JP2009267579A - スピーカ装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】小型化をしても磁気エネルギーが小さくなるのを抑制して、高音圧化を図ったスピーカ装置を提供することを目的としている。
【解決手段】磁極部10は、閉磁路磁性体11と、磁石12とを有し、閉磁路磁性体11は、互いに対向する中央磁脚11aと2つの外磁脚11b、11cとを有する日の字形状であって、第1の磁石12aを中央磁脚11aと当接させ、一方の外磁脚11bとは間隔を空けて配置し、第2の磁石12bを中央磁脚11aと当接させ、他方の外磁脚11cとは隙間16を空けて配置し、第1の磁石12aおよび第2の磁石12bは、中央磁脚11aと2つの外磁脚11b、11cの対向方向に磁気配向させ、第1の磁石12aと第2の磁石12bは、中央磁脚11a側の磁極が互いに同極になるように配置した構成である。
【選択図】図4
【解決手段】磁極部10は、閉磁路磁性体11と、磁石12とを有し、閉磁路磁性体11は、互いに対向する中央磁脚11aと2つの外磁脚11b、11cとを有する日の字形状であって、第1の磁石12aを中央磁脚11aと当接させ、一方の外磁脚11bとは間隔を空けて配置し、第2の磁石12bを中央磁脚11aと当接させ、他方の外磁脚11cとは隙間16を空けて配置し、第1の磁石12aおよび第2の磁石12bは、中央磁脚11aと2つの外磁脚11b、11cの対向方向に磁気配向させ、第1の磁石12aと第2の磁石12bは、中央磁脚11a側の磁極が互いに同極になるように配置した構成である。
【選択図】図4
Description
本発明は、小型のキャビネットで低音再生を実現するスピーカ装置に関するものである。
以下、従来のスピーカ装置について説明する。
図5は従来のスピーカ装置の分解斜視図、図6は同スピーカ装置の断面図、図7は同スピーカ装置の磁気回路の斜視図である。
図5〜図7において、従来のスピーカ装置は、2個の棒状のマグネット21を角型の上部プレート22と角型の下部プレート23とで挟持して磁気回路24を構成している。この磁気回路24は下部プレート23に設けた棒状のセンターポール部23aをはさんでマグネット21が平行に挟持され、上部プレート22の角型形状の磁気ギャップ窓22a内にポールピース部23aが内在する。そのため、ポールピース部23aと上部プレート22間に平行な2つの直線部では磁気ギャップ25を有する。
この磁気回路24にフレーム26を結合し、このフレーム26の外周部に振動板27を結合している。そして、この振動板27にボイスコイル28を結合し、このボイスコイル28の一部が磁気回路24の磁気ギャップ25内に配置している。このフレーム26の外周部には振動板27を覆うようにプロテクタ29を結合している。
この結果、2個の棒状マグネット21を有し、その磁気ギャップ25に直線部を有する外磁型の磁気回路の構成となるので、スペースの有効利用で小型化を図れるとともに、複数のマグネット21により大きな磁気エネルギーを得て高音圧化が図れる。
なお、この出願の発明に関連する先行技術文献情報としては、例えば、特許文献1が知られている。
特開2004−266337号公報
しかし、上記構成では、2個の棒状マグネット21を用いた磁気回路ギャップを形成して小型化を図れるものの、小型化をすればするほど磁気エネルギーが小さくなって、音圧が低下するという問題点を有している。
本発明は小型化をしても磁気エネルギーが小さくなるのを抑制して、高音圧化を図ったスピーカ装置を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために本発明は、特に、磁極部は、互いに対向する磁脚を有する閉磁路磁性体と、一方の前記磁脚との距離が他方の前記磁脚との距離よりも小さくなるように、前記磁脚の間に配置した磁石とを有し、前記磁石は前記磁脚の対向方向に磁気配向させた構成である。
上記構成により、磁石は磁脚の対向方向に磁気配向させているので、磁極部の厚みを薄くするために磁石の厚みを薄くしても、磁力の低下を抑制できる。減磁界の影響は、減磁界と磁束密度の比のパーミアン係数で表されるが、この減磁界の量は磁石の配向方向の距離が短くなると大きい。本発明では、磁石を薄くしても、磁石の配向方向の距離に影響を与えないように磁石の磁気配向を磁脚の対向方向としているので、減磁界の影響をほとんど受けず、磁気エネルギーの減少を抑制できる。よって、磁極部を薄くして低背化を図っても、高音圧化を図ることができる。
