所定の間隔をあけてヨークとなる側板で取り
囲むようにして磁気回路を形成したので、側板によって
外部への磁束の漏れを防止することができ、またセンタ
ポール近辺の漏れ磁束は主磁束と共に推力に利用できる
ので、磁束が有効利用され、推力の向上を図ることがで
き、電力消費量も節減できる効果がある。
【0011】そのほか、外部に磁束が漏れないので、外
部機器に対するノイズの影響がほとんどなく、ノイズ対
策を構じる必要がない利点がある。
部機器に対するノイズの影響がほとんどなく、ノイズ対
策を構じる必要がない利点がある。
【図1】この発明の電磁アクチュエータの一例を示す縦
断面図
断面図
【図2】同上の横断面図
【図3】この発明の電磁アクチュエータの磁気回路と磁
束の関係を示す模式図
束の関係を示す模式図
【図4】従来の電磁アクチュエータを示す縦断面図
【図5】同上の横断面図
【図6】従来の電磁アクチュエータの磁気回路と磁束の
関係を示す模式図
関係を示す模式図
10 センタポール 11 永久磁石 12 側板 13 可動コイル 14 基板 15 天板 20a、20b ヨーク 21a、21b 永久磁石 22 センタポール 23 可動コイル B1 主磁束 B2 漏れ磁束
Claims (1)
- 【請求項1】 四角柱状センタポールの四面に永久磁石
を取り付け、この永久磁石から所定の間隔をあけて前記
センタポールの周囲に側板を取り付け、前記センタポー
ルを取り囲む側板とその両端に取り付けた基板及び天板
とによって磁気回路を形成し、前記センタポールと側板
との間に可動コイルを配置した電磁アクチュエータ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17363897A JPH1127920A (ja) | 1997-06-30 | 1997-06-30 | 電磁アクチュエータ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17363897A JPH1127920A (ja) | 1997-06-30 | 1997-06-30 | 電磁アクチュエータ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1127920A true JPH1127920A (ja) | 1999-01-29 |
Family
ID=15964326
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17363897A Pending JPH1127920A (ja) | 1997-06-30 | 1997-06-30 | 電磁アクチュエータ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1127920A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2004040742A1 (en) * | 2002-10-28 | 2004-05-13 | Bei Sensors And Systems Company, Inc. | Closed-ended linear voice coil actuator with improved force characteristic |
JP2009267579A (ja) * | 2008-04-23 | 2009-11-12 | Panasonic Corp | スピーカ装置 |
CN103580441A (zh) * | 2013-11-19 | 2014-02-12 | 江苏无锡建华机床附件集团有限公司 | 一种电永磁高频冲击动力机构 |
-
1997
- 1997-06-30 JP JP17363897A patent/JPH1127920A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2004040742A1 (en) * | 2002-10-28 | 2004-05-13 | Bei Sensors And Systems Company, Inc. | Closed-ended linear voice coil actuator with improved force characteristic |
US8363881B2 (en) | 2002-10-28 | 2013-01-29 | Bei Sensors And Systems Company, Inc. | Closed-ended linear voice coil actuator with improved force characteristic |
JP2009267579A (ja) * | 2008-04-23 | 2009-11-12 | Panasonic Corp | スピーカ装置 |
CN103580441A (zh) * | 2013-11-19 | 2014-02-12 | 江苏无锡建华机床附件集团有限公司 | 一种电永磁高频冲击动力机构 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Effective date: 20040219 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 |
|
A977 | Report on retrieval |
Effective date: 20060222 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Effective date: 20060228 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20060627 |