以下、本発明の一実施の形態のスピーカ装置について図面を参照しながら説明する。
図1は、本スピーカ装置を搭載した携帯電話の斜視図である。図1において、1は電話機本体で、この電話機本体1にはディスプレイ本体2が開閉自在に結合されている。この図1における正面側から見ると一般的な携帯電話と同じように電話機本体1には操作ボタン(図示せず)が設けられ、またディスプレイ本体2には液晶ディスプレイ(図示せず)が設けられている。また、電話機本体1の背面側にはスピーカ装置3が内蔵され、電話機本体1の外側面に設けた放音孔4から放音される。
スピーカ装置3は図2に示すように非磁性体からなるキャビネット5と蓋部6の前面の両端に放音孔7を有しており、キャビネット5と蓋部6で形成される振動空間に連通している。また、スピーカ装置3は蓋部6の上面の背面側近傍に端子板が設けられており、この端子板にボイスコイルの始終端が半田付けされる接合部8aと、外部のアンプからの信号が入力される端子部8bを形成している。
スピーカ装置3は図3、図4に示すように、振動板13に長円形状のボイスコイル14が接合され、その外周の支持部13aがキャビネット5側の段部5a、5bの接合しろに接着剤により接合されている。これによって、振動板13がキャビネット5に取り付けられる。
このキャビネット5には、蓋部6が組み合わされる。この蓋部6は端子板をインサート成形したコの字の枠形の蓋本体6aと、この蓋本体6aの上部窓を塞ぐ非磁性体の上蓋6bと、上記蓋本体6aの前面窓中央を塞ぐ前蓋6cから構成されており、その前蓋6cの両端部に放音孔7を形成するための窓部を有する。
ボイスコイル14とキャビネット5の底面との間には、ボイスコイル14の発生磁界と反発し、振動板13を振動させる磁極部10とを配置している。この磁極部10は、ヨークとして閉磁路磁性体11と、磁石12とを有する。閉磁路磁性体11は、互いに対向する中央磁脚11aと2つの外磁脚11b、11cとを有する日の字形状であって、中央磁脚11aと一方の外磁脚11bとの間で、第1の磁石12aを中央磁脚11aとの距離が一方の外磁脚11bとの距離よりも小さくなるように配置し、中央磁脚11aと他方の外磁脚11cとの間で、第2の磁石12bを中央磁脚11aとの距離が他方の外磁脚11cとの距離よりも小さくなるように配置している。特に、第1の磁石12aを中央磁脚11aと当接させ、一方の外磁脚11bとは間隔を空けて配置し、第2の磁石12bを中央磁脚11aと当接させ、他方の外磁脚11cとは隙間16を空けて配置している。この隙間16にはボイスコイル14の端部を挿入しており、また、この磁極部10の下面には磁極部10を支持する非磁性体15を配置している。
また、第1の磁石12aおよび第2の磁石12bは、中央磁脚11aと2つの外磁脚11b、11cの対向方向に磁気配向させており、第1の磁石12aと第2の磁石12bは、中央磁脚11a側の磁極が互いに同極(N極)になるように配置している。したがって、隙間には矢印の向きに磁力線が発生する。
上記構成により、第1の磁石12aおよび第2の磁石12bは、中央磁脚11aと2つの外磁脚11b、11cの対向方向に磁気配向させているので、磁極部10の厚みを薄くするために第1の磁石12aおよび第2の磁石12bの厚みを薄くしても、磁力の低下を抑制できる。減磁界の影響は、減磁界と磁束密度の比のパーミアン係数で表されるが、この減磁界の量は一般的に磁石の配向方向の距離が短くなると大きくなる。本発明では、第1の磁石12aおよび第2の磁石12bを薄くしても、配向方向の距離に影響を与えないように磁気配向を中央磁脚11aと2つの外磁脚11b、11cの対向方向としているので、減磁界の影響をほとんど受けず、磁気エネルギーの減少を抑制できる。よって、磁極部10を薄くして低背化を図っても、高音圧化を図ることができる。
また、第1の磁石12aおよび第2の磁石12bは、本実施の形態のように、中央磁脚11aに当接させずに、隙間を設けてもよい。第1の磁石12aを中央磁脚11aとの距離が一方の外磁脚11bとの距離よりも小さくなるように配置し、中央磁脚11aと他方の外磁脚11cとの間で、第2の磁石10bを中央磁脚11aとの距離が他方の外磁脚11cとの距離よりも小さくなるように配置すればよい。また、第1の磁石12aおよび第2の磁石12bは非磁性体15に配置して保持すればよい。
なお、閉磁路磁性体11は方形状の日の字形状だけでなく、円形状や楕円形状の日の字形状でもよい。また、日の字形状ではなく、ロの字形状としてもよく、その場合は、第1の磁石12aおよび第2の磁石12bの2つを用いずに一つを用いればよい。
本発明に係るスピーカ装置は、小型化をしても磁気エネルギーが小さくなるのを抑制して、高音圧化を図れ、携帯電話等の携帯機器に適用可能である。
1 電話機本体
2 ディスプレイ本体
3 スピーカ
4 放音孔
5 キャビネット
5a 段部
5b 段部
6 蓋部
6a 蓋本体
6b 上蓋
6c 前蓋
7 放音孔
8a 接合部
8b 端子部
10 磁極部
11 閉磁路磁性体
11a 中央磁脚
11b 外磁脚
11c 外磁脚
12 磁石
12a 第1の磁石
12b 第2の磁石
13 振動板
13a 支持部
14 ボイスコイル
15 非磁性体
2 ディスプレイ本体
3 スピーカ
4 放音孔
5 キャビネット
5a 段部
5b 段部
6 蓋部
6a 蓋本体
6b 上蓋
6c 前蓋
7 放音孔
8a 接合部
8b 端子部
10 磁極部
11 閉磁路磁性体
11a 中央磁脚
11b 外磁脚
11c 外磁脚
12 磁石
12a 第1の磁石
12b 第2の磁石
13 振動板
13a 支持部
14 ボイスコイル
15 非磁性体
Claims (6)
- 振動板と、
前記振動板に取り付けたボイスコイルと、
前記ボイスコイルの発生磁界と反発し、前記振動板を振動させる磁極部とを備え、
前記磁極部は、互いに対向する磁脚を有する閉磁路磁性体と、一方の前記磁脚との距離が他方の前記磁脚との距離よりも小さくなるように、前記磁脚の間に配置した磁石とを有し、
前記磁石は前記磁脚の対向方向に磁気配向させたスピーカ装置。 - 前記磁石は、一方の前記磁脚とは当接させ、他方の前記磁脚とは隙間を空けて配置したスピーカ装置。
- 前記磁極部の下面に配置し、前記磁極部を支持する非磁性体を設けた請求項1記載のスピーカ装置。
- 前記ボイスコイルの端部を前記磁石と前記他方の磁脚との隙間に配置した請求項1記載のスピーカ装置。
- 前記閉磁路磁性体は、中央磁脚と外磁脚とを有する日の字形状であって、前記中央磁脚と一方の外磁脚との間で、第1の前記磁石を前記中央磁脚との距離が一方の外磁脚との距離よりも小さくなるように配置し、前記中央磁脚と他方の外磁脚との間で、第2の前記磁石を前記中央磁脚との距離が他方の外磁脚との距離よりも小さくなるように配置し、第1の前記磁石と第2の前記磁石は、前記中央磁脚側の磁極が互いに同極になるように配置した請求項1記載のスピーカ装置。
- 第1の前記磁石を前記中央磁脚と当接させ、一方の前記外磁脚とは間隔を空けて配置し、第2の前記磁石を前記中央磁脚と当接させ、他方の前記外磁脚とは間隔を空けて配置した請求項5記載のスピーカ装置。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2008112346A JP2009267579A (ja) | 2008-04-23 | 2008-04-23 | スピーカ装置 |
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Country Status (1)
Country | Link |
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Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0531497U (ja) * | 1991-09-27 | 1993-04-23 | オンキヨー株式会社 | スピーカ用磁気回路 |
JPH0543697U (ja) * | 1991-11-08 | 1993-06-11 | オンキヨー株式会社 | スピーカ用磁気回路 |
JPH1127920A (ja) * | 1997-06-30 | 1999-01-29 | Sumitomo Electric Ind Ltd | 電磁アクチュエータ |
JP2006504388A (ja) * | 2002-10-28 | 2006-02-02 | ビーイーアイ センサーズ アンド システムズ カンパニー インコーポレイテッド | 改善された力特性を備える端部閉鎖型リニアボイスコイルアクチュエータ |
-
2008
- 2008-04-23 JP JP2008112346A patent/JP2009267579A/ja active Pending
